全てを忘れるその日まで

~明日への遺書~

冥府

2019年02月10日 | 日記

最近お気に入りの 柴田淳さん

その中でも

特に好きな曲が

『雲海』

陰鬱な詞と荘厳なメロディー

何となく

こんな日の上見坂園地にぴったりです

「この空に雲を描いて 光も夢も塗り潰せばいい」

誰もいない

夕暮れ前

小雨交じりの上見坂公園

奥へ奥へと歩いて行きます

「闇の中 彷徨う不安なら 痛いくらいに慣れているから」

「あなたの声に耳を澄まし歩いたら 厚い雲は光を差し込んだ」

一人になってもうすぐ1年

すっかり慣れたはずの雨の休日なんだけど

今日は心がざわつきます

「眩い世界 目覚めた朝 あなたはこの手を掴んでくれた」

「慣れぬ光に振り向いたら あなたは私を突き放したのよ」

雨の日のここは嫌いじゃありません

さながら

冥府の様

「私が見える?あなたの目に 私は見えない なにも見えない」

「夢を描いたこの空から あなたは私を突き落としたのよ」

もし このまま

私がここで永遠の眠りについたとしても 気付いてくれる人は誰もいない

明日はラムの月命日…11回目

こんな風に思うのは

お互いに寂しが募って来る

そんな 頃

なのかな


2019年02月02日 | 山歩記
停めたプリウス


 



縁あって私の元にやってきて


もう二年…
 



唯一無二の相棒です




今日も白嶽さん



上見坂白嶽 白嶽トンネル取り付き
 


 




曇天の下を歩きます
 


 




イノシシ(達)がほじくり返した跡…
 



人煙まばらなこちらのルートはイノシシ密度が濃厚です



たまに陽の射す深山の路を
 



一人ゆるゆる歩きます
 


 


 




鳥居を過ぎ
 



徐々に勾配のきつくなる原始の杜を抜け
 


 


 



西岩峰…
 




 


 



深い深い曇り空
 



先週キレイな青空を拝ませてもらったから


今日は良しとしようか




岩のテラスでご飯を食べて


元来た道を戻ります…


 


 


 






先日 歯医者に行く途中に見かけた前の嫁さん


傘を差し、狭い通りの片側でぼ~っと車が過ぎるのを待っている私の前を通過する一台の軽自動車


私は透明のビニール傘越し

前の嫁さんは軽自動車のフロントガラス越し


二人の視界の間を遮るものはそぼ降る雨だけ…


視線が絡んだのはほんの一瞬



多少気持ちは波打ったけど それだけ




彼女とは独身時代から不思議と縁がありました


街でばったり会ったり、予期せぬところで鉢合わせしたり


もともと 縁のある人だったと思います


ただ…添い遂げる縁ではなく、途中で潰えてしまう 


そんな浅いご縁の人だったんでしょう


これから100万回生まれ変わったとしても もう彼女とその縁が交わる事はありません





 
 
 





もう 


会わなくていいのに会ってしまう縁もあれば






 









なかなか逢えず


縁のない人なんだろうなって諦めなきゃいけない








 







そんなご縁もあるみたいです