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九州交響楽団の「展覧会の絵」

2023年07月02日 | 音楽

7月1日に「アクロス福岡シンフォニーホール」で開催された「展覧会の絵」コンサートに行ってきました。

 

前半は「チャイコフスキーのピアノ協奏曲」。数あるピアノ協奏曲の中で、一番好きなのがコレです。しかもピアニストは、日本女性初の「チャイコフスキー国際ピアノコンクール・優勝」の実績を持つ、上原彩子さん。

この曲は、有名な冒頭部分が印象的ですが、その後、同じモチーフは二度と出てこないのだそう。途中、この事実をパンフレットで知り「もっとありがたい気持ちで心して聴くべきだった…」と反省…

しかし、最高の音楽を、最高の指揮者・最高のオーケストラ・最高のピアニストの組み合わせで聴けた事は、最高に素晴らしい経験になりました。また、冒頭のファンファーレは、ホルンが担当していたのだと初めて知りました。また、ホルンに続く弦楽器の美しさが印象に残りました。

アンコールでは、上原さんがショパンの「子犬のワルツ」他1曲を披露して下さいました。ピアノを習っている子供が来ていたとしたら、きっと喜ばれるナンバーだろうなと思いました。

 

後半が「展覧会の絵」。この曲は(「フランダースの犬」のラストシーンで「ルーベンスの絵」が公開された時に流れる)「キエフの大門」が有名ですが、それ以外の部分は知らず、どんな「絵」が出てくるのだろう… という興味を持ちながら(今回もまた予習なしで)聴きに行きました。

どうやら「暗い絵」や「不気味な絵」が多いようでした。ですが、ドラクエの音楽同様「鬼気迫る場面」や「おどろおどろしいシーン」をカッコ良く表現するには金管楽器が欠かせない、と改めて思いました。チューバなどの中低音楽器にも見せ場があるのが良かった。

また「牛が重い馬車を引いている絵」というのが出てくるのですが、スネアドラムのトレモロが、小石を表現しているようで、印象的でした。楽器の個性が生かされており「これぞ多様性」と思いました。

そして、何といっても印象的なのが「キーウの大門」のテーマです。これは「ウクライナの首都に計画された大門のデザイン画」を表現しており、明るく光り輝く感じの曲です(暗い絵が並んでいるのは、この絵との対比効果を出すためなのか)。ところで、九響は長らく、クラリネットの首席が不在となっていました。それは、前の首席がウクライナ人だったからです。母国が大変だという事で帰国され、そのまま戻って来られない状況のようです…

なので、どの団員さんにも、ウクライナには特別な思いがおありだと思います… どこまでも真っすぐに届きそうな、トランペットの響きが印象的でした。松居さんがこの席に座っていて下さる事の、心強さを感じました。また、指揮者のコバケンさんが「本日の九響は完璧でした」と仰っていましたが、全体的に愛を感じる演奏でした。

 


FFGニューイヤーコンサート2023

2023年02月04日 | 音楽

今年も「ふくおかフィナンシャルグループ芸術財団」様が、ありがたいことに「ニューイヤーコンサート」の動画をアップしてくださいました

 

FFGニューイヤーコンサート2023

 

今回の注目ポイントは、以前の記事で絶賛した「鈴木玲奈さん」。北九州芸術劇場で聴いた時、思わず会場のスピーカーを見渡して「どうも、スピーカーから出ている音声ではないようだ…」「まさかマイク無し?」と思ったけど、半信半疑でいました… しかし本当にノーマイクだったようで「これぞ本物の歌姫」「(オペラ座の)クリスティーヌかよ?」って思いました…

ですが、クリスティーヌは美人で歌は超上手いけど、そこまでの演技力は持ってない。クリスティーヌより凄い存在なのでは? ホフマン物語の「森の小鳥はあこがれを歌う」で、感動して倒れてしまい、ラ・ボエームの「私が街を歩けば」の所では「鈴木玲奈さんが歌いながら天神地下街を歩くと、どんどん人が付いてきて、アクロス福岡前の公園が満員になっている」という夢をみていました  

そして、今年の九響の「ニューイヤーコンサート2023」は、以下の通り、全9公演あったようです(動画をアップして下さった、FFGさんありがとうございます)。

  • 1月6日(金):長崎ブリックホール
  • 1月7日(土):北九州芸術劇場 大ホール
  • 1月8日(日):アクロス福岡シンフォニーホール
  • 1月10日(火):あるかすSASEBO
  • 1月11日(水):熊本芸術劇場コンサートホール
  • 1月13日(金):佐賀市文化会館 大ホール
  • 1月14日(土):北九州芸術劇場 大ホール
  • 1月15日(日):FFGホール(※1日2回公演)

安定的に売れるといわれている、年末の「第九」コンサートが3公演だった事を考えると、これって凄い事なのでは⁉ ますますの発展を願っています。


九響ニューイヤーコンサート 北九州公演

2023年01月08日 | 音楽

九州交響楽団のニューイヤーコンサート(北九州公演)に行ってきました。わざわざ遠征して北九州公演に行ったのは「北九州芸術劇場」に行ってみたかった、という単純な理由です。

北九州芸術劇場は、世界的に有名な建築物「キャナルシティ博多」を手掛けた「福岡地所」さんが手がけた「リバーウォーク北九州」の6F部分にある事になっていますが、厳密にいうと2階席は7F、3階席は8F部分となっていました。そして、最も安いはずの「3階席」はロビーからの眺めが最高で、まるで「リバーウォーク北九州」の天守閣に上がったような気分になれました。

会場に入ると、舞台上に「ニューイヤーコンサート名物(?)」の花の演出が施してあり、ワクワク感が高まりました。福岡は花の産地でもあるので、オフィシャルサプライヤーというのでしょうか、九響に「花専門」のスポンサーが付くといいな、そしてこれからも派手にやって頂きたいな、と期待してしまいました。

そして、もう1つのお約束(?)でしょうか、ドレス姿で登場する女性陣が華やかでした。おめでたい気分を盛り上げる、赤系のイブニングドレスの方が多かったです(そんな中、全く違う色のドレスを着ている方もいらして、それはそれでコントラストが効いて華やかでした)。全くのお揃いでないところを見ると、主催者から支給された衣装ではなく、自前衣装でのファンサービスなんだろうなぁ。そうだったとしたら、ありがたいことだな、と思いました。

 

今回のゲストは、鈴木玲奈さん。コロナ禍に開催された伝説の「オペラ・こうもり」公演で、華やかな世界に憧れる女中(アデーレ)役を演じられた方です。その時の主役は劇団四季の方で、その方も当然ながら凄かったのですが、脇役であるにも関わらず、遜色ない存在感を発揮されていました。その方が主役に抜擢されるとは、なんという素敵すぎる後日談(彼女を選ばれた方、ブラボーです)! 

そして「夜の女王のアリア」、こうもり「アデーレのアリア」に引き続き、ネタバレになるので詳しくは書きませんが、アンコール曲まで歌って下さるという大サービス。悪女役も聖女役も、小悪魔な役も演じる事が出来、それでいて素晴らしい実力派。オペラ界の日本アカデミー賞があるならば、主演女優賞と助演女優賞をダブルで取ってもおかしくない位のスター性を感じました。

同じ女性にここまで言わせてしまうとなると、その魅力はやはり本物で、指揮者兼司会の下野竜也さんも、すっかり惚れ込んでいた様子。ラストの演出に関しては「彼女にアレをやらせたい」という企みを感じてしまいました(笑) 

 

そして、今回のゲスト指揮者の下野竜也さんは、広島交響楽団の指揮者の方なのですが、ホークスの工藤元監督のような親しみやすさがありました。

そして、本日「アクロスシンフォニーホール」で「福岡公演」が開催されます。そして、北九州公演には出演しなかった「九響合唱団」が出るというスペシャルプランがあるという事を、後になって知りました。人数を最小限に絞っての出演となっていた「オペラ・こうもり」の感動再び、なのか、それとも別の演出が用意されているのだろうか…

気になって仕方ないのですが、自分は既に予定が入っており「福岡公演」には行くことができません… なので、行かれる予定の方がいらっしゃいましたら、感想など聞かせて欲しいです! そして今後「九響合唱団」が出演される時には、もっと目立つように広告に記載して欲しいな、と思いました。

 

 


九州市民大学に行ってきました

2022年10月23日 | 音楽

9月12日(月)の18時より、福岡サンパレスへ「九州市民大学」の講義を受けに行ってきました!

九州市民大学とは、月額2千円くらい(だったかな)の予算で、月に1回、著名人などからの講義を受けられるもので、基本的には年間契約という形になっています。 ですが、聴きたい回だけを選べる場合もあるようで、自分は今回開講された「井田勝大・九響が贈るバレエ音楽の魅力と歴史」を聴きに行きました。

プログラムの内容は、贅沢にも

  • 「コッペリア」より
  • 「白鳥の湖」より
  • 「眠りの森の美女」より
  • 「くるみ割り人形」より
  • チャイコフスキーとバレエ(指揮者・井田勝大先生のお話)
  • 「舞踏への勧誘」
  • 「ロミオとジュリエット」より
  • 「火の鳥」より

という盛り沢山な内容で、金管・木管・弦楽器のバランスが良かった。

そして、首席不在のクラリネット。他の楽団に応援を要請し、助っ人が来られているものと思われます。ちなみに、今回の助っ人の方、なかなか上手かったです。誰なんだろう? と思ってパンフレットを見ると、お名前が掲載されておらず、ちょっと残念でした。

全席自由席で、受講料は3,000円でした。こんなに贅沢な内容でいいのだろうか…

 

 

 


九州交響楽団を支えている企業様 た行

2022年10月22日 | 音楽

九州交響楽団のコンサートに行くと無料でもらえる冊子「月間九響(2022年10月号)」を元に、九響後援会の「た行」の法人会員様をリストアップさせて頂きました。なお、お名前を目立たせるため(株式会社などの)法人格は省略させて頂いております。

  • 大電
  • 大陽製粉
  • 大隆工業
  • タカギ
  • 高松産業
  • 武内総合会計
  • たける眼科
  • 田中藍
  • 樽見設備設計
  • ちくしの未来会計
  • 筑豊製作所
  • TVQ九州放送
  • TMスチール
  • テレビ西日本
  • 電気ビル
  • 東京日動火災保険 福岡支店
  • 東芝 九州支社
  • TOTO
  • 戸上電機製作所

こうしてみると、改めて「沢山の企業様に支えられているんだなぁ」って思います。