どシリアスなマヌケの日常

毎日毎日、ストーリー漫画を描き、残りは妄想.,いや構想の日々の日記。

猛禽類

2022-03-20 08:01:00 | 日記
お目目が大きく可愛らしい目力で獲物を捕食する肉食。
見た目可愛くても食う方が主なので、使い道はあまりない。

「Double Life」荻原リリカ




付き合った彼氏の数知れず。モテます。最初だけは。いつも終わりは振られます。フェードアウト。「話しててもつまらない」とハッキリ振られたこともあります。

残ったのはアホな圭。捕食されて地獄行き。

リリカは2人姉妹の下の子。姉は公立小学校の教師。少し残念な容姿で、親はお人形のようにリリカを甘やかして育てます。姉は放置子。しっかりしてるから。経済的には並よりもかなり上の家庭で育ちます。毒親です。
可愛らしくしてれば、いつか王子様が。。。マジにリリカはこのメンタルです。
姉や珠莉愛のような人間を「生まれつき努力しないでもなんでもできる人間」と変な方向から狡いと妬んでいます。リリカの努力は「可愛らしくする事」に消費して来たことに気がついてません。

中身は空っぽ。
得意技は、スペックが一定以上の男がいたら、誰にでも色目を使うこと。

リリカの姉は同僚の婚約者にそれをされて、激怒。庇う親にも失望。実家と縁を切りました。婚約者はアホではなかったので引っかかりませんでした。
結婚してからも圭の兄、亮介にも同じことをして義姉の絵里子はリリカが大嫌い。亮介は国家公務員。亮介もアホではなかったので、気持ち悪いと距離を置きます。

この物語は「人生の困難を自分の力で乗り越えて幸せを掴む。そんな人たちの話です。他人に依存したり搾取したりする人間を徹底的に否定しています。

リリカの人生は、子供の時がピークで最後は落ちるところまで落ちます。圭は、どん底から自分の人生を取り戻します。

精神科医

2022-03-19 08:58:00 | 日記



「Crystal Ball」の早川葵。やっとこさ医者として働き始めた頃。実際の臨床現場は更に彼を打ちのめします。担当患者の自死、診察室で患者が暴れたり、処方した薬で稀な重篤副作用が出ちゃったり。周りの先輩医師に相談したり、うちに帰っても文献漁り。僕が担当医師で良いんですか?と患者に訊きたくなる気持ち。

でも、彼は臨床医になるにあたって、いくつかの誓いを立てます。

患者さんを絶対怒鳴らない。

この辺の精神科エピソードは、私の主治医がモデルです。最高の精神科医です。精神科の先生で怒鳴ったりする人、結構います。患者も興奮し切ってるから、分かるけど心の不具合で苦しんでいる人に怒鳴るって何?

主治医と出会って長いです。私の分かりにくい病気を半年で病名確定しました。その前は、病名すらわからず長い間苦しんでいました。先生は東大じゃなくてKOです。

怒鳴られたことも無理強いされた事もありません。保護で身柄確保された事はありますが、それは、あの時私が死の淵にいたから。

早川葵のキャラを作るに当たって精神科医にしたのは、ストーリーにメンタルの話が絡んでくるのと、やっぱり名医と考えたら主治医が頭に浮かぶんです。

葵は天才ではありません。努力して努力して医者になり、備品部屋で、仕事のこと、別れた彼女が忘れられない事、自分の至らなさなどを蒸し返しては泣きながら成長していきます。やがて、彼の勤めるメンタルクリニックは、パニック障害が完治したとか鬱が治ったなどの口コミで藁にもすがる想いの患者で溢れるようになります。

彼も若き名医と呼ばれるようになります。
もー先生がモデルだよ‼️

好きと言う気持ち

2022-03-18 10:15:00 | 日記
今週は、結局、ストーリーをいじくり回してた。




如月珠莉愛、大学一年。いつも一緒に本を読んでいた圭に彼女が出来てひとりぼっち。つまらなそう。
圭は、珠莉愛のことが好きで告っては居なかったものの探りを入れていました。しかし、珠莉愛からの「友達じゃん」発言連発にめげて、合コンで知り合ったリリカと付き合うことにしたのです。

珠莉愛は、他人からの好意を受け止めるのが苦手。健吾と駿は他人だけど「お父さん」みたいで時間はかかりましたが、この時点では、家族として信頼しています。

頭脳は天才、心は幼児で止まっています。
この男の人が好きという気持ちがわからない。このつまらない感じの正体も分かっていません。

幼少期に受けた虐待の傷跡は、幸せになっても治らない。治ったとしても、長い時間が必要なのです。

「Crystal Ball」の方は、葵の修行時代の話を作っていました。発狂寸前まで勉強して、やっと入った日本一の医学部。そこで落ちこぼれスレスレ、解剖実習でリバースして気絶。あかりに捨てられて闇堕ち。周りのみんなを呪い、留年せず国試も1発合格だ❗️見返してやる❗️
その反面、自分の部屋に帰って「なんで、なんで、アイツと結婚なんて。。。なんで」とメソメソ泣いている。
医者になって、担当患者の自死に遭遇、備品倉庫で泣いて出てこない。ベテランナースに説教される。精神科医は、患者の自死から逃れられない。

珠莉愛と葵の大学は同じ。東京大学理科三類。珠莉愛は楽勝の大学生活ですが、葵は落ちこぼれと呼ばれています。同級生ではありません。




セキとエリ

2022-03-17 09:02:00 | 日記



ファンタジー「Crystal Ball」のキャラ。アオイの両親。赤色の者を使わして下さいとのアマの父親の願いに応えて自分達も下界に降りて葵を産む。


母のエリも父のセキも完全に人間になりきり、ついでに記憶も消して人間の家族として生きる。ただし、エリは妾である。
普段、刺激がない世界に住んでいるので、「許されない恋」をやってみようと楽しんでいた。
エリは葵が10才で亡くなるが、実は姿を消して葵が医者になるまで夫と子のそばに居て見守っていた。
理由は、セキは死んだ人間になりすましていたのだが、病院経営で早川家を資産家と呼べるほどにしてしまった。総合病院と数あるクリニック。お金があるので、強欲女が寄ってきて、キレたエリが人間としては死に、側で夫をたぶらかす人間の女に天罰じゃと追い払っていたのだ。
ついでに?息子の行状も見守っていた。だから、お母さんは全部知っている。葵があかり以外の人間の女と付き合っていた事を。黒歴史を。
「絶対に絶対に言わないでっ‼️」とキョどるアオイ。
母は「赤色の者を人間として送り込んでくれ」とたのまれたのは、確かだが、思ったより人間ぽくなっちゃってどうしようと思った。」と言う。

「私たちは、やはりお見合いだったのですね」とアオイが言うと「先に惚れたのはお前。子供のアマを神力で誘惑しただろうが。」「え?」「こうやって」と両親がやってみる。目を光らせて相手を見つめる。
このシーンは「葵の花」にあります。
お目目ぱちぱち。

アマ=あかり=アマテラスです。ファンタジーは、いじり甲斐がある。


妄想の行方

2022-03-16 09:09:00 | 日記
オリジナルのストーリー漫画を描いているとメインストーリーとは違ったモノが湧いて出てくる。脳内に。

この方は「Double Life」の旭の大人の姿。今、描いてるののラストでは14才で終わり。
コレは20歳すぎ。如月家の遺伝の太眉、その他諸々、高知能を受け継いだハイブリッド。駿の会社の後を継ぐため、駿の鞄持ちというか秘書?
体の左半身はタトゥーが入ってる。性的傾向は「グレー」
「恋人は男の時も女の時もある。でも、本気の恋愛はまだしてねぇ」

「チンタラやってられっか!」と高校からアメリカに留学。取れる資格は全て取ってきてます。口の利き方は健吾そっくり。駿には「外でかーちゃんと言ったら〆る」と言われています。

駿は、いつまでも若く旭は「整形?」といった禁句を言うので、それでも〆られています。

コレには、ストーリーはありません。妄想。

後、「Crystal Ball」の葵の孤独な24年間。あかりが死んで、遺言が「必ず帰ってくる。待っていて。」だったので、それを信じて待ち続ける半分狂気じみた24年の様子。これは、字で残してあります。
2LDKのマンション全ての部屋にあかりの写真を飾り水晶の置物を置いて、あかりに話しかけている。その写真の数が半端ではなく壁を埋め尽くしている。

「この部屋のドアを開けると中からムスクの匂いがする」と息子の光も友人も言う。

見えなくても時々来てると葵は思う。
41才から65才で葵が亡くなるまで。

24年間に葵は2度あかりに会います。でも、誰にも言わない。幻覚幻聴と言われるだけだから。65才で亡くなるのは、あかりが迎えに来たから。

周りの人も、今の時代では早すぎる死を奥さんが迎えに来たと葬儀で話しています。この「迎え」の解釈はぜんぜん違います。
お迎えじゃなくて、あかりが本当に帰ってきて「私と永遠を共にする気はある?」と言って葵を連れて行ったのです。

最初に大筋を作った時には一行のシーンの細かい事情やシーンのイメージまで字で書いています。

楽しいですわ。