先日開催された九州交響楽団(九響)の「第九」コンサートについて「月刊九響12月号」に詳細が掲載されていました。九響と共演した合唱団の顔ぶれを見てみると「福岡公演」と「北九州公演」でそれぞれ異なる団体が参加していました。
福岡公演では「九響合唱団(32人)」を中心に「東京混声合唱団(20人)」「九州大学男声合唱団コールアカデミー(4人)」「ちくしの混声合唱団(1人)」「多目的混声合唱団“Chor Solfa!”(1人)」、そして有志の方(1人)。一方、北九州公演では「北九州市民フロイデコール(40人)」と「東京混声合唱団(20人)」が共演。この中で特に目立つのが「北九州市民フロイデコール」の40人という大人数です。
北九州市民フロイデコールについて調べてみると、昭和52年(1977年)に設立されたアマチュア合唱団で、来年2022年に創立45周年を迎えると書いてありました。そして「第九を専門に歌う合唱団」として、全国でも例を見ない形でスタートしたようです。
今回のコンサートは、出演者数が制限されていたため、ステージに立つことが叶わなかった方もいるかもしれません… ですが「九響と共演すること」ではなく「第九を歌うこと」を楽しみとする団体であれば、共演するオーケストラが増えれば、舞台の数を増やせる可能性があります。小分けにしながらでも、団員全員が「第九」を歌う喜びを味わえるといいな、と思いました。
九州交響楽団<第九の夕べ>with 北九州フロイデコール