全てを忘れるその日まで

~明日への遺書~

冥府

2019年02月10日 | 日記

最近お気に入りの 柴田淳さん

その中でも

特に好きな曲が

『雲海』

陰鬱な詞と荘厳なメロディー

何となく

こんな日の上見坂園地にぴったりです

「この空に雲を描いて 光も夢も塗り潰せばいい」

誰もいない

夕暮れ前

小雨交じりの上見坂公園

奥へ奥へと歩いて行きます

「闇の中 彷徨う不安なら 痛いくらいに慣れているから」

「あなたの声に耳を澄まし歩いたら 厚い雲は光を差し込んだ」

一人になってもうすぐ1年

すっかり慣れたはずの雨の休日なんだけど

今日は心がざわつきます

「眩い世界 目覚めた朝 あなたはこの手を掴んでくれた」

「慣れぬ光に振り向いたら あなたは私を突き放したのよ」

雨の日のここは嫌いじゃありません

さながら

冥府の様

「私が見える?あなたの目に 私は見えない なにも見えない」

「夢を描いたこの空から あなたは私を突き落としたのよ」

もし このまま

私がここで永遠の眠りについたとしても 気付いてくれる人は誰もいない

明日はラムの月命日…11回目

こんな風に思うのは

お互いに寂しが募って来る

そんな 頃

なのかな