全てを忘れるその日まで

~明日への遺書~

龍良山 天童の杜

2018年05月03日 | 山歩記
今日は龍良山



久しぶりのtake a picture by ナナハン



山の上駐車場にプリウスを停めて


 




今日もここから登ります
 




離婚以来すっかりお気にの龍良山原生林
 


 


 



右に左に右往左往

あちらこちらと道を見失いながらも上へ上へと進みます



離婚してよかったこと


己を含め守るべきもの全てが無くなった事で

大切な人を亡くす日

自分が先に逝き大切な人と過ごす時間が無くなる日


そのいつか訪れる日が永久に来なくなったこと


そして…怖いものが無くなったこと




強い風が原始の森を揺らします
 



太古の杜を五感で感じ




私は無心で歩きます
 


 


 




ずっと下向きだった目線を上に…
 


 




グッと顎を上げ


ただただ上を見上げます
 




龍良山山頂着
 


 




前回来た時よりも視界はクリアー
 


 


 




こうして


私の心の視界も日を追う毎に開けていっています




軽くコーヒータイムをすませ
 




後から登って来られたご夫婦に


燦々と晩春の陽光が降り注ぐ山頂をお譲りし


私は一人頂を後にします



 




ここは天童の杜


古より近在の人が畏怖してきた信仰の杜




一歩


そして


二歩 三歩と 


その歩を踏み出す度



この杜に棲まわれているという天童法師に誓います




これから先も



私は人として生きていきます



誰かを裏切ることなく


誰かを欺くことなく



ただ 両親の教えに従い



真摯に ただ 人として生きていきます




もしも私がこの誓いを忘れてしまい



人が人としてあるべき姿を見失い


その道を外れた時



その時はどうか




わが命をこの世から奪い去ってくれ給う事





 






切にお願い致します





下山して




素敵なご家族から




嬉しい差し入れもいただきました





 




人は本来善良なる生き物です




あの日 死ななくてよかったな…



本当にそう思えた



素敵なご家族の笑顔に感謝の一日でした