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写真は、初公判を終え、会見に応じる元厚労省局長の村木厚子被告人=27日午後4時10分、大阪市北区の大阪地裁(鳥越瑞絵撮影)
【郵便不正事件】「私は無罪です」村木被告、毅然と語る 産経新聞 2010.1.27
「私は無罪です」。村木被告は罪状認否でこう口火を切ると、「国民から信頼を得られるよう仕事してきた。国会議員に依頼されても、法に反することを引き受けることはあり得ません」と、毅然(きぜん)とした口調で書面を読み上げた。
紺のスーツに眼鏡をかけた姿で入廷。弁護人の前の被告人席には座らず、ロス疑惑で無罪を勝ち取った辣腕(らつわん)の主任弁護人、弘中惇一郎弁護士の隣に着席した。検察側の冒頭陳述の間は、手元の書類と照合しながらメモを取り、時折検察官を見据えた。
逮捕までは障害者雇用や男女共同参画など厚労行政の一線で活躍してきた。現在は起訴休職中で、同じ厚労省で最高幹部の総括審議官を務める夫と子供2人に囲まれて「初めての主婦生活」を送るが、今も復職を強く願っている。
昨年11月に保釈されるまでは、支援者らが連日拘置所に面会に訪れ、この日も傍聴席は満席だった。閉廷後に会見した村木被告は「応援が支えになっている。信頼に応えて裁判を闘っていきたい」と話した。
日本の保釈率は低く、しかも法律上、逮捕から起訴まで23日間保釈制度がありません。起訴前保釈がそもそもないんです。
その長期の身柄拘束下で連日取調べが行なわれます。
留置場という名の代用監獄と取調室の往復。密室内で数人の捜査官による取調べ。
これまでの多くのえん罪事件で、なにもやっていない被疑者が自白させられ、有罪とされてきました。
村木さんの場合、保釈が認められず、5ヶ月も身柄拘束を受けていたんです。
彼女は、取調べの間、否認を貫き通しました。
そして、公判廷には多くの支援者。いい仕事をしてきた、人望のある人なのではないでしょうか。
こういう事件があるから、どの事件についても推定無罪を心に刻みながら報道に接することが大切です。
証拠関係を見ていないのですが、背筋を伸ばした村木さんの姿を見ると、無実なのではないかという印象を強く持ちます。
そうだとするとなにを目的とした検察捜査なのか。
あらためて推定無罪です。
ホリエモンって何カ月なんやろう?
時には弁護士の代わりに保釈金を納めに事務局が裁判所の出納課に行くこともあるのですが,拘束期間関係なく,保釈請求前後のあのなんとも言えない家族の切羽つぱった顔を見るのは,慣れませんねえ。
そんな思いでこの記事を読むと,なかなかに辛い。そしてそれに耐えているご本人の精神力にも感服するものがあります。
無罪かどうか私には分かりません。
でも,絶対常識では考えられないような一般人の拘束劇ですね。
それにしても彼女が刑事裁判にかけられて快哉をあげている方々も少なくないと思いますよ。
関係者が多いので証拠隠滅を防ぐという名目で保釈を認めなかったのでしょうが、まさに、暗黒司法、とんでもないことです。
小沢氏は不起訴というウワサもあり(誰がああいうリークをするのかな)、官僚と政治家の力加減も考えさせられます。