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高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2019 10/06 昨夜のラグビーWC 日本xサモア戦:武士道精神の激突を見て

2019年10月06日 | 東京コロナ禍ー太平洋島嶼国
本ブログは南太平洋諸国について書き連ねていますので、昨夜のラグビーWC 日本xサモア戦の激突と最後までトライ勝負で戦い抜いたサモアチームについて記録しておきます。多くの記事がネットに乗り始めていますが、以下の最初のURLの「武士道精神」記事は日本人の共通した感想でしょう。

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201910050001300.html
https://tr.twipple.jp/h/c6/82/%E3%82%B5%E3%83%A2%E3%82%A2x%E6%84%9F%E5%8B%95.html


当方が南太平洋島嶼国にいました今世紀はじめには、ちょうどサッカーのワールドカップが2002年に日本で開催されたこともあり、日本でのラグビー人気はいまひとつでした。

本ブログでも以下の記事の中で
https://blog.goo.ne.jp/qzss/e/61175b94c6042a9289a2ec791dd7532b


のような当時の写真とともにアルバート公園を紹介していました。

当方のアパートは、フィジーの首都スバ市のアルバート公園に隣接していましたので、週末はラグビーのゲームを観戦して楽しんだりできました。しかし試合後の深夜まで続く、にぎやかな音楽付きの打上げパーティの騒音には、真夜中まで寝られなくて参ったなぁ、との記憶が蘇ってきます。

フィジーはメラネシア人が多く、サモアはポリネシア人が主体の国ですが、どちらも人口が数十万人規模という小国ですが、今回のラグビーWCへ向けて地域予選を勝ち抜き日本にきているわけです。

フィジーに住んでいて、サモアに出張に出ますと、赤道にグンと近づきますので暑さの質が一弾違うなと感じました。頭上から照りつける逃げ場のないヒリヒリする暑さに苦しめられました。

当方のラグビーについての知識は乏しかったですが、南太平洋にいる間に毎週のようにアルバート公園でラグビーゲームや練習試合を観戦しながら、その肉弾戦の凄さ・面白さ・ルールなどが次第にわかってきました。

南太平洋ではクリケットも盛んでしたが、こちらはドラゴンズ好きの当方の野球の知識が邪魔をしてしまって、あまり理解できずに終わりました。野球の知識・ルールが染み込んでいる人にはクリケットの面白さの本質の理解はなかなか難しいようです。

今回のラグビーWCの日本開催については、あまり期待はしていませんでしたが、地デジ大画面で見ると、ラグビーの肉弾戦の様子が非常に迫力があり、アルバート公園で観戦していた
ころの汗と感覚とともに思い出されます。

そしてサッカーのTV観戦は選手の動きが速すぎて、落ち着いてビールなど飲む暇もありませんが、ラグビーのTV観戦はビールを飲みながらもスクラム肉弾戦などを、しっかりと楽しめるところが、当方にとって大きな違いといえるのかもしれません。

そして昨夜の日本xサモア戦を見て、肉弾戦の迫力と同時に、サモアが最後の最後までトライにこだわったことに、南太平洋の小さな国の男達のプライドの高さを再認識しました。

ガチガチに硬直してしまっている日本社会の男たちには羨ましいほどの、自国へのシンプルな誇りを感じました。こうしたサモア選手の武士道に通じる心意気は日本の男性も女性も大きく励ますものとなるでしょう。

サモアも環太平洋火山帯の上にあり、日本同様に地震・火山・津波などの天変地異の脅威にさらされている国です。


本ブログでお話しています地震国での「武士道の殺気」に近いものを、日本人同様にサモアなどオセアニアの人々も持っているのではないかと推測してしまいます。

ベスト8進出も重要ですが、当方としては日本xサモア戦での見事な闘いぶりが見られたことで大いに満足をしています。CM無しのNHK BSビデオ録画したものを3回も見直してしまいました。
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