全てを忘れるその日まで

~明日への遺書~

2020年01月19日 | 山歩記
龍良山


 



リソールから3回目の山歩き

直後は硬かったモンベルのオリジナルソール『トレールグリッパー』

ひと皮むけた後はすこぶる好調

車やバイクのタイヤと同じ…ひと皮むけた後に本来の性能を発揮します


今日は強風曇天

ただ歩く事だけに思いを傾け
 

 


未斧の杜を歩きます
 

 

 

 

 

 



スダジイ
 


堂々とした主の佇まい




一陣の風に

巨木の梢が一斉に鳴き始め
 

 


その根が足を搦めとります
 

 

 



まるで

杜全体が意志を持って

奥へと進む私の歩みを拒むかのように…



禁足の森を抜け
 


龍良木槲鞍部着
 



ここから先は

西寄りの強風が吹き抜ける

樹と岩の稜線を歩きます
 

 

 

 

 

 


ここを過ぎると
 


龍良山
 



その展望は…

雲とPMでほぼ壊滅的
 

 



…ならばと


奥に進んで
 


三角点
 


また山頂へと引き返し
 


『しばじゅん』を聴きながら
 



口にする熱いコーヒーに

束の間

自分を取り戻します




帰りもただ黙々と歩くだけ…


 


 


 




哀しみや苦しみ



 



憎しみ



 




そして


想いも この身も…





 




そのすべてが


朽ち果て 


無に帰すその日まで




 





明日からもまた



歩いて行かなくちゃいけないのかな



もう 疲れた…な