福岡応援blog

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福岡の名湯 ~二日市温泉~

2025年02月26日 | 旅行

先日、福岡を中心とする「西の都」が、日本遺産の認定を取り消されるというニュースを耳にしました。調べてみると「西の都」とは、太宰府を中心とし、かつて存在していた「九州の都」を指すとのこと。また「太宰府天満宮」周辺史跡だけでなく、日本百名湯の一つ「二日市温泉」も含まれていることが分かりました。寒さが厳しく、ちょうど温泉で温まりたいと思っていたので、訪れてみることに。

二日市温泉は、日本の古典文学に沢山登場する、九州最古の温泉らしいです。そして、数ある温泉施設の中から、格式ある「大丸別荘」を訪ねました。一泊何万円もする高級旅館ですが、期間限定で日帰り入浴が2千円となっていました。大浴場にしては高めの料金ですが、福岡で唯一の「日本百名湯」でもあり、一生に一度くらいは行っておいてもいいかなと。

到着すると、目に入ったのは博多人形をはじめとする伝統工芸品の数々。館内のラウンジでは、自動演奏のピアノが優雅な雰囲気を醸し出していました。さらに驚いたのは、建物の造りでした。平安時代の寝殿造に、二階以上が増築されたような独特の構造。中庭は日本庭園となっており、太宰府とのつながりを感じさせる、梅の木が植えられていました。

そして、肝心のお風呂へ。洗い場の床には玉砂利が埋め込まれ、湯船の底にも石が沈んでおり、足つぼを刺激する仕組みになっています。温泉の成分には詳しくないものの、温泉療養とリラクゼーションが一体化した、工夫された造りに感心しました。

今回の訪問を通じて「二日市温泉」の歴史的価値を、初めて知ることが出来ました。普及のための取り組みが不足しているとされ、日本遺産の「認定」が取り消され「認定候補」へと格下げされた事は残念ですが、このニュースをきっかけに「西の都」が再び注目されることを願っています。


古代遺産の「西の都」| 日本遺産ポータルサイト

 

 

 


モンドセレクション金賞受賞の辛子高菜

2025年02月17日 | グルメ

福岡グルメといえば、真っ先に思い浮かぶのは「豚骨ラーメン」。その主役は、クリーミーな豚骨スープ&ストレートな細麺といえるでしょう。でも、ラーメンの味をより引き立てる名脇役がいることを忘れてはいけません… その一つが「辛子高菜」です。

先日、博多駅の商業施設「マイング博多」を歩いていたときのこと。お菓子が並んでいるコーナーに混じって異彩を放っていたのは「モンドセレクション金賞受賞」の文字が書かれた「辛子高菜」でした。春日市の企業「樽味屋」が手がけた一品で、気になったので、迷わず購入。自宅で試してみることにしました。

箸でひとつまみ取り、ご飯の上にのせて口に運ぶと、しっかりとした旨味を感じます。とはいえ、しっかりとした辛味があるので、一気に食べるのはなかなか難しい。少しずつ長く楽しめるのが、また嬉しいポイントです。

「この味、どこかで食べたことがあるような…?」と思ったら、ラーメン店で提供される辛子高菜の味にそっくりでした。調べてみると、樽味屋の辛子高菜は業務用としても販売されているとのこと。もしかすると、福岡のどこかのラーメン店で、使われているのかもしれません。

この辛子高菜、ワンコイン前後で購入できるので、見つけたら是非試してみてください。