わんこの元に、謎の招待状が届きました。
「このたびレストランを開店しました。
どうぞ食べにきてください」
早速メールで返信します。
「ぜひ伺います。どんな準備が必要ですか」
するとすぐに返事が来ました。
「きれいに顔を洗ってきてください」
なるほど、身だしなみは大切ですからね。
さらに「体の毛並みも、きちんと整えてきてくださいね」
うんうん。食事をするのだから
清潔じゃなくっちゃね。
「ほこりも落としてきてくださいね」
わかりました。ぶるぶるりん。
わんこの方からも、質問を送ります。
「洋梨を持っていってもいいですか」
「いいですよ。おいしいデザートになりますね」
「卵は、どうでしょう」
「いいですね。卵とじも、おいしそうです」
「親友のぞうさんを、連れて行ってもいいですか」
「それはだめです。
ぞうさんは食べられませんからね」
なんだかおかしな返事です。
お店にはぞうさん用の食べ物がない、という
意味なのでしょうか。
わんこはじっくり考えます。
いやもしかしたら、
謎のレストランのオーナーはとんでもない怪物で
ぞうさんを食べることはしないけれど
洋梨と、卵と、さらにわんこのことは食べるつもりで、
待っているのかもしれません・・・ぶるぶる。
試しにもう一度問い合わせてみましょう。
「ガムテの芯を、持っていってもいいですか」
「いいわけないでしょう!
当レストランに入っていいのは、
オーナーが食べられるものだけです」
怪物はついうっかり、本音をぽろりと吐き出してしまいました。
ひえぇっ。やっぱりそうだったんだー。
あやうく、わんこは謎のレストランのオーナーに
食べられてしまうところでした。
気づいてよかった!!
しかしこのまま放っておいては、
本当に被害者が出てしまうかもしれません。
わんこはこっそりレストランを訪ねていって、
こんな貼り紙をしてきました。
さらにはこんな細工も。
知らないうちにレストランが人手に渡っていたら、
怪物オーナーも驚くことでしょう。
やれやれ。これで安心♪
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