岸田首相が、いや自民党が大好きな芳野会長。
連合の芳野友子会長(中央左)から「レーバーサミット」の声明書を受け取る岸田文雄首相=2023年4月7日、首相官邸
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岸田首相は2023年9月13日の内閣改造に伴い、日本の労働組合の最大のナショナルセンターである連合傘下の産業別労働組合(産別)である「電機連合」の組織内議員だった、国民民主前参院議員の矢田稚子氏を賃金・雇用担当の首相補佐官に起用しました。
これは野党への揺さぶり、将来、国民民主党を政権与党に引き入れるための工作だというのがもっぱらの噂です。
当ブログはあまり政局自体に詳しくないので、さっそくkojitakenさんの解説をご紹介します。
『一方、大平正芳と同郷の玉木雄一郎は宏池会政権の現在政権入りしたくてたまらない。落選中の電気連合組織内候補である矢田稚子の首相補佐官任命は岸田と玉木が繰り出した奇策だろう。それが当たるかどうかは知らないが。
さすがにこういう動きをされては自分たちが食い物にされるだけだと遅まきながらに気づいたらしい連合会長の芳野友子が不快感を表明したようだが、これまでは芳野自身が自民党の誘いにホイホイ乗ったり日教組の定期総会をすっぽかしたりなどの悪事を重ねてきたのだから自業自得だとしか言いようがない。
この芳野が連合会長に留任したのは、これまでも会長職は2期以上務めるのが通例だからなどと説明されたが、芳野みたいなどうしようもなくひどい政局音痴は断じて再選させるべきでなかった。
立民代表の泉健太ともども一刻も早く辞任することが望ましい人物だろう。
日本の政治はますますろくでもない方向に進みそうだ。』
参考記事 kojitakenの日記さんより
連合の芳野会長が「自民党との連携は全くない」と否定した夜に、小渕自民党組織運動本部長と極秘会談。労働者の権利よりも反共を優先して「資本」にすり寄る裏切り体質の連合は解体すべきだ。
立憲の支持母体であるはずの連合の新年会で挨拶させてもらっていないのに、へらへらしている場合じゃない泉立憲代表。
【民主党政権時代も含めて史上初】連合の新年会に岸田首相と松野官房長官がそろって出席。権力におもねり、反共攻撃に終始して野党を分断する連合に労働組合のナショナルセンターを名乗る資格はない。
「芳野友子連合会長の言動への疑問ー自公政治継続・改憲の容認でいいのか?ー」 白井邦彦教授特別寄稿(青山学院大学経済学部)。
さて、今度は、岸田文雄首相が10月5日から始まる労働組合の中央組織・連合の定期大会に、自民党政権下の首相として16年ぶりに出席する方向だそうです。
岸田首相は、政労の協力姿勢をアピールし、賃上げの機運を高めたいというのが表向きの理由ですが、岸田首相は、2023年1月に開かれた連合の新年交歓会や4月の連合主催のメーデー中央大会にも出席して、立憲民主党と国民民主党の支持基盤である連合の取り込みに余念がなかったわけで、2年に1度しか開かれない連合の定期大会への出席もその一環です。
岸田首相は現在策定中の経済対策でも、柱の一つに「持続的な賃上げ」を据え、事業者への助成や賃上げ企業への減税措置の拡充を入れる予定ではありますが、別に政府が連合と仲良くしたからって企業が賃上げするわけでもありません。
岸田首相が浪人中の国民民主前参院議員の矢田稚子氏を賃金・雇用担当の首相補佐官に起用する「奇策」を弄するなど、連合と国民民主党を丸ごと飲み込む「抱きつき作戦」で、旧民主系の野党の支持構造にくさびを打ち込む、つまり国民民主党を政権に取り込んで政権基盤を強化するとともに、野党第一党の立民をさらに弱体化させようとしているのは明らかです。
岸田首相が連合のメーデーに出席し「今年の春闘は30年ぶりの賃上げ水準」と自慢←実質賃金は物価高で下がりっぱなし。連合の芳野友子会長は首相の出席に「非常に光栄だ」。こんなの労働組合のメーデーじゃない。
ここでまたkojitakenさんに登場してもらいますが、同氏はTBSが報じた立憲民主党関係者の
『ある立憲関係者は「今頃そんなことを言っても、きっかけを作ったのは自分たちじゃないか」と厳しく断じた。
つまり、3年前の野党合流に反発し、与党に融和的な国民民主党の玉木路線を支えたのは、他ならぬ電機連合を含めた民間産別ではないか、その延長に国民民主党の連立入り交渉や総理補佐官人事があったのではないか、という指摘だ。』
というコメントを
『この件に関しては、記事の中程に出てくる「立憲(立民)関係者」の意見が全面的に正しい。』
としたうえで、
『芳野友子は泉健太と並んで20年代初めの労働界(泉の場合は野党)に自ら大きなダメージを与えた人だった。
泉は21年秋の立民代表から22年夏の参院選までの「提案型野党」路線が最悪で、あれで党の比例票を2〜4割減らした。』
とされています。
芳野会長と泉代表が本人たちにどれくらい自覚があるのかわかりませんが、彼らの動きは自民党からのトロイの木馬・刺客としかいいようがなく、連合と立憲民主党にとっての獅子身中の虫と言わざるを得ないでしょう。
連合や立民が獅子かどうかもう怪しいものですが。
参考記事 kojitakenの日記より
「矢田さんとは距離を置く」連合会長が訣別宣言 元野党議員“総理補佐官就任”の波紋と野党分断 (TBS NEWS DIG)
立民の泉代表が連合の芳野会長(統一教会疑惑アリ)と会談し共産党と選挙協力をしないと報告。芳野会長「連合は共産党との関係はありえないと言ってきたので評価する」。泉代表と芳野会長は立民の獅子身中の虫だ。
統一教会疑惑の連合の芳野友子会長が安倍晋三元首相の国葬への参加を表明「労働者を代表して弔意を示さないといけない」。あなたたちは労働者の代表ではない。その連合のせいで泉立民代表の不参加表明が今日に。
統一教会疑惑の芳野連合が立民・国民が敗れた参院選について、共産を含む野党共闘を否定したい一心で、数字に基づかない非科学的総括。「一本化せずに勝ったところもあれば一本化して敗れたところもある」(呆)
芳野会長は、統一教会との関係について「今後も調べない」で隠蔽というのだから、自民や維新以下。
松下正寿氏は自民民社の推薦を受け、社会・共産推薦の美濃部都知事に都知事選で挑んだこともある
文鮮明―人と思想
連合の芳野友子会長は、統一教会の「世界平和教授アカデミー」初代会長で世界日報論説委員の松下正寿氏が理事長の「富士社会教育センター」で反共思想を学んだ。
kojitakenの日記さんの
もそういう趣旨だと思うのですが、自民党が国民民主党を取り込む意義は政権与党の数を増やすこと以上に、連合を制すること、そして何かとぎくしゃくしている公明党を制することの意味が大きいと思います。
国民民主党が政権与党になるときには前原氏ら一部議員は抜けるでしょうしね。
これもkojitakenさんがしょっちゅうおっしゃっているのですが、岸田首相と泉健太代表は政治家としての政策立案能力や実行力はからっきしなのに、政治屋としての権力闘争能力だけは異様に優れていて、その存在の弊害が二乗だと思いますね。
矢田稚子の内閣補佐官任命人事を「自民党がどれだけ高い政治的能力を持っているのか、これだけの妙手を放つと、改めて感心します」と肯定的な表現で評した中北浩爾教授のコメントは微温的に過ぎるのではないか
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岸田文雄首相は10月5、6両日に東京都内で開かれる労働組合の中央組織・連合の定期大会に出席する調整に入った。複数の関係者が27日、明らかにした。連合の定期大会は2年に1回開催されており、岸田首相が今回出席すれば、自民党政権の首相としては2007年の福田康夫氏以来16年ぶりとなる。
岸田首相は1月、連合の新年交歓会に2年連続で出席したほか、4月には連合主催のメーデー中央大会にも現職首相としては9年ぶりに出席した。政権の重要課題と位置付ける賃上げ実現に向け、連合重視の姿勢を強めている。
首相は今月15日、電機連合の組織内議員だった元国民民主党参院議員の矢田稚子氏を賃金・雇用担当の首相補佐官に起用する異例の人事を決めた。定期大会では芳野友子会長の再選が決定される予定で、首相の出席には矢田氏の起用に続き、労組票取り込みの狙いもありそうだ。【古川宗、安部志帆子】
矢田氏は高卒でパナソニックに入社し、パナ労組の幹部を経て、電機メーカーの労働組合でつくる「電機連合」の組織内議員として参院議員を1期務めた。労働組合出身の元野党議員が政府の要職に就くという極めて異例な事態に、連合内では動揺が広がる。岸田政権が目指す「野党の分断」は着実に進みつつある。
電機連合幹部の憔悴
9月13日午前9時半、東京・千代田区の連合本部。電機連合のトップ、神保政史・中央執行委員長が芳野友子・連合会長のもとに駆け込んだ。
矢田氏は去年の参院選で落選し、政界引退を表明したばかり。神保委員長と芳野会長は、それぞれ慰労のため矢田氏と会食もしたばかりだったが、寝耳に水だったという。
翌14日、連合本部では定例の中央執行委員会が行われることになっていて、続々と幹部が集まる。
「どうやら、総理補佐官らしい」
しかし連合としては確認が取れず、静観するしかなかった。
午後1時半、中央執行委員会が始まったが、出席者によれば、「みんな上の空」。異様な空気が支配する中、「総理補佐官に矢田氏起用を検討」の速報が流れる。出席者はスマートフォンでニュースを確認し、「うわー」という声も上がったという。
「電機連合さんからお話があるそうです」
委員会終了時、芳野会長が神保氏に発言を促すと、憔悴した様子の神保氏は、こう話すのが精一杯だった。
「いろいろ報道が出るかもしれませんが、ご承知おき下さい」
「こんなこと間違っている」古巣の反発
最も強い衝撃を受けたのは、矢田氏が直前まで所属していたパナソニックグループ労連だ。岩脇寛己書記長はJNNの取材にこう答えた。
「報道の前日、会社(パナソニック)から連絡がありました。矢田氏本人から事前に相談はありませんでした」
組合は 慌てて矢田氏本人に連絡を取り、「周りに影響が出る。しかもそれが大きすぎる」と総理補佐官の就任を辞退するよう説得したが、矢田氏は応じなかったという。
ある電機連合関係者は、「辛すぎる。こんなことはできれば経験なんてしたくなかった。組合員に対して申し訳ない。こんなことは間違っている」と吐き捨てた。
複数の連合関係者からは「今回は政府・自民党からパナソニック本社に対して打診があった。自分たちは蚊帳の外で、なす術はなかった」という話が聞かれた。
ただ、これに対し、ある立憲関係者は「今頃そんなことを言っても、きっかけを作ったのは自分たちじゃないか」と厳しく断じた。
今回の件についてパナソニックからは、以下の回答が寄せられている。
「当社グループ社員の矢田稚子さんが内閣総理大臣補佐官という重要な役割を担われることを大変光栄に思います。
国会議員時代も含めたこれまでの経験を生かして大いに挑戦していただきたいと考えており、その取り組みに対して一企業として微力ながら支援してまいります。
総理補佐官就任の経緯に関しては、回答を控えさせていただきたくご理解のほどお願いします」
芳野会長「20年来の同志だが、今後は距離を置く」
この混乱に何を思うか。矢田氏とは「20年来の同志」だという連合・芳野会長はJNNの取材にこう答えた。
「今回、政府から直にパナソニックに連絡があって、矢田さんはパナソニックの社員として受けたということです。なので、連合としてはコメントしません」
「ただ、連合の組織内議員だった事実がある。今までは、連合の政策が実現できるようにやりとりはしていましたけど、これからは政権の中枢に入ったので、立場は完全に違いますから」
そして、こう言い放った。
「連合としては矢田さんとは距離を置く。矢田さんが政争の具に使われないよう、願うだけです」
国民の連立入り騒動再燃
岸田政権は、水面下で国民民主党との間で連立を視野に入れた交渉を行い、矢田氏の起用はその文脈の一つで、もし上手くいかなかったとしても、「野党の分断」が図れれば良い、と見るのが自然だ。
交渉に関与している与党関係者は、今回の人事について、「国民民主党との連携が進みつつある表れだ」とほくそ笑む。
国民民主党の玉木代表は21日に収録されたTBSのCS番組「国会トークフロントライン」で、矢田氏の総理補佐官就任について「途中から知っていた」と明かした。
さらに、連立入りに向けた交渉をしていたか問われ、「所属議員にいろんな話やアプローチがあったと報告を受けている」と、否定しなかった。
連合幹部は「自民党は、国民民主党との連立交渉を諦めていない」と考え直し、組織の分裂を避けるため、事態の沈静化を図ろうとしている。近く、連合としての見解を示す予定だという。
TBS政治部野党キャップ 新田晃一
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そんなことはしなくても同じ立論はできるでしょう。
「宮武さんのように弁護士と言う高給のインテリにはわかりにくいと思いますが、昨今の物価上昇はサラリーマンの家計を直撃しています。住宅ローンや教育費に追われる労働者にとって賃上げは死活問題です。」
うちの「消費税増税反対」カテゴリー1つを見ていただいても、ペドロさんよりうちの方がよほど庶民の味方だと思いますよ。
https://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/c/29a6253daced2c96de70b1a462d53b5f
右打ちさんといいペドロさんといい、右翼の人って、相手の人格を否定しないと文章が書けない病気なんですか。
感じ悪いですよ(笑)
ネトウヨ傾向も感じさせるし、共産を毛嫌いするところとか結構、安倍とも共通点があるようだし。
自民の狙いは何でも言うことを聞くゆ党の国民民主を利用して、選挙での連合の支援が欲しいだけ。
それにしても、とんでもないのが会長になったものですね。
このままだと、いずれ連合は割れますよ。
組合運動は「反権力」「反自民」などと言ったインテリの遊びではなく、まさに生きていくためにやってることなのです。賃上げが可能ならどの政党だろうがいいんですよ。悪魔と手を組もうと賃上げできるならいいわけです。
岸田政権は賃上げを歌っていますし、経団連も輸出企業だけではなく、国内需要に依存する企業もたくさんあるため、連合の腕次第では自民党と組んで賃上げできる可能性は十分あります。
だから連合が「賃上げ」の為に自民党と手を組むこと自体は問題じゃない。もし賃上げを達成できれば、自民党だろうと手を組めばいい。
問題なのは、自民党が経団連をスポンサーとする財界の利益代表だと言うこと。その自民党が賃上げを本当にするかどうかは、連合の腕の見せ所でしょうね。
本来は立憲が政権取って賃上げを達成できれば連合だってそれがいいに決まってる。しかし何年待っても立憲は政権取りそうになり。どころか維新に野党第一党を取られかねない体たらく。連合としては「労働者の待遇改善」の為に手段を選んではいられない。毎月組合費を払っている労働者に成果をしめす義務がある。