セリカ魂

「初代セリカに乗りたい!」
ゆっくり旧車ライフの備忘録

WRC 日本車挑戦の軌跡

2022年04月09日 13時34分26秒 | つぶやき

4月8日(金)
トヨタ博物館の企画展「激走!!2.5次元 ヴゥオオーン!!」も17日(日)まで。先送りしていた年間パスポートの更新も兼ねて見学して来ました。見応えあったなー!
相変わらずここのトヨタプリティさん達は対応がフレンドリーで気持ち良いですね。勝手に「トヨタプリティ」って呼んでます(;'∀')

クルマ館で常設展示を見学してから文化館へ。おぉー!すぐには全貌が見えない様に、マンガ的なイラストが描かれたボードで遮られている!


明らかに市販車と違う機能的でレーシーな外観。でもベースはヒラメだとすぐに分かります。


ラリー車だらけ!


横から見ると面白い!


セリカ ツインカムターボ TA64(1985)
大好きなモデルです。添えられた説明プレートには「1984-1986年 サファリラリー優勝車(3連覇)」と誇らしげに記されていた。


セリカ GT-Four ST165(1990)
ある意味WRCで一番輝いていた頃のセリカかも。私をスキーにモデルとしても有名な流面形。「1990年 サファリラリー優勝車」


カローラ WR-Car(プロトタイプ)(1997)
欧州仕様のフロントマスクなので違和感あるけどAE111なんですね。WRC車としても余り記憶に残っていないし。でも1999年に製造者部門を獲っていたりする。


各年代を代表する3台。「ST185は?いやいやTE27でしょう」など意見は色々あるだろうけれど、バランスの取れたラインナップだと思います。見せ方も楽しくていいね!


ダットサン 240Z HLS30(1973)
WRCで初めて優勝した日本メーカーが日産。「1973年 第21回 東アフリカ・サファリラリー総合優勝車」記念すべき初優勝の実車が目の前に居ます。スゲー!


激しい戦いで傷ついた箇所もそのままに。


タイヤもホイールもレーシー。


凸凹もそのままに。昔乗っていたウチのジムニー(JA11)もこんな感じだったなぁ(;'∀')


車内は土や砂にまみれた状態のまま。


左フロントの損傷が激しい。
まるで第43話「脱出」の時のガンダムみたい。


バイオレット PA10(1982)
実質的なブルーバード後継車・バイオレットの2代目をベースにしたラリー車です。「1982年 第30回 サファリラリー総合優勝車」


1979-1982年のサファリラリーを四連覇。余程相性が良かったのでしょうか、見事なサファリマイスターっぷり。


WRCの黎明期は日本勢の雄として活躍。


輝かしい歴史を感じる2台でした。


マツダ・スズキ・ダイハツのコーナー。トップクラス以外でも、各々の車両クラスで戦いが繰り広げられていました。


RX-7(Gr.2 Class4)(1979)
1979年 モンテカルロラリー Gr.2 クラス4優勝車


SX4 WRC(2008)
2008年 ラリーGB 11号車


シャレード G10(1982)
1982年 サファリラリー クラス優勝車


90年代後半は圧倒的に三菱が強かった!天才トミ・マキネンとランエボの組み合わせは実に鮮烈でした。


コルト ランサー 1600GSR A72(1974)
1974年 東アフリカ・サファリラリー優勝車


ランサー エボリューションⅣ(レプリカ)(2001)
2001年 モンテカルロラリー優勝車


スバルもWRCで活躍しました。


レガシィ RS(1993)
1993年 ニュージーランドラリー優勝車


インプレッサ 555(1996)
4WDシステムの素性の良さはインプが断トツの印象があります。後にサインツ・マキネンが移って来るなど、他チームからも認められていたことが窺われる。「1996年 マニュファクチャラーズ チャンピオン」


実に見応えある展示でした。トヨタ以外のメーカーさんが協賛してくれて、勝利を目指す良きライバル関係が感じられます。
ロビーにも3台のラリーカーを展示。

RX-7 Gr.B アクロポリスラリー出場車(1985)
昔は必要な光量を得るのにこれだけのライトを並べていたのね。
クラス3位の好成績でした。


前後のブリスターフェンダーがエグい。


スイフト JWRC Super1600 仕様車(2007)
2007年シーズンで好成績。でも、スズキと言えば「モンスター田嶋」が真っ先に頭に浮かぶなぁ。


シャレード GT-Ti サファリラリー出場車(1993)
1993年サファリラリーでは1-4位独占したセリカに続いて総合5-7位。「総合」ですよ総合!当然クラス1-3位を独占!まさにリトルジャイアントキリングカー(;'∀')v


ベースとなった市販車の性能が勝利の行方を左右するラリー競技はとても身近に感じます。F1みたいにタイヤのグリップをギリギリまで引き出す渋い走りより、舗装路も未舗装路も滑りながら駆け抜ける方が派手で断然面白い。
日本じゃマイナーなのが残念だけれど、改めてラリーの魅力を感じられる良い企画展でした。今年こそ、本当に来るかな?WRC。



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