プーチン大統領は28日、国営テレビのインタビューでウクライナのゼレンスキー大統領について、去年、任期が満了したにもかかわらず戒厳令を理由に大統領選を行っていないとして、「非合法な」大統領であり、交渉しても文書に署名する権限はないと改めて主張しました。

一方で、ゼレンスキー氏が交渉への参加を望むのであれば、ロシア側の交渉担当者を任命する用意があると述べました。

また、ウクライナにはプーチン氏との交渉を禁じる法令があるものの、ゼレンスキー氏から権限を委譲された議会の議長であれば取り消すことが可能だと指摘。ただ、権限の委譲について、ウクライナ側に現時点で「そうした意思はみられない」としています。