「Double Life」の主要キャラは圭で最後。
泣いたことなんかない珠莉愛。居なくなった彼女を思い出す時、泣いているような気がするのはどうしてだろう。
圭は、裕福な家庭の2人息子の下の子。幼い頃から大学受験をターゲットにした人生。勉強は出来るけれど、対人関係スキルが低い。他人と表面的には和やかに付き合えても、自分の本音さえ分からない。人生において、幸せになると漠然と思っているのだが、幸せも他人を愛することも知らない彼は周りを傷つける。
そんな彼が珠莉愛に惹かれ、ガサツな態度に隠された彼女の素顔に気付いた時には、彼女は家出をした後だった。
大学も中退、お父さん(圭は健吾を珠莉愛の父だと思ってる)と二人暮らしの家から飛び出した。
彼女が怒り狂って怒鳴った言葉。その質問に答えられる日は来るのかも分からず、彼のダブルライフは始まる。
泣いたことなんかない珠莉愛。居なくなった彼女を思い出す時、泣いているような気がするのはどうしてだろう。
圭は考える。
何年経っても結婚しても子供ができても、珠莉愛が何処かで泣いているような気がして仕方ない。
「じゅり」珠莉愛をこう呼ぶのは、健吾、駿、圭の3人だけ。
気づかずに「じゅり」とつぶやく圭。
彼の結婚は破綻する。
思っていたより好きだった。本当は愛してるというのがこれかも。。。と言うのが圭の言い分。
珠莉愛は居なくなっても元気に暮らしてる。東京を出た理由もオッサン達は知っている。圭の事は関係ない。
教えてやらないのは、自分がガキなのにも気がついてない子供に意地悪しただけ。
それと、もっと大人になってほしいと思ったから。。。じゅりが付き合ってた男の子だからね。
あーそろそろネーム始めましょうか。