福岡応援blog

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英彦山の味・しいたけ茶漬け

2024年11月30日 | グルメ

美しい自然に囲まれた英彦山は、沢山の発見と感動を与えてくれる場所です。「英彦山神宮」を参拝した帰りに「英彦山スロープカー」に乗り「花駅」で降りたところで出会った味覚をご紹介します。

ここには、かつての小学校の校舎があり、現在は売店や郵便局、食堂などが運営されています。この場所は、地域の文化や歴史を感じられるスペースとして機能しています。さらに、日によってはワークショップも開催されているようで、地元の魅力を深く体験できるスポットとなっています。

そこに立ち寄った際、売店で目に留まったのが「しいたけ茶漬け」という瓶詰めでした。添田町で採れた原木椎茸を主原料にした佃煮で、地元・添田町の「農産加工センター」で製造されていると書いてあります。そのため「ここでしか買えないアイテムかも⁉」と思い、思わず購入しました。価格もワンコイン程度と手頃でした。

そして、この「しいたけ茶漬け」は、原材料も注目すべきポイントです。昆布・鰹節・きび砂糖・丸大豆醤油・本みりん・米酢・清酒と、どれも体に優しい自然なものばかり。

自宅に帰ってから、早速味わってみました。梅おにぎりと一緒にしてみたのですが、この組み合わせが驚くほど絶妙! 梅の酸味としいたけの旨味が相まって「梅かつお」のような美味しさになっていました。よくよく考えてみれば「山のもの」同士の組み合わせなので「梅かつお」以上に相性は良いはずです。

英彦山を訪れた際は、地元の豊かな自然と知恵が詰まった「しいたけ茶漬け」を、ぜひ手に取ってみてください。

 

 


英彦山神宮で紅葉狩り

2024年11月27日 | 旅行

紅葉が見頃を迎え始めています。県内で「日本紅葉の名所100選」に選ばれているのは「英彦山」と「朝倉城跡周辺」の2ヶ所です。そのうち、見頃が早い「英彦山」を訪ねてきました。英彦山は、大分との県境付近に位置する添田町にあり「日本百景」や「日本の自然100選」にも選ばれているスポットです。

さらに、英彦山には福岡県で唯一「神宮」の名を持つ「英彦山神宮」があります。神社の中で最も格式が高く「筥崎宮」や「香椎宮」より上位であるにも関わらず、大手の旅行ガイドには殆ど情報が載っていません。行き方を調べてみると、公共交通機関を乗り継ぐ必要がある事が分かりました。JR「博多駅」から「新飯塚駅」で乗り換え「田川後藤寺駅」へ行き、さらに「JR日田彦山線」に乗り換えて「添田駅」まで行き「BLT日田彦山線」に乗り換え「彦山駅」で下車し「添田町営バス」に乗り換えて、参道入口に立つ「銅の鳥居」バス停へと向かいます。

そこから参道を歩いて「英彦山神宮」を参拝するのですが、その道のりは、まさに修行のようでした。英彦山神宮には「戦いの神」が祀られているそうですが、ここを通って頻繁に参拝すれば、たしかに体が鍛えられるはずだと思いました。でも実は、参道脇を「英彦山スロープカー」が走っており、これに乗って「英彦山神宮」に辿り着く事も出来たりします。実際、多くの人はスロープカーで登り、下りの参道で秋の景色を楽しんでいたようでした。

参道の途中にある売店で、英彦山ならではのお土産「英彦山がらがら」を手に入れました。この土鈴は魔除けとして親しまれており「県指定伝統工芸品」に認定されています。価格は500円と、その安さに驚きました。完売が続出しているとの事でしたが、それなら貴重な工芸品を安売りしなくていいのに… 千円でも十分売れるんじゃないかと思いました。参道途中には、県指定重要文化財の「旧亀石坊庭園(雪舟が作ったとされる庭)」や「財蔵坊(山伏資料室)」があったので「ついで観光」しながら登っていきました。

神宮にたどり着くと、そこには紅葉と銀杏が織りなす鮮やかな世界が。落ち葉が地面に描く赤や黄色の模様も印象的で、多くの写真を撮り、ご朱印を頂きました。帰りの道中も含め、時間はかかりましたが、それだけの価値がある体験でした。本殿の上にも神社があり、周辺にも色々な観光スポットがあるなど、回り切れなかった場所が沢山ありましたが、来年以降の楽しみに取っておこうと思っています。

 

 


北九州市の鉄道遺構、どうなるの?

2024年11月21日 | その他文化
門司区で発見された鉄道遺構を巡り、市民と行政の意見が分かれています。この遺構は、スケールの大きさや歴史的価値の高さから「世界遺産」に登録される可能性があるとも言われており、保存を望む声が日に日に広がっています。署名活動も活発に行われ、多くの市民がその価値を守りたいと訴えています。 ですが、北九州市はその多くを取り壊す方針を示しています。一部は保存や移転が予定されていますが、それは申し訳程度の「ほんのちょっとだけ」な規模のようです。
 
北九州・門司には、鉄道にちなんだ多くの観光名所があります。JR「門司港駅」は、駅舎自体が観光名所として知られており、門司港地区には「九州鉄道記念館」や「門司港レトロ観光線」などの観光スポットがあります。さらに北九州市は「銀河鉄道999」を生み出した松本零士さんとのつながりも深く、JR小倉駅にはキャラクターの銅像が立ち、新幹線の発車時には「銀河鉄道999」のテーマソングが流れます。さらに、JR九州を走る在来線車両の修繕や改造を行う「小倉総合車両センター」には「小倉工場鉄道ランド」という施設があります。

今回見つかった鉄道遺構を、既存の観光名所と組み合わせれば、新たな観光商品を開発することが出来ます。それにより、他の観光スポットとの相乗効果が得られるだけでなく、飲食・物販・交通など、幅広い分野への経済波及効果が発生します。また、この鉄道遺構は歴史的な価値が高いため、遠足や修学旅行の目的地としてもピッタリだし、電車好きな小学生の「夏休みの自由研究」のテーマにもうってつけです。そうすることで「鉄道ファンの聖地」としての北九州市の認知度を、さらに高めることが出来るでしょう。
 
しかし、鉄道遺跡の取り壊しを進める側にも、きっと理由があるはずです。遺跡が見つかった場所が、老朽化した複数の公共施設を総合した新施設の建設予定地になっているそうなんです。しかし、賛成派の声は殆ど報道されていません。それがどのようなものなのか、他の場所ではダメなのか、建替を中止・延期するとどのようなデメリットがあるのか、その説明を聞いてみたいです(責めるような記者会見じゃなくてね)。

一度取り壊してしまえば取り返しがつかないものなので、決断を急がず、多くの人が納得できる判断をして頂きたいと思っています。



 

博多あごだしで作るクリームリゾット

2024年11月20日 | グルメ
冬が近づくと、寒さとともに風邪や感染症が気になる季節がやってきます。そんな時こそ、体を温めて免疫力を高める料理が恋しくなりますよね。今回は、福岡名物「博多あごだし」を使った即席クリームソースリゾットの作り方をご紹介します。

きっかけは、ホワイトソースのキノコリゾットを作ろうとしたことです。本来ならば、ホワイトソースを使うところですが、あいにくキッチンには在庫がありません。それならと、コンソメスープで代用しようと考えたものの、こちらも見当たらず。しかし熱が出ていてスーパーにも行けず。

そこで、使ってみたのが、常備していた「博多あごだし」。福岡では定番の調味料で「茅乃舎だし」が有名です。これを使ってキノコリゾットを作ることにしました。あごだしで濃いめのベースを作り、様々なキノコと水菜を入れて、牛乳とバターを加えることで、即席クリームソースが完成しました。

通常、リゾットを作る際には、ご飯を水で洗ってぬめりを取るのが一般的ですが、あえてそのまま使用したところ、ぬめりがとろみとなり、クリーミーな食感に仕上がりました。ここに、アオサの粉末をパセリ代わりに散らし、粉チーズを加えたところ、彩りと旨味が増し、お代わりしてしまうほどの美味しさでした。

まさに「博多あごだし」は、どんな料理も必ず美味しくなる魔法の粉といえるでしょう。冷蔵庫にある食材で簡単に作れる「あごだしクリームソースリゾット」、ぜひ試してみてください。