南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2018 06/18 大阪北部地震発生L1CA基本サービス早期再開を:2018年夏至後太陽合の軌道間同期リンク:BDIGSO-2=BDIGSO-5

2018年06月18日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2018 06/18 大阪北部地震発生:2018年夏至後太陽合の軌道間同期リンク:BDIGSO-2=BDIGSO-5

2018年夏至後太陽合は軌道間同期リンクの姿が:BDIGSO-2=BDIGSO-5のようにみえてきました。


6/18は10:40-17:50JSTの時間帯について、アニメGIFから中・印両IGSOとQZSの太陽同期軌道リンク関係が読み取れます。

QZS-2についてはすでに1週前に最接近状態を過ぎました。引き続きBD-IGSO-3と-6についても太陽合通過完了状態になっています。そしてBDIGSO-2=BDIGSO-5が次の太陽合ターゲットであることが見えてきています。

今回の大阪市北部地震という重大事態に、都市型被害地震の際に新QZS3機が天頂方向からの測位受信による誤差軽減実績のアピール活用できなかったのは非常に残念です。L1CAだけでも動作できておれば、大衆的に大きな寄与ができたことでしょう。



残念ながら本日6月18日午前8時前は上記スカイプロットから分かるように、孤軍奮闘のQ1は地平線に近づきつつあり、Q2が天頂近く、Q3が天頂に向かうところでした。しかしQ2とQ3はサービスを停止しており、右の棒グラフをみても信号レベルはありません。

この衛星配置ではQZSSは売り物の都市域で期待される高仰角信号送信は機能しないわけです。「ちょうどNAQUアラートON状態でした」では国民は納得しないでしょう。一番重要な昼間の活動時間帯において唯一のQ1が仰角が低すぎて「みちびき」たる機能を果たせません。

みちびき計画に対する国民的反発が起きる前に、大至急、新QZS3機のL1CAの基本サービスを再開すべきです。内閣府・政府が総力を挙げる大阪北部地震の今後の継続事態への対応と復旧時にQZSS/L1CA基本サービスを優先して活かせるようにすべきです。
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