自民谷垣氏「ふざけてる」=小池氏は擁護-国会内で雑誌撮影
民主党の蓮舫行政刷新担当相が国会内でファッション雑誌の写真撮影に応じていた問題は8日、これを問題視した自民党内で波紋を広げた。自民党の谷垣禎一総裁は「ふざけている」と蓮舫氏を厳しく批判。
ところが、同党の片山さつき参院議員も衆院議員時代に同様の撮影を行っていたことが判明し、小池百合子総務会長は「各国では夕食会やコンサートが開かれている。国会が閉ざされている方がおかしい」と、蓮舫、片山両氏を擁護した。
片山氏の写真が掲載されていた雑誌は「美人百花」2007年11月号。
国会のエレベーターホールや廊下でポーズを取っている。衆院によると、片山氏は「議員活動の一環」として撮影許可を申請し、衆院警務課報道担当が認めていた。
片山氏は同日、参院代表質問で蓮舫氏の問題を取り上げる考えだったが、急きょ質問を変更して言及しなかった。
同様の撮影をしていながら、蓮舫氏をただす予定だったことを問われると、片山氏は「あたしは大臣になったことはないものですから」と語った。
国会内でのファッション撮影をめぐり、自民党幹部間での認識の違いが表面化した形。
片山氏の件も含めて、谷垣氏の対応が注目される