いきなり、私の後ろに回り込んだCocoさん。
なぜだか、私の背中が妙に気になるようです。
しばらく匂いを嗅いでいたかと思ったら
突然引っ掻き始めました。
別に私は背中に
おやつもおもちゃも隠した覚えはないのですが
いったいどうしたことでしょう。
大きなお世話ですよ。
それはどうも。
しかし、私からどす黒い心を取り去ってしまったら
何も残らないかもしれませんよ?
そう言っているのに
両手を使って熱心に
除霊に励むCocoさん。
私の心に巣食う悪いものは
なかなか手強いようですね。
どっしり根を張っていますか。
・・・だから、余計なお世話ですけどね。
しかし、あきらめることを知らないCocoさんは、
立ち上がり、両脚を踏ん張って
悪霊と戦っています。
どれ。
目を細めて最終確認。
そして、どっこらしょ、と
私の膝の上に登ってきます。
邪悪な心は立ち去ったかもしれませんが、代わりに
毛もじゃのCocoさんが、腰を据えてしまいました。
おはらいに体力を使ったためか
すっかりお疲れのご様子。
追い払うのも気の毒なので
しばらくここで、休ませてあげましょう。
あっ。
そんな風に優しいことを考えるようになったのは
Cocoさんが私の、悪い心を
追い払ってくれた
おかげでしょうか?
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