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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

石破茂新首相が早期解散宣言。「最初から石破さんブレまくり。トップを変えても正論は潰されるのが自民党政治なのね。石破さんでも無理なのね!」という辻元清美議員は間違っている。石破茂氏は元からブレる奴。

2024年10月01日 | 石破茂に騙されるな

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 立憲民主党の辻元清美代表代行が自民党総裁選で石破茂氏が勝ちぬいた2024年9月27日に、TBS系「Nスタ 特別番組 自民新総裁決定」にゲスト出演し、

「わりと石破さんとは仲良いんですよ。元野党にもいらっしゃって、テレビの討論会でも意見が一致するところもたくさんあるのでお祝い申し上げたい」

と祝福して、

「野党にとって石破さんは非常に手ごわい。心して私たちもかからなければいけない」

「石破さんの場合は政論できますので、野田新代表と日本をどういう方向にしていくのか議論ができるスタートラインに立てたと思う」

と持ち上げまくりました。

 本気で言ってるのか。アホちゃうか。

 これが安倍政権以降、自民党内で「党内野党」と言われた石破氏に期待してきた一部リベラル派の本音かもしれませんが、辻元氏なんて何十年も政界にいてまんまと石破氏に騙されてきたのなら、救いようがありません。

【#誰がなっても自民は悪党】進次郎に「野党と国会で討論してから解散すべきだ」と言っていた石破茂自民党総裁が10月9日衆院解散、27日投開票の最短コースを選ぶ。これ一つとっても石破茂氏は最悪の政治家だ。

 

 

 たとえば、憲法上の解散権の根拠については、憲法7条が内閣の助言と承認で天皇が行う国事行為に「衆院を解散すること」を掲げているので、これが戦後の歴代首相による衆院解散の根拠条文とされる場合がほとんどでした。

 しかし、石破氏はかねてから内閣不信任決議案可決か、信任決議案否決に伴う憲法69条による解散などに限定すべきと主張し、自分は

「憲法論から『7条解散』はすべきではない立場に立っている。結局今なら勝てる勝てないとの判断が出てくる」(2020年7月2日の講演)

と公言してきました。

 つまり、時の政権による恣意的な解散をふせぐために、内閣総理大臣が解散できる場面はできるだけ制限すべきだということですね。

 

 

 ところが、自民党の新総裁になったとたん石破茂氏はまだ国会で指名を受けたわけでもないのに、次期首相として10月9日に衆院を解散して衆院選を27日投開票の日程で実施すると表明しました。

 そして、立憲民主党の野田佳彦氏とともに9月29日にテレビに出演した石破茂氏は、自説の69条解散説をいきなりひっくり返し

「国民の審判を経ないままに新政権ができた。それはどうか。判断を求めるのも、69条の『趣旨』に合致するものだろう」

と言い出したんです。

 内閣に対する不信任案が可決されたときなどに内閣は総辞職か衆院解散を選べると規定するのが憲法69条なのに、国民の審判を経ないままに新政権が成立したら69条の趣旨から内閣は解散できるだなんて論理が通るわけがないし、もちろんそんな学説は皆無です。

 そんなこと、69条のどこに書いてあるねん!

 それじゃあ内閣総理大臣が解散のフリーハンドを持っている今までの7条解散説と全く同じじゃないですか。

 今回の解散の詔書には7条しか根拠条文にあげられませんよ、69条に記載されている事態と全く違うんですから。

【#自民党は変わらない】石破茂氏が裏金議員を公認しないと「裏金問題に踏み込んだ」という報道は大嘘。安倍派の反発を食らって石破氏が「新体制になってどうするのか決める」と修正w【#自民党は平気で嘘をつく】

 

 

 こんな風に、テレビで政治評論をしてる時は良さげなことを言うけど、いざとなると屁理屈で持論をすぐに曲げてきたのが石破茂というヘタレ政治家の本質なんですよ。

 辻元氏は

「石破さんなら、予算委員会でしっかり議論して、国民の皆さまに判断材料を提供してから選挙に進むと信じてたのに。私、質疑準備をし、論戦を楽しみにしてたのに」

「最初から、石破さん、ブレまくり。やっぱり、トップを変えても正論は潰されるのが自民党政治なのね。石破さんでも無理なのね!」

「まっとうな政治を取り戻すためには、国民の皆さまに政権を変えていただくしかないことが、はっきりしましたね!」

とⅩに投稿しましたが、こういう、石破氏は良心的な政治家だけど石破氏でも自民党政治には抵抗できない、という批判のスタンスが全く間違っていて、これからはもってのほかです。

 まだわかんないのか、騙されてたフリなんか知らんけど!

 せめてこれからは、石破氏こそ嘘つきまくりの自民党政治の権化であり、ザ・自民党政治家なんだと認識してください。

テレビで散々良いカッコをしていた次の首相候補人気NO.1の石破茂氏が、せっかく衆院予算委で岸田首相と「論戦」しながら裏金問題について一言も触れず政権批判もなし。自民党内部の自浄作用に期待するのは無駄だ

 

 

かねてから7条解散を批判するkojitakenの日記さんより

総理大臣の恣意的な「7条解散」を制限するために

衆議院が解散。なぜ岸田文雄が任期満了選挙にせず「7条解散」をやったのか、さっぱり理解できない

 

 

 

村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより

石破自民党のもとで行なわれる解散総選挙は、裏金脱税使途不明選挙、統一教会政治反対選挙、現行保険証廃止反対選挙、増税物価高給料停滞選挙、...

「石破茂氏の横顔」という報道業者の石破茂ロンダリング、石破茂ウォッシング #自民党は生まれ変わらない #誰がなっても自民は悪党 #マスメディアへの不満 @tokyonewsroom @tokyoseijibu @danketsu_rentai @tokyo_shimbun

 

 

日本のために全身全霊で」石破新内閣きょう発足…第102代総理大臣に選出 初入閣は13人 新内閣 発足後、早々に選挙戦へ(FNNプライムオンライン)|dメニューニュース(NTTドコモ)

編集後記

とりあえず今晩発足する石破内閣を軽くディスっときますと。

今年1月期に放送されたクドカン脚本のTBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」が大傑作コメディだったのですが。

1986年から2024年にタイムスリップした阿部サダヲが昭和に戻り、娘の河井優実ちゃんに未来がどうなっていたか聞かれて

「三原じゅん子が国会議員になってた」

と話すんですよ。

これに優実ちゃんが上の写真のように呆れかえって

「はい、嘘だねー!」

「うちらの憧れ、アバズレの祖先、山田麗子だよ」

「顔はやばいよ、ボディーやんな!の山田麗子が政治家!? あり得ない!」

と親父を小ばかにしたんです(3年B組金八先生の話です、念のため)。

ところが、このドラマが秋のクールだったら、阿部サダヲが

「三原じゅん子が大臣になってた」

と言わないといけないんですよ。余計に信じてもらわれへんわ!

いくらキングメーカーの菅義偉元総理の秘蔵っ子でもそれはあかんやろ(呆)。

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【速報中】首相に自民 石破茂総裁を選出 組閣の最新の動きは

この記事は、現在リアルタイムで更新中です。

自民党の石破茂総裁は、衆参両院の本会議で行われた総理大臣指名選挙の結果、第102代の総理大臣に選出されました。
石破総理大臣は、今夜、石破内閣を発足させることにしています。
1日の動きを随時更新してお伝えしています。

石破首相 午後9時から官邸で記者会見へ

政府は、石破総理大臣が就任にあたって午後9時から総理大臣官邸で記者会見すると発表しました。閣僚人事の狙いや今後の政権運営の基本方針などをみずから説明することにしています。

石破内閣 閣僚の顔ぶれ

 

第102代の総理大臣に選出された石破総理大臣は、このあと新しい内閣を発足させます。石破内閣の閣僚の総理大臣官邸への呼び込みが始まりました。これまでに閣僚の顔ぶれは固まっています。

総務大臣に村上元行政改革担当大臣
法務大臣に牧原秀樹氏
外務大臣に岩屋元防衛大臣
財務大臣に加藤元官房長官
文部科学大臣に阿部俊子氏
厚生労働大臣に福岡参議院政策審議会長
農林水産大臣に小里泰弘氏
経済産業大臣に武藤容治氏
公明党の斉藤国土交通大臣は再任
環境大臣には浅尾参議院議院運営委員長
防衛大臣に中谷・元防衛大臣
官房長官に林芳正氏が再任
デジタル大臣に平将明氏
復興大臣に伊藤忠彦氏
国家公安委員長に坂井元官房副長官
こども政策担当大臣に三原じゅん子参議院議員
経済再生担当大臣に赤澤亮正氏
経済安全保障担当大臣に城内実氏
地方創生担当大臣に伊東良孝氏

石破氏は組閣を終えたあと、皇居での親任式と閣僚の認証式を経て総理大臣として最初の記者会見を行い、初閣議に臨むことにしています。

 

参院の新たな常任委員長 特別委員長決まる

参議院の新たな常任委員長や特別委員長が決まりました。

このうち常任委員長は、総務委員長に公明党の宮崎勝氏、法務委員長に公明党の若松謙維氏、議院運営委員長に自民党の牧野京夫氏がそれぞれ就任しました。

また、特別委員長は、災害対策特別委員長に公明党の塩田博昭氏が就任しました。

このほかの常任委員長や特別委員長などは留任しました。

組閣本部を設置

石破総理大臣と公明党の石井代表の党首会談が終わり、先ほど、組閣本部が設置されました。

このあと閣僚人事が行われ、引き続き起用されることが内定している林官房長官が、石破内閣の閣僚名簿を発表することにしています。

16:00すぎ

石破首相は官邸で公明 石井代表と党首会談

 

石破総理大臣は午後4時すぎから総理大臣官邸で公明党の石井代表と党首会談を行いました。

石井代表は与党党首会談などに出席したあと取材に応じ「今回13人が初入閣の一方でベテランも入っており、清新さと重厚さをミックスした内閣ではないか」と述べました。

また次の衆議院選挙について「今の政治不信に対する政治改革が問われる選挙だ。投開票まで4週間を切っており、短期決戦となるが勝利していきたい。自公全体で過半数が勝敗ラインだが、公明党としては候補者を立てる11小選挙区の完全勝利と比例代表で現有の23議席以上という目標に向けて頑張りたい」と述べました。

16:00前

石破首相が官邸入り 組閣へ

 

第102代の総理大臣に選出された石破総理大臣は午後4時前、総理大臣官邸に入りました。

 

10月4日に石破首相の所信表明演説で与野党合意

衆議院の議院運営委員会は、本会議のあと理事会を再開し、10月4日に石破総理大臣の所信表明演説を行うことで与野党が合意しました。

また与党側は、来週7日に所信表明演説に対する各党の代表質問を行いたいと提案し、引き続き協議することになりました。

一方、本会議で壇上で主張が書かれた紙を掲げ、議長に降壇を命じられた、れいわ新選組の大石共同代表について、懲罰動議の提出も含め対応を協議していくことになりました。

また自民党の石井参議院国会対策委員長と立憲民主党の斎藤参議院国会対策委員長は、1日午後、国会内で会談し、参議院も10月4日に石破総理大臣の所信表明演説を行うことで合意しました。

その後の代表質問などの日程については、引き続き、協議していくことになりました。

13:30ごろから

自民 石破総裁を第102代総理大臣に選出 衆参本会議

 

午後1時半ごろから開かれた衆議院本会議で総理大臣の指名選挙が行われました。

その結果、自民党の石破総裁が291票、立憲民主党の野田代表が100票、日本維新の会の馬場代表が45票、共産党の田村委員長が10票、国民民主党の玉木代表が7票、無所属の吉良州司氏が5票、れいわ新選組の山本代表が3票で、石破茂総裁が自民党や公明党の支持を受けて、総理大臣に指名されました。

一方、午後2時すぎから開かれた参議院本会議でも総理大臣の指名選挙が行われ、自民党の石破総裁が143票、立憲民主党の野田代表が45票、日本維新の会の馬場代表が21票、国民民主党の玉木代表が12票、共産党の田村委員長が11票、れいわ新選組の山本代表が5票、国民民主党の伊藤孝恵氏が1票、無所属の伊波洋一氏が1票、参政党の神谷代表が1票、自民党の高市早苗氏が1票、自民党の茂木敏充氏が1票で、午後3時すぎに石破総裁が総理大臣に指名され、第102代の総理大臣に選出されました。

石破首相の政策「外交・安全保障」「経済政策」「政治とカネ」

石破総理大臣は外交・安全保障や経済政策については基本的に岸田政権の政策を引き継ぐことにしています。

このうち外交・安全保障政策では世界情勢が厳しさを増す中、日米同盟の強化に取り組み、同志国との連携を重視するとしています。

一方、独自の政策も訴えていてアジア地域の新たな多国間安全保障体制「アジア版NATO」を構築するとともに日米同盟を対等なものにするため日米地位協定の改定に向けた検討を始めるとしています。

また、経済政策でも物価上昇を上回る賃上げの実現や「貯蓄から投資へ」という動きを加速させるとしている方向性は岸田政権と一致しています。これに加えて地方創生を「日本経済の起爆剤」と位置づけ、企業の地方進出を促すなどとしていて、地方経済の成長に重点を置いている点に特徴があります。

一方、政治とカネの問題を受けた政治改革は最優先の課題と位置づけています。具体的には政治資金をチェックする第三者機関の立ち上げや、旧「文書通信交通滞在費」現在の「調査研究広報滞在費」の公開基準の策定を早期に行うとしています。

また政党交付金の使途などを明確化することを義務づける「政党法」を制定するほか、ルールを守る倫理観の確立に全力を挙げ政治資金収支報告書に不記載のあった議員を選挙で公認するにあたっては総裁自身も説明責任を負うとしています。

今後の主な外交日程

今後の主な外交日程です。10月から11月にかけて重要な国際会議が続きます。

来週後半、ラオスでASEAN=東南アジア諸国連合との一連の首脳会議が行われます。石破総理大臣は出席する意向を示していて、首脳外交のデビューの場となる見通しです。

11月中旬にはペルーでAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議が、ブラジルでG20サミット=主要20か国の首脳会議が行われることになっています。

また、来月5日にはアメリカ大統領選挙の投票が行われます。

民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領が接戦を繰り広げていて情勢は見通せませんが、石破総理大臣は新しい大統領との間で安定的な日米関係の維持や国際社会の課題解決に取り組むことになります。

衆院本会議で石破茂総裁を首相に指名

岸田内閣が総辞職したことを受け、午後1時半ごろから開かれた衆議院本会議で総理大臣指名選挙が行われました。


その結果、自民党の石破総裁が291票、立憲民主党の野田代表が100票、日本維新の会の馬場代表が45票、共産党の田村委員長が10票、国民民主党の玉木代表が7票、無所属の吉良州司氏が5票、れいわ新選組の山本代表が3票で、石破茂総裁が自民党や公明党の支持を受けて、総理大臣に指名されました。

 

 

辻元清美氏、声色変え石破茂新総裁を祝福「わりと仲良い…本当に良かったねえ、苦労してきて」

9/27(金) 16:56配信

日刊スポーツ
辻元清美参院議員(2024年9月撮影)

 立憲民主党の辻元清美参院議員(64)が27日、TBS系「Nスタ 特別番組 自民新総裁決定」(金曜午後3時)にゲスト出演。悲願の自民党新総裁に登り詰めた石破茂元幹事長(67)を祝福した。

 9人が立候補した自民党総裁選は27日投開票され、高市早苗経済安保相(63)と石破氏による決選投票の結果、高市氏194票(議員173票 党員21)、石破氏215票(議員189、党員26)で、石破氏が新総裁に決定した。

 辻元氏は「わりと石破さんとは仲良いんですよ。元野党にもいらっしゃって、テレビの討論会でも意見が一致するところもたくさんあるのでお祝い申し上げたい」と祝福した。

 決選投票について「自民党が辛うじてバランスを保った」と指摘。「どんな飛行機も民意の翼だけでは飛べませんので、なんとかバランスを保とうとしたのでは」と説明した。

 続けて、新総裁に「野党にとって石破さんは非常に手ごわい。心して私たちもかからなければいけない」とした上で「石破さんの場合は政論できますので、野田新代表と日本をどういう方向にしていくのか議論ができるスタートラインに立てたと思う」と述べた。

 その後、突如声色を変えて「石破さんおめでとうございます。本当に良かったねえ、苦労してきて今まで」と笑顔を見せ、「散々私も苦労したけど『僕はもうだめなんだよ』という愚痴も聞いてきましたので、石破さん良かったね、本当に。堂々と私たちもやりますよ、頑張ります」とねぎらっていた。

 

辻元清美氏「石破さん、初っ端からがっかりですよ」 急転直下の早期解散にあ然「信じてたのに」

 辻元清美氏

 立憲民主党の辻元清美議員が9月30日、Xを更新。衆院を解散し10月27日に投開票と示した自民党の石破茂総裁について「初っ端から、がっかりですよ」と嘆いた。

 石破総裁は30日、衆院解散し10月27日投開票と会見で述べた。総裁選の最中は早期の解散には慎重な意見を述べることもあり、まずは議論を尽くし、国民に判断材料を与えてから解散を…という姿勢だった。

 それが急転直下の早期解散。辻元氏は「石破さん、初っ端から、がっかりですよ」と嘆き「石破さんなら、予算委員会でしっかり議論して、国民の皆さまに判断材料を提供してから選挙に進むと信じてたのに。私、質疑準備をし、論戦を楽しみにしてたのに」と訴え。

 「最初から、石破さん、ブレまくり。やっぱり、トップを変えても正論は潰されるのが自民党政治なのね。石破さんでも無理なのね!」と厳しく記し「まっとうな政治を取り戻すためには、国民の皆さまに政権を変えていただくしかないことが、はっきりしましたね!」ともつづっていた。

 辻元氏は石破総裁が誕生した9月27日にテレビ出演し、「仲がいい」という石破氏を祝福。正論を論じる石破氏に期待を寄せるコメントをしていたばかりだった。

 

10月9日解散意向の石破茂総裁 「7条解散」否定の持論と整合性に立民・野田氏が疑問視

 

自民党総裁選で当選後、総裁室の椅子に座る石破茂新総裁=27日午後、党本部(春名中撮影)

野田氏「筋を通してもらわないと」

「ご判断いただける材料をきちんと整えるが、衆院解散も、新政権の信を問うというのも、やはり早い方がいい」

石破氏は29日のフジテレビ番組でこう述べ、立民の野田氏ら野党党首と一対一で行う党首討論で「ご判断いただける材料」を提示できるといった考えを示した。

共演した野田氏は、石破氏の主張に対し、「国民に信を問う材料は整わない。新しい閣僚の資質も含めて、国会で議論していかないと判断材料にならない」と疑問視する。石破氏も8月24日、鳥取県で出馬表明会見した際、衆院解散の時期について「全閣僚出席型の予算委員会を一通り行い、この政権は何を考え、目指そうとしているのか、国民に示した段階で、可能な限り早く信を問うべき」と語っていた。

野田氏は番組で、衆院解散根拠を巡る石破氏の過去の発言との整合性も疑問視した。

「石破さんは元々(憲法7条に基づく)『7条解散』に否定的だった。なのに、なぜ急がなければいけないのか。そこは筋を通してもらわないといけない」

辻元氏「質疑を楽しみにしてたのに…」

一方、石破氏はかねてから内閣不信任決議案可決か、信任決議案否決に伴う69条による解散などに限定すべきと主張する。「憲法論から『7条解散』はすべきではない立場に立っている。結局今なら勝てる勝てないとの判断が出てくる(からだ)」(令和2年7月2日の講演)と唱える。

この日の番組で、石破氏は「国民の審判を経ないままに新政権ができた。それはどうか。判断を求めるのも、69条の『趣旨』に合致するものだろう」と持論を展開したが、野田氏も首をかしげて「全く理解できない。7条の解釈に基づく解散としか言いようがない。これまでおっしゃってきたことと違うと思う」と指摘した。

立民の辻元清美代表代行も30日、X(旧ツイッター)に「石破さん、初っ端から、がっかりですよ。予算委員会でしっかり議論して、判断材料を提供してから選挙に進むと信じてたのに。私、質疑準備をし、論戦を楽しみにしてたのに。トップを変えても正論はつぶされるのが自民党政治なのね」と苦言を呈した。(奥原慎平)

 

 

 

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1 コメント

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牧原法務大臣 (suterakuso)
2024-10-01 23:38:33
城内・三原級がまだいました。それも法務大臣です。↓

https://x.com/hmakihara/status/1561860670454317056
牧原秀樹 まきはらひでき 衆議院議員 自民党 埼玉5区
@hmakihara
ネット上で「サヨク」と見えている人の多くは実際には日本の方ではなく、日本人を装った工作員の方である可能性もあります。
日本の分断化工作には乗らず、本当の日本人同士は「和」の力で国を守らないといけないと思っています。
午前8:39 · 2022年8月23日
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