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日刊spa!で素晴らしい連載がありましたので、記録します。
日本の捕捉率(すでに、所得が生活保護レベルになっている人の中で、実際に受給している人の割合)は7~20%と言われています。
先進国中、最低です。
日本の生活保護の最大の問題は、すでに「健康で文化的な最低限度の生活」未満になっているのに、生活保護を受給できていない人々が数百万人もいらっしゃることなのです。
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女性申請者に「体を売ればいい」 生活保護受給窓口の冷たい対応
芸人親族の生活保護「不正受給」疑惑でワイドショーが賑わった。まるで不正受給の横行で自治体財政が逼迫しているかのようなイメージが植えつけられているが、その総額は全体の0.38%。その一方で、「受給資格があるのにもらえない」という大きな問題があった!!
◆多くは窓口で追い返される生活保護申請の“狭き門”
「簡単に受給でき、不正受給が横行」「働くより受給したほうが楽で得」etc.過熱する報道に、当の生活保護受給者たちは困惑を隠せない。自身も生活保護 受給者で、同じような境遇の人の相談に乗っている田中秀雄さん(仮名・57歳)は「報道されているのは稀なケース。多くの場合、受給にこぎ着けるまでが、 まず大変なんです」と語る。
これまで3回、生活保護の申請窓口に行ったが申請させてもらえなかったという久保田健二さん(仮名・62歳)はこう語る。
「『稼働年齢(働くことができる年齢)なので受けられない』とウソの説明をされました。『まずは仕事を見つけてきてください』と。でも、仕事がどうしても 見つからずに家賃も払えず、困っているのです。助けてくれる親族もいません。アパートを追い出された後に再び相談に行くと、『住所がない人には出せない。 住み込みの仕事があるでしょう』と言われました」
― 本当は[厳しい/冷たい]日本の生活保護制度【1】 ―
「100円の花を飾ったら嫌味」 生活保護受給者を“監視”する職員
芸人親族の生活保護「不正受給」疑惑でワイドショーが賑わった。まるで不正受給の横行で自治体財政が逼迫しているかのようなイメージが植えつけられているが、その総額は全体の0.38%。その一方で、「受給資格があるのにもらえない」という大きな問題があった!!
◆100円の花を飾ったら「余裕あるな」とイヤミ
運よく受給にこぎつけたとしても、生保受給者の苦悩は続く。鈴木幸枝さん(仮名・69歳)は「ケースワーカーに常に監視されているような気がして、息が つまる……」とこぼす。ケースワーカーとは、生活に困っている人の相談に乗り、自立支援を行う職員。生活保護受給者を家庭訪問し、生活状況を調査すること も業務のうちだ。
「100円の花を飾ったら『花なんか買う余裕があるとは』とイヤミを言われ……。訪問は2~3か月に一度ですが、何を言われるかと気になって、壊れたものを買い直すのも躊躇してしまいます」
決算期の3月は、受給者にとって気が気ではない月。青木繁さん(仮名・74歳)は「行政は何とか生活保護を打ち切ろう、減額しようとしてきます」と振り返る。
「46歳の息子はずっと就職活動をしていたのですが、職に就けず生活保護を受けていました。ところが、今年3月に『4月中に働かないなら保護を打ち切る』 と通告されたのです。支援団体の『生活と健康を守る会』のメンバーの方と掛け合い、打ち切りは避けられましたが、もう少しで親子ともども路頭に迷うところ でした」
生活保護受給者が口をそろえて訴えるのが、受給自体を悪とするような昨今の報道だ。「『保護を受けるのではなく、家族が面倒を見ればいい』という主張も ありますが、私のように夫の暴力から逃げて来た女性も多い。そういう人に親族の扶養を求めるのは酷です」(高橋和代さん・仮名・54歳)。
自身も生活保護受給者で、同じような境遇の人の相談に乗っている田中秀雄さん(仮名・57歳)は「私が相談を受けていた生活保護受給者の方は、アパートを飛び出して首を吊ってしまった」と悔しがる。
「ここ最近の生活保護バッシングで、路上生活をしている相談者の方も『今は申請をしたくない』と及び腰。本当に助けが必要な人が申請すらできない空気に、危機感を抱いています」
― 本当は[厳しい/冷たい]日本の生活保護制度【2】 ―
【北海道姉妹凍死】死の前に3回生活保護窓口訪れ、門前払いされていた
◆最後の頼みの生活保護を受けられず、死に至るケースも
今年1月、札幌市白石区のマンションの一室で、遺体で発見された40代の姉妹は、生活保護申請が認められず窮乏を極めて亡くなった。姉の佐野湖末枝さん (42歳)は失業中で昨年末に病死(脳内血腫)しており、知的障害のある妹の恵さん(40歳)は姉の死後に凍死したとみられている。料金滞納で電気・ガス も止められ、冷蔵庫の中は空っぽだった。
湖末枝さんは体調不良に苦しみながら就職活動や妹の世話をし、3度にわたって白石区役所に窮状を訴えていた。ところが、最後の頼みの綱の生活保護を受け ることができなかったのだ。この事件を調査している「北海道生活と健康を守る連合会」(道生連)副会長の細川久美子氏は次のように語る。
「姉妹の両親はすでに他界していて、頼る人はいませんでした。生活費は妹の障害年金(年額約80万円)だけで、家賃は滞納、国民健康保険も未加入です。区 役所の保護課も『厳しい状態』『要保護状態』にあることを認識していました。2回目の相談のときには、非常用のパンの缶詰が支給されています。これは通 常、お金を落としてしまった生活保護受給者などに対して行われる珍しい措置です」
◆ 「生活保護を受けられない」と思い込まされた
「困窮している人なら一定の条件で『無差別平等』に生活保護を受ける権利がありますし、誰でも無条件に申請できます。ですが、区役所の担当者がそのことを 本人に知らせたようには思えません。最後の相談(3回目)のときには、保護の要件として『懸命なる求職活動』が必要なことや、『家賃が高い』ことを伝えて います。しかし、これらは申請の条件ではないのです。3回も相談に行っていることや困窮の程度から見ても、姉に申請の意思があったことは明らか。『自分は 生活保護を受けられない』と思い込まされてしまい、申請を諦めたものと思われます」(細川氏)
本来は権利であるはずの生活保護申請をさまざまな手口で阻止する役所の「水際作戦」によって、’00年代後半から全国で餓死・孤立死・自殺・心中事件などの悲惨な事件が相次いでいる。
亡くなった姉妹の住居前で献花する支援者。妹の携帯電話には、姉が倒れて警察や救急車に何度も助けを求めた発信履歴が残されていた
― 本当は[厳しい/冷たい]日本の生活保護制度【3】 ―
【生活保護】本当に必要でも貰えず死に至ったケースがこんなにあった!
芸人親族の生活保護「不正受給」疑惑でワイドショーが賑わった。まるで不正受給の横行で自治体財政が逼迫しているかのようなイメージが植えつけられているが、その総額は全体の0.38%。その一方で、「受給資格があるのにもらえない」という大きな問題があった!!
【生活保護を受けられず、死に至った例】
◆京都・母親殺害事件(’06年2月)
認知症の母(86歳)の介護と貧困に追い詰められた無職の男性(54歳)が心中を図り、母親を殺害。男性は行政に相談していたが、生活保護について十分な説明を受けていなかった。
◆北九州・門司区餓死事件(’06年5月)
市営住宅に住む障害者の男性(56歳)が、役所に生活保護の申請書を交付してもらえず餓死。前年にはライフラインが止められており、栄養失調で病院に搬送されていた。
◆秋田・練炭自殺事件(’06年7月)
強い睡眠障害で働けず車上生活を送っていた男性(37歳)が2回生活保護を申請するも却下。「俺が犠牲になって福祉をよくしたい」と市役所の駐車場に停めた車中で練炭自殺。
◆北九州・「おにぎり食べたい」餓死事件(’07年7月)
生活保護を打ち切られた元タクシー運転手(52歳)が直後に餓死。「(辞退届を)書かされ、印まで押させ、自立指導したんか」「おにぎり食べたい」などと日記に書き残していた。
◆北九州・男性孤立死事件(’09年6月)
生活保護の相談に訪れた無職男性(39歳)に対して、福祉事務所が「健康状態は良好」と判断し仕事探しをするよう説得。申請できなかった男性はその後に孤立死した。
◆札幌・姉妹孤立死事件(’12年1月)
失業中の姉(42歳)と知的障害のある妹(40歳)がガスも電気も止められたマンションの一室で病死・凍死。姉は3度も生活保護の相談に行っていたが、申請ができなかった。
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生活保護から考える (岩波新書) | |
稲葉剛 著 | |
岩波書店 |
すでに段階的な基準の引き下げが始まっている生活保護制度。社会保障制度の、そして生きるための最後の砦であるこの制度が、重大な岐路に直面している。不正受給の報道やバッシングのなか、どのような事態が起ころうとしているのか。当事者の声を紹介するとともに現場の状況を報告、いま、何が問題なのか、その根源を問う。
生活保護リアル | |
みわよしこ 著 | |
日本評論社 |
急増する生活保護者。生活保護制度を解説するとともに、取材を通して、受給者や生活保護に係わる人々の「ありのまま」の姿を描く。
健康で文化的な最低限度の生活 1 (ビッグコミックス) | |
柏木ハルコ | |
小学館 |
[生活保護]のリアルに迫る青春群像劇
新卒公務員の義経えみるが配属されたのは福祉事務所。
えみるはここでケースワーカーという生活保護に関わる仕事に就くことになったのだが、そこで生活に困窮した人々の暮らしを目の当たりにして――
新聞メディアはもちろん、現職のケースワーカー、医療、福祉関係者の方も注目する本格派ドラマ!
[生活保護]に向き合う新米ケースワーカーたちの奮闘劇、開幕!
こんな状態なのに消費税だけ上げて、死ねというのか。
不正受給をしているのは、もっぱら所得が捕捉しにくいブラックな収入を得ている人たちに過ぎないのに、普通の生活困窮者が不正受給をしているかのように印象操作している気がします。
百歩譲って、生活保護に対して、「生活設計がなっていない」等のことを挙げて、生活保護受給に頼ることを批判する人たちに一言。
それなら、「タバコをやめない、酒を飲みすぎる、運動量に比して食いすぎる」などなど、生活習慣がなってない人は、健康保険料は割増しを払ってもらいますという、同じような理屈をつけられたら、どう思うだろう。「その通り」と言わないと、論理矛盾です。それとも、自分に矛先が向かうことは、反対するか。
それと、親や兄弟に収入があれば、生活保護申請の際に、考慮されるなんて、「まるで戦前か戦後すぐの時代」に逆戻りである。
また、生活保護のうち、半分は医療扶助であり、医療機関にこそ、矛先を向けるべきであることを何故、メディアは報道しないのか。
売れっ子芸人が、月に50万円、所得税を払っていれば、母親が10万円にも満たない生活保護を受けても良いと思います。
所得再分配機能の回復こそが日本浮上の急務ですね。
いつもご愛読ありがとうございます!
生活保護の打ち切りや拒否はそれからだと思う。
労基とハローワークの強化をするべき。
適正化という言葉に騙され、国民にとってまるで良い事のように語り、改悪していく政府が許せない。それに騙されてしまう自分自身が情けない。平和憲法のある素晴らしい日本の心を全く感じられない現状。私たちの文化的な生活を送るために財源はなく、軍事費のため、アメリカのため、一部のお金持ちのためにがつがつとお金をつぎ込む。そこには、全く愛を感じない。経済大国日本は、なんて貧しい国なのか・・・
アクションの緊急院内集会…2月1日 など
集まっている署名は20日必着で送ってください。
生活保護改悪をめぐって、重大局面を迎えています。
社会保障審議会の生活保護基準部会は16日、18日に開催され、厚労省は一気に気zyン引き下げを押し通そうとしています。伝えられるところでは、多人数世帯だけでなく、一人暮らしも引き下げ方向の大幅改悪と言われます。
また、生活困窮者特別部会も16日に報告書案がだされ、次回(22日?)にも強行の構えです。
最賃はじめさまざまな制度への影響も大であり、国民生活の切り捨ての生活保護改悪をストップさせるために、緊急行動へのご参加をお願いいたします。
また、今集まっている署名は20日までにお送りください。広範な団体・個人が結集する「STOP!生活保護基準引き下げ」アクションが22日に、政府・厚労省申し入れ・署名提出、政党要請をおこないますので、期限厳守でお願いします。
※同アクションHP:http://nationalminimum.xrea.jp/
政治家が市役所職員が、イジメの見本をみせているのでは?
不正受給の情報ばかり流してますが、
市役所職員が生活保護費を自分のポケットマネーにした情報等は、一切流されませんよね!
議員議席削減はスルーして、速攻、生活保護費削減とは…
お金に苦労した事ない二世議員達の考えそうな事ですね!
ローンの返済をさせ続ける貸し金業者の違法行為は
なぜか騒がれることがありませんね・・。
その後色々資料を集め、自分で書類を書き上げ、電話でも色々とやり取りをし『ウソをつかれているので審査請求とは別に、民事に持ち込む』旨を伝えたところ、上から目線の電話の応答が一辺し、通常6ヶ月掛ると言われた審査請求の結果は2ヶ月厚生労働省から酷く丁寧な電話で2つの請求が両方とも2級になるとの事。ところがおかしな話し、代わりに審査請求を取り下げて欲しいと言う結果に。
身を以て役人のいい加減さを知りました。
その後また、暫く動けなくなりましたが・・・。
長々とすみませんm(__)m。
きっとこういう連中に誤摩化されてる障害者が沢山いると思うと怒りが収まりません。