「初代セリカに乗ろう!」そう思って探し始めた。
“乗りたい車がないんだよね”
よく聞く言葉、そして自分自身もクチにする言葉。このまま一生「乗りたい」と思える車に巡り合えない可能性も。そんな時ふと頭に浮かんだ一台の車がセリカでした。それも丸目4灯でリフトバックの初代モデル。今でもこの車、極稀にだけど見掛けることがあります。勿論30年も前の車なので維持するのも大変なことでしょう。エアコンなどの快適装備も付いているか怪しいけれど、不便でも初代セリカだったら許せる気がする。
自分もこれに乗れるだろうか?と考えるようになり、ネットを検索して悶々と過ごす日々。割と近くのショップに置いてあることが分かった。
「古いセリカに乗ろうと思うんだけど、現車を見に行かない?」
するとカミさん、無言で古いアルバムを引っ張り出して来た。カミさんにとって初代セリカは特別に思い入れのある車で、亡きお義父さんが初代セリカに乗ってらしたのです! (写真の色褪せが時代を物語ります)
「こ、これは!ダルマのワンテじゃん!」
昭和46年の8月に撮ったそうなので発売開始の翌年かな。カミさんも幼い頃に乗った記憶があるらしい。こうなるともう話はトントン拍子に転がり始めた。駐車場をやりくりすればもう一台、何とか停められる。買い替えを諦め、レジアスは乗り潰す勢いで維持。浮いたお金で増車しよっかな?セリカを。
3月15日という日は亡くなったお父さんの誕生日という偶然。神様が「セリカ買え!」と言ってるも同然ですね。自宅から30分程の、ナビに導かれて赴いた小さなショップで見た初代セリカは・・