昨日の朝刊に載っていた「セラの集い」を見学して来ました。これ、朝練の時にも話題になったイベントです。行くつもりなかったけれど会社イベントをパスしたので時間が空いてしまった。
Vベルトなどセリカの部品を注文してからトヨタ博物館へ。15時頃に到着して新館横の駐車場に行くと60台ものセラ!こんなマイナー車がズラリ並ぶとは!実に壮観な眺めだった!しかも「色分け」して並べるという贅沢っぷり!
オーナーズクラブ「セラガルウイングフリーク」さんの主催。保守的なトヨタが?1990年に発売されて話題になりました。
ところがガルウイング以外は全てが普通で没個性。量産車であることを過剰に意識した?無難なデザインで全てが中途半端だった。
パイクカーとしてもBe-1の様なムーブメントは起きずにひっそりと生産終了。
でも、あれから20年経って21世紀の今なら時代が追い付いた?
当時は没個性だと感じたデザイン。
「落ち着いて飽きないデザイン」と言えなくもないですね。奇抜なデザインはすぐに飽きられると先見の明?実用性の面でもトヨタだけに大きな問題は無いはず。
外観ノーマルな車両から大きくモデファイされた車両まで個性的で多種多様だった。後でネットで調べたら韋駄天4E-FTEや4A-GEに換装した人も居たみたい。
するとこのパワーバルジもナンチャッテじゃない?
こちらはラリー仕様?って巨大なライトを装着しています。全長を超えているので構造変更?オートザムのAZ-1に似てるかも。そう言えばあれもガルウイングでしたね。
何にせよ個性的で面白いなぁ。
「これは面白い!」と大受けしたタクシー仕様w
この状態で走ってきた?駐車場だけで装着のイベント用かな。見事にイエローキャブしてました。セラってこんなウケ狙いキャラだったの?意外だなぁ。
ランチア?セリカ?WRCラリー車のカラーリングが似合ってた。とにかく綺麗で違和感はない。
「今日イチかも?」と感銘を受けた一台。
リアを見るとデカいディッシュ。でもセラのリアブレーキってドラム?
キャリパー見えないんだけどこれって放熱用?
リアがディスク化されている車両もチラホラ居ました。こだわりが感じられるチューンが施されてどれも魅力的。
ネットで調べたら「4輪ABSだとソリッドディスク」でした。
生産終了から既に15年経っています。世に出たセラは16,000台とそれほど多くはない。部品は次々に製廃されて残る在庫も底をつく頃。維持して行くのが大変なのは容易に想像できます。
それでも多くのオーナーさんが乗り続けていた。セラに魅力を感じているからですね。
「没個性」と揶揄されたセラが個性を発揮するのはこれから。何しろガルウイングという飛び道具が有るのだから。
カウンタックに代表されるガルウイング。滅多に採用されない機構はそれだけでスペシャル感がある。トヨタはセラで純正採用した実績を持っていた。だったらLFAにこそ20年ぶりに採用すべきだった。真のスーパーカーにはこんな魅力的なギミックが絶対に必要。
「思い出せ!」セラが訴えている気がした。