3月29日(水)
にっぽん城まつりで興味が湧いた野田城へ。
道の駅「つくで手作り村」で休憩。今日はルーミーでドライブ。
森さんちの油あげ、¥900から¥1,040に値上げしていた。
内容量は同じかな?原材料費などの高騰で大変なのだろう。
平日でも春休みだから?美河フランクあった!
レギュラー(¥400)を頂いた。プリップリで美味し!
夏場に向けて、カレー味もあった。次はこいつだな。
野田城に到着。
駐車場が無いので路肩に停めさせて貰う。にっぽん城まつりでPRしていた人が「路肩があるのでそこに・・」とモゴモゴ言っていた。交通量は少ないし、地元の人も「史跡巡りね」と暗黙の了解をしてくれていると思うことにした。
いざ、入城。
ここは三の丸らしい。パンフレットもあるみたい。
結構深いぞ三日月堀。
堀跡とか土塁跡とか、表示もしっかりしてあった。
私有地らしいが、有難いことだ。
奥がとても深い切岸になっていて、こちらから攻めるのは無理。
木が植えられているが、遺構はしっかり残されている。野田城の戦いの後に再整備されたものだろうが、防御力は高そう。
ちゃんと出口の案内までしてくれていた。
この先の道路沿いに本丸入口があるらしい。
あ、しっかりした掲示もあるぞ。
二の丸跡の案内。
縄張り図付きの説明板。
築城から廃城までの簡単な歴史が記されている。
さぁ、今度はこちらから入城。
伊那街道の根古屋村という地名だったそうだ。
それっぽい雰囲気に演出してある。
お稲荷さんがあった。
本丸はそれなりの広さを持っている。
「野田城址」の立派な石碑。
綺麗に整備された本丸。
ここが狙撃場所か!
「どうする家康」で、この伝承が採用される可能性は高いと思う。今までの放送で黒澤明テイストが感じられた。本多正信が幼馴染と再会するエピソードは、「七人の侍」での奪われた女房との再会のオマージュだろう。
そして、銃撃の伝承を取り入れた黒澤作品「影武者」も参考にしているはず。「どうする家康」で描かないはずがない。過去の名作のオマージュは、映画やドラマに奥行きを与えるし玄人受けもするのでよく使われる演出手法。黒澤明は良いチョイスだ。
これが例の井戸か。
竪穴がしっかり残っていた。少し湿っているし。
水さえあれば、長く籠城出来る。武田が掘削でこの井戸の水脈を断ったとは、凄いな昔の土木技術。現代人はまず重機ありきで考えるから、過去の人の実力を正しく評価できないのだろうな。
お堀ウォークや土塁ヒルクライムが中々に楽しい。
周囲の切岸の手前は竹林。
出口が見えて来た。
一気に今の世界に引き戻される。
桜と橋?新城のマンホール蓋。
車へ戻る道すがら、見えて来たお寺さん。
法性寺さん。
お邪魔させて貰った。あれが例の門か。
お寺と門の由緒書き。
野田城の城門かぁ。きちんと「正方形」だ。
こちらで供養しているみたい。
更に進むと、あった!信玄が撃たれた場所。
コンクリート板で土留めされた階段を上って行った。
ここで阿部ちゃんが笛の音を聞いていたのか。
村松芳休の笛の音は如何なものであった?彼はかつて武田にいたそうなので、もしかしたら信玄の好むメロディを知っていたのかも。
スナイパーは鳥居半四郎。ここにも鳥居。
パンフ貰いに行こう。
新城モータースさんでは御城印も販売してくれている。
パンフレットをゲット。
さぁ、お昼ご飯にしよう。浜名湖を横目にドライブ。
さわやか湖西浜名湖店。こんな店あったっけ?
受付したら110分待ちってナンソレ!
平日、この時間でこんなに混んでいるなんて、そうか春休みか!
時間をつぶすにはどうしよう?新居の関所で考える。
そうだ、月餅買いに行こう。
浜松駅近くのホテルクラウンパレス浜松を訪れた。5個入り(¥1,620)が良かったが2個入り(¥1,080)しかなかった。まぁ、2個入りの月餅は「三つ葉葵」と「家康」バージョンだから、これはこれで買いなのでヨシ。
思えば遠くに来たもんだ。
完全に時間オーバー。電話して遅れる旨を知らせたが、「予約票の予定案内時間までに戻れば大丈夫ですよ」と言われて会話がかみ合わない。つまり、遅れたらキャンセル扱いか・・
浜名バイパスで鬼走りしたが5分ほど遅れて到着。電話が効いたのか、予約を有効にしてくれた!110分待たせておいて、少しの遅刻にガタガタ言う店なんて流行らない。さすが、爽やかで見事な対応だった。
げんこつハンバーグ(¥1,265)と炭焼き野菜盛り(¥1,485)とライス大盛り(¥319)を頂いた。
デミグラスとオニオンをハーフ&ハーフ。
このソースを合わせると美味い!一瞬で完食して満足!
16時過ぎにさわやかを出て設楽原歴史資料館へ。
17時閉館なので間に合わない・・
ここでも何とか追い込んで、16時54分に到着!
「ほんの数分でも、いいですか?」
無理を言って入れて貰った。延長は無理そうな空気。
何度か訪れているのでササっと進軍。
野田城の戦いのコーナーがあった。これがお目当て。
信玄砲!
以前も見ているかも知れないが、今日、野田城を見て来てその足で見ると感慨もひとしお。この銃が、もしかすると信玄を?そう考えるだけで身震いする。
戦国時代の火縄銃は消耗品。何度か使えば銃身が壊れてしまうのでガンガン捨てていた。なので、戦国期の火縄銃は殆ど残っていない。今残っているのは江戸時代の物ばかり。
それなのに珍しく残された戦国期の銃身。信玄を撃ったモノなら「これは捨ててはならない」と誰しも思ったはず。そうでなければ残っていないだろう。
何とか間に合って、今日見れて良かった。
野田城の城主・菅沼定盈(さだみつ)って何気に凄いな。何度も落城の憂き目に遭ったのに、何だかんだで助かって家康の元に戻って仕え、忠臣として家を残した。
河岸段丘の堅牢な土の城。
三浦先生の講演を聴いた後なので、この城がいかに難攻不落なのか何となく理解出来る。あ、井戸の水脈を切った横穴を探し忘れていたぞ。次の機会に探してみるか。
時間がないのでササっと見学。
満開の桜。
死者を埋葬したと伝わる信玄塚。大きい方が武田方。
小さい方が織田・徳川。
大河でここを訪れる人も増えたかな?
走り回って史跡を巡って忙しい一日だった。
最後に馬防柵。
次はもっと時間に余裕を持って、武田のお墓参りをしてみたい。
2個入りの月餅は大きかった・・
かなりのボリューム。風味が良くて美味しいが渋いお茶が必須。