【#イスラエル戦争犯罪】イスラエル軍がレバノンの首都ベイルートでヒズボラ幹部を空爆・暗殺。イランの首都テヘランでハマス最高指導者を暗殺。ネタニヤフ首相は自分の権力維持のために戦争拡大しか考えていない。
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デルタ株が蔓延する中、2021年に強行開催された東京五輪に比べれば私の中にも忌避感がなく、パリのオリンピックは結構見ているんですが、時々イスラエルの選手が出てくると本当に嫌な気分になります。
選手個人個人にもちろん罪はないとはいえ、本来であればウクライナを侵略しているロシアと同じく、国単位での五輪参加は許されるはずがないイスラエル選手団ですから。
そして昔はオリンピックの間は休戦という話が持ち上がることもあった気がするのですが、自国の選手が肩身の狭い思いをしてパリで頑張っていることもどこ吹く風で、イスラエルのネタニヤフ政権はガザで、ベイルートで、そしてテヘランで人を殺しまくっています。
パリ五輪の開会式で記念撮影をするイスラエル選手団。
パリ五輪開会。ウクライナを侵略して戦争犯罪を繰り返しているロシアに参加を認めないのはいいが、ガザでジェノサイドをしているイスラエルには参加を認めるIOCとフランスのマクロン大統領はダブスタだ。
まず、イスラエル政府は2024年7月30日、レバノンの首都ベイルートの南郊を空爆して、イスラム教シーア派組織ヒズボラの最高幹部であるフアド・シュクル氏を殺害したと発表しました。
イスラエル軍は、情報に基づいて戦闘機でシュクル氏を攻撃したと説明しています。
この攻撃は、ヒズボラがイスラエルが占領しているゴラン高原を攻撃して12人を死亡させたことへの報復だというのが大義名分になっています。
イスラエル軍によるシリアにあるイラン大使館への空爆は不問に付し、イランによるイスラエル報復攻撃についてだけイラン革命防衛隊を「テロ組織」に認定したうえで経済制裁を検討しているG7のダブスタが異常すぎる
そこで、アメリカ大統領選の民主党の候補であるカマラ・ハリス副大統領は7月30日に
「中東について、ここ数時間に起こったことについて話したい。イスラエルに自衛権があることを明確にしておきたい」
「はっきり分かっているのは、イスラエルにはテロ組織に対する自衛権があり、ヒズボラはまさにそのテロ組織だということだ」
と言ってイスラエルを擁護しましたが、イスラエルにヒズボラに対する自衛権があるとしても、他国であるレバノンの首都ベイルートに軍隊を越境させて攻撃しているのですから、これは完全な国際法違反ですよ。
しかも、そもそもイスラエルがゴラン高原を占領していること自体が国際法違反で、単純にヒズボラの攻撃を非難するだけで済ませられる状況ではありません。
ハリス氏がイスラエルに自衛権があるという決まり文句でこの件を片付けようとするなら、共和党のドナルド・トランプ氏よりははるかにマシとはいっても、しょせんハリス候補もアメリカの大統領候補の枠内の人物だなと思わずにはいられないです。
【#パレスチナに自由と平和を 】国際司法裁判所(ICJ)がイスラエル政府に長年の占領は国際法に反しているとして「イスラエルは占領を出来るだけ早く終結しなければならない」とする勧告的意見を言い渡した!
さらに、イスラエル軍の攻撃により、ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの最高指導者というハニヤ政治局長が2024年7月31日にイランの首都テヘランで死亡したそうです。
ハマスによれば、ハニヤ氏はイランの新大統領の就任式に参加した後、テヘランにある自宅へのイスラエル軍の襲撃により、護衛とともに殺害されたとのこと。
国連安全保障理事会がバイデン政権が提出したガザ停戦案をやっと採択。ロシアは棄権(呆)。イスラエルとハマスはこのチャンスを生かして共に直ちに決議を受け入れ、即時停戦・人質解放・ガザ地区再興を始めるべきだ
そもそも、イスラエルに対しては国連安保理でもハマスと停戦して協議するよう求める決議が圧倒的な賛成多数で可決されているのに、その交渉が成立するかどうかという時期に、交渉相手のトップを暗殺しているんですから、もうネタニヤフ政権はハマスとの交渉をまとめる気なんてさらさらないことは明らかです。
しかも、緊張関係にあるイランに軍を派遣して暗殺しているのですから、イスラエルとイランの関係も悪くなるに決まっています。
ベイルートでの軍事行動といい、テヘランでの暗殺といい、ネタニヤフ首相は自分が政権の座から降りたら多数の汚職疑惑などを追及されるのを恐れて、戦争継続、戦争拡大第一に動いているとしか言いようがありません。
ハマスによるイスラエル市民に対する無差別攻撃は絶対に許されない。しかし、イスラエルによる「報復」名目の攻撃がパレスチナ市民に対する無差別殺戮になることも絶対に許されない。
日本の右翼はハマスやヒズボラをテロリストと認定して彼らの行為はテロだとひとくくりにして終わり。
彼らは、イスラエルという一つの国家が攻撃したり暗殺してもそれをテロとは呼ばないのですが、人殺しの違法性はその主体が国家でも団体でも変わりません。
もちろん、2023年10月7日のハマスによるイスラエルへの越境攻撃は、子供や赤ちゃんや外国人を含めて1200人も無差別に殺して、200人も拉致誘拐しているのですから、これは絶対に許されない犯罪です。
今回殺害されたハニヤ氏はこの件で国際刑事裁判所(ICC)にネタニヤフ首相と同様に逮捕状を請求されていました。
しかしだからと言って、イスラエルがその報復名目で30倍以上の4万人ものガザ地域の市民を無差別殺戮しているジェノサイドは、もはやイスラエルの自衛権の行使などと言えるわけがありません。
そもそも、ハマスは国連安保理が求めた停戦ができれば人質も解放すると言っているのに、いまもイスラエル軍がガザで続けている殺戮やテヘランで行なったハマス最高幹部の暗殺など、人質などそっちのけで見殺しにする気満々。
ネタニヤフ首相は自分の権力維持のために戦争をとにかく拡大したいという一心としか言いようがありません。
そんなイスラエルも空恐ろしい国ですが、トランプ氏よりましな対立候補であるカマラ・ハリス氏でさえ、まず「イスラエルの自衛権」と言ってしまうアメリカも本当に恐ろしいです。
イスラエルのネタニヤフ首相がアメリカ上下院で演説。ガザで無差別殺戮を行ない、国際司法裁判所からは攻撃を差し止められ、国際刑事裁判所に逮捕状が請求されているネタニヤフ容疑者に演説させるアメリカは異常だ。
パレスチナ/イスラエルの〈いま〉を知るための24章 (エリア・スタディーズ)
今日で7月も終わりですが、いまふと気が付くと、6月も7月も毎日記事を更新していました。
自分でもこれだけ仕事が忙しい中、ようやるわと思うのですが、私から見てそれだけ国内外に問題が多いということですね。。。
自分を労う気持ちより、世の中を憂う気持ちの方が強くなります。
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イスラエルは30日、レバノンの首都ベイルートの南郊を空爆し、イスラム教シーア派組織ヒズボラの最高幹部フアド・シュクル氏を殺害したと発表した。
イスラエル軍は、情報に基づいて戦闘機でシュクル氏を攻撃したと説明した。
シュクル氏の生死は不明。レバノンの治安筋は、攻撃された建物に同氏はいなかったとしている。ヒズボラはまだ声明を出していない。
イスラエル当局は、同国が占領するゴラン高原で27日にあったロケット砲攻撃を、シュクル氏が指揮したとしている。この攻撃では子どもを中心に12人が殺害された。
イスラエルのヨアヴ・ガラント国防相は30日の攻撃後、「ヒズボラは越えてはならない一線を越えた」と、ソーシャルメディアに投稿した。
ヒズボラは、ゴラン高原への攻撃への一切の関与を否定している。
レバノンのナジブ・ミカティ首相は、この日のベイルートへの攻撃について、「イスラエルのあからさまな攻撃」、「犯罪行為」だとし、「明白に国際法に違反している民間人殺害の軍事行動」だと非難した。
シュクル氏について米当局は、ヒズボラ指導者ハッサン・ナスララ師の上級顧問だとみている。1983年にベイルートの米海兵隊兵舎が爆破され米兵241人が殺害された事件で「中心的な役割」を果たしたとし、シュクル氏の情報に500万ドル(約7億6200万円)の報奨金をかけている。
米ホワイトハウスのカリーン・ジャン=ピエール報道官は記者会見で、ジョー・バイデン米大統領はイスラエルとヒズボラの大規模な戦争を回避可能だと考えていると説明。「事態のエスカレーションは見たくないし、全面戦争も見たくない」と述べた。
イスラエル軍は、国民に対して新たな避難指示を出す予定はないとし、ヒズボラがすぐに大がかりな反撃に出るとはみていないことを示唆した。
全面戦争の代償は双方とも認識している。全面戦争になれば、イランがレバノンの支援に乗り出す可能性もある。
ゴラン高原への攻撃の後、イスラエルが対抗措置を取ることは広く予想されていた。イスラエルの安全保障内閣は29日、報復に関する決定権を、ベンヤミン・ネタニヤフ首相とガラント国防相に与えていた。
イスラエルとヒズボラの敵対関係は、昨年10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルを攻撃して以来、エスカレートしている。ゴラン高原への攻撃は、緊張が高まって以降で最も死者の多い出来事となった。
ヒズボラはハマスを支援しており、イスラエル北部のレバノン国境付近でイスラエルと砲撃し合うなどしている。
世界の指導者らは全面戦争への懸念から、ここ何日か自制を促している。
イギリスのデイヴィッド・ラミー外相は30日、レバノンにいる英国民に対し、「紛争地帯に閉じ込められる」恐れがあるとし、直ちに国外に出るよう促した。
【エルサレム=金子靖志、テヘラン=吉形祐司】イスラム主義組織ハマスは31日、最高幹部イスマイル・ハニヤ氏が殺害されたと発表した。同日早朝にイランの首都テヘランにあるハニヤ氏の滞在先が攻撃され、警護の1人も殺害されたという。
イスラエル軍は昨年10月にパレスチナ自治区ガザでの戦闘が始まった後、ハニヤ氏の殺害を最重要目標としてきた。殺害で、イタリアで再開したイスラエルとハマスとの停戦合意に向けた交渉を含めた中東情勢への影響が懸念されている。
イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」も31日、ハニヤ氏がテヘランの滞在先で殺害されたと発表した。背景は調査中だという。30日にはペゼシュキアン氏と個別に会談し、イラン最高指導者のアリ・ハメネイ師との会談も報じられていた。
ハニヤ氏は1987年に起きた第1次インティファーダ(対イスラエル闘争)に参加した。イスラエルで収監された経験もある。2006年にはパレスチナ自治政府の首相にも就いた。ハニヤ氏を巡っては、4月にガザへのイスラエル軍による空爆で、息子3人や孫4人が殺害されている。
イスラエルにヒズボラに対する「自衛権」 ハリス氏
【7月31日 AFP】11月の米大統領選で民主党候補指名を確実にしたカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領は30日、イスラエルがレバノンの首都ベイルート南郊のイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)の拠点を空爆したのを受け、イスラエルには「自衛権がある」と述べた。
ハリス氏はジョージア州アトランタ(Atlanta)の選挙集会に向かう途上で記者団に「中東について、ここ数時間に起こったことについて話したい。イスラエルに自衛権があることを明確にしておきたい」と語った。
ハリス氏は「はっきり分かっているのは、イスラエルにはテロ組織に対する自衛権があり、ヒズボラはまさにそのテロ組織だということだ」「だが、われわれはこうした攻撃を終わらせるための外交的解決に取り組まなければならない。今後もそうした取り組みを続けていく」と述べた。
イスラエルはベイルート空爆について、占領するゴラン高原(Golan Heights)で子ども12人が死亡した先週末のロケット弾攻撃を指揮したヒズボラの幹部を狙ったものだと主張している。(c)AFP
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ハマスの 戦い方が 変わるんでしょうか
今後も お教え頂けると 助かります
アメリカが 日本と 戦った時に
天皇陛下が 居ると 居ないで
国民が どう 変わる と
思ったのでしょうね
唯一居所が分かってるいるイスマイル・ハニヤについて、ICCに加盟しているパレスチナを代表するPLOは彼の居所を通告するなり身柄をICCに引き渡すなりしなくてもいいのか、ということは以前コメントしました
知っての通りPLOにハマスは参加しておらず、対立の末ガザを実行支配してます
「PLOの施政権が及んでないんだから、ハマスが何をやろうと俺は知らん」とアッバスや首相のムスタファがタカを括ってるんだとすると、これからガザでどんな人道犯罪が起ころうと抗議する根拠が失われないでしょうか
やはりここはハマスにもイスラエルにももっと強気に出てICCに積極的に協力していれば、よりによってアホのネタ公にハニヤを殺されることはなかったんじゃないでしょうか
今回のようにイスラエルが『両方とも敵に回す』のでしたら、普通に戦ったら必ず負けます。
ということはネタニヤフ政権は①『米国と共にイランと戦う』または、②『核兵器を使用する』腹積もりだと思われます。
①米国が出てくれば、ほぼ間違いなく、ロシアも参戦しそうで、『第三次世界大戦』リスクが高くなります。
②『核兵器を使用する』場合は確実に『第三次世界大戦』に突入するでしょう。
それを『米国は支持します』 ➡ 『第三次世界大戦』になっても米国は構いません…という意思表示なわけですね…。(絶句)
※バイデン政権以上に『イスラエル支持』の主張をしているトランプ氏やケネディJr氏も『“第三次世界大戦”になっても米国は構いません』と言っているに等しい…ネタニヤフ政権をイスラエルの民衆が革命で潰してくれる…のをとても期待したいですね。
(※第二次世界大戦末期、敗色濃厚のドイツでは『ヒトラー暗殺計画』が持ち上がりました。
戦争に『勝ち目はない』ネタニヤフ政権では??)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/feature/2023/11/20/35987.html
☆アメリカも警戒する「抵抗の枢軸」とは?中東揺るがす存在?
2023年11月20日 NHK
◎「抵抗の枢軸」の中でも、イスラエルが最大の脅威として警戒するのが、隣国レバノンを拠点とするヒズボラです。
◎ヒズボラは1982年、レバノンに侵攻したイスラエルに抵抗する民兵組織として発足。国内では政党としても活動して国政に強い影響力を持つほか、戦力は政府の正規軍をしのぐと言われています。
◎イスラエル国家安全保障研究所によると、ヒズボラの戦闘員は推定5万人から10万人。
テルアビブなどイスラエルの主要都市を攻撃できる射程300キロの短距離弾道ミサイルをはじめ、ミサイルやロケット弾あわせて15万発を保有すると指摘しています。攻撃や偵察用に最大400キロ飛行可能な無人機も保有するとされます
ヒズボラの装備はレバノン政府の正規軍以上ではないかと言われているという記事です
長年のアメリカからの軍事援助でイスラエルの強さは群を抜いていると思います
☆ヒズボラは通常兵力だけなら『イスラエル正規軍より上かも?』 >
失礼しました。引用したコラム含む様々な情報を勘案すると、私はこの結論になる…という話で、この資料を誤読したわけではないのです。
(※いわゆる正規軍でない軍事組織の中では『ヒズボラは“兵士の士気や練度”含めて最高クラスに戦闘力が高い』という評価だそうです。)
※イスラエル軍は『装備はほぼ欧米製』で非常に強力ですが、『(ハマスとの戦闘などから)兵士の質がイマイチ』という複数の情報を得ています。
なお、軍事系のシンクタンクの評価では例えば『米軍とロシア軍』を比べると、
装備は 『ややロシア軍が優秀』くらいですが、陸軍などは『兵士の質も含めてロシア軍が大きく優勢』という結果が出ているそうです。
従って、イスラエル+米軍 対 イラン+ロシア軍が通常兵力で戦うと、『イラン+ロシア軍が大きく優勢』 ➡ イスラエル+米軍が『核兵器を使って』挽回を図るという非常にヤバイ展開が予測されるようです。