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すみません、仕事上のモテ期が突然来ましてw、2年ぶりくらいに2日連続で記事が更新できませんでした。
株価は上がれど景気は良くなった感じがしない今の日本経済の中ではありがたいことなのですが、今日からまた頑張ります。
さて、この二日間歯ぎしりするようなことがいっぱいだったのですが、この人だけは日本に来るといつも碌なことをしない言わない国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長。
日本の原子力規制委員会が原発に求めているテロ対策が全く不十分だったことが発覚した東京電力の柏崎刈羽原発はそれもあってまだ稼働停止が続いているのですが、IAEAの専門家チームが2024年3月25日から4月2日に現地を訪問し、テロ対策の不備が改善されたかを検査することになっています。
ところが、グロッシ事務局長はその検査前の3月12日、斎藤健経済産業相と面会して柏崎刈羽原発について
と述べたんです!
お前は神か?!
なんで専門家チームの検査前にそんなご宣託が述べられるんだ?
まさに原子力推進機関であるIAEAの検査なんて形式的なもので、政府に安全だというお墨付きを与える儀式に過ぎないことがよくわかります。
うれしそうな斎藤大臣。それよりグロッシ事務局長のほうがさらにうれしそうなのはなぜか。
さらに、グロッシ事務局長は3月14日に首相官邸で岸田首相と会談し、岸田首相が放射能「処理水」=汚染水の海洋放出についてのグロッシ事務局長のこれまでの対応について
「力強いコミットメントだ」
と謝意を示したんです。
そりゃそうやろ。
久々にめっちゃ良い笑顔の岸田首相。日本政府の面々はグロッシ事務局長が好きすぎる。
「処理水」=汚染水問題で日本学術会議を責めるのは学術会議の変質を狙っての策動。汚染水の危険性を指摘されるリスクを恐れて学術会議に「処理水」の安全性に対する諮問もできない岸田政権こそが責められるべきだ
IAEAは日本政府の放射能汚染水の海洋放出計画について、国際原子力機関(IAEA)は2023年7月4日、海洋投棄計画は国際的な安全基準に適合し、人や環境への影響は非常に小さいとする調査報告書を公表して、グロッシ事務局長が同日、岸田文雄首相に報告書を手渡しましたが。
なんとIAEAは、日本政府が処理水の海洋放出を決めて報告書を依頼する1年前の2020年4月にすでに、海洋放出を有力視した経産省の小委員会の提言を評価して、
「喫緊に処分方針を決める必要がある」
とする報告書を公表して、当時の原発推進の安倍政権の背中を押していたのですから、もともとIAEAとグロッシ事務局長はなぜか調査する前に日本の原発推進派ことごとく安全だと予言できる、日本の原子力村にとって「神」なんです。
国際原子力機関(IAEA)のトップが岸田首相と面会して福島第一原発「処理」水の海洋投棄が「安全」とする報告書を手渡しする予定。しかし、IAEAは世界の原発を推進するための組織で、この儀式は出来レース。
さて、その原子力村の神、グロッシ事務局長は今回の岸田首相との会談で3月13日に福島第一原発を視察したことに触れて、汚染水について
「放出が国際的な基準にのっとり、実施されていることを確認した」
と伝え、両氏は今後も安全性の確保などの面で緊密に連携していくことで一致したんです。
あんた、ちょろっと見に行っただけで、よう「放出が国際的な基準にのっとり、実施されている」ってわかったな。
2021年4月13日の時点で、もう「海洋放出を歓迎する」と言っていたグロッシ事務局長。
福島原発からの「処理水」=放射能汚染水の海洋放出を2年前から「歓迎する」と言っていた国際原発推進機関のIAEAが、「国際的安全基準に合致」という報告書を岸田首相に手渡した、結論先にありきのこの茶番。
そして、グロッシ事務局長のこの「貢献」に鑑みて、次期首相候補の誉れも高い上川陽子外相は3月14日にグロッシ事務局長と会談し、原子力技術を活用した品種改良や害虫対策、食品安全強化などを推進するIAEAの取り組みを後押しするとして、1850万ユーロ(約30億円)を支援すると表明したんです。
露骨!
もう、賄賂だとか、利権だとか、既得権益だとか、原子力マフィアだとか、上納金だとか、悪い言葉がいっぱい頭に受かぶ絵面でしかありません。
ちなみに、「原子力技術を活用した品種改良や害虫対策、食品安全強化」って、放射線を使って突然変異を起こして遺伝子操作したり、放射線で食品を「殺菌」するという話ですからね。
これはこれで危ない!!
福島原発から海洋放出する「処理水」の「偽情報」に外務省が対抗するとしていること自体が欺瞞。実はグロッシ事務局長自身が「IAEAの報告書は処理水の海洋放出計画を認めるものではない」と明言している。
こんな結論先にありきの、しかも見返りありのIAEAの安全だというお墨付きが、汚染水について「科学的」な保証とされ、汚染水を汚染水と呼ぶと非科学的だと言われるわけですから、こんなナンセンスな話はありません。
そもそもIAEAは、アイゼンハワー大統領の「平和のための原子力」提案にもとづいて、原発の普及と核物質が軍事目的に転用されるのを未然に阻止しようという2つの目的のために設けられた機関なのです。
ですから、よく核の「平和」利用、核拡散防止が目的といわれますが、平和=核軍縮・核廃絶とは全く無縁の存在です。だって、核兵器の拡散阻止は核保有国の核軍縮ではなく、核兵器の独占の維持でしかありませんから。
IAEAの主目的は要は原発推進にあるのです。
もう少しIAEAの任務は詳しく言うと、(1)原子力の研究、開発、実用化の促進のための情報交換と協力、とくに途上国への物資・役務の提供 (2)核物質の軍事転用阻止 (3)健康の保護、人命に対する危険の最小化のための安全基準の設定と採用ということにあります。有り体に言えば、原発推進、放射線利用の促進、核拡散阻止のために査察の3分野ということです。
結局、IAEAは 世界の原発推進のために存在する組織です。
IAEA(国際原子力機関)は原発推進組織 福島原発事故の問題点の調査報告書で脱原発を決して言わない』
そして、IAEAはチェルノブイリ事故で亡くなった方は数十人しかいないとか、甲状腺ガンにかかった子どもが6000人いるけど死んだのは十数人だとか、ICRPと一緒になって(というかメンバーもかぶっている)主張し、放射線の影響力を極力過小評価している組織です。
そういうことにしておかなければ、核兵器の存在を正当化したり、原発を推進したりできないからです。
日本の電力会社なんて可愛く思えるほどの、巨大な原子力マフィア、それが IAEAです。
原発推進の結論先にありきの組織なのですから、根本的なチェックは全く期待できません。
維新の足立やすし議員「処理水を汚染水と表現することは偽情報でフェイク」。西村康稔経産相「まったくその通り」。通常の原発排水にはない放射性物質が何十種類も入っている以上、放射能汚染水と呼ぶのが正しい。
そして、グロッシ事務局長本人でさえ、
「IAEAの報告書は処理水の海洋放出計画を認めるものではなく、日本政府が最終決定を下さなければならない」
と先手で逃げを打っています。
そのIAEAの報告書の中にも
「日本政府からIAEAに対し、ALPS処理水の海洋放出に関連する国際安全基準の適用を審査するよう要請があったのは、日本政府の決定後であった。
したがって、今回のIAEAの安全審査の範囲には、日本政府がたどった正当化プロセスの詳細に関する評価は含まれていない。」
と明記されているのです。
こんなIAEAの報告書を盾に、放射能汚染水を汚染水と呼ばせない圧力こそが非科学的な言論弾圧です。
「処理水」に放射性物質がこってり入っているという関連記事3部作
「処理水」=汚染水には、トリチウム以外の多種多様な放射性物質核分裂生成物(約200種)が含まれており、多くは計測すらされていない 。トリチウムも有機結合型トリチウムは生物濃縮を起こす可能性がある。
放出汚染水について東京電力自体が「処理水」に2021年3月末時点でセシウム134・137やストロンチウム90などトリチウム以外の62種類の核種が含まれていることを認めている。だから放射能汚染水なのだ
ALPS水・海洋排水の12のウソ
参考記事
村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
オイシックス @oisix_com 会長発言を弁護し、 #汚染水の海洋放出に反対します
立憲民主党の原口一博議員が「処理水」のことを放射能汚染水と呼んで叩かれているのですが、この人、親露派陰謀論者にして反ワクチン陰謀論者。
たまたま放射能汚染水については正しいことを言っているのですが、ほとんど言っていることが全部陰謀論なので、海洋放出している「処理水」が汚染水だということまで陰謀論に見えてしまうんです(-_-;)。
だから、うちのブログが最近ネトウヨ以上に陰謀論者を叩くのは、陰謀論者がまき散らす陰謀言説が市民にとって危険なだけではなく、その存在が迷惑だからなんです。
あ~あ。
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東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐり、岸田総理大臣は、日本を訪れているIAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長と会談し、安全性の確保などの面で今後も緊密に連携していくことで一致しました。
IAEAは、去年8月に福島第一原発にたまる処理水の海への放出が始まって以降も、安全性の検証を続けていて、グロッシ事務局長は放出から半年が経過したことを踏まえて状況を確認することを目的に来日しました。
会談は、14日午後、総理大臣官邸で行われ、この中で岸田総理大臣は、処理水放出をめぐるグロッシ事務局長のこれまでの対応について「力強いコミットメントだ」と謝意を示しました。
そのうえで、日本として、引き続き科学的根拠に基づいた透明性のある取り組みを通じ、国際社会の理解と支持を広げていく考えを伝えました。
これに対し、グロッシ事務局長は、13日に福島第一原発を視察したことに触れ、放出が国際的な基準にのっとり、実施されていることを確認したと伝え、両氏は今後も安全性の確保などの面で、緊密に連携していくことで一致しました。
このほか両氏は、核不拡散や原子力の平和的利用をめぐっても意見を交わし、こうした分野でも協力を強化していくことを申し合わせました。
上川外相「中立で独立的な取り組など心から感謝」
グロッシ事務局長は、東京 港区の飯倉公館で、上川外務大臣とも会談しました。
この中で、上川大臣は「IAEAの中立で独立的な取り組みや、科学的見地からの関与に心から感謝している。引き続き連携したい」と述べ、今後も協力していくことを確認しました。
また、IAEAが進める核不拡散や原子力の平和的利用の取り組みを後押しするため、日本政府として、およそ1850万ユーロ、日本円でおよそ30億円の支援を行うことも伝えました。
上川大臣は共同記者発表で「今後もIAEAの関与を得て、科学的根拠に基づき、コミュニケーションを図りながら、国際社会の理解と支持を広げていきたい」と述べました。
中国などは日本産水産物の輸入禁止措置を続けているが、グロッシ氏は「(近隣諸国などの)理解の度合いは進んだと考えている。6カ月以上前と同じ状態だとは思っていない」と述べた。
上川陽子外相は14日、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長と東京都内で会談し、原子力技術を活用した品種改良や害虫対策、食品安全強化などを推進するIAEAの取り組みを後押しするとして、1850万ユーロ(約30億円)を支援すると表明した。
グロッシ氏の来日は2023年7月以来で、同年8月の東京電力福島第1原発の処理水放出後は初めて。
これに先立ち、岸田文雄首相が、首相官邸でグロッシ氏と会談した。グロッシ氏は13日に福島第1原発を視察したことを伝え「アルプス処理水の海洋放出が国際基準に完全にのっとり、計画通り安全に実施されていることを確認した」と評価した。首相は処理水の放出について「科学的根拠に基づき、高い透明性をもって国際社会の理解・支持を広げていく」と述べた。【村尾哲、鈴木悟】
上川外相は14日、来日中の国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長と会談し、原子力の平和利用を後押しするため、IAEAに1850万ユーロ(約30億円)を支援すると表明した。
上川外相は、グロッシ事務局長と外務省の飯倉公館で会談。
原子力技術を活用した品種改良や害虫対策、食品安全の強化などのIAEAの取り組みを後押しするため、1850万ユーロを支援すると表明した。
また、福島第一原発の処理水の海洋放出については、IAEAの独立的・中立的かつ科学的見地からの関与に感謝を述べた。
これに対し、グロッシ氏は、前日に福島を訪問した際に「IAEAの安全基準に即した形で計画どおり実行されていることを確認した」と述べた。
さらに、上川外相とグロッシ氏は、北朝鮮やイランの核問題、ウクライナにおける原子力の安全など、国際情勢についても意見交換し、引き続き緊密に連携することで一致した。
これに先立ち、岸田首相もグロッシ氏と会談し、福島第一原発の処理水放出になどについて協議した。
岸田首相は、IAEAの協力への感謝を述べるとともに、「引き続き科学的根拠に基づき、国際社会の理解を広げていく」と強調。
グロッシ事務局長は、協力を継続していく姿勢を示した。
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核弾頭のミサイルを爆破して、めでたしめでたしで終わる映画なんかもありますが、弾頭の中身バラまいて、それで終わる訳はありません。
放射能水薄めてまいても、それで終わる訳はありません。福島でまいたら、とりあえずUSAに向かうこと、USAの方々ご存じなんですかねえ?
アベ・シンゾ、スガ、キシダ、と並べるとRayさん推薦の映画で覚えた、アスキックという語を、時々連想してしまいます。裏金キックバックもありますし。
キシダメ「事務局長こそ」
グロッシ・キシダメ「ハッハッハッ!」
上記と同様な会話が、これまで日本でどれだけなされてきたことか(怒)
3月10日、オリンピック作戦の話を聞くことも少なくなりました。
3月11日、安全神話に酔った原発がどうなるかが始まった日です。
と言うより、象牙の塔しか知らないヒラメ学者どもがそれらの国々にいいように利用されてるだけと言うべきでしょうね
政治的偏向は実際にあります
先代の日本人事務局長、天野之弥は明らかに中露びいきでした
それと比べると米中露の矛盾する圧力を前にピエロみたいに振る舞えるグロッシは理想の事務局長なんでしょう
前にも書きましたが、IAEAがチェルノブイリ被害を「爆死50人、その後の癌死者が4000人」と矮小化に努めた報告に対して「死者は最低でも98万5000人」と暴論をぶち上げたアレクセイ・ヤブロコフを含む3人のロシア科学者の研究は、IAEAのような御用科学と戦うためには必然だったんですね
IAEAも「査読がされてない」「統計手法が恣意的」と逃げ腰の反論はしましたが、全否定は控えたようですね(笑)
だからまだニューヨーク科学アカデミーの蔵書なんですよ
“志賀町2828ガル” で、すぐ近くの志賀原発が“北電発表400ガル弱”のわけがないのです!!
IAEAも日本政府も東電や北電も『能登半島地震から一切学ばない』“記憶力”もしくは“思考能力”があの“認知症認定”のバイデン大統領並み…という話でしょうか…。(ため息)
☆2024年1月1日 北陸電力株式会社
本日16時10分、石川県能登地方で震度7(マグニチュード7.6
(★注、1995年阪神大震災や2016年熊本地震の2倍以上のエネルギー)震源深さ極浅い)の地震が発生し、志賀町において震度7(1号機原子炉建屋地下2階震度5強、 399.3ガル)が観測されました。
(★注、1月4日文科省所管NIED計測地点2828ガルと志賀町の数値が発表された後は、北電発表400ガル弱の数値はマスコミ有識者の全員が怖がって報じていない。真っ赤な嘘だと関係者の全員が知っているのである)
志賀原子力発電所は、1、2号機とも定期検査により停止中です。
(★注、2011年度から停止しているので核燃料は燃料プール内で崩壊熱だけなので本来は安全・安心。何の心配も無いはずだが何故か右往左往するさまが異様)
この地震に伴い、1号機原子炉建屋4階において、使用済燃料貯蔵プール水の床面への漏えいが発生しました。それに伴い、一時的に燃料プール冷却浄化系ポンプが停止しましたが、16時49分に再起動しております。
(★注、冷却装置が損壊するほどの想定外の大地震だったことは明らか。必死で事実を隠すさまが見苦しい限り)
1号機起動変圧器からの油漏れがあることを確認したことから、19時23分に代替の予備電源変圧器への切り替え操作を実施しました。
2号機主変圧器の放圧板の動作及び噴霧消火設備の起動を確認しました。またこれにより、自動的に予備電源変圧器へ切り替えられております。
(★注、現場を一番知る立場の原発作業員は当初「火災発生。爆発音」を確認していた。 その後北電発表で「火災」や「爆発」は全部丸ごと取り消されるが、その後に次々とトラブルが発生し事態はエスカレートするのですから、それなら北電当局より現場にいた作業員証言の方がはるかに信憑性が高い)
原因等については、現在調査中です。また、その他の異常の有無についても確認中です。
発電所に設置しているモニタリングポストの数値に変化はなく
(★注、外部のモニタリングポスト自体が多数、地震の揺れで損壊していて使用不能)、外部への放射能の影響はありません。
(外部環境への放射能漏洩の有無は全く不明な無責任発言)
本件につきましては、国に連絡するとともに、石川県・志賀町への連絡基準等に基づき、石川県及び志賀町等関係自治体に連絡しております。
(★注、KNB放送や日テレの「暫定の値」なので地元自治体には報告しないとの1月12日の北電発表とは正反対。どちらかが真っ赤な嘘)