福岡応援blog

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花と祈願のお寺 ~鎮国寺~

2024年08月09日 | その他文化

鎮国寺(ちんこくじ)は、福岡県宗像市にある「花と祈願の寺」として知られ、四季折々の美しい自然に囲まれた癒しのスポットです。春の桜を始めとする「花」も美しいのですが、鎮国寺は森の中にあり、境内は大きな樹木に囲まれています。今は最も緑が生い茂っており、暑さも和らいできたことから、マイナスイオンを浴びたい人にとっては絶好の季節といえます。

鎮国寺のもう一つの魅力は、様々なテーマに沿って祈願ができることです。ろうそくを灯したり、絵馬を奉納したりと、願いを形にして祈りを捧げることができ、まるでアトラクションのような楽しさがあります。特に人気なのが「認知症予防」の祈願コーナーで、現代を反映していると感じます。また「学業成就」のコーナーも人気で、多くの人が祈願しています。

訪れる際は、色々な祈願を体験できるように、小銭を多めに持参するのがおすすめです。豊富なお守りや絵馬も揃っており、ご朱印もいただけるので、参拝の記念としてぜひ、お堂に立ち寄ってみてください。

鎮国寺は、西鉄バス「宗像大社前」バス停から徒歩15分。宗像大社から少し歩いたところにある、遊歩道を通っていきます。このお寺は、唐から「真言」の教えを授かって帰国し「宗像神社」に立ち寄った空海が、美しい雲がたなびいているのを見て、ここを特別な場所だと感じ、建てた場所だと言われています。

鎮国寺は、四季折々の自然を感じながら、そんな歴史を学べる場所でもあるといえるでしょう。

 

 


九州交響楽団の演奏会に行きました

2024年08月04日 | 音楽

7月31日、九州交響楽団のコンサートに行きました。

演目は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番、チャイコフスキーの交響曲第5番「悲愴」でした。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番は、きれいなクラシック。初演はベートーヴェン自身が弾かれたようです。抒情的なメロディが印象に残りました。だれか「田園」とか「合唱」のように、相応しいサブタイトルを付けてくれんかな。聴く人が勝手に付けてもいいのなら、ピアノとオーケストラの対話がテーマのようなので「対話」でいいんじゃないかな。

チャイコフスキーの交響曲第5番「悲愴」は、作者が亡くなる直前に初演が行なわれたらしく、遺作もしくは、それに近い作品といえるかもしれません。指揮者のプレトークで「何を意味するかという事については、それぞれの人が、それぞれの解釈で聴いて欲しい」と。

前半は「悲愴」というタイトルの割には、長調のメロディが出てきて、ほのぼのとノスタルジックな感じ。第3楽章になると、金管楽器が活躍して熱い感じ。そして第4楽章に入ると、悲しい感じで始まり、どんどん重く暗く静かになってきて「ご臨終です」という感じで終わる。人生の「春」「夏」「秋」「冬」を表しているような気がした。

そして、トランペットの松居首席の引退公演でもありました。帰ろうとしたら、客席から拍手が聴こえてきて、思わず戻ったら、沢山の観客がスタオベをしていました。ご本人は驚いていたようですが、福岡は、王監督を見かけたら「群がるのではなく道を開ける」という土地柄なので、スターが気持ちよく過ごせるよう、これまでみんな、敢えて静かにしていたのだと思ったよ…

指揮者に「終身名誉監督」という言葉があるように、オーケストラに「終身名誉首席」というポジションは存在しないのかな。新たな就任先は、南アフリカのオーケストラとの事。身の安全に気を付けて頂き、また戻ってきて頂きたいものです。5年間、本当にありがとうございました。