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これが私の決断 By Myself 自分で考えるウクライナ情勢

2022-03-15 05:06:54 | 日記
3月17日 木曜日
(👨中ごく政府も軍産複合体も、
さまざまな武器の威力を、
目を凝らし息を飲んで注視している。)


3月16日 水曜日
「By Myself.
私自信で考えてした行動です。」
ロシア人女性がロシアテレビに乱入。
手には「戦争反対」のプラカード。

👩そうだ、By Myself‼️
自分自身で考えて決めて行動する。
強権国家、強権政治、強権体制では
By Myselfができない。
それって、人間の人間としての
進化と成長をとめてやしないか⁉️

強権国家とは暴力と情報統制で国民を見えない石に縛り付ける国。
見えない鉄格子の中に国民を幽閉する国。
国民に By Myselfをさせない国。
国民に By Myselfをさせたくない国。
国民が自分自身で考えて決めることを怖れる大統領がいる国。


ANN NEWS
ロシアテレビ乱入「戦争反対」女性が釈放…最高15年の禁錮刑の可能性も
[2022/03/16 18:30]

 ロシアの国営テレビで反戦のポスターを掲げて乱入した女性に約3万円の罰金が科されました。これから、さらに厳しい処分が下される可能性もあります。

 その女性は釈放された後も反戦の姿勢を崩しませんでした。

 釈放されたマリーナ・オフシャンニコワさん(44):
「❇️私が決めた反戦行動です。
❇️私自身で決めた行動です。
❇️私はロシアが始めたこの侵略が気に入りません。
❇️本当にとてもひどいことだと思います」

 ロシア国営テレビの職員、マリーナ・オフシャンニコワさん。人権監視団体によりますと、番組の編集長兼プロデューサーで番組制作に携わる責任者の1人とみられます。
 今月4日以降、事実上、反戦報道が禁止されているロシア。「侵略」「侵攻」「戦争」と呼ぶことは禁止され、ロシア軍に関する「偽情報」を拡散すると最高15年の禁錮刑に罰せられます。
 そんな厳しい情報統制のなか、国営テレビの看板番組で起きた異例の反戦行動。
 プラカードには英語で「戦争反対」。ロシア語で「プロパガンダを信じないで。あなたはだまされている」などと書かれていたほか、身柄拘束後には関係者を通じてプーチン大統領を批判する動画も公開しました。
 マリーナ・オフシャンニコワさん:「今ウクライナで起きていることは犯罪です。ロシアは侵略者であり、すべての責任はプーチンにあります。この戦争を止められるのは私たちだけです。抗議デモに参加しましょう」
 厳しい処分が科されるのではと懸念されるなか、オフシャンニコワさんは罰金約3万円の有罪判決を言い渡されて釈放された。
 罪に問われたのは動画でデモへの参加を呼び掛けた。
 厳しい処分がなく、釈放されたことについて専門家は…。
 ロシア情勢に詳しい筑波大学・中村逸郎教授:「穏便な形で済ませようとしているということです。ロシア全土で反戦運動が広がっていますので、今回の女性に対して厳しい、例えば禁錮刑などを与えたりすると、反戦運動がより激しいものになっていくという危険性があるとプーチン政権の方は警戒を強めているわけです。彼女に科した罰金刑でどのくらいの影響力があるかということを見極めたうえで、さらに厳しい処罰を与えるかどうか段階的に見ていきたいという意向だと思います」
(👴有名人が国民が今すべき事の手本を示せば
国民は反戦の方法を学ぶ。)

ロシア海軍の『戦車揚陸艦(せんしゃようりくかん)』や、
アメリカ海軍の新型強襲揚陸艦とは❔
敵地に兵員、戦車、甲装車などを送り込む船艦のこと。
ロシアは、ウクライナ南部から攻撃を掛ける。

欧州が戦火事に見舞われないようにするには、
「ミンスク3」のようなものが必要になるかもしれません。
(週刊文春2月24日号「そこからですか⁉️」池上 彰)


オリガルヒとは❔

👨ロシアのオリガルヒには
大きく分けて2種類ある。
1つは、ソ連崩壊後の1990年代、
当時のエリツィン政権下で登場した富豪たち。

2つ目は、2000年にロシア大統領に就いたプーチン氏との
近い関係者によって蓄財した人々だ。

1つ目のエリツィン系富豪の中からは
反戦の発言が発せられている。
エリツィン系のロシア富豪たちは、
プーチン政権から離れていってくれるのだろうか❔
世界が注目している。

👩パパ、その情報はどこから❔
👨産経新聞。『ロシアの新興寡占資本家
米欧(👨欧と米が逆転→主はアメリカなんだな)
米欧 (が)オリガルヒ(を)締め付け(る)』(第3面)

👧なぜ❔世界がオリガルヒに注目しているの❔
👩回り回ってオリガルヒのお金で
プーチン政権が戦争を続けるために武器弾薬を買い、
オリガルヒのなかの『国策軍需財閥』が、
武器弾薬を製造するからじゃない❔
わかんないけど想像。
👧そりゃ、困る。
ロシアの大富豪、オリガルヒのおじさん、おじいさんたち、
プーチン大統領にもうこれ以上武器を持たすな‼️
地球が原始人に戻り、武器がこん棒や矢じりに戻ってもいいのか‼️
この間にプーチン核戦争があるから時代が原始時代に逆戻りってか⁉️)


オリガルヒとは、
「寡頭制」を意味するギリシャ語にちなむ。
元来は1991年のソ連崩壊に伴い
行われた急進的な市場経済化のなかで、
国営企業の民営化に巧みに便乗するなど、
莫大な富を築いた新興財閥のトップたちだ。

彼らオリガルヒは、1990年代、
ロシア政治やロシアメディアへの影響力も強化、
政商として台頭した。幅をきかせた。
(👧「政商」❔)

プーチン氏は、
(👨最近、産経新聞は
プーチン大統領のことを大統領と呼ばないね。)
プーチン氏は大統領就任後、
治安当局も駆使して
彼らオリガルヒの整理(👧整理❔)
と統制に乗り出した。
さまざまな事件や紆余曲折があり、
「ロシア政権の言いなりのオリガルヒだけが生き残ること」
が許された。
ウクライナ侵攻後ここにきて
「エリツィン系オリガルヒ」から
ウクライナ侵攻に否定的な意見が出ている。
(👧ふうん。どんな❔)

👑アレクペロフ氏率いる
民間石油大手
👑「ルクオイル」は
❇️「ウクライナでの悲惨な出来事を懸念する」
❇️として停戦を訴える声明を出した。

ロシア金融大手 
👑「アルファ・グループ」
👑創始者のフリードマン氏も
❇️「戦争は決して答えにならない」
❇️と表明。


👑英サッカークラブ
👑「チェルシー」
👑オーナーのロマン・アブラモ・ビッチ氏(ロシア人)は、
❇️サッカークラブを売却して
❇️ウクライナの被災者支援に充てる
❇️と発表した。

「プーチン系オリガルヒ」は
水からの地位や富を
全面的にプーチン氏に負っており、
反戦の動きは(たとえあっても)
公になっていない。

①「エリツィン系オリガルヒ」が、
本格的にロシア政権から離反し、
🌕️情報・特務機関や
🌕️軍の不満分子と
結び付くようなことがあるか⁉️
②「プーチン系オリガルヒ」のあいだにも
ウクライナ侵攻への反発が広がるか⁉️
こうしたこと(①、②)が
ロシア内政の今後(→ロシア政権の崩壊→民主化)の
鋼鉄の扉を開ける鍵の1本となる。

(👧👦そうだよね、国民だけじゃ無理。
世界のために
ロシアの企業の社長さんが動かなきゃ🍀🌍️🌍️🍀

👨以上のことを
産経新聞の遠藤良介氏が
日本人である僕と僕の家族に教えてくれた。
ありがとう。
👩👧新聞記者ってかっこいいなあ。
👨僕は❔
👧👩パパも新聞を読んで賢くなったから
とっても頼りになるし、かっこいいよ❤️
👨侵攻は、明日は我が身だものな。他人事(ひとごと)じゃない。
👴👩👧同感。)


プーチン政権を支えるオリガルヒの職業
1.民間石油大手
2.アルミ大手
3.金融大手
4.スポーツクラブ

5.ロシア国営石油企業
6.ロシア国策軍需財閥
7.ロシア国営天然ガス企業
8.ロシア民間軍事会社「ワグナー」
(敬称略)






(👨ロシア、プーチン大統領による
ウクライナ侵攻を止めるには❔
中ごくがロシアに加担し
ロシアに武器を送ったら世界は
メチャクチャになる‼️
これについて皆さんがチャットをやっているが、
5W1Hがなかったり、嘆きのようなものはまだいい。
ふざけたものや揶揄ばかりで、
ウクライナ侵攻を止めるにはどうしたらよいと思うか
という問いに対して考えた努力のあとや
答えを導くような意見がちっとも書かれていない。 
紙面がもったいないくらい書かれていない。
がっかりしてしまった。自分にもがっかり。)


TBS NEWS
ロシアはなぜ戦争に踏み切ったのか?
ロシア軍ウクライナ侵攻の裏側【報道特集】
3月5日 9時00分
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2月24日、ウクライナへのロシア軍侵攻が開始されました。
ロシア・プーチン大統領が侵攻に踏み切った背景。
そして、今回の戦争に対して世界はどう反応するのか?
ロシア軍ウクライナ侵攻、その裏側に迫ります。

■ロシア軍ウクライナ侵攻の裏側
(1) ロシア軍指揮官の人物像

ロシア側の軍事作戦をすべて指揮しているのが、
プーチン大統領の懐刀と言われ信頼も厚い、
ロシア軍トップのゲラシモフ参謀総長です。
自衛隊トップとしてゲラシモフ氏と何度も会談した人物、
3年前まで統合幕僚長を務めていた河野克俊氏にゲラシモフ氏の人物像を伺いました。

ーーゲラシモフ氏はどんな人物?

河野克俊・前統合幕僚長:
非常にエネルギッシュでパワフル、
そしてプーチン大統領に対する忠誠心が非常に強い人です。
ある意味、戦略家ですよね。
もともと戦車が専門の人ですが、
幅広い(知識がある)人です。
接した感じは非常に素朴な雰囲気ですが、
ある種の底知れぬところを持った人物でありました。

2013年、ゲラシモフ氏は
従来の戦争の概念を覆す戦略を打ち出しました。
「未来の戦争は、情報戦など非軍事的手段が軍事力の行使と同じくらい広く用いられ、
境界はますます曖昧になる」
という「ゲラシモフ・ドクトリン(原則)」です。

この新戦略は2014年のクリミア半島併合の際に実行され、
今回の戦いにも適用されたと河野氏は見ています。

河野氏:
サイバー攻撃やフェイクニュースなど
正規軍以外を駆使して戦うハイブリッド戦と言われる戦い方です。
(ハイブリッド戦の特徴は)
まずはサイバー攻撃であらゆるシステムをダウンさせます。
そしてフェイクニュースを流したり、
電波妨害をかけます。
正規軍以外を駆使しながら、
最終的には(クリミア半島を)抑えました。
今もそういう戦術を常套手段として実行しているのではないでしょうか。

今回のロシア軍侵攻の直前、
ウクライナ政府機関のホームページが閲覧できなくなりました。
また、親ロシア派によって、
東部ドネツク州で
ウクライナ兵に攻撃されたとする動画が
投稿・拡散されていると言います。
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河野氏は今回のハイブリッド戦について、
かなり前から計画されたものだと読んでいます。

河野氏:
2月は道路が凍結しているため戦車を動かすことができます。
そのため(昨年)10月から2月、3月を狙って部隊を展開し、
NATOやアメリカとの交渉も行いながら
交渉決裂しても軍事的な行使が行える今の時期を選んだと思います。

さらに、軍事行動に出てもアメリカは直接介入できないと判断したのではと、
河野氏は見ています。

河野氏:
ロシアは核大国です。 
もしアメリカが(軍事)介入するとなると
(第二次世界大)戦後、
初めて核保有国同士の超大国が衝突することになります。
展開によっては核戦争までエスカレートする可能性も秘めているのです。



■ロシア軍ウクライナ侵攻の裏側
(2) プーチン大統領の狙いはどこにある?

2月24日、
プーチン大統領は特別軍事作戦を発表したテレビ演説の中で
「我々の抗議に対してNATOは拡大し続けた。
NATOはアメリカの道具だ」
と強調しました。

外務省で長年ロシア畑を歩んできた東郷和彦氏は、
ロシアと対立するNATOを
繰り返し批判したプーチン大統領の考えについて、
次のような分析をしています。
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静岡県立大学グローバル地域センター・
東郷和彦客員教授:
(プーチン大統領は)間違いなく、
ソ連が持っていた大国感を復活させたいんだと思います。
ロシアは尊敬に値し、物事の決定の中心にいるべき国なんだ
と考えているのではないでしょうか。

第二次世界大戦後、
アメリカとソ連は
NATOとワルシャワ条約機構という
2つの軍事同盟によって
対立を極めていました。
しかし、1991年にソ連崩壊とともに
ワルシャワ条約機構も廃止されました。

ーーロシアはワルシャワ条約機構解体に伴い、
当然NATOも解体するだろうと考えた?

東郷教授:
ロシアの立場からすれば当然そう考えます。
平和を希求し、
市場経済を形成する民主主義国に向かっていくのだから、
もう西側と敵対する必要がないため
ワルシャワ条約機構をやめますと言いました。

しかし、NATOは存在し続けました。
さらに、プーチン大統領の考えを推し量る上で重要なのが、
1997年にロシアとNATOの間で合意された基本文書だと言います。

東郷教授:
これからロシアとNATOは敵ではないという、
ロシアを含めた新しい組織を作りましょう、
という合意に至りました。
それにもかかわらず、
旧ソ連圏の国が次々とNATOに加盟し、
勢力を東方に拡大します。
そして、かつての“兄弟国”であるウクライナまでがNATOへの加盟を求めました。
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こうした動きにプーチン大統領は
「NATOは1インチも東に拡大しない
と約束したが、
我々は騙された」
と怒りをあらわにします。

東郷教授:
その後のさまざまな経緯のなかで、
NATOは今、
ロシアのみを排除するヨーロッパの安全保障を作ろうとしています。
(ロシアが)一番弱い時期に10年、
お互い歩み寄りました。
しかし、その10年の間で耐え難いところまで押し込んできたのは
ヨーロッパだとプーチン大統領は主張しています。

プーチン大統領は現在もNATOの軍備を
1997年の水準に戻すよう要求しています。

ーー客観的に見るとウクライナがNATOに加盟できるとして
10年くらいかかるであろうと言われている状況で
(ロシアは)なぜ前のめりになったのか?

東郷教授:
今までウクライナがNATOに加入できていないのは、
NATOの運営規程の中に
「民族問題を抱えてる国は入れない」
と書いてあるためです。

ウクライナには
親ロシア派が支配する「ドネツク」「ルガンスク」という2つの地域があり、
民族問題を抱える国としてすぐにNATOに加盟できる状況ではありませんでした。
しかし、この2つの地域が独立した国となって切り離されると、
ロシアにとって都合の悪い状況になる 
と東郷氏は言います。

東郷教授:
ドネツクとルガンスクが
ウクライナから離れた場合、
ゼレンスキー大統領としては
自分の管轄の中から異分子がいなくなるわけです。
そうなると、
ウクライナの民族問題が解決し、
NATOに加入しやすい状況になります。
だから手遅れになる前の今、
手を打つしかないと考えたのではないでしょうか。




■ロシア軍ウクライナ侵攻の裏側(3)
世界はどう反応する?
世界各国で反戦デモ

今回のウクライナ侵攻に対しては
ロシア国内でも反対の声が上がっています。
モスクワなどロシア全国の40か所以上で反戦デモが行われました。
しかしながら、
治安当局はデモを厳しく取り締まり、
1700人以上が拘束されました。
(2月26日時点)

さらに、
❇️ロシアの著名人たちからも反対の声が上がっています。

❇️平昌五輪フィギュアスケート女子・銀メダリストのメドベージェワ選手は
「悪い夢のように、一刻も早く全てが終わることを願っています」
とインスタグラムに投稿しました。

❇️ノーベル平和賞を受賞した独立系メディアの編集長・
❇️ムラトフ氏は
「悲しみとともに恥を感じる」
と表明しています。
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さらに、
ロンドン、パリなど世界各地で
反戦デモが行われ、
ニューヨークや渋谷では、
ロシア出身の人たちも集まり
抗議の声をあげています。

ニューヨーク・デモ参加者:
私の家族はロシアとウクライナの国境近くに住んでいます。
🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️
家族、そしてウクライナの人たちを
助ける方法がわかりません。
🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️

渋谷・デモ参加者:
ウクライナは私の一部なんです。
私の母はウクライナ人です。
日本でいうならこの戦争は、
東京都民と京都府民が戦争をするのと同じことです。
絶対反対です。

ウクライナ人が代表を務める大阪市の
ベンチャー企業「ゼンマーケット株式会社」でも、
反戦デモを行う準備を進めているといいます。

❇️ゼンマーケット(株)代表取締役 
❇️スロヴェイ・ヴィヤチェスラブ氏:
これから大阪で戦争反対のデモを行いたい。
メディアの力も借りながら、
ウクライナの立場を主張したい。

❇️同代表取締役ナウモヴ・アンドリイ氏:
❇️非常に腹立たしい気持ちです。
❌❌宣戦布告もせず、
❌❌しかも一般国民が避難する時間を1分も与えてもらえず、
(プーチン大統領がウクライナを)攻撃したことは
決して忘れることはないです。
許すこともできないです。

ゼンマーケット(株)にはロシア人社員も在籍しています。
ロシア国内のデモで多くの人が拘束されたこともあり、
顔を隠すことを条件に取材に応じていただきました。
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ロシア人の社員:
日本にいるロシアの友達はみんな戦争反対と声を上げています。
ウクライナとロシアは兄弟国なのでロシア人だからこそ、
本当に毎回ニュースを見るたびに心が裁かれたような感じになります。


■ロシア軍ウクライナ侵攻の裏側(4)
アメリカ・NATOはどう動くのか?

2月24日、アメリカ・バイデン大統領は
「米軍はウクライナにおけるロシアとの紛争には関与しない」
と表明しており、  

NATOもアメリカ同様、加盟国でないことを理由に
ウクライナには派兵しないと表明しています。

NATOで副事務局長、アメリカ国務省で国務次官を務めた、
ローズ・ゴットモーラー氏は、 
「たくさん兆候はありましたが、
軍事侵攻は回避できるのでは?
という希望を持っていました」
と語っています。

2月14日には、
ロシア・ラブロフ外相は
プーチン大統領に対して、
NATOとアメリカとの交渉を続けるよう、
提案していたと言います。

ゴットモーラー氏:
あのときはプーチン大統領も
「分かった、OK」という感じで、
外交による解決を図る姿勢でしたが、
その週末のどこかの時点で考え方が変わり、
ウクライナへの恐ろしい行動に出る決断をしてしまったのです。
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その変化を示すように週が明けると 
プーチン大統領は
「今日の安全保障会議の主な目的は、
我々の同胞に話を聞いて、
方向性において次のステップを決めることです」
と発言し、
安全保障会議で
閣僚ら1人1人に、
ウクライナのドネツクとルガンスクを
独立国家として承認するか確かめる場面が放送されました。

ゴットモーラー氏:
(プーチン大統領は、)
今こそ侵攻する時期だという判断に至ったのだと思います。
今回のことはロシアではなく、
ウラジミル・プーチンが望んだことなのです。
ロシアの指導部が正気を取り戻し、
少なくとも以前の状態に戻す必要がある
という判断に至ることを願っています。(👧誰が❔) 
でも、私には孤立への道を突き進んでいるように見えます。(ロシアが)



■ロシア軍ウクライナ侵攻の裏側(5)
カギを握るとされる中ごくはどう動くのか?

国際社会が相次いでロシアを非難するなか、
カギを握るとされるのが中ごくの存在です。

汪●斌・報道官は
「ウクライナ問題には歴史的経緯があり、
ロシアが安全保障に合理的な懸念を持っていることはわかります」
と発言しています。
2月4日には、
北京オリンピックの開会式に合わせて行われた、
中ロ首脳会談において
「NATOのさらなる拡大に反対する」
と共同声明に明記するなど、
(中ごくはロシアとの)結束を強めていました。
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しかし、在中ごく日本大使館の参事官などを務めた経験もある、
日本国際問題研究所客員研究員・津上俊哉氏は、
中ごくの姿勢は定まっていないと指摘しています。

ーーロシアの侵攻を中ごく政府、
中ごくのトップたちはどのように受け止めているのか?

津上氏:
👉️👉️中ごくのウクライナに関する対処方針、
👉️👉️ものの見方がブレたのでは?という感じがします。

津上氏がこのように指摘するのは、
2月19日に開かれた、
各国首脳らが、
外交上の懸案を話す、
ミュンヘン安全保障会議で、
中ごく・王●外相が、
「各国の主権や独立、
領土の保全は尊重されるべきで、
ウクライナも例外ではない」
と発言したためです。

津上氏:
👉️👉️王●外相は、
👉️👉️明らかにロシアの行動に釘を刺すような発言をしました。
これは、
👉️👉️欧米の反発が想像を超えていたため
👉️👉️「(ロシアと中ごく‼️)お前らやっぱりグルの悪党だ」
という感じで見られると、
👉️👉️ものすごく中国の立場が悪くなるため
👉️👉️軌道修正した方がいいということになったようです。

もう1つ、
ウクライナは中ごくが打ち出す経済圏構想=
「一帯一路」に参加しており、
空母「遼寧」を中ごくに売却するなど、
👉️👉️中ごくとウクライナには
👉️👉️深い関係があることも
👉️👉️王●氏の発言の背景にあると見られています。
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しかし、王●氏の発言の5日後、
❌❌❌❌❌❌❌❌❌
ロシアは軍事侵攻を開始してしまいました。

津上氏:
中ごくが仮に
「ロシアは軍事侵攻するぞ」
とロシアの動きを読めていたのであれば
(NATOを牽制する)共同声明は出さなかったはずです。
「ロシア、そこまでやるの?」という、
“裏切り”ではないものの、
👉️👉️“読み違え”が生じたため、
👉️👉️中ごく側としては少しアタフタする感覚があるのだと思います」
 
さらに、
アメリカの出方次第では、
中ごくの台湾政策にも大きく影響する
と津上氏は見ています。

津上氏: 
⚠️⚠️中ごくはアメリカ主導の国際秩序、
⚠️⚠️アメリカの覇権を終わらせるんだということに
🔥🔥強い情念があります。
そのため、
👉️👉️今回のロシア侵攻で
👉️👉️アメリカの出方を確認したいようです。
「ほら見ろ。やっぱり(アメリカは) 
ここまでしかできなかった」 
と確認出来たとすると、
台湾問題でも
(中ごくの)(👧武力)強硬派は
「ガッツを見せろ」(👧台湾を侵略しろ‼️)と、
(👧中ごくの武力)執行部に圧力をかけるということが
おそらく間違いないことだと思います。
(👧中ごくもどうしようもない国だね⤵️⤵️)
(報道特集 2月26日放送より抜粋・編集)
※情報提供は番組ホームページまで





NHKスペシャル
いざ、”世界”と出会うダイナミック体験を。
緊迫ウクライナ ~瀬戸際の国際秩序~(前編)

NHK
2022年3月3日 午後6:24 公開
(2022年2月27日の放送内容を基にしています)

<緊迫ウクライナ 瀬戸際の国際秩序>
砲弾におびえる夜が続いています。
平和な日常を突然絶たれたウクライナ。
命の危機にひんする女性や子ども達の姿がありました。

「大きな爆弾の音で目が覚めた。
戦争だってわかっている。
死ぬのは嫌だ」

👉️👉️世界のリーダーや
👉️👉️識者の多くが
👉️👉️見通せなかったロシアによる突然の軍事侵攻。
☠️☠️世界の秩序がいま大きく揺らいでいます。

首都キエフでは
今も市街戦が続き、
2月26日(2022年)の時点で
子どもを含む198人が亡くなりました。
国連は
国外に逃れる人が
400万人に上る恐れがある
と警告を発しています。

ウクライナによって虐げられたロシア系住民を保護するという名目で
軍事侵攻に踏み切ったロシア。
第2次世界大戦で
ナチスドイツが
ポーランドに侵攻した時以来の衝撃だとする声も上がっています。

⚠️⚠️長年築いてきた国際協調体制が瓦解し、
⚠️⚠️力で現状変更を迫る時代になるのではないかと、
⚠️⚠️専門家の間で懸念が広がっています。

アメリカやヨーロッパ各国は、
最も厳しいとされる経済制裁で合意。
ウクライナに対する武器の供与も拡大させています。

世界は危機を食い止めることができるのか⁉️

🔥緊迫するウクライナ、
🔥ロシアの軍事侵攻の行方を探ります。

鴨志田キャスター
「『私は完全に読み誤っていた。
ロシアがウクライナに本気で侵攻するなど、
最後まで信じていなかった』。
これは
国連のグテーレス事務総長の発言です。
世界の大方の予想に反して、
ロシア軍が大規模侵攻に踏み切って3日が過ぎました
(2022年2月27日現在)。
今や首都キエフの近郊に集結し、
市街戦にまで発展する様相を見せています。
外交を通じた事態の解決を模索してきた国際社会では、
プーチン大統領の暴走を前に、
衝撃と怒り、
そしてこれまで世界が寄って立ってきた国際秩序が、
音を立てて崩れていくことへの不安も広がっています」

(👩☺️☺️☺️☺️
それならみんなでどうしたら善いか考えるの。
人間は2つのことを同時に考えることはできません。
頭が割れるくらいに考えて、考えて、
そうすれば不安がっている場合ではありません。
一生懸命考えていれば不安など払拭されます。
あと、自分が不安に感じる場所を突き止めるのです。
そこを整備すれば、風穴があくと思います。
「人間は考える葦である。」
私たちもウクライナ情勢をただ傍観しているのではなく、
さまざまな地上波ニュースやYouTubeに真剣なコメントを付けることが必要です。
戦争は何も知識人の意見ばかりで解決するわけではありません。
一般の人たちの中にも
目を見張るような、
目から鱗が落ちるような、
即戦略になるような貴重な意見がある可能性が高いです。
政府の人や政府御用達の知識人は
ウクライナ情勢に関するニュース、YouTubeのコメントをよく読んで‼️
関係者:実はもうだいぶ前から参考にさせていただいております。
👩そうか、良かったわ。今は「こんなにひどいことをされた」「悲しかった」「怖かった」「可哀想」「許せない‼️」というコメントは充分に世界中に伝わったから今はいらない。
だからどうするのか❔
なぜ、どんな時系列を辿って、このような侵略になってしまったのか❔
1つ1つもとを辿って解決していけば、
停戦の糸口がつかめるかもしれません。
難しい長文問題は、文節に切って小さくして、
1節1節、1語1語、読解していきます。

たとえば武田信玄と上杉謙信の『川中島の合戦』。
合戦において、攻める側には理由があり、 
目的がある。 
その目的が達成されたか、
達成されなかったのかが、
合戦の勝敗を判断する根拠になる。
そのときの合戦だけに限定すれば勝ちであっても、
大きな流れで見たときには実は負けだったということもある。
重要なのはその合戦の目的とは何か❔
そしてその目的が達成されたのか❔
達成されていないのか❔
ということに尽きる。
プーチン大統領も習●平氏も、
世界制覇を計画。
今はもう21世紀で
戦国時代ではないのに。
脳内が戦国時代の武将の大統領と、
現代の進化した国民。

制裁して苦しむのはロシア国民でしょう。
制裁も一種の言葉なき暴力でしょう。
制裁は一方的で、話し合いではないです。
まあ、プーチン大統領が話し合いに合意しないのだから仕方ないのかもしれないけれども。
ロシア国民のために、
もう少し清濁併せ飲む話し合いをするのはどうですか❔
プーチン大統領を追い詰めすぎると、
プーチン大統領は核のボタンを押してしまうよ。

まず、何のために、
プーチン大統領によるウクライナ侵攻をとめるの❔
自分の国のため❔違うでしょう。
目的は何❔
👨世界中が平和になるため。
世界平和が目的。
👩それでは世界の中にロシアも入るから
ロシアをぶっ潰してはダメでしょう。
ロシアの大地の上にはロシア人が。
考え直してもらうか
やめてもらうのは、
プーチン大統領と側近の皆さん。
だいたい、ロシアに武器を送っているのはどこの国❔
どこの企業ですか❔どなたですか❔
👨それが僕は勉強不足で、知らないんだ。
👴ワシも知らん。プーチン大統領に武器を渡すのは誰だ❔
👦プーチン大統領に武器を持たせないでください。

👧プーチン大統領にこれ以上武器を持たせないでください。
これ以上、野獣に餌を与えないでください。
より以上元気になってしまいます。

👩武器商人の方々も
もう武器を売るのはよしなよ。
武器を作って売るのはダメだよ。
「我々はロシアなどから
お金をいただいてます」って
すまして言うかもしれないけれども。
間接的に人殺しをしていることには
変わりないじゃないか‼️
人間の一番大切な家庭・家屋や、
次世代に引き継ぐためにものすごく大切な
歴史的建造物も壊してさ‼️
なにしろやり方が卑怯だよ‼️)

ネバーギブアップ。諦めないよ。
もうさ、戦争なんかもう誰もしてはならない世界法規を作る。
武器商人・軍産複合体:
「戦争をなくしたら
自分たちは儲からないじゃないですか‼️
これからどこから利益を得ればいいんですか⁉️」
👴👨👩👧👦
「知らん‼️頭脳明晰なんでしょう。
自分で考えるのよ‼️
ワールドシフト、進化せよ」
きっと世界は、
あなた方の答えにかかっているのよ。
戦争なんか、下らない‼️
戦争なんか、過去の遺物、遅れてる‼️
AI機器を作る企業も同罪だからね‼️
キーワードは『❌間接的』。
戦争や監視にじぶんとこの製品を使わず、
もっと災害とか、
人類のためになることに使いなさいよ‼️

👨お義父さん、ママ、
やはりプーチン政権を倒すしか
方法はないみたいだよ。
しかし、ロシアのおじいさん、おばあさん、
おじさん、おばさんを中心に
いまだにプーチン大統領を支持する国民が多いそうだ。
あとまだロシアの国民が生活に困窮していないから
ロシア政権が倒されない。
これから経済制裁がどのくらいロシア国民に
影響を及ぼすかが、
ロシア政権の岐路(分かれ道)だそうだ。

ウクライナ侵攻が終わるのは、
ロシア・プーチン政権の打倒か❔
プーチン大統領が核ボタンを押すか⁉️

👴👩👧👦
ものすごく危険な状態なんだね‼️
👨そうだよ。

プーチン大統領は苦戦と経済制裁にぶちギレている。

プーチン大統領は、暗殺されることを恐れている。

共に行動しているのは40数名の護衛と
一部の側近のみ。

側近の中にはKGB時代の同僚がいる。
その同僚は危険人物だ。

ロシア軍は殺傷能力が高い爆弾に切り替え、
核兵器使用もあるぞと脅かす。

プーチン大統領はウクライナを自分のものにするという目的より
ウクライナを全滅させることに目的が変わったのでは❔
「鳴かぬなら殺してしまえ」⁉️

この戦争はロシアもウクライナも
情報戦争である。
FRIDAY情報紙には、
情報の正確さを見極めることだと書かれています。

キエフ西方では
欧米諸国からの支援をとめるために、
ロシア軍による無差別攻撃が行われている。)


ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
「無差別爆撃」の解説
無差別爆撃
むさべつばくげき
indiscriminate bombing
軍事目標と非軍事的な施設や民衆とを区別することなく爆撃すること。元来はハーグ陸戦規則や海戦規則の国際法で禁じられているものとされるが,これらの規定は航空機の今日のような発達や,原水爆の出現以前に締結されたものであるから,厳密には適用できないという考え方もある。 1923年日本,アメリカ,イギリス,フランス,イタリア,オランダの6ヵ国で審議された「空戦に関する規則」はより明確に無差別爆撃の違法性を規定しており,現在一応の規準となっているが,これは草案にとどまっている。近代国家における生産力の発達と国民的軍隊の創設によって,軍事力の破壊だけでは戦争の終結がつかなくなり,総力戦の様相を呈するようになった。それに伴って戦争手段も生産力の破壊,国民の戦意喪失が必要となり,規定は守られていない。第2次世界大戦でのドイツのV兵器攻撃,アメリカの広島,長崎への原子爆弾投下,ベトナム戦争でのアメリカの爆撃など,いずれも戦略上正当視する見解から,人道上無条件に否定する考え方まで議論が分れている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ)「無差別爆撃」の解説
無差別爆撃
むさべつばくげき
carpet bombing
兵力その他の軍事的目標と、一般の人民・民生とを区別せずに行う空中爆撃で、国際法上は一般的に禁止されている違法な攻撃にあたる。軍隊、軍事工作物、軍事建築物、貯蔵所、武器弾薬など明らかな軍需品を製造する軍需工場、軍事用に使用される交通線・運輸機関などは軍事目標物として、その所在のいかんにかかわらず攻撃は適法である。また、これらに対する爆撃に際し、故意ではなく、付随的に平和的人民や財産に害を及ぼすことも違法ではない。これに反して、両者の区別なしに攻撃を加えることは違法になる。ただ最近は軍事目標も多岐にわたって、戦争に関連する人員や施設の範囲が広がっていることと、核兵器のように破壊力が強大で、被害範囲の大きいものが出現したことから、厳密に区別することが困難になっている。しかし、明らかに軍事目標以外の範囲まで破壊力の及ぶ手段は、適法と解釈することは困難であろう。
[青木謙知]


百科事典マイペディア「無差別爆撃」の解説
無差別爆撃【むさべつばくげき】
軍事目標と平和的な民間人やその財産とを区別せずに行う爆撃。国際法上禁止された行為と解され,1922年の空戦法規案でも禁止を明記している。しかし技術的に困難なことなどから一般には禁止規定は守られていない。


(👧👦学校や会社では、
こどもたちや社員に
「規則を守らないといけません」
「規則を守らない人はクビです」
と厳しく言うのに、
戦争になると一変してしまう。
そんな戦争に、正当性なんかあるの❔
プーチン大統領、誰が見ても完全にクビです。

👨コメントに「木を見て森を見ず」って。
木(プーチン大統領)ばかり指摘するが、
森(ロシア国民)も、
プーチン大統領は自分とこの大統領なんだから
ビシッと批判してよ‼️
強権って、ほんとうに世界の命取り(致命傷)だなあ。
大声で批判することができない。

👩でもなんか、
SNSがあるから
世界同時に武器を下ろすことも夢ではない。
そういう「開けゴマ❗」みたいな魔法のちからを
SNSは持っていると思います。
「お前が撃たなければお前を俺が撃つぞ」
の連鎖がどうにかならないか❔
これは中ごくにも言えてるし、
ナチスドイツもそうだったし、
軍国主義だったかつての日本人にも言えた。
👨‍👩‍👧‍👦🔫💂🔫💂🔫💂🔫💂🔫プーチン氏)

3月14日遅く、
ロシアが攻撃に使用できる資源は5月初めに枯渇する見込みで、
それまでに戦争が終結する可能性が高いとの見方を示した。(ロイター)

(👧攻撃に使用できる資源って❔
資源が枯渇するって❔武器の弾薬のこと❔
資源を製造しなければマッチ棒の入っていない
空のマッチ箱みたいに武器はただの箱で使えないのにな。)


和久田キャスター
「きょうはこの危機が世界に、
そして私たちに何を突きつけているのか。
ウクライナをはじめとする各地の取材から見ていきます。
まずはモスクワ支局の権平さん、
現在の最新状況を伝えてください」

権平モスクワ支局長
「ロシア軍は首都キエフの掌握に向けて攻勢を強めています。
また北東部にある第2の都市ハリコフでは
戦車部隊が中心部に侵攻し、
ウクライナ軍との間で激しい戦闘になっている模様です。
ロシア国防省は
民間の犠牲はないと主張していますが、
国連の機関は、
ウクライナ側の民間人の死者は少なくとも64人に上るとしています。

インフラ施設も攻撃の対象となっていて、
ハリコフでは27日(2022年2月)、
ガスパイプラインが爆破されたという情報も伝えられています」


権平モスクワ支局長
「プーチン政権は兵力で見ると、
ウクライナ軍の4倍を超える圧倒的な軍事力の差で
侵攻という暴挙に出ながら、
非軍事化とNATO加盟阻止につながる中立化という条件を突きつけ、
27日には、
ロシア寄りの隣国ベラルーシに交渉団をすでに派遣したとしています。

(プーチン政権は)力を持ってあくまで自分に有利な形での交渉を迫り、
ウクライナのゼレンスキー大統領がこれに応じなければ、
それを口実に
さらに攻勢を強める可能性があります。
しかし、ウクライナの軍や志願兵が
徹底抗戦の構えを見せる中で、
戦闘が長引けば事態が泥沼化し、
犠牲者や難民が
さらに増えることが懸念されます」

和久田キャスター
「ロシアによる攻撃が続くウクライナ。
現地では、今何が起きているのか、
取材しました」


<ロシア軍事侵攻 現地の市民はいま>
突然、故郷が戦場となりウクライナを後にする人々。
不安、そして怒りが渦巻いていました。

「ウクライナで平穏に暮らしたいだけなのに、
プーチンは頭がおかしいよ」


ロシアは、
「ウクライナ東部で迫害を受けるロシア系住民を守るための作戦」 
として、
ウクライナを占領するつもりはないとしていました。

しかし、25日(2022年2月)。
ロシア軍は突如、
首都キエフに攻撃を開始しました。
独立国としての主権と領土を侵害されたウクライナ。
世界屈指の軍事力を持つロシア軍に対し、
徹底抗戦の意志を示しています。


ゼレンスキー大統領
「私はここにいる。武器を捨てない。
自分の国を守る」


臨時に設けられた志願兵の登録場所には、
女性や高齢者も含む多くの市民が集まっていました。
突然、戦火の中を生きることになったウクライナの人々。

キエフで起きていることを伝えたい 

と記録を始めた女性がいます。
キエフで生まれ育ち、
現在は動物病院で働くニーナさん、 
24歳です。
多くの友人が避難する中、
母と2人で自宅にとどまることにしたニーナさん。
食材の入手も難しくなり、
いつ底をつくか不安を感じていました。
夜は(ロシア軍の)砲撃を恐れ、
眠る場所を窓際から玄関に移しました。

ニーナさん
「たった今爆発音が聞こえた。
夜はほとんど眠れなかった。
(ロシア軍の)爆撃がいつあるか怖くて、
手が震えて心臓が破裂しそう」


ニーナさん
「私も何かしなければと思うけど、
母を残しては行けない。
兵士のための採血団体が来た時は、
たくさんの人が集まって献血した。
黙っているわけにはいかない」

アメリカ軍やNATO軍から直接、
軍事的な支援が受けられず、
孤軍奮闘するウクライナ軍。
そうした中、ニーナさんは
SNSにロシア人に向けたメッセージを残していました。

「今立ち上がらなければ、
一生責任を負うことになる」


この状況を打開するために、
ロシア人に声をあげてほしいと訴えたのです。

ニーナさん
「ウクライナの軍人は
自分の国のために死んでいる。
ロシアの軍人は何のために死んでいくの?
何のために戦っているのか分からない。
ロシア人の中には
『これは政治のせいだ』
として黙っている人もいるけど、
それでは何も変わらない」


ロシアとウクライナの亀裂が深まるきっかけは
2014年。ウクライナでロシア寄りの政権が倒れると、
プーチン大統領がクリミア半島を一方的に併合。
その後も、ウクライナ東部でロシアを後ろ盾にした親ロシア派の勢力による武装闘争が続き、亀裂はさらに深まっていきました。


ウクライナの状況が
正しく伝えられないことに、
もどかしさを抱えてきたニーナさん。  
ロシアの一般市民の常識に訴えることで、
事態を何とか動かしたいと願っています。

ニーナさん
「爆撃音でたたき起こされSNSを見ると、
ロシア人の投稿の中に
『誰が悪くて誰が正しいか分からない』
というコメントがあって苦しくなる。
今こそロシア人も
声をあげてほしい。
彼らの中にもこの戦争に
反対している人が多くいると信じたい」


<軍事侵攻の裏側で 激化する情報戦>
一方のロシア。
国営テレビは
キエフへの軍事侵攻や
住民の被害については、
ほとんど触れていません。

「ロシア系住民が殺害されている」と、
ウクライナ側を批判するロシア政府の主張を伝えています。

プーチン大統領
「(ロシアが現地で戦っているのは) 
ウクライナのナショナリストの集団で、
彼らがウクライナ東部で
住民のジェノサイドを行っている」



インターネットには、
真偽が不確かな情報が出回っています。
キエフへの侵攻が間近とされた2月25日(2022年)には、「ゼレンスキー大統領が逃げた」という情報も広がりました。大統領は即座に動画を投稿、情報を強く否定しました。

ゼレンスキー大統領
「みなさん、こんばんは。
国の指導部はここにいる。
首相もここに。
大統領もここにいる」


軍事侵攻のかたわら、
ロシアが繰り広げる情報戦。 
2014年に起きたウクライナ東部の戦闘でも繰り広げられました。
双方の衝突が激化し、 
死傷者が増えると、 
一方的に「ジェノサイドだ」と決めつけ、
ウクライナへの憎悪をあおったのです。

「(ウクライナ軍による)無差別殺人だ。
大量虐殺だ」(ロシア国営テレビ)

「ウクライナの民族主義者が
死者をあざけるように撮影しています。
最初に建物に入ったのは
警察でも消防士でもなく、
虐殺者でした」(ロシア国営テレビ)


この危機の時に
オバマ政権の 副大統領だったバイデン氏。
今回、軍事侵攻の前から、
ロシアの情報戦に対抗してきました。

2月3日(2022年)には
ロシアが侵攻の口実を作るために、
映像をねつ造している可能性に言及しました。

アメリカ国務省・プライス報道官
「ロシアが侵攻の口実として、
ウクライナ軍による攻撃をねつ造することを計画している
という情報がある。
そのひとつは
宣伝工作のための映像の制作だ」


さらに、
本来は表に出すことのない軍事機密も
積極的に開示。
ウクライナ国境付近に展開する
ロシア軍の兵力や、
侵攻の時期などをあえて公開し、
手の内をさらす対応に乗り出したのです。⑦

バイデン大統領
「我々が把握するあらゆる兆候は、
ロシアがウクライナに侵攻する準備ができている
というものだ」


バイデン政権の対ロシア政策に詳しいアンドリュー・ワイス氏は、
アメリカは高い諜報能力で、
ロシアの戦略を食い止めようとしてきた
といいます。

アンドリュー・ワイス氏
「バイデン政権は2021年10月になって、初めて
プーチン大統領が戦争の準備を進めている
という情報を入手しました。
その企てを阻止するために
全力を注いできたのです」


また、アメリカ国防総省の元国防次官エリック・エーデルマン氏は、
軍事機密をさらし、
ロシア側を驚かせることで、
次の対応を取るまでの時間を稼いだと分析します。

アメリカ元国防次官 エリック・エーデルマン氏
「軍事機密を公開することで
相手のスケジュールを狂わせ、
再考せざるを得ない時間を与えることにはつながります。
また時間を稼ぐことで
同盟国と連携して、
制裁に取り組むことができるようになったのです」

しかし、
それでも、アメリカは
ロシアの軍事侵攻を止めることはできませんでした。

ウクライナとの戦闘が続く中、
いま、ロシア各地では
軍事侵攻に対する抗議活動が行われています。


これまで、 プーチン大統領を支持してきた人の中にも
不安を覚える人がいます。   
与党「統一ロシア」の支持者、
ダニール・ゴルバテンコさん(19歳)は、
ウクライナの友人とも連絡が途絶え、
無事かどうか心配しています。      

ダニール・ゴルバテンコさん
「市民が苦しんでいる。
私たちの友人や親せきもだ。
とても怖い。
すべての国の人々が心配している。
今後どうなるのか。
この戦争が
どのような形で終わるのか。
少しでも早く・・・
早く終わってほしい」


和久田キャスター
「ここからはゲストの皆さんとお伝えしていきます。
ロシアの軍事や
安全保障に詳しい小泉悠(こいずみ・ゆう)さん、

ロシアの政治・外交に詳しい畔蒜泰助(あびる・たいすけ)さん、

そして
アメリカ外交と国際政治が専門の中山俊宏(なかやま・としひろ)さんです。

まず畔蒜さん、
今回のウクライナ危機、
どう見てらっしゃいますか?」


畔蒜さん
「ここまでやるのかと正直、
衝撃を受けました。
プーチン大統領は、昨年
(2021年)の10月以降、
ウクライナ国境に軍を集結させている。
ただその後、
米ロの間で、
ロシアの安全保障の懸念を議論する枠組みができ、
軍事的な圧力を誇示しながら、
それでも最後は
外交を中心にやっていくんだ
と思っていたんですが、
こういう形になってしまった。
ひとつだけ言えることは、
プーチン大統領は
冷戦後の30年間で作り上げられてきた安全保障秩序に、
明確に挑戦しているということだと思います」

和久田キャスター
「小泉さんはいかがでしょうか」

小泉さん
「第2次大戦後のソ連時代を通じても、
ロシアが行った最大規模の軍事作戦を、
今まさにやっているわけです。
国境付近に15万人の兵力を集めているわけですが、
それを実際に侵攻させて
ウクライナの首都キエフにもう迫りつつあると。
ですから、
こういうことは
基本的に
紛争解決の手段としてやってはいけないんだっていう
ことになっていたし、
まさか21世紀に
ここまでやらないだろうと
多くの人が見ていたわけですけが、
その『まさか』ということが今
本当に起こってしまっている。
ですから、これは
規模は限定された紛争であるとか、
軍事介入とかではなくて、
本当の戦争が始まっているという、
非常に大きな契機を目にしている
と思います」



和久田キャスター
「そしてその戦闘に
今まさに
市民がさらされている
ということも含めて、
世界に衝撃が走っているわけですけれども、
中山さん、
今回のウクライナへの軍事侵攻、
どう見ていますか」

中山さん
「ハイブリッド戦争とか、
新しい側面が目立つようですが、
実は
むき出しの力と力がぶつかり合う、
19世紀的な世界に回帰しているっていう、
そんな感覚を覚えます。
なぜプーチン大統領はここまでやったのか
ということは、
アメリカを彼がどう見ていたか
っていう観点から見ていきますと、
やはり
アフガニスタンの撤退を巡る混乱であるとか、
それからやはり
バイデン政権が全体として、
弱腰だという印象が非常に強いので、
やるなら今しかないだろうと。
力でもって自分の勢力圏を確立するという、
強い信念に突き動かされている感じがしますね」


鴨志田キャスター
「中山さん、
今回そのアメリカは、
あえて機密情報を積極的に開示することで
ロシアの動きを封じようとして、
結果として
侵攻は止められなかったんですが、
この
アメリカの出方、
戦略、
どうご覧になりますか」

中山さん
「非常に異例です。
新しいですよね。
普通情報っていうのは、
開示したくないものですが、
とにかく情報を開示していって、
次にロシアは
こういう行動に出るんじゃないか
ということを、
いわばさらして、
そして
ロシア側に状況を作ることを
止めさせるという、
そういう意図だった
と思うんですね。

私もあのアメリカの情報を見ていて、
かなり侵入間近だという、
危機感をあおるような
情報の出し方をしていたので、
ここまでさすがにロシアもやらないだろう、
と思っていたんですが、
今振り返ってみると、
アメリカはかなり正確に、
単にその部隊の展開ではなく、
プーチン大統領の意図も含めて
把握していたってことだと思うんです。

バイデン大統領はかなり早い段階で、
『米軍をウクライナに送らない』
と言っていました。

プーチン大統領がそこまで確信を持って
侵略するという情報をつかんでいるような状況下で、
米軍を派遣するということになると、
ウクライナは
ロシアの下腹部みたいなところに
位置してますから、
そこで
核兵器を持った両国が
対決するという構図は
絶対避けたいということで、
『送らない』
と言ったんだと思います」

和久田キャスター
「そのプーチン大統領、
なぜ今
このタイミングで
ウクライナへの軍事侵攻に
及んだのか。
そして
真の狙いは何なのか。
その思惑を読み解きます」


<プーチン大統領の悲願 “大国ロシアの復活“>
世界に衝撃を与えたロシアによるウクライナへの軍事侵攻。プーチン大統領の真意をうかがわせるような文書が、2021年の夏、発表されていました。


プーチン大統領みずからが記した長大な論文。1000年以上にわたる歴史を振り返りながら、ロシアとウクライナがいかに深く結びついてきたかを論じています。

「私たちはヨーロッパ最大だった、いにしえの国家の歴史を受け継いでいる。私たちの精神的、人間的、文明的な絆は何百年もかけて培われてきた。その絆は起源を同じくし、共通の試練、成功、勝利を重ねて強化されてきたものだ」(プーチン大統領の論文)

さらに、ウクライナの主権は、ロシアの存在なくしてはありえないと主張しています。

「ロシア人とウクライナ人、ベラルーシ人は、三位一体の民族で、何の違いがあるというのか。ウクライナの真の主権は、まさにロシアとのパートナーシップにおいてこそ存在しうるのだ」(プーチン大統領の論文)


<NATO拡大に募らせた警戒感>
ウクライナへの強いこだわりは、どこから来るのか。

ソビエトの崩壊後、疲弊した国のかじ取りを担うことになったプーチン大統領。一貫して掲げてきたのが「大国ロシアの復活」でした。


そのプーチン大統領が強く警戒してきたのが、アメリカが主導する軍事同盟=NATOの存在です。NATOは東西冷戦の終結後、東へと拡大。ウクライナの西隣にまで迫り、ロシアは自国の安全保障が脅かされていると繰り返し批判してきました。


プーチン大統領「かつてNATOは旧東ドイツより東には拡大しないと約束した。そのNATOはいまどこまで拡大しているのか。つまり我々はだまされたのだ」


ロシアを代表する国際政治学者のドミトリー・トレーニン氏。ウクライナのNATO加盟は、プーチン大統領にとって、絶対に容認できないものだと指摘します。

ロシアの政治学者 ドミトリー・トレーニン氏「ロシアにとっての長期的な問題は、ウクライナがアメリカの事実上の同盟国になってきたことです。モスクワの玄関先に、アメリカの不沈空母のような国が出現すれば、それはロシアにとって“キューバ危機”のようなものなのです」

<ウクライナへの軍事侵攻はなぜ>
クリミア併合から8年。ウクライナの広範囲に軍を進めたプーチン大統領。どんな思惑があったのか。

3年前の2019年、ウクライナではロシアとの対話を掲げるゼレンスキー氏が大統領に就任しました。しかしNATO加盟にあらためて意欲を見せるなど、次第にロシアから距離を置くようになっていきました。2021年夏にはロシアに併合されたクリミアの返還を目指す国際会議を開催。アメリカをはじめ40を超える国などの代表らとともに「ロシアに対して圧力をかけ続ける」などとする共同宣言を採択しました。

ゼレンスキー大統領「きょうからクリミアの解放に向けたカウントダウンが始まる」


プーチン政権の内情を知る政治学者のドミトリー・ススロフ氏は、プーチン大統領は、ウクライナの政権の変化に対し、いらだちを強めていたといいます。そのうえで、対中国に専念するアメリカの足元を見ていると指摘しました。


ロシアの政治学者 ドミトリー・ススロフ氏「バイデン政権は去年、中国の封じ込めに力を集中させる方針を明確にしました。もしヨーロッパで対立が先鋭化すれば、バイデン政権は力を分散せざるをえなくなります。だからこそロシアは、バイデン政権は何らかの譲歩をするだろうと見ているのです」

欧米やウクライナの動きを虎視たんたんとうかがってきたプーチン大統領。去年(2021年)の夏発表した論文では、欧米やウクライナの動きは、ロシアに対する攻撃だとして、いらだちを一段と強めていました。


「欧米はウクライナを危険な地政学のゲームに引きずり込んだ。それはウクライナをヨーロッパとロシアの間の障壁、ロシアに対する前線基地にすることだ。民族的に純粋で、ロシアに攻撃的なウクライナ国家をつくることは、我々に対し大量破壊兵器を使用するに等しい行為なのだ」(プーチン大統領の論文)NHK⑨
ブリューゲル研究所 ゲオルグ・ザックマン氏「ロシアのガスなしで生き残ることが政治的に必要だと、ヨーロッパの政治家が決心さえすれば、私はこの事態を乗り切ることができると思います。負担の分かち合いをめぐって、いかに各国が協調できるかが極めて重要になるのです」


和久田キャスター「このように足並みをそろえるのが難しいヨーロッパが、今回SWIFTをめぐって1歩を踏み出しました。そして先ほど岸田総理大臣は、SWIFTからロシアの特定の銀行を締め出す措置に日本も加わる方針を示しました。ではアメリカはこうした連携の動きをさらに強めていけるんでしょうか。ワシントン支局の髙木支局長に聞きます。髙木さん、アメリカは刻々と情勢が変わる中で、今どのようにロシアに対抗していこうとしているんでしょうか」

髙木ワシントン支局長「『ウクライナに直接軍は送らない』と明確にしているバイデン政権としては、最優先で考えているのが、ヨーロッパの国々との結束です。西側の結束の乱れは、国際的に孤立を深めるプーチン大統領につけいる隙を与えかねないからです。その点SWIFTからのロシアの特定の銀行の締め出しは、欧米がみずからにも痛みを伴いかねない決断を一致して下したという意味で、結束の強さを示す形となりました。そして制裁と並行してアメリカが今、急ぎ強化しているのが、ウクライナへの軍事支援です。バイデン大統領は日本円で最大400億円の追加支援を発表し、国防総省高官はこの中に対戦車ミサイル・ジャベリンも含まれることを明らかにしました。このミサイルは、戦車の厚い装甲も貫通する強力な殺傷兵器で、ロシア軍を迎え撃つウクライナ軍にとっては切り札ともいえる兵器です。西側の結束のもと、経済制裁と軍事支援の強化によって、ゼレンスキー政権の崩壊をなんとか阻止したいというのが、アメリカの立場です。ただ侵攻が続く今、ウクライナの外側から打ち出せる対抗策には限界もあり、プーチン大統領の意思を覆せるかどうかは未知数です」


和久田キャスター「中山さん、アメリカは今回結果としてロシアの軍事侵攻を止めることはできませんでしたが、このあとプーチン大統領の行動を止めていく上で、アメリカが担う役割というのはどういった点があるとお考えですか」

中山さん「今回の事象というのは、結局ロシアを協調体制の中に引き込むことに失敗したということだと思うんですね。これまでヨーロッパの主要国ドイツ、フランスなどは、アメリカに頼らない形での安全保障体制を築こうとしてきたわけですが、特にトランプ政権のときにアメリカに対する不信感が高まって。ただそのときはロシアがこういう形で攻勢に出るとは、構図には入れなかったと思うんです。こうなってしまうと、やはりアメリカの力っていうのが、非常に重要な意味を再びおびてきて、やっぱりアメリカに依存せざるをえない構図がはっきりと認識されるようになると思うんです。ただ当のアメリカに、まさに力でもって国際秩序を支える気概、勢いがあるかというと、かつてほど無いのは明らかです。ですから、それをどうアメリカ自身が再構築していけるのかというのが、アメリカだけの問題ではなく、ヨーロッパにとっても非常に重要な問題になっているという状況が明らかになっているんだと思います」


鴨志田キャスター「もはやアメリカが世界の警察官であることを放棄する、と言われている中で、果たしてそうした役割を担っていけるのかですね」

中山さん「もう1回警察官の役割を引き受けてくれと、アメリカしかそれをできるのはいない、という状況が期せずして明らかになっているということなんだと思いますね」

和久田キャスター「畔蒜さん、アメリカをはじめとして、ロシア包囲網が築かれているわけですけれども、今回発表されたこのSWIFTからの締め出しという経済制裁に関して、ロシアに与える影響というのは、どのくらいあると見ていますか」


畔蒜さん「ロシア経済に決定的な影響を与えるのは、
🌕️やはりエネルギーの取引ですね。特にヨーロッパとロシアのエネルギーの取引にどれだけ制限をかけられるか、ということだと思うんですが、恐らくこれはそう簡単ではない。ドイツも4割のガスをロシアから輸入しているので、そう簡単ではない。ただし、短期的には難しくても長期的に見たら、ほかの国に供給を分散していく。ただしこれには、やるとなると一定の時間がかかると思うんです。それに加えて、やはりこういう状況になってくると、新規のロシアへの投資を、ほかの西側の国はちゅうちょすると。そういう状況になってくると、やはりロシア経済にも徐々にダメージが与えられていくと思います」

鴨志田キャスター「小泉さんに伺いたいんですが、こうしたもはや戦争状態になっている中で、各国はロシアへの制裁の動きを強める一方で、ウクライナにどういう手の差し伸べ方をしていくか、というのも焦点だと思うんですが、今アメリカやヨーロッパから軍事支援、軍事的な武器の供与、そういったものが始まっていると言われていて、それは当然、ロシア側を押しとどめる抑止力という効果もあるんでしょうが、一方で戦闘が長期化したり、あるいはより激化して泥沼化したりするような、そういった懸念はないでしょうか」


小泉さん「今ウクライナ軍が、圧倒的に優勢なロシア軍に対して相当頑張って戦っているわけですよね。ただ、やはり強いのはロシア側ですから、どこかの時点でウクライナ軍は組織的に戦闘ができなくなって、敗北するということは、普通に考えると避けられないわけです。じゃあその時に、『もう諦めて降伏する』という選択、あるいは『あくまでも抵抗を続ける』という選択、どちらかしかないわけですよね。その時に、目の前の人の死を避けるために降伏するんだというのも、これはひとつの決断なんでしょうし、しかしあくまでもウクライナの主権を守るために抵抗を続けるんだというのも、やはり、否定できない選択なんだと思うんです。もちろんその場合にはゲリラ戦を戦うわけですから、ものすごい数の死傷者が出ることは、当然想定されます。ただ、じゃあその時にどうするのか、民主的に選ばれたゼレンスキー政権が抵抗を続けると言っているのであれば、『じゃあ、せめて武器ぐらいは提供しましょう』というのは国際社会の義務なんじゃないかと私は思っています。これはどちらが正しいと、なかなか答えが簡単に出る問題じゃないと思うんですけれども、おっしゃるようなご指摘のような危険性を理解した上で、やはり今はウクライナを支える時ではないかと私は思います」


鴨志田キャスター「ひとえに戦闘が、短期間で終わるのか、長期化するのかというところも、各国の支援の仕方をかなり左右してくるんですね」

小泉さん「そうですね。やはりゲリラ戦ですから、まさに毛沢東が言っているように、ゲリラ戦は簡単に終わらないんですよね。華々しい決戦なしにいつまでも続くのがゲリラ戦なので、確かにこれは戦闘を長期化させる危険性をはらんだ決断ではあるんですね。しかし、ここでロシアからその軍事侵攻を受けて、簡単に降伏した、軍事力を使ったら簡単に目標が達成できた、という履歴を残してしまっていいのかどうかという、また別の究極の問題でもある。だからロシアに侵攻を許してしまった時点で、誰もがハッピーな結末はないですよね。バッドエンドの中の、どのバッドエンドを選ぶかという選択にしかならない。その中で、じゃあせめて筋が通る選択はどれなのかっていう話だと思います」NHK⑩
鴨志田キャスター「今回のロシアの軍事侵攻は、戦後の国際秩序そのものを揺るがしています。第2次世界大戦後に設立された国連は、戦勝国のアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、そして中国を、いわば国際秩序の番人として安全保障理事会の常任理事国に据え、強大な権限を与えてきました。しかしその常任理事国のロシアが、国連憲章で保障された1国の領土や主権を公然と侵害し、いわば挑戦状を突きつけているんです」

<瀬戸際に立つ国際秩序>
世界の平和と安全の維持を目的とする国連安全保障理事会。ロシアのネベンジャ国連大使が持ち回りで議長を務める中、2月25日(2022年)、緊急の会合が開かれ、ウクライナのキスリツァ国連大使が黙とうを呼びかけた局面が、世界中で大きな注目を集めました。

ウクライナ・キスリツァ国連大使「ウクライナで殺された人々、これから殺されるかもしれない人々のために祈りを捧げたい」


このときロシアの国連大使が異議を唱えました。

ロシア・ネベンジャ国連大使「申し訳ないが、この数年の間にウクライナ東部で亡くなった人々も入れてほしい。彼らのことも忘れないでほしい」


ウクライナ・キスリツァ国連大使「受け入れられません。さあ皆さん、黙とうをささげましょう」

各国の代表はウクライナを支持し、議場に拍手が響きました。

その一方で、世界が直面したのは厳しい現実でした。ロシア軍の即時撤退などを求める決議案の採決。ロシアは常任理事国としての拒否権を行使し、決議案は否決されました。そして、インド、UAE=アラブ首長国連邦、中国は採決を棄権しました。


中ごく人民大学の時殷弘(じ・いんこう)教授は、今回のロシアの軍事行動には懸念を表明する一方で、中ごくはロシア寄りの立場を堅持していると指摘します。

中ごく人民大学・時殷弘教授「中ごくはロシアのウクライナに対する数か月の行動の大部分を支持していません。しかし中国にとって中核となる利益のために、中ロの戦略的パートナーシップを非常に大切にしています。ヨーロッパの安全保障を再編しようというロシアの提案を中国は支持しているのです」


時教授は、今後、国際秩序は大きく変わっていくと指摘します。
(👩『戦争禁止法』‼️)

中ごく人民大学・時殷弘教授「ウクライナでの戦争で世界が二極化にむけて、大きな一歩を踏み出したことは間違いありません。中ごくとロシアの軍事戦略協力が緊密になり、アメリカへの反発はさらに強まっていくのです」

これから世界はどこへ向かうのか。現代を代表する歴史家として知られるニーアル・ファーガソン氏は、国際社会はいま極めて重要な岐路に立たされていると指摘します。

歴史家 ニーアル・ファーガソン氏「歴史的に中ロのこれほどの蜜月関係は極めて異例です。西側諸国は『冷戦は終わった』という幻想から目を覚ます必要があります。『新冷戦』が始まっているのです。重要なのは、民主的な制度そのものが私たちの強さの源であるということです。自由を保障し、自由を活用できる、これが民主的な制度の優位性です。日本は自由と民主主義の恩恵を享受してきました。今こそ自由を守るための心構えを持つ時です」


鴨志田キャスター「今、歴史的に中ロがこれほど接近して、蜜月な関係にあるのは異例だという指摘がありましたけれども、畔蒜さん、今回のこのウクライナの危機が国際秩序に与えていく影響、変化をどのようにお考えですか」

畔蒜さん「まさに時代の転換点に突入したのかなと思っています。まさにロシアが冷戦後の安全保障の秩序に明確にチャレンジをしているということと、もうひとつは、実は今回のウクライナの問題でロシアが国際的に、特に欧米社会から孤立をすることで、恐らくロシアはますます中国への依存度を深めていくと。このことが非常に国際秩序に与える影響が大きいものになるんだと思っています。その点を非常に懸念しています」


和久田キャスター「小泉さんは今回のウクライナ危機、今後の世界にどのような影響があると見ていますか」

小泉さん「やっぱり核兵器をもつ軍事大国が、断固としてやるんだと言って軍事行動に出たら、止められなかったってことなんですよね。止められないと、いずれにしても非常に不都合な結末しか待っていないということです。ですからまずは、ロシアに限りませんけども、大国のこういった行動を抑止できる体制というものを、日本人としてちゃんと考えなきゃいけないと思うんですよね。さらに言うと、じゃあその抑止が破れて実際にその侵略を受けた場合、我々自身が受けた場合に、さっきのような究極の問いを突きつけられるわけです。そういう場合、我々自身がどういうふうに対処するのか、抑止と対処ということを、今まさに日本も国家安全保障戦略を改定している最中ですから、本当にまじめに考える大きな契機、我々にとっての宿題が突きつけられていると思います」



和久田キャスター「中山さん、今、小泉さんからもありましたけれども、改めて今日本に突きつけられているものというのは、何なんでしょうか」

中山さん「いろんな連鎖が考えられると思うんです。日本に直接影響があるような状況としては、アメリカはここのところ戦略的競争の主要相手というのは、中国だということでインド太平洋を中心にした戦略っていうのを、ずっと組み立ててきたわけですよね。プーチン大統領にもそれを伝えたという経緯があったわけですが、今回こういう事態が起きて、アメリカの力が再びヨーロッパの戦線で必要になってきたという理解をヨーロッパもアメリカも持つ中で、このインド太平洋に対するフォーカスというのが、若干ぼやけてくるという側面はあるんだろうと思うんです。さらにこの中国は、ロシアと共同歩調をとりつつも、ロシアのような無法国家ではないと。変な言い方ですが、権威主義国家ではあるけれども、責任ある行動をとれる国なんだ、ということをたぶん強調してくると思うんですね。そうなるとアメリカの中国に対する見方にも恐らく少し変化が出てきて、中国とはもしかすると協調できる部分があるかもしれないという、そういう見方が強まってくるかもしれない。日本はともすると今回の事態について、もちろんG7の共同歩調をとって、国際社会と一緒に行動するという姿勢を示していますけれど、ただ他方で協調自体が自己目的になっているような側面もあり、今回の事態を巡る怒りとか、連帯っていうのが、ともすると欠如しているような印象を与えていなくもない。なので日本は、このウクライナを巡る事態は自分たちに直接関わっている問題なんだということを改めて認識し、インド太平洋、もしくは東アジアで、日本こそが自由と民主主義、そして法に基づいた秩序ある国際体系を維持するという気概をもって臨んでいくことが、ますます必要になっているかという気がしますね」


鴨志田キャスター「このプーチン大統領の積年の思いが引き起こした今回の危機が、このあとどのような展開を遂げていくのか、まだ見通すことはできません。ただ確かなことは今何の罪もないウクライナの人たちが、突然世界の大きな対立の矢面に立たされ、今このときもロシア軍の砲撃や爆撃の恐怖の中で息を殺して過ごしているということです。そしてそれは私たちにとって、決してひと事ではないということです。パンデミックという人類共通の闘いにあえいできた私たちは、再び混とんとした時代の入り口に立たされているのだと感じます。

(👨👩消したな、うらめしや。(四谷怪談))