3月19日(日)
さくらゆきが岡崎大河ドラマ館応援隊に就任。その委嘱式を観に行ったら身体能力の高いさよさん、見事にしかみ像ポーズを決めた!w
「誰かにっぽん城まつり行く人居る?」
「チケット余ってるから、あげるよ?」
真田雁丸屋のダーさんから嬉しいお言葉。行くか迷っていたのでメッチャ有難い!一瞬「ダフ屋?」なんて疑ってごめんなさぃ・・
→ にっぽん城まつり2022(2022.3.19)
9時30分に到着。それなりの行列だった。
「検温は具合の悪い人だけやってくださーい」
「各自の判断にお任せしまーす」ってコロナ熱も冷めたなぁ~。
広い空間にお城関連の出展がたくさん。
今年のメインテーマ「長篠・設楽原」の馬防柵に関ケ原合戦絵巻の常連さん。ちょっと、牢獄に囚われている様にも見えるw
後ろ姿〜。
奥にメインステージ。
入口脇に城熱ワークショップ。去年はメインステージと隣り合わせで音が干渉、何が何だか状態だったので離したのかな。
甲冑武者や色んなキャラも闊歩。
名古屋市の桶狭間コンビ。
豊明市の桶狭間アピールタイム。のぶながくん、よしもとくん。司会の松平元康とお付きの今川氏真。この氏真、合戦絵巻の常連さんだった。
三浦正幸先生の「城からみる徳川家康」
司会はれきしクンが担当。一杯飲りながらの朗らかトーク。
理系の理詰めで明快に解説。
みんな大好き、河岸段丘にお城建てがち~。
そんな岡崎城の地面は堅く締まっていて、急峻に掘り下げるだけで難攻不落になる。石垣にしたら逆に登り易くなるので土の城のままで良い。だから岡崎城が石垣になったのは後の本多家の頃らしい。
乙川で発掘された継手なし400mの石垣。日本一の長さだと三浦先生が太鼓判。
色々な展示が軒を並べる。
フードコートでカレーきしめん(¥850)、結構スパイシー。
「どうして?家康 戦国クイズ大会」
正解者には生ういろう~。名古屋の家康さんとれきしクン。
問題は門松の「そぎ」、放下、元の木阿弥、スッパ抜く、ポルトガルの食べ物、槍の数え方、絞り染め、ポルトガルの娯楽から。
ポルトガルの食べ物を正解した少年、家康さんに「何で知っておった?」と尋ねられて「レジェンド&バタフライでみた」←最高か!
ねこねこ日本史の織田信長も登場。
真田雁丸屋の武将わんこ。
絶妙のサイズと愛くるしさで大人気。
駐車券の認証を済ませておこう。
小腹が空いた。とりめしバーガーはお揚げに包まれていてお稲荷さんみたいで美味かった。
関ケ原の城「松尾山城・玉城」ワークショップ。
古戦場として有名だが「城なんてあったの?」と言われがちな関ケ原。最近は巨大山城があったと認知される様になってきた。
「松尾山城は国史跡になる寸前までいったのだけれど、なぜか指定されなかった」「国も重要性を認めているので、これからも国指定を目指していく」と力強いお言葉。
「武田vs徳川 長篠の戦い」
平山先生とれきしクンが登壇。平山先生、碧の空を絶賛。
SNSでも積極的に発信している平山先生。
「どうする家康」の裏話や背景を教えてくれる「時代考証の呟き」は毎週のお楽しみだ。
無礼な輩への塩対応も「実に面白い」←福山ボイス
「例の清州城は心象風景なんですよ。それを理解して貰えない」と一部の視聴者への苦言からスタート。
「設楽原なんて地名は当時の史料に出て来ない。私は長篠の戦いと一貫して呼んでいます。小和田先生は相変わらず長篠・設楽原と呼んでいますが」平山節全開だw
同い年で仲良しの千田先生のことを「千田」と親しみを込めて呼び捨てにしていたのが印象的だった。
「武田対織田・徳川連合軍じゃなくて武田対徳川です」と布陣図で説明。「家康は一番の激戦地に居ました。信長は後ろの方です」
合戦図屏風でも説明。
「武田騎馬軍団対織田・徳川の鉄砲隊と思われがちだけれど、武田にも鉄砲隊が居てちゃんと描かれています」「徳川が恐れたのは馬防柵を回り込まれて後ろから攻められることで、それに備えて後ろにも馬防柵が築かれていてそれもちゃんと描かれています」
うっわ、そういう視点で屏風を見ていなかったなぁ。史料を正しく読み解くことで、込められた情報を正しく理解出来るのだと痛感。
「家康の陣と山県昌景の陣は目と鼻の先でした。敵の大将が目の前に見えていたから、武田軍はやる気満々になったんですよ」
騎馬軍団で突撃して鉄砲で撃たれるなんて無謀だったと論じられるが、目の前にニンジンがぶら下がっていては仕方ない。
なぜ無謀な攻撃を仕掛けたのか?平山先生は「索敵不足だった」とバッサリ。結果、勝頼を逃すために最前線ではなく、退路の信玄台地で多くの家臣が散って逝った。
「戦国のメインステージ岐阜PRステージ」
今日はチーム清流ミナモ【戦国ver.】だった。
平山先生が絶賛していた「碧の空」を飲んでみよう。
えっ、驚きのコイン3枚(¥750)だった・・
まず、香りがフルーティー!とんでもなく爽やかな香り!
おいしゅうございましたm(__)m
あいち戦国姫隊のステージ。
いつか「ゆめカナウナラ」を撮りたい。
「お城ヒストリーミステリー生トーク!」
クリス・グレンさんとれきしクンが登壇して「かんぱーい」
「いつも誰かの上に!?家康の城」と題してトーク開始。
岡崎城、浜松城、駿府城、江戸城、名古屋城、和歌山城、大阪城を例に挙げて「わざわざ前の権力者の城を壊してその上に建てているんです。隣に造るとか、改修で済ますとかすればいいのに。一番良い場所だったかもだけれど、わざわざ壊してその上にですよ」
権力者が変わったことを世に知らしめるとか、同じ場所に建てることで呪術的な意味があるとか、色々な考えが家康にはあったのだろうか?クリスさんの目の付け所が実に面白い。
れきしクンの「家康の“幻の城”ヒストリーミステリー」
今は面影が全くないお城として球場になった城之崎城、公園になった浦和御殿と泉頭城を紹介。泉頭城は以前行って凄く良かった柿田川公園になっていた。
→ 柿田川公園「湧き水」ツーリング(2014.10.4)
「名古屋城・縄張のヒストリーミステリー」
再びクリスさんのターン。
「名古屋城を設計したのは誰だと思いますか?」と問題提起。縄張りをした者が誰かは分かっていないらしい。
クリスさんは藤堂高虎だと推理。彼が築城したお城リストには、勿論「名古屋城」はない。
藤堂高虎が大好きで、海外向けの紹介本を執筆するくらいの高虎マニアだった。
藤堂高虎は画期的なシステムを数々考案して装備していった。一例として、開けっ放しだった桝形に城門を設置して、防御力を飛躍的に向上させた。
自前(!)の縄張り図を使って丹波亀山城、伊賀上野城と名古屋城が東西に横長になっているなどの相似点を説明。
更には回り込む虎口のデザインが今治城、丹波篠山城、淀城と名古屋城に相似点があると指摘。
名古屋城は藤堂高虎の築城カラーが色濃く出ている。それはとても説得力があるトークだった。
クリスさんとれきしクンは馴染みの仲。終始くつろいだ雰囲気で楽しいトークを繰り広げてくれた。最後のステージプログラムなので時間を気にすることもなく、終了時刻を15分オーバーして実に見応えがあった。
袖で待機していたMCのお姉さんもすっかり諦め顔だったw
合戦絵巻などでお馴染みの輪っき~さん。
「岡崎公園の忠勝公ポーズで」って、ホント面白い人だ。
最後の最後に岐阜・関ケ原PRタレントのお二人と勝成さん。
さよさん、それマゲーw
今回の一番の収穫は野田城だな。
籠城する野田城から毎夜聞こえて来る笛の音に誘われた信玄が火縄銃で撃たれ、それが致命傷になったという伝承があって「どうする家康」に反映されるかも?
呑気にノコノコ出てきて撃たれる阿部ちゃんが今から目に浮かぶ。これは野田城、絶対行かねばならぬ!
セントレアへ。
家康さんクイズの生ういろうをゲット。あと、赤福と今年もカエルまんじゅう(さくら)を購入。
夕食も済ませて帰るか。まるは定食(¥2,255)間違いなし!
思いがけずに今年も満喫できた。色んな人に感謝~。