
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自民党安倍派(清和政策研究会)の裏金問題で、2021年11月に派閥会長に復帰した安倍晋三元首相が初めて裏金作りを知って2022年2月と4月に会計担当者を叱責し、5月の派閥パーティでは売り上げ金のキックバック=還流=裏金を止めさせたという話。
安倍晋三に最も食い込んだ記者こと元NHK解説委員の岩田明子氏が流布して、超アベ友の産経新聞の阿比留瑠比論説委員も触れ回っているこの与太話を裏付けるような報道も出ていて、朝日新聞や毎日新聞などの報道も総合すると、事態の真相は
1 安倍会長になってから還流を控えようという話は出た。当時の事務総長は西村康稔前経産相。
2 しかし参院議員を中心に反対論が噴出。
3 結局、還流中止取りやめを高木事務総長になって決定し裏金作りは2022年も続いた
ということのようです。
日刊ゲンダイによると、スポーツニッポンの「永田町ウラ情報 政界噂の(秘)日誌」では、安倍派関係者が
「安倍さんは“自分が(派閥の)会長になったんだから(裏金の)発覚に気をつけろ”と言っただけ。
裏金に反対したなんてのは神格化が過ぎますよ」
とコメントしているそうなんですが、まさにその通りでしょうな(笑)。
東京地検特捜部による安倍派など自民党への強制捜査。少なくとも安倍派事務総長の起訴が最低ノルマ。もし会計担当者への略式起訴(罰金)などで終わったら、東京地検特捜部の存在価値はゼロだと心せよ。
さて、この安倍晋三氏が自派の裏金作りを初めて知ったのは2021年11月に会長になった時と言うのが嘘だということは
1 それまでも清和会は事実上安倍氏が長である安倍派で、安倍氏が首相なので細田博之氏に名目上会長をさせていただけだったこと
2 そもそも清和会での裏金作りは森喜朗元首相が会長だった20年前から始まっていて、安倍氏も熟知していたはずであること
から明らかです。
3 さらに以下にご紹介する、クリスマスプレゼント!とばかりにしんぶん赤旗日曜版が2023年12月24日にまたもスクープした話がこれを裏付けます。
【#自民党の崩壊シナリオどうなる】東京地検特捜部が安倍派議員本人への任意聴取を始めた。政治資金規正法違反だけでなく所得税法違反=脱税で全員検挙すべきだ。【#自民党は組織的犯罪集団】
それは安倍派が2017年から2022年までの6年間、年間のパーティー券収入を一般的なパーティー券販売価格である2万円で割った数に0・675を掛けると、政治資金収支報告書にある購入者の数と一致するという衝撃の事実です。
そんな偶然は絶対ありえないわけですから、安倍派では政治資金収支報告書の購入者数も架空だったことがわかるわけで、さすがのアベ友の田崎スシロー氏も
「ある割合を掛けると同じ結果になるというのが6年も続くとなると、明らかにおかしいです」
「我々でも計算しなければいけなかったことを、また赤旗に抜かれてしまった…」
と認めざるを得なくなっているのは痛快です!
そして、これは二階派でも全く同じ0・675という「疑惑の方程式」があてはまるそうなので、まさに安倍首相と二階幹事長がそれぞれ史上最長の総理と幹事長をやっている間にできあがったシステム。
それが2022年も同じ割合で続いているのですから、これだけ見ても、安倍氏こそが裏金作りの真の主犯であることは明らかです。
二階幹事長が「政治と金の問題で自民党はずいぶんきれいになっている」とまた放言。いつの自民党と比べてるの?カジノ汚職、鶏卵汚職、河井夫妻の買収に菅原香典問題とカネの問題まみれなのに。
【#自民党政治を終わらせよう】安倍派の政治資金パーティー券収入のキックバックによる裏金作りに続いて、第二次安倍政権の幹事長二階俊博氏の派閥でも裏金作りが発覚。政治資金規正法の抜本的な改正が必要だ。
ちなみに2023年には安倍派はキックバックをやめたらしいのですが、それは神戸学院大学の上脇博之教授が派閥側と国会議員側の収支報告書を照らし合わせて金額が合わないことを突き止めたことを、しんぶん赤旗が安倍氏死去後にスクープしたからなんだそうです。
世の中を良くする報道をしているのはしんぶん赤旗と週刊文春だけですなw
さて、しんぶん赤旗のそのスクープを1年間も放置していた報道屋たちの罪は重いのですが、NHKが12月25日に報道したところによると、安倍派が参議院選挙の年に開いたパーティーについては、改選となる参議院議員にパーティー券の販売ノルマを設けず、集めた収入を全額キックバックしていたことが確認されたというのです。
このことは読売も報道していたのですが、今回特筆すべきはNHKがはっきりと
「安倍派では、少なくとも参議院選挙があった2019年と2022年に開いたパーティーについては、改選となる参議院議員にパーティー券の販売ノルマを設けず、集めた収入を全額キックバックしていたことが、関係者への取材でわかりました。」
と報道したこと。
つまり、安倍晋三氏が亡くなったのは2022年7月の参院選の選挙運動の最中だったわけですが、その2022年の参院選に向けても全額キックバックが行なわれていたわけで、2022年2月と4月に安倍氏が会計担当者を叱ったからその後はキックバック自体が無くなったという話が完全に嘘だと確定したんです。
安倍派の参議院議員側は、ノルマを超えた分どころかノルマがないから全額裏金にしていて、政治資金収支報告書に収入として記載していない金額が膨らんだということです。
参院選は3年ごとに行われることが憲法で決まっていて時期が確定しているのでその年だけは全額キックバックという仕組みを作りやすかった。
東京地検特捜部が強制捜査。安倍晋三元首相が生前の2022年7月参院選を控えた安倍派議員にはノルマ分も含めてパーティ売り上げ全額を還流していた。安倍氏が裏金作りを叱責して止めさせたという話は真っ赤な嘘!
2022年もそれを維持しろと強硬に主張したのは「安倍晋三の背後霊」こと参院幹事長の世耕弘成氏だったと思われる。
安倍首相の背後霊w 世耕弘成自民党参院幹事長が「安倍首相が4選せずに辞めることは世界が許さない」(笑)。ここはお笑いマンガ道場か!
これ、表に出ない金で選挙運動をしていたということでもありますから、この使途不明金は政治資金規正法違反を超えて安倍派と二階派全体の公職選挙法違反問題なわけですよ。
岸田首相が政治改革に関する新たな枠組みを年明けにも立ち上げるという話に対して、村野瀬玲奈の秘書課広報室さんが
『刑事事件の容疑者が刑法改革に取り組むかのような #自民党 の姿 #自民党全員逮捕』
という見事なツッコミを見せておられますが(笑)、ジャニー喜多川児童性虐待問題でもジャニーズは第三者委員会を作って、ジュリー藤島社長の退任を含む意見書を出してもらっているわけですよ。
まして政界における長年の課題である政治とカネの問題を、自民党内部の検討で済ませられるわけがないじゃないですか。
どんな結論が出てきても納得感ゼロですよ。
これは国会の中に特別委員会を作って、企業団体献金の禁止など政治資金規正法の改正や、政治家個人の資金力に影響されない比例代表選挙を主軸にする選挙制度改正の問題を取り扱うべき話です。
不要不急の憲法審査会にうつつを抜かす暇があったら、今度こそ政治とカネの問題を解決しろ。
【#岸田やめろ】岸田内閣の支持率が16%!不支持率が戦後最悪の79%!!(毎日新聞)。岸田文雄首相は自分の統一教会疑惑と自民党の裏金=脱税に関する記者会見をしたうえで、直ちに内閣総辞職せよ。
岸田首相はよくこんな人を国葬にしたよね。歴史的な恥かき。
岸田首相も安倍信者も涙目(笑)。国葬後も低評価!安倍国葬をよかったと思う41%、思わない54%(読売)。評価する35%、評価しない59%(朝日)。真のマジョリティーは安倍国葬反対派で勝負あり!
【推定有罪】安倍前首相の事務所が「桜を見る会前夜祭の領収書・明細書は出せません」。ホテルは再発行できるといっているので、検察審査会で起訴相当議決が繰り返され、安倍前首相が有罪になるのはほぼ確実だ。
安倍晋三後援会主催の「桜を見る会」前夜祭で、参加者の会費を補填すると違法であることを認識していた安倍事務所が、アベトモ新浪剛史社長のサントリーから酒類を大量に無償提供を受けて経費を浮かせていた。
そもそも安倍晋三氏って、安倍氏の関連する政治団体は2013~19年の「桜を見る会」前夜祭の収支を全て不記載にしてきて、安倍氏の公設第1秘書が略式起訴されてるんですよ。
安倍氏が裏金作りをやめろとか政治資金収支報告書にちゃんと書けとかいうマインドを持っているわけがないじゃないですか(笑)。
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2023年12月25日(月) しんぶん赤旗
パー券購入者数 捏造
疑惑の方程式「×0.675」 安倍派資金報告 二階派も
日曜版が特報
自民党派閥の政治資金パーティー収入をめぐる問題で、最大派閥の清和政策研究会(安倍派)と、二階俊博元幹事長率いる志帥会(二階派)に、政治資金収支報告書の不記載だけでなく、パーティー券の購入者数捏造(ねつぞう)の疑いが明らかになりました。なんと、“疑惑の方程式”が―。
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日曜版12月24日号によると、安倍派のパーティー券購入者数は、2022年までの6年間をみると、パーティー収入を2万円(1枚)で割った数字に「0・675」をかけた数字と一致するといいます。(表)
たとえば、22年5月に東京都港区の東京プリンスホテル「鳳凰の間」で開催したパーティーについて、安倍派は、政治資金収支報告書(22年分)に収入9480万円、パーティー券購入者数3200人と記載しています。パーティー券は、1枚2万円なので、販売枚数は4740枚となります。この4740に「0・675」をかけた数字が、3200というわけです。
21年も収入1億2万円、販売枚数5001枚で、5001に「0・675」をかけた3376を購入者数として報告書に記載しています。
6年間、毎年の購入者数が、パーティー券販売枚数に0・675をかけた数字になることなどありえません。
日曜版によると、二階派も同じで、パーティー収入を2万円(1枚)で割った数字に「0・8」をかけた数字を、22年までの4年間、各年の購入者数として政治資金収支報告書に記載していました。
「政治活動の公明と公正を確保し、もって民主政治の健全な発達に寄与する」という政治資金規正法の目的に真っ向から挑戦するものです。
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る政治資金規正法違反事件で、「清和政策研究会」(安倍派)では20年以上前から所属議員側にパーティー収入のノルマ超過分をキックバック(還流)していたことが関係者への取材でわかった。東京地検特捜部は同派幹部に対する任意の事情聴取などで、還流分を政治資金収支報告書に記載しなかった経緯などを確認している。

特捜部が萩生田光一・前党政調会長(60)から事情聴取したことも判明。既に松野博一・前官房長官(61)、高木毅・前党国会対策委員長(67)、世耕弘成・前党参院幹事長(61)、塩谷立・元文部科学相(73)からも聴取しており、同派幹部5氏は「還流は知っていたが、派閥の収支報告書に記載がないことは知らなかった」などと不記載への関与を否定したという。
安倍派では、パーティー収入のうちノルマ超過分を議員側に還流させる一方、派閥側、議員側双方の収支報告書に記載せず、不記載額は公訴時効にかからない直近5年間で計約5億円に上る疑いがある。複数の安倍派関係者によると、同派が2000年代初頭に小泉純一郎首相(当時)の出身派閥として所属議員が急増した頃には還流の仕組みが存在し、以後続けられてきたという。
特捜部は、18年分以降の収支報告書を作成した同派の会計責任者について、還流分を記載しなかった同法違反(不記載、虚偽記入)容疑で立件を検討しているが、より長期にわたって不記載が続いていた疑いもあるとみて調べている。
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で、安倍派が参議院選挙の年に開いたパーティーについては、改選となる参議院議員にパーティー券の販売ノルマを設けず、集めた収入を全額キックバックしていたことが、関係者への取材でわかりました。安倍派の参議院議員側は、こうした運用によって、政治資金収支報告書に収入として記載していない金額が膨らんだとみられ、東京地検特捜部が詳しい経緯を調べているものとみられます。
最大派閥の安倍派「清和政策研究会」や二階派「志帥会」では、所属議員がパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分の収入を議員側にキックバックし、その分を派閥の政治資金収支報告書にパーティーの収入として記載しない運用が組織的に行われた疑いがあり、東京地検特捜部は、政治資金規正法違反の疑いで安倍派と二階派の事務所を捜索するなど、捜査を進めています。
国会議員のうち、参議院議員の任期は6年で、3年ごとに半数が改選されますが、安倍派では、少なくとも参議院選挙があった2019年と2022年に開いたパーティーについては、改選となる参議院議員にパーティー券の販売ノルマを設けず、集めた収入を全額キックバックしていたことが、関係者への取材でわかりました。
一方、衆議院議員は解散があり、選挙の時期が不規則なため、こうした運用は行われていなかったということです。
安倍派では、議員側にキックバックされ裏金化した資金の総額が去年までの5年間でおよそ5億円に上るとみられていますが、このうち2019年に改選を迎えた参議院議員側は、こうした運用によって、収支報告書に収入として記載していない金額が膨らんだとみられるということです。
特捜部は裏金化された資金の使いみちなど、詳しい経緯を調べているものとみられます。
派閥裏金疑獄で安倍元首相“神格化”これだけの疑問 「還流」取りやめ指示に上脇博之氏も疑問符
公開日:2023/12/26 06:00 更新日:2023/12/26 06:00
どういうつもりで「裏金キックバック」の中止を指示したのか。
自民党安倍派(清和政策研究会)のパーティー裏金事件を巡り、会長だった安倍元首相が昨年5月の派閥パーティー直前の4月にキックバックの取りやめを指示していたと朝日新聞(23日)が報じた。キックバックの中止は当時、事務総長だった西村前経産相らが協議の上、所属議員に周知されたが、反発を招き最終的に撤回されたという。
ジャーナリストの岩田明子氏が、夕刊フジのコラム(12日発行)で安倍氏が2021年11月の会長就任後、キックバックについて「このような方法は問題だ。ただちに直せ」と会計責任者を叱責、事務総長らにもクギを刺したと指摘していた。
これに沿った形の朝日の報道が出たことで、SNSでは〈安倍さんは裏のお金は無くしようと一つ一つやっていた〉〈先を見て指示するリーダー〉などと、安倍氏を持ち上げる声が次々と上がっている。
しかし、不正を把握した安倍氏が正義感から「裏金キックバック」の中止を言い出したのかどうか。安倍派関係者はこう言う。
「裏金のキックバックは少なくとも20年前から行われていて、派内では『慣習』になっていた。当然、安倍さんが中堅・若手として所属していたころから行われていたわけです。安倍さんがキックバックをもらっていたかは不明ですが、昔からスキームを知っていたのは間違いないでしょう」
20日付のスポーツニッポンの名物コラム「永田町ウラ情報 政界噂の(秘)日誌」が興味深い。安倍派関係者が次のようにコメントしているのだ。
「安倍さんは“自分が(派閥の)会長になったんだから(裏金の)発覚に気をつけろ”と言っただけ。裏金に反対したなんてのは神格化が過ぎますよ」
実際、安倍氏の認識はその程度ではなかったか。派閥の不記載を刑事告発した神戸学院大教授の上脇博之氏が言う。
「安倍派のパーティー収入は18年の2億円台から19年に1億5000万円程度になり、20、21年に約1億円、22年は1億円を割っています。つまり、キックバックや中抜きによる裏金額が増えてきた可能性があるわけです。会長の安倍元首相が22年4月に『やり方を直せ』と強く指示したのなら、従う議員が増え、同年の収入は増えていなければおかしい。安倍元首相亡き後に、多くの議員が生前の指示を無視したというのは不自然です。実際は『やり方を直せ』ではなく『発覚しづらいやり方に変えろ』という指示ではなかったのか。安倍元首相の指示があったのかどうかを含め、疑問が残ります」
そもそも、安倍氏の関連する政治団体は13~19年の「桜を見る会」前夜祭の収支を全て不記載にしてきた経緯がある。この問題を巡っては、安倍氏の公設第1秘書が略式起訴され、安倍氏本人の監督能力のなさが明白になった。そんな人物が正義感から「不記載はやめろ」と指示するとはとても思えないのだが。
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>不要不急の憲法審査会にうつつを抜かす暇があったら、今度こそ政治とカネの問題を解決しろ。
不要不急有害無益の憲法審査会にうつつを抜かす暇があったら、今度こそ自民党とカネの問題を解決しろ。なお、どうせ自民党には自民党とカネの問題を解決できないことは明らかなのだから、自民党から政治的ポジションが最も遠い政党に「自民党とカネの問題」の解決を任せろ。
これでいかがでしょう。
維新とカネについての記事でもよろしくお願いします。
凄い話ですね。
私の印象では橋下徹氏は竹中平蔵氏や高橋洋一氏らを重用したり、後援会会長の息子を特別秘書にしたりはしたんですが、自分が汚職で挙げられるのはかなり警戒していたんですよね。
その点、吉村洋文府知事は橋下徹の後継者と言うより松井一郎直系と見た方がいいのかもしれません。
もう少し文春砲が炸裂して材料が揃ったらうちでも書きます!