うちに来たばかりの頃は
てのひらに乗るほど小さかったあなたですが
今ではすっかり大きくなり
こうでもしないと、
手の上に乗せることは
難しくなってしまいました。
こんなに小さくて細かった手も
今ではおもちゃをつかめるほど
立派に育ちましたが
おもちゃは時として
するりと逃げて行ってしまいます。
手の中に宝を収めておくのは
なかなか難しいものです。
二つのおもちゃのうち、どちらで遊ぼうか。
決定権は手中にあると思っているでしょうが
おもちゃはいずれも、私が用意したもの。
つまり、あなたは私の手の上で
踊っているにすぎないのです。
手の上で寝られないほど
大きく育ったのですから
今度は私の手を
あなたの上に乗せてくださいね。
そう思ったのに
一筋縄ではいかないCocoさんは
私の膝の上によじ登り
全身が無理でも頭だけなら大丈夫、と
私の手のひらに乗せてくるのでした。
しっとりして温かい鼻息が
掌にかかります。
可愛い仕草をみせつけられて
「その手には乗らぬ」と言い切れず
重さに耐える
私です。
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