福岡タワー前に期間限定の屋外スケートリンクがオープンしたという噂を聞きつけ、早速訪れてみました。福岡タワーへは地下鉄「西新駅」からも「藤崎駅」からも徒歩でアクセス可能ですが、今回は「西新駅」で降りて向かうことに。
久しぶりに訪れた西新駅は、サザエさんのイラストで彩られており「西新サザエ駅」という別名を付けてもいいのではないか、と思うほどでした。このエリアは「サザエさん」の作者である長谷川町子さんが構想を練った場所とされています。そのため、駅から福岡タワーへ向かう道には、サザエさん一家の銅像が沢山設置されており、歩くだけでワクワクする気持ちに包まれました。
また「西南学院大学」の美しいレンガ造りのキャンパスも、目を楽しませてくれました。このエリアを抜けると、福岡タワーへ通じるメインストリートが現れますが、この西新駅から福岡タワーまでの道は「サザエさん通り」と呼ばれているそうです。
到着したスケートリンクでは、バンクーバーオリンピックで入賞経験のある元フィギュアスケーター、小塚崇彦さんが子どもたちに指導をされていました。さらに、イベントのオープニングで、華麗な滑りを披露された事を知りました。抜群の好感度と知名度を誇るゲストの人選に、しっかりした所が運営されているな、という印象を持ちました。
運営企業を調べてみると「JR九州」「西日本鉄道」「九州電力」「九電工」「西部ガス」「福岡銀行」「西日本シティ銀行」「紅葉八幡宮」などがメインとなっていました。また、100社くらいいたのではないかと思います、中小企業も数多く参加していることに感動しました。かつて、福岡市で唯一の通年スケートリンク「パピオアイスアリーナ」が閉鎖され、スケート文化が衰退しそうになった時期がありましたが、パピオが復活しただけでなく、さらに盛り上がっている風景をみて、うれしくなりました。
実際にリンクで滑ってみると、久しぶりのスケートの楽しさを思い出しました。クリスマスマーケットも併設されており、夜まで賑わっています。きらびやかなイルミネーションに包まれた「福岡タワー」とともに、冬のデートスポットとして最高の場所になっていました。冬限定のイベントではありますが、こうした風景が毎年の恒例になるといいな、と願わずにはいられません。