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共同会見で「移設反対の決議で市民の意思を伝えたい」と語った稲嶺進氏=25日午前9時すぎ、名護市の稲嶺選挙事務所
普天間飛行場は「世界で一番危険な基地」とされ、1996(平成8)年に日米両政府が5~7年以内の全面返還で合意しましたが実現せず、キャンプ・シュワブ沿岸部(同、沖縄県名護市)への移設が計画されてきました。
今回の選挙、私は辺野古への普天間基地移設反対の稲嶺さんがもっと大勝すると思っていたのですが、かなりの接戦でした。やはり、地元の経済が国や県の経済振興政策のお金に頼っている部分が大きいのだなあと痛感しました。これまでの数回の市長選で容認派が勝ち続けた理由はそこにあるのでしょう。それがとうとう我慢できなくなった。政権交代が市民の要求に火をつけました。
平野官房長官は辺野古案がまだ維持できると思っているようですが、それは期限の問題もあり、難しいでしょう。
今回の選挙で、基地移設容認の現職市長を全面的に応援した仲井間沖縄県知事ですが、敗北で動揺しているようで、態度がはっきりしません。
今後は、普天間の移設が県内、県外、海外どれをとってもダメだしが出ているので、普天間廃止か普天間存続しか、選択肢がないように思われます。
私にとっては、中国の軍備増強や北朝鮮の脅威を言われても、だからといって普天間基地の機能が絶対不可侵とは思われません。なくてもなんとかなるんじゃないかという素朴な疑問に存続を主張する人はなぜ普天間が必要なのか、具体的に説得する必要があると思います。冒頭に記載したように、世界一危険な基地、普天間基地は返還約束があるのですから。なし崩し的に現状維持という判断は許されないはずです。
「移設反対の決議を」 名護市長選勝利の稲嶺氏が会見
2010年1月25日 【琉球新報電子版】
【名護】任期満了に伴い24日に行われた名護市長選挙で、米軍普天間飛行場の同市辺野古への移設反対を訴えて当選した稲嶺進氏(64)は25日、同市内で共同会見を開き、「手始めに市議会と協力して移設反対の決議、意見書を可決してもらい、政府や県に対して名護市民の意思を伝えたい」と述べた。
稲嶺氏は、移設を容認する候補者が当選した過去3回の市長選との違いを「これまでは地域間格差を埋めるために、(容認と引き替えの)振興策が必要だと市民は感じ取っていたのではないか。しかし基地による振興策は一時的で、市民の生活を豊かにすることに繋がっていないと市民が認識した」と語った
普天間移設 平野官房長官、辺野古案を排除せず
2010年1月25日 【琉球新報電子版】
【東京】平野博文官房長官は25日午前の会見で、名護市長選挙で米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対している稲嶺進氏の当選が移設先検討に与える影響について「一つの民意の答えとしてはあるだろうが、検討していく上では、斟酌しなければいけないという理由はない。(政府与党の)検討委員会で(辺野古移設案を)外す考えにまだ立っていない。選挙結果がすべて移設問題に大きな影響を及ぼすとは私は取っていない」と述べ、辺野古移設案を排除せず検討を進めていく考えを示した
勉強にさしさわりのない範囲でいつでも遊びに来てください。
もちろん断定できません。地域の集団的安全保障を考えようということなんです。あれだけ戦争しあっていたフランスとドイツとイギリスがEU統合できるんですから、我々だって不可能じゃない。
目標を地域全体の軍備撤廃に置くことを拒絶する国はないでしょう。もちろん、近くて遠い国ばかりなので、EU以上の困難な局面もありますが、文化的歴史的には彼らより我々の方が近接性があるはず。
共産主義と資本主義、全体主義と民主主義、最近は大きく袂を分かっているので、困難はありますが、お互い居場所を動けない以上は、討論と妥協を経て緊張緩和、共存共栄をはかるしかないし、それが生きる道だと思います。
外交と経済と人道の相互関係のなかでの軍縮、武力放棄なのです。根気が要ります。しかし、出口はきっとあるはず。
また気が向いたら戻ってきてください。
軍や基地を戦争遂行手段と考え、日本がそれを完全に放棄しても…中国・韓国・北朝鮮は戦争遂行手段を持ち続けます。
「日本が軍を持っていれば攻めてくるかもしれない他国軍が、日本の完全非武装が実現されたとたん絶対に100%攻めてこなくなる」なんてことありえるんでしょうか…?
結局は、ここに書きこんでいる方の多くは「日本以外の良心的なアジア諸国は絶対に侵略なんてしないし、できもしない。だから軍を持っていても100%平和で安全。しかし、日本だけは軍を持っていたら戦争の可能性が出てくる。侵略するから。」という発想に立っている気がします。
なんだか場違いな存在になってしまったようなので、しばらく消えます 苦笑
乱文・長文すみません。
その信頼を是非とも我が国の軍隊にも向けて頂きたいと思います。
経済成長は平時だからこそ追及できるんですね。
スクウォウォッターさん、おっしゃるとおり、前文の格調高さは人類全体の理想を語るところにあり、9条の凄みは理想を現実にするプログラムが書いてあることですね。
最近、軍需産業の暗躍がありますが、武器輸出三原則はさらに強化しなければなりません。戦争の手段としての米軍との共同兵器開発はストップさせないとシロアリのように日本経済に巣食い、兵器産業という阿片でいつの間にか経済が病人になってしまいますね。
日本国憲法前文は、この原因をなくすよう率先して努力する事を世界に宣言しています。
そして、まず手段をなくすというのが9条です。(と私は思う)
戦争遂行手段を持ってなければ戦争に巻込まれることはありません。
臆病者が武器を持つのが一番危険なんです。
経済,崩壊しませんか?(戦争しなくてもやばそうなのに。)
戦争のせいで,輸出できなくなるのは,困るのでは?
根深い国内問題も多い国だから,外の戦争と内の戦争の両方をやるだけのポテンシャルはなさげ。
まず、長期的目標として、軍備の段階的廃止を宣言する必要があるでしょう。
周囲の諸国との均衡ばかり言ってると全く軍縮も出来ないので、先行的な宣言と軍縮は必要だと思います。
ただ実際の安全とともに国民の安心と支持が重要なので理想とおりに物事は進まないだろうと私は思っています。
もちろん北朝鮮に日本列島侵略能力はなく、中国にも意欲がないだけではなくて実は能力がないということはおさえておかなければなりません。北東アジア脅威論はためにする議論が多すぎます。
人間だれでも怖がりで臆病ですが、過剰反応はいいことありません。
戦争の原因になります。
だから、日本が戦力不保持になるだけでは、平和は実現しません。
外交を行う際には、かつての日本のように軍事力を背景にしてはいけないと思います。
現在の桁外れの兵器の破壊力では戦争をすれば共倒れになってしまいます。
「平和とは戦争ができない状態である」と定義し、米軍退去・自衛隊解散が実現されて日本が戦争をできなくなっても、他国が軍を持ち続ける限り、彼らは「戦争ができる」わけです。武力による威嚇もできます。戦争はいつも日本が引き起こすとは限りません。
その状態を不安に思う人間の「平和的生存権」を否定し尽くすことなどできるのでしょうか…?
また、大戦では沖縄でだけ地上戦があったわけですが…それは基地があったから真っ先に狙われたというわけではないはずです。地理的にみて、他国からもっとも侵略しやすかったからではないでしょうか?
私は宮武先生がおっしゃるように、外交努力によって段階的に軍縮をしていくという論理は理解できます。
ただ、米軍や自衛隊をなくしていくのであれば、同時に、中国や韓国・北朝鮮を「確実に」軍縮させることが前提にあってほしいです。
しかし、各国が軍を保有するか否かについては「内政不干渉」という問題があり、結局は実現は難しい。そこを目指したいですけどね。
「平和」は常に他国との関係で実現されるものです。どんなに美しい理想があっても、日本だけで「平和」が実現されるわけではありません。
本音を言えば、憲法9条が国際法的な効力を持ち、全世界の国家を拘束してくれるようになればなぁ、と思います。その上での軍事力完全放棄が実現されればよいですね。
うちには軍隊も基地もないのに、なんでほかの国が攻めてくるの。外交や難民受け入れで周りに貢献してるのに、ってね。
沖縄の米軍基地が沖縄にあるのは沖縄を守るためにあるのではなく、日本を含めて周辺の国に睨みをきかせるために立地条件がよいからでしょう。
かつて琉球王国時代に島津藩による侵略を経験し、今もなお犠牲を強いられてる沖縄の人々の意思はどうなのか、沖縄の人々の意思が最も尊重されるべきだと思います。
「平和」は「戦争がない状態」ではなく、「戦争が出来ない状態」を意味します。
軍隊が無ければ戦争したくてもできないでしょ。
これこそ、9条と前文に示されてる日本国憲法の「戦争放棄」だと思います。
第一、軍備の有るのと無いのとではどちらが日本が戦争に巻き込まれる可能性が高いのか考えるまでもないでしょう。
「軍隊が無ければ侵略される」というのはもはや死語ではないでしょうか。
私は今すぐに日米安保を破棄して自衛隊もなくせとは考えていません。一国の軍事力の縮小は段階的なものでなければ国民の安心を得られないでしょう。
たとえば、日米安保については、中国・朝鮮半島を含む六ヶ国協議の枠組みの中で、北東アジア非核地帯条約を締結します。アメリカ・中国・北朝鮮の合意を得て、この地域から核兵器をなくすことからはじめなければなりません。この核抜き安保だけでも相当の労力と時間が必要なんですね。
もちろん、日米安保の中身については、今ほどの米軍基地が必要なのか、米軍兵が必要なのか、ミサイル防衛はおかしいのではないか、などの個別の問題も同時平行で扱っていかなければならないでしょう。
それでも安全保障の見地だけでなく、日本の財政が破綻していることからも、長いスパンで考えれば軍縮の方向性しかないと思います。
9条を守るといっても9条とおりの日本にいきなりなろうとか、なれるとかいうものではないのではないでしょうか。
ただ、国政の基本方針がないとぶれるばかりですから、平和と安全を軍備に頼らないで外交と経済と人道で獲得していくことが大切なのだと思います。
↑上が正しいです。本当に申し訳ないです。
しかし、日本が戦争に巻き込まれる可能性まで、軍事力の放棄で実現されるのか。
が正しいです。
乱文すみません。
あ、ちなみに、私は宮武先生のファンです。
日本が軍事力を完全に放棄すれば、本当に平和が実現されるのでしょうか。
もちろん、我が国が軍事力を完全放棄すれば、日本が他国を戦争に巻き込むことはなくなるに違いありません。
しかし、日本が戦争に巻き込まれる可能性まで戦争放棄で実現されるのか。
戦争は日本が侵略することだけでなく、他国から侵略されることによっても起こります。また、他国の武力による威嚇にさらされている状態も、平和とは言えないでしょう。
「平和」が「戦争がない状態」を意味するとすれば、他国への侵略を放棄するとともに、他国からの侵略に万全に備えることが平和主義の精神に合致するものと思います。
米軍を完全撤退させれば、他国と近接する沖縄はその脅威に晒されることになるのですが、それが沖縄県民の本当の意思なのでしょうか…。