■韓国映画「アシュラ」 予告
2016年公開の韓国映画
韓国では青少年観覧不可作品において、公開初週成績歴代NO.1を記録した。
架空の都市を舞台にした韓国発のノワールムービー。
悪の限りを尽くす市長、彼に翻弄(ほんろう)される刑事、
市長の犯罪を白日の下にさらそうとする検事たちが激しくぶつかり合うさまを追う。
『ベテラン』、『華麗なるリベンジ』、『生き残るための3つの取引』などのファン・ジョンミン、
『私の頭の中の消しゴム』、『監視者たち』のチョン・ウソンをはじめ、
『魔王』のチュ・ジフン、『ファントム』のクァク・ドウォンらが顔を揃え、激しい展開に圧倒される。
監督はキム・ソンス
(Webより抜粋)
私が今までに観た韓国ノワール映画「ファイ」、「チェイサー」に続いて
俳優たちの迫真の演技に釘付けになりました。
正義感のある役柄が多いファン・ジョンミンさんも前回観た「生き残るための3つの取引」
に続いての悪役が多重人格者のようで本当に凄いです。
検察と市長の板挟みとなったドギョン(チョン・ウソン)の行き場のない結末も悲しくて、
そのドギョンを慕っていたソンモ(チュ・ジフン)も次第に人が変わってしまう悲哀。
このチュ・ジフンさんが悪となったときの演技はカッコよさも加わってゾッとするほどでした。
後半に行くほど、もがけばもがくほど、深みにはまっていくドギョン。
この映画もとても印象に残りました。
■STORY
アンナム市の市長パク・ソンべ(ファン・ジョンミン)は市長と言う立場を利用して
数々の不正や悪事に手を染めてやりたい放題。
市長パク・ソンべの下で働く刑事ドギョン(チョン・ウソン)は、
末期ガンに侵された妻の治療費稼ぐために市長の裏工作処理の仕事を請け負って
市長から賄賂をもらっていた。
どうにかしてこの市長を検挙しなければいけないと考えていたのは検事の
キム・チャイン(クァク・ドウォン)と検察捜査官ド・チャンハク(チョン・マンシク)だった。
ある日、ドギョンは同僚刑事を誤って屋上から転落死させてしまう。
これを目撃していた検事のキム・チャインと検察捜査官ド・チャンハクは、
バラされたくなかったら捜査への協力をするように刑事ドギョンを脅迫して迫った。
市長パク・ソンべの命令と検事のキム・チャインから市長の犯罪行為に関する証拠を
持ってこいという脅しに板挟みとなったドギョンは更なる深みにはまっていく。
しかし、ドギョンの代わりにソンモ(チェ・ジフン)という部下が出来た市長パク・ソンべは
用済みとなったドギョンを抹殺しようとアジア系マフィアを雇う。
人は一度弱味を握られてしまうとその弱みにどんどんと付け込まれ、
抜け出せなくなってしまう恐ろしさがあり、 市長に見捨てられたドギョン、
捜査のためには拷問の脅迫と手段を選ばない検事のキムたちによって
破滅へと転落していくのだった。
ドギョンとマフィアのカーチェイスは火花が上がる迫力のあるシーン。
失うもののなくなったドギョンがぼろぼろになりながらマフィアや市長に
立ち向かって行く姿は圧巻。
そして、ドギョンを慕っていたソンモまでもが人が変わっていき、
ドギョンと対峙することとなるが・・・。
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