福岡応援blog

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チェッカーズ 伝説のラストライブ

2022年01月16日 | 音楽

NHKの「BSプレミアム」で「チェッカーズ ファイナル・ツアー ㏌ 武道館」を見ました。

とにかく良かった! 素晴らしかった! ボーカルのフミヤさんが39度の熱を出し、点滴で熱を下げての公演でしたが、フミヤさんが歌えなくなった分を、他のメンバーが全力でカバー。その結果、メンバー全員の凄さが浮き彫りになる公演となっていた。そして、フミヤさんも、歌いまくり踊りまくりで凄かった!

  • ナオユキ(藤井尚之)さん:間奏の部分で目立つだけでなく、時にはステップを踏み、時にはのけぞりながら、フミヤさんが歌っている最中も、次々と繰り出すオブリガート。キーボードに挑戦しようとしたナオユキさんに「サックスをやれ」と言ったフミヤさんの先見の明はすごかった。アナログ楽器が入る事により、ロックだけでなくジャズやブルース、レゲエやスカ、アイドルポップなど、多ジャンルに対応できるバンドとなっていた。
  • クロベエ(徳永善也)さん:常に笑顔だったのが印象的でした。チェッカーズにエネルギーを与えてくれる、太陽のような存在。
  • ユウジ(大土井裕二)さん:クールな感じの、縁の下の力持ち。チェッカーズの安定感を作っていた、まさにベースという存在。
  • トオル(武内亨)さん:お母様が経営されているスナックを練習場とする形で、チェッカーズを結成された方。歌って踊れて楽器が弾けて、作詞作曲も出来るメンバーを集めた功績はすごいです。最後にファンへの感謝の言葉を述べられていましたが、トオルさんはその後、コロナが流行る直前まで、当時のファンを毎年キャンプに招待し、同窓会みたいな事をされていました。メンバーだけでなくファンにとっても、面倒見の良い兄貴分のような存在の方だと思います。
  • マサハル(鶴久政治)さん:基本的にはフミヤさんを立てる役割に徹しているが、やるべき時にはやる男! 要所要所で実力を見せ付ける頼もしさが印象的でした。
  • モクさん(高杢禎彦)さん:歌って踊ってトークで盛り上げる、すごいオーラのある方でした。だからこそ、フミヤさんとライバルの様になってしまったのかもしれません… もちろん、少年のような魅力のあるフミヤさんがセンターでなくては、アイドル雑誌の表紙を飾ったり、子供人気を得る事は難しかったでしょう… しかし、時々モクさんが歌う事で「アイドルPOPに留まらない実力派」だと証明する事が出来た。どちらも凄い人だけど、全く違う個性を持った2人は、求められる役割も似合う曲も違うはず… なので2人は、共存出来る関係だったとも思うのです… 
  • フミヤ(藤井郁弥)さん:最後のステージを全力で届けようとする気迫が感じられ、プロフェッショナリズムを強く感じました。これだけ強烈なメンバーを従えて、そのセンターとして燦然と輝いていたフミヤさん。一方、ボーカルだけが大きく取り上げられる風潮の中、仲間の凄さを一番分かっていたのも、フミヤさんなのではないかと。そして、このライブを「チェッカーズの完成形」と呼ぶのであれば、簡単に「再結成」とはいかないのも、無理はない… そこは、メンバーの意思を尊重したいような気もしました。

 

MCで印象的だったのが「西鉄電車」や「久留米」という言葉が何度も出てきたこと。メンバーが出会った場所であり、青春時代を過ごした久留米という街が、チェッカーズの原点であることを改めて感じました。久留米でスタートした彼らが、日本全国、そして武道館という大舞台でファンを魅了する存在になったことに、感慨深いものがありました。

チェッカーズは、ただのバンドではなく、多くの人々の心に刻まれた「青春そのもの」なのかもしれません。このライブ放送を通して、改めて彼らの音楽が持つ力と、福岡・久留米が生んだ伝説の軌跡を感じることができました。

 

 

 


元メンバーは今(その5)

2022年01月14日 | 音楽

1992年に解散した伝説のバンド「チェッカーズ」。しかし実は、その音楽の魂は今も受け継がれています。チェッカーズは7人組のバンドとして知られていますが、実は結成時から「ダイヤモンズ」と「アブラーズ」という2つのユニットを名乗っていました。

  • ダイヤモンズ:フロントを務めた藤井フミヤさん、鶴久政治さん、高杢禎彦さんの3人で構成
  • アブラーズ:演奏を支えた武内亨さん、大土井裕二さん、藤井尚之さん、そしてドラムの徳永善也さん(クロベエ)の4人で構成

1992年の解散により「ダイヤモンズ」は活動を終了しましたが「アブラーズ」はその後も音楽活動を続けています。残念ながらクロベエさんは2004年に逝去されましたが、他の3人は、それぞれソロ活動を行いながらも、定期的に集まりライブ活動を続けています。

彼らが今も音楽を続けているという事実は、多くのファンにとって嬉しいニュースです。

  • アブラーズの公式と思われるサイト:ablog

 

 


元メンバーは今(その4)

2022年01月13日 | 音楽

昨年の8月17日の午前0時、藤井フミヤさんがSNSに、虹の画像 をアップされました。

その日は、チェッカーズのドラムを担当されていたクロベエ(徳永善也)さんの命日でした。虹の画像は、彼がコンサートでボーカルを務めていた曲(SUNNY DAY)にちなんだものと思われます。彼の明るいキャラクターを表している曲です。

クロベエさんは藤井フミヤさんの弟・ナオユキさんと同学年であり、チェッカーズメンバーにとって弟分のような存在でした。明るいムードメーカーであり、周囲を笑顔にする才能を持っていた彼。しかし40歳という若さで舌ガンにより亡くなり、多くの人々に衝撃と悲しみを与えました。

チェッカーズ再結成の噂が根強く語られる中、藤井フミヤさんは再結成についてこう語っています。「7人揃った状態が『チェッカーズ』であり、クロベエが天国に行ってしまった今、再結成はあり得ない」。この言葉には、クロベエさんがチェッカーズにとってかけがえのない存在だった事がにじみでています。

藤井フミヤさんの虹の画像には、クロベエさんへの変わらぬ愛が込められていました。ファンにとっても、この投稿は特別なものだったと思います。「チェッカーズ」というバンドを愛し、彼らの音楽に青春を捧げた人々にとって、クロベエさんの存在は今でも色あせることなく輝いています。

 

 

 

 


九州交響楽団の音楽監督

2022年01月09日 | 音楽

来たる1月7日、「ふくおかインターネットテレビ」にて、九州交響楽団の音楽監督&指揮者を務めている小泉和裕氏の「第28回 福岡県文化賞」受賞記念動画が公開されました。

 

第28回福岡県文化賞受賞者記念動画 【創造部門】小泉 和裕 さん

 

小泉和裕氏は、日本で一番入るのが難しいとされている国立の芸術大学「東京芸術大学」の指揮科を卒業され「カラヤン国際指揮者コンクール」で優勝し「ベルリンフィルハーモニー」「フランス国立管弦楽団」「ウィーンフィルハーモニー(当時の最年少記録)」「シカゴ交響楽団」などで指揮をされた経歴を持ち、国内では「新日本フィル音楽監督」「都響レジデント・コンダクター」「九響首席指揮者」「日本センチュリー響音楽監督」「仙台フィル首席客演指揮者」などを歴任。現在「九響音楽監督」「都響終身名誉指揮者」「名古屋フィル音楽監督」「神奈川フィル特別客演指揮者」を務めているなど、国内で成功しているプロオーケストラを、軒並み育てて来られた方のようです。

九響が大きく発展した要因として「専用の練習場(末永文化センター)が出来た事が大きかった」という話を耳にしますが、末永さんという方の自宅に「練習場を作って欲しい」とお願いをしに行ったのが小泉氏だったという事は、上の動画で初めて知りました。

今年の「第九」は、音楽監督が自ら指揮を執られるとの事で、楽しみです。

 

 

 

 


FFGニューイヤーコンサート 2022 ~ウィーン音楽と世界の名曲選~

2022年01月06日 | 音楽

FFG文化芸術財団主催による「ニューイヤーコンサート」の動画を観ながら眠ってしまったところ、動画の最初に出て来る「ふくおかフィナンシャルグループ」の社長様が「こんにちは~!」と夢に出てきて飛び起きた 次に「九州交響楽団」の理事長様が「こんにちは~!」と夢に出てきて飛び起きた   

 

という訳で、2日に分けて鑑賞しました。以下は感想&レポートです。

  • 女性陣がイブニングドレスで登場。ニューイヤー限定の特別企画? 祝祭感があっていいですね
  • 指揮者(鈴木優人氏):これぞ男のエレガント。クラシック音楽の知性的かつ優雅で上品な魅力を増幅させる、独特の雰囲気をお持ちの方。大学の先生をされているだけあって、話も上手だなと思いました。髪の毛の色がカッコイイ
  • オープニング:中村太地さんが九州各地を回りながら「愛の挨拶」を演奏する映像に感動(これは「今年もよろしく」というメッセージですよね)。最後、FFGホールの映像に代わり、九州交響楽団も加わる。ラスト、ワンフレーズとはいえ、心に沁みるオーボエソロ。そして年輪のような魅力のホルンソロが、深イイ余韻を感じさせる
  • ラデツキー行進曲:ニューイヤーコンサートは、この曲で始まるのがお約束?
  • こうもり:冒頭のオーボエソロ、弦楽器の奏でるワルツのリズムによって、優雅な世界にいざなわれる
  • 中村太地さん(ソリスト):若さの割に、醸し出すオーラがすごい。ロックバンドのギタリストに通じるものがあるような
  • 浅野さん(コントラバス):ステージングがカッコイイ。ロックバンドのベーシストに通じるものがあるような。
  • 剣士の入場:電車男みたいに「(金管楽器が)キター!」って叫びたくなりました
  • 金と銀:主催者である「福岡銀行」にちなんだ選曲。指揮者いわく、どこが「金」で、どこが「銀」なのかを想像しながら聴いて欲しいとの事。トランペットとヴァイオリンは「金」で、ファゴットやバストロンボーンは「いぶし銀」。ハープとフルートは「ホワイトゴールド」で、鈴木優人さんは「プラチナ」かな。そして、ビオラやチェロやホルンやトロンボーンが「銀」かな。クラリネットとオーボエは「ピンクゴールド」で、コントラバスやチューバは重量感のある「銅」かも。などと想像してしまいましたが、そういう意味じゃないよね…
  • 美しく青きドナウ ~ ラデツキー行進曲(アンコール):ニューイヤーコンサートは、こうやって締めるのがお約束?

 

FFG&九響による「ニューイヤーコンサート」は、昭和62年に始まり、今回で35回目となるらしい。それほどの歴史があるにも関わらず、今まで全く知らなかった。「災い転じて福となす」という言葉があるように、コロナ禍での動画配信を通して存在が広まると良いですね。

 

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