テレビで散々良いカッコをしていた次の首相候補人気NO.1の石破茂氏が、せっかく衆院予算委で岸田首相と「論戦」しながら裏金問題について一言も触れず政権批判もなし。自民党内部の自浄作用に期待するのは無駄だ
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まあ、こんなもんでしょ。
2024年2月26日、自民党の石破茂元幹事長が約1年ぶりに衆院予算委員会で質問に立ちました。
石破氏は安倍政権以来、時の政権に厳しいことを言うということで世論調査では常に「次の首相候補」のトップ。
2023年12月に出演したBSフジ「プライムニュース」で、石破氏は自民党の派閥の政治資金問題に関する岸田首相の対応を問われて
「来年度予算案が成立したら、(首相を)辞めるというのはありだ。
国民に判断してもらおうと衆議院を解散するのも責任の取り方かもしれない」
と新年度予算成立後の岸田文雄首相の退陣論にまで思い切って踏み込んだので、自民党内で大いに不評を買ったんですね。
それで、これでは推薦人20人が集まらないと自民党総裁選への出馬を念頭に自粛したんでしょう。
せっかくの衆院予算委という大舞台で、裏金どころか政治資金という言葉さえ言わず、もちろん統一教会との癒着なんて聞くはずもありません。
肝心の衆院予算委で何も言えないんじゃあ、ただのビビりじゃないですか。
【#岸田やめろ】岸田首相のゼロ回答が続く。企業団体献金の禁止については「企業には献金の自由がある」。使途不明の政策活動費の公開は「政治活動の自由がある」。基本的人権は市民が国家に対して主張するもの!
岸田首相も野党の追及される時とは全く違う余裕の表情。しょせん仲間内。
裏金問題にも統一教会癒着にも取り組もうとしない岸田内閣の不支持率が、毎日新聞の世論調査で82%で、内閣支持率を初めて質問した1947年7月以来最低。我々は「新しい自由民権運動」を始めるべき時だ。
石破氏が質問の中で、能登半島地震における避難所のあり方やシェルターの重要性などについて質問したのはいいのですが、最初に語りだしたのは88年前の今日起こった「2・26事件」。
元防衛相の石破氏は、陸軍の青年将校らが首相官邸などを襲撃した事件を踏まえて
「『自衛隊とは何か』をきちんと考えることが重要だ」
と指摘して5分間ほど持論を続けたけれども、岸田首相に答弁を求めなかったということで、自分がいかに博識の大物かということを自慢たかっただけ。
石破氏の質問時間30分全体がまったくの無駄な時間でした。
政治資金規正法のことも聞かないし、裏金が脱税だなんていうわけもないし、岸田首相も林官房長官も統一教会関係者と写真をいっぱい撮ってますなあとももちろん言わない。
石破氏のような所詮自民党の枠内で石橋をたたいて壊しちゃうような慎重居士が、自民党をぶっ潰すどころか政治改革のせの字もかの字もできるわけがありません。
裏金問題に言及しただけ、まだあの野田佳彦元首相のほうがマシだったという体たらく。
民主党政権崩壊の主犯で安倍政権誕生の生みの親である野田佳彦氏に次の総理を期待するとか絶対やめてください。泉健太首相よりひどいことになります(笑)。
そのくせ、石破氏は自分の質問が終わった後に記者団に対しては非公開で行われそうな政治倫理審査会について、偉そうに
「議員が説明責任を果たす場だ。なるべく公開した方が大勢の人に対して説明できる。非公開にする合理的な理由はなかなか見当たらない」
と語ったというのですから、テレビカメラの前だけ威勢がいい「言うだけ番長」。
こんな人に期待していたら
「百年河清を待つ」
で、いつまで経っても日本の政治がよくなるわけがありません。
(常に濁っている中国の黄河の流れが澄むのを期待するという意味で、そこから転じていくら待てども望みが達せられるあてがないのをたとえていう言葉)
この前総裁選に出た時には二階幹事長の支持を当てにしてすり寄ったような人間が、二階氏も大いにかかわっている裏金問題に切り込めるわけがない。
「政界の古狸」二階幹事長に騙されて惨敗した石破茂氏は、しょせん総理総裁の器ではなかった。リベラル左派は自前の首相候補を立てて自公政権を打倒しよう!
自民党という病 (平凡社新書0897)
石破茂氏関連記事
「緊急事態条項創設」石破茂vs「9条改悪」安倍晋三。自民党総裁選の世も末改憲対決。
米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設が争点になっていた2013年1月の名護市市長選挙で応援演説に立ち
「名護が発展することで沖縄も飛躍的に発展を遂げる。安倍政権として全面的に支援し、国、県、市が協力して新たに500億円の名護振興基金をつく る」
と名護市の地域振興に向けて500億円規模の基金を立ち上げる意向を明らかに した。
札束で名護市市民の顔をはたく石破自民党幹事長 選挙直前に500億円の振興基金を持ち出す
石橋と言えば娘さんを東京電力に入れているような原発推進派で、交戦権を否認した9条2項の削除を主張している軍国主義者ですよ。
おまけに改憲論のメインは緊急事態条項創設という軍事オタク。
時の政権に対してちょっとすねたような文句を言うだけ番長の石破氏に、リベラル・左派が期待するような要素は一切ありません。
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26日に岸田首相と関係閣僚に出席を求めて行われる衆議院予算委員会の集中審議では、能登半島地震への対応の他、政治資金問題や少子化対策がテーマとなる予定だ。こうした中、自民党は22日、石破氏を質問者とする方針を固めた。
石破氏が衆院予算委の質疑に立つのは、2023年2月以来、ちょうど1年ぶり。前回は、岸田首相に防衛政策について質したが、持ち時間の大半を質問に費やし「石破節」を披露した。
石破氏は、2023年12月に出演したBSフジ「プライムニュース」で、自民党の派閥の政治資金問題に関する岸田首相の対応を問われ「来年度予算案が成立したら、(首相を)辞めるというのはありだ。国民に判断してもらおうと衆議院を解散するのも責任の取り方かもしれない」と述べていた。自民党の政治資金問題を巡って、石破氏が何を質すのか注目を集めそうだ。
FNNが17・18日に実施した世論調査で、石破氏は「次の首相にふさわしい人」で、21.2%(前回調査比0.9ポイント増)を占め、昨年10月の調査以来5カ月連続でトップを独走している。
自民党関係者は「石破氏が質問に立てば面白くなるだろう」と語っている。
自民党の石破茂元幹事長は26日、衆院予算委員会で約1年ぶりに質問に立った。憲法9条が定める戦力不保持との整合性を図るため、自衛隊を「必要最小限度の実力組織」と位置付けた従来の解釈見直しを訴えるなど「石破節」を展開。「次の首相」を問う世論調査で上位の常連だが、派閥の裏金事件には踏み込まなかった。
石破氏は、ちょうど88年前の2月26日に起こった旧日本陸軍の青年将校によるクーデター「二・二六事件」に触れ、「自衛隊とは何なのだと考えることが重要だ」と指摘。その上で「必要最小限度」の意味について「必要は質的概念、最小限は量的概念だ。混同するような思考は考え直す必要がある」と訴えた。
石破氏は、2020年の党総裁選で掲げた「防災省」には「こだわらない」としつつ、「国民保護を実現するための部局を創設する」ことも提案。岸田文雄首相は「議論を続けることは大事だ」と応じた。
石破氏は質疑後、記者団から「次の総裁選の前哨戦と見る向きがある」と問われ、「全く意識はない」と語った。
衆院政倫審は28、29両日に開催を予定し、出席を申し出た安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)の幹部ら5人は非公開を希望している。
石破氏は同日午前に臨んだ衆院予算委での岸田文雄首相(党総裁)との質疑に関しては「首相は原稿を見ずに自分の言葉で答弁してくれた。前向きな答弁だった」と振り返った。次期総裁選の前哨戦と見る向きについては「自分の持つ問題意識を首相にただすことが目的だ。次期総裁とかゆめさら思わない」と語った。
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全くその通りだと思います。
石破という人物は、例えばいじめにあっている子供が「先生だけは分ってくれる」「先生だけは助けてくれる」と信じていたのに、最後には大人の事情で裏切られる、そういう人間と同じです。テレビのトーク番組で党内批判をしていながら、実像は党内の将棋の一駒という立場から逸脱することがないのです。そういう点で最も注意が必要で腹立たしい代議士の1人です。
昨日は勉強会をやって15人集めたそうですが、顔を出したのが細野モナ夫とかですから碌なもんじゃありません
高市同様この放課後の雑談みたいな勉強会に少人数だけ集まるのは、派閥の表向きの解散が続く中で選挙に弱い陣笠議員の頼るべき親分探しの一環なんでしょうね
去年の10月にはあの伊勢崎や田原総一朗の主催イベントに参加し、昵懇ぶりをブログでアピールしてますね
もう「安全保障の論客」みたいなウソ看板は下ろすべきですわ