福岡応援blog

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秋月で紅葉狩り

2024年12月08日 | 旅行

福岡の秋がようやく彩りを見せ始めた頃「紅葉の名所100選」に選ばれている「秋月城跡周辺」へ訪れました。

私は「博多駅」から出発しました。JR快速で「基山駅」まで向かい、甘木鉄道に乗り換え「甘木駅」へ。さらにローカルバスで「秋月」バス停へ向かう行程です。しかし、ここで思わぬ試練が。甘木駅でのバスの乗り継ぎが悪く、40分もの待ち時間が発生しました。待ち時間に立ち寄った観光案内所の方が「秋月観光」のマップを下さった事はラッキーでしたが、下調べをしておくべきだったと痛感。

さらに、やっと乗れたバスも途中で渋滞。秋月へ向かう田舎道に、多くの観光客が車で押し寄せたからです。途中のバス停で降り、徒歩で進むよう指示が出されましたが、これはむしろ幸運だったかもしれません。歩く道中で、レコードを流しているのかと思うほどの美声が聞こえてきたからです。思わず立ち止まると、ギターボーカルとピアノのユニットが、昭和フォークソングを演奏していました。ずっと聴いていたかったのですが、1曲聴き終わったところで、本来の目的を思い出し、そちらに向かうことに。

「秋月城跡」に到着すると、目の前には見事な紅葉が広がっていました。福岡城同様、天守閣は現存しませんが、残された石垣と門が歴史を物語っていました。有名な「黒門」をくぐった先には、予想外の光景が。石垣に囲まれた中に建っていたのは「垂裕神社」と「秋月中学校」の木造校舎でした。そして、神社の境内でもあり、観光地でもあり、校庭でもあり… という感じの、不思議な空間が広がっていました。

多くの観光客が長い列を作り、質素な本殿を参拝していました。しかしそこには、ご朱印を頂く場所も、お守りを売っている場所もなく… 代わりに、神社を出たところにある寺で(観光記念としての)ご朱印を頂きました。しかしその後「黒門茶屋」の隣あたりにある売店にて「垂裕神社」のご朱印が販売されているのを発見。結局、そちらでも頂くことに…

今回の小旅行では、実際に行ってみなければ分からない発見が色々とありました。が、秋月城跡は、紅葉の名所だけでなく「桜の名所」としても知られています。次回再び訪れるための、予習になる旅でもありました。

 

 


英彦山神宮で紅葉狩り

2024年11月27日 | 旅行

紅葉が見頃を迎え始めています。県内で「日本紅葉の名所100選」に選ばれているのは「英彦山」と「朝倉城跡周辺」の2ヶ所です。そのうち、見頃が早い「英彦山」を訪ねてきました。英彦山は、大分との県境付近に位置する添田町にあり「日本百景」や「日本の自然100選」にも選ばれているスポットです。

さらに、英彦山には福岡県で唯一「神宮」の名を持つ「英彦山神宮」があります。神社の中で最も格式が高く「筥崎宮」や「香椎宮」より上位であるにも関わらず、大手の旅行ガイドには殆ど情報が載っていません。行き方を調べてみると、公共交通機関を乗り継ぐ必要がある事が分かりました。JR「博多駅」から「新飯塚駅」で乗り換え「田川後藤寺駅」へ行き、さらに「JR日田彦山線」に乗り換えて「添田駅」まで行き「BLT日田彦山線」に乗り換え「彦山駅」で下車し「添田町営バス」に乗り換えて、参道入口に立つ「銅の鳥居」バス停へと向かいます。

そこから参道を歩いて「英彦山神宮」を参拝するのですが、その道のりは、まさに修行のようでした。英彦山神宮には「戦いの神」が祀られているそうですが、ここを通って頻繁に参拝すれば、たしかに体が鍛えられるはずだと思いました。でも実は、参道脇を「英彦山スロープカー」が走っており、これに乗って「英彦山神宮」に辿り着く事も出来たりします。実際、多くの人はスロープカーで登り、下りの参道で秋の景色を楽しんでいたようでした。

参道の途中にある売店で、英彦山ならではのお土産「英彦山がらがら」を手に入れました。この土鈴は魔除けとして親しまれており「県指定伝統工芸品」に認定されています。価格は500円と、その安さに驚きました。完売が続出しているとの事でしたが、それなら貴重な工芸品を安売りしなくていいのに… 千円でも十分売れるんじゃないかと思いました。参道途中には、県指定重要文化財の「旧亀石坊庭園(雪舟が作ったとされる庭)」や「財蔵坊(山伏資料室)」があったので「ついで観光」しながら登っていきました。

神宮にたどり着くと、そこには紅葉と銀杏が織りなす鮮やかな世界が。落ち葉が地面に描く赤や黄色の模様も印象的で、多くの写真を撮り、ご朱印を頂きました。帰りの道中も含め、時間はかかりましたが、それだけの価値がある体験でした。本殿の上にも神社があり、周辺にも色々な観光スポットがあるなど、回り切れなかった場所が沢山ありましたが、来年以降の楽しみに取っておこうと思っています。

 

 


生きものたちの楽園 ~和白干潟~

2024年10月13日 | 旅行

福岡市内からほど近い場所に、都会の喧騒を忘れさせる「和白干潟」が広がっています。アイランドシティが建設されていた頃に「和白干潟を守ろう」という運動があり、それで初めて、この場所の存在を知りました。最近、その和白干潟が「日本の里100選」に選ばれていたことを知り、訪れてみることにしました。

和白干潟へは「JR和白駅」か「JR唐の原駅」で降りて、海に向かって歩けば、辿り着くことが出来ます。しかし、両駅の中間地点あたりが一番眺めが良く、砂浜に降りるスロープもあるのでオススメです。実際に現地に足を踏み入れてみると、その広さに圧倒されました。遠浅の砂浜が果てしなく続いており、地図上では想像できなかった光景が目の前に広がっていました。

和白干潟の魅力は、ただ広い砂浜だけではありません。アオサのような水生植物が生えており、サギのような海鳥が羽を休めていました。湿った砂の上に、小さな穴や砂だんごが点在していて、小さなカニが忙しそうに出入りしています。さらには、ヤドカリのような巻貝も沢山いて、小さな子供が目を輝かせていました。

また、干潟の先には「海の中道」が広がっていて、独特の景観を外側から眺めることが出来ました。この場所に足を踏み入れなければ、この場所を守りたいとは思わなかったかもしれません。しかし、一度訪れてみると、この場所がなくなってしまったら残念だな、という気持ちが自然と湧いてきました。

和白干潟は、天神から志賀島へ向かうバス路線の途中にあります。多くの人は、この場所をスルーして「海の中道」や「志賀島」へ直行していると思いますが、ぜひ一度、途中で立ち寄ってみて欲しいです。


 


2024年のパワースポット・志賀島一周ドライブ

2024年10月05日 | 旅行

有名な風水の専門家が「2024年、日本で一番のパワースポット」と発言された事で、今年話題になっている「志賀島」を一周してきました。当初は、自転車でと思っていましたが、それは無謀な計画だったと判明しました。なぜならば、外側のルートは車道以外に殆ど道幅がなく、そのすぐ横は海となっています。また、内側のルートは、いびつな地形で見通しが悪く、道幅が狭いため、危険だと感じました。

なので、車での周遊が妥当でした。私は運転をしていないのですが、有名な「中西食堂」でサザエ丼を食べてからの「志賀島神社」参拝から始まり、左廻りにぐるっと一周しました。海にそそり立つ岩場や、福岡市内や海の中道、そして能古島などを見渡すことが出来、どの方向から見ても見ごたえのある景観が楽しめました。

但し、運転手にはその景色を堪能する余裕がなかったようです。見通しが効かないうえ、道が曲がりくねっているため、運転に集中せざるを得なかったからです。そこで、景色を楽しみながら観光できるよう、一時間に一周くらいのペースで回る観光バスを運行させたら良いのではないか、と思ってしまいました。

そして、最後の方に「金印公園」がありました。その展望台には、実物大の金印のレプリカが展示されており、福岡市内を海越しに一望できる絶景が広がっていました。ここは(正確な位置は特定されていないそうですが)おおよそ金印が発見されたと考えられている場所であり、思わず「ここで発見されたとは、どういう事なのだろう…」と、歴史の謎に思いを馳せてしまいました。

志賀島は「2024年最強のパワースポット」というだけでなく、独特の景観と歴史を感じられる場所でもありました。海風が冷たくなる前の、今の季節に行っておいて良かったです。

 

 


志賀島に行ってきました

2024年09月16日 | 旅行

今年「日本最強のパワースポット」に選ばれ、注目を集めている「志賀島」に行ってきました。JR「香椎駅」から海の中道線に乗り換え、終点の「西戸崎駅」で下車。島に渡るためには、さらにバスに乗る必要がありますが、そのバスの運行は1時間に1本程度。天気が良ければ、JR「西戸崎駅」近くのレンタサイクルを利用することも可能です。

今回、天候が不安定な関係から、バスに乗ることとしましたが、志賀島に渡る前の停留所で止まりました。散策しようと思ったが、特に何もない。次のバスを待つ間に、お手洗いに行きたくなりました。志賀島行きのバスが来たので、追いかけて乗ろうとしましたが、あと10メートルのところで出発されてしまいました。少し待って欲しかったものの、仕方なく歩いて志賀島まで向かうことに。

バス停1つ分くらいの距離を歩いた後、森の中の道を抜けると、左右に広がる美しい砂浜と、志賀島に続く1本道が見えてきました。両側から波が打ち寄せ、右にも左にも広がる絶景が壮観でした。この道を歩いて渡ることで、波の音や潮の香りを直に感じることができ、バスでは得られない特別な体験が出来ました。

驚いたのは、地図上では普通の道路として描かれていた道が、かなり砂で覆われていたことです。どうやら、海が荒れる日や満潮時に、波が砂を打ち上げてしまうようです。自然の力で形作られたこの道は、左右から打ち寄せる波の力で、さらなる陸地を形成しようとしているようにみえました。

ようやく志賀島に到着すると、入口近くに鳥居があり、ここから5分ほど歩けば「志賀海神社」に着くことができます。石段を上がると、海を一望できる神社が姿を現しました。ここは、海の神様である「青い龍」を祀っているらしく、志賀島が今年最強のパワースポットに選ばれた理由の1つは「辰年」だからかな、と思いました。

残念ながら、今回目当てにしていた(サザエ丼で有名な)「中西食堂」は閉店しており「金印公園」にも行けませんでした。しかし、ディズニーランドがそうであるように、回り切れなかった場所があるからこそ、再びこの場所を訪れたいと思えるのかもしれません。

次回はぜひ、JR「西戸崎駅」でレンタサイクルを借りて、志賀島一周してみたいなと思いました。