ウルトラマンレオあたりは獅子座から来たらしいのだが、ほとんどのウルトラ兄弟はM78星雲にあるウルトラの星からきている。あの図体だから相当な人口密度だと想像している。
さて、全く話は変わるが、わたくしは大学に入って数年たつと、曲がりなりにも司法試験の勉強会に入れてもらった。そこでとんでもないことが起きてしまった。
ある日、仲の良い友人(男だがあだ名が早苗ちゃん)といっしょに、部屋で早苗ちゃん秘蔵のエッチ本(裏本じゃないぞ!)のグラビアを見ているところに、山ちゃんという、下半身突出型人間とまで言われた気の多い友達がやってきた。
そして、私の下宿の状況を見るなり、激怒し始めたのだ。
「お前らは普段、女性の人権とか言っているくせに、なんや、そんな女性を性の商品として馬鹿にするようなものを見腐って!!」
お、おもわず、わたくしと早苗ちゃんは正座をして、女性の尊厳についてこんこんと説教されたのであった。「お前こそ、リアルに下半身突出のくせに」とはとても言えない状況で、二人はしゅんとしてしまったのだった。
また、別の話なのだが、見目麗しく勉強もできる、これもルンルンというあだ名の男性の先輩がいたのだが、この人と新幹線で帰省するときに、なんか雑誌を買ってきてと言われた。そこで、わたくしは週刊文春と週刊新潮を買って帰ってきたら、「こんなおじさん雑誌ばっかり!」と思いきり馬鹿にされたのであった。「え?どんなの買って来ればよかったのですか?」と尋ねると、「プレイボーイとかペントハウスとか、いろいろあるやろ!」と叱られたのだった。そんな恥ずかしい雑誌、駅で買えるか!
はっきり言わなかったが、別の先輩は風俗に行っていたらしい。わたくしはいまだに風俗に行ったことがないので、それが『トルコ』(いまでいうソープランド)なのか、なんなのかよくわからないでいるのだが、とにかく、彼女さんがいるのにそういうところに行くその先輩に対する評価は著しく下がった。プレイボーイ読んでるし(今では私も週刊の方は平気で買える)。
そんな勉強期間(なんのや)も数年進んだある日、オ〇バという真面目な親友に、こんこんと、風俗では疑似恋愛がある、体だけでなく心の触れ合いもあるとさとされたことがあった。わたしはお金で結んだ関係で心の交流があるわけないと必死に抗弁したのだが、とにかく経験がないので説得力皆無である。
ま、とにかく、オ〇バはそっちに「はまった」せいか、司法試験には合格しないままだった。
そういえば、特に名を秘す新日鉄ほにゃららという会社に就職したいなかっぺ大将という友人は、福利厚生としてソープランドのチケットを渡され、苦悩していた。行けば自分の道を踏み外すことになるが、行かなければ職場で総スカンである。なにしろ団体で行くのらしいから。彼は悩んでわたくしに相談してきたのだが、情けないことにわたくしも行けとも行くなとも言えなかった。そして、その後どうしたか聞けなかったのである。
わたくしは子供会のお兄さんというサークルをやっていたし、司法試験の仲間はことほどさように堅物ばかりで、風俗に言った自慢話など聞いたことがない。だからといって、世の大多数の男性が風俗に行かないかどうか確信はない。ただ、わたくし自身は風俗は行ったこともなく、水商売もほとんど知らないので、小説家になるのはあきらめたのだった。人生の酸いも甘いも、裏も表もわかってない気がして。
最後に、海外で。
ほとんど一人旅をするわたくしは、それはそれは買春を誘われまくった。タイの空港ではちゃんと名札を付けているオフィサーに「オンナ イラナイ?」と日本語で声をかけられるし、新婚旅行に行った先でも、新妻が横にいるのに二人の女性に誘われるし、ネパールではエベレストからカトマンズに帰ってくると「ブッディストガールはどうだった?」と聞かれるし(シェルパ族はラマ教なので仏教徒=ブッディスト)なのだ。
タイのチェンマイ郊外でドイツ人旅行者と連れになり、いかに双方の国の人身売買が酷いかという話になったこともあった。ガイドさんが、このあたりにも「ヤクザ」が少女を買いに来る、一人500円だと言っていた。
日本人が世界中でセックスアニマルと思われているのが本当に嫌だった。そこでわたくしの海外旅行の目的の一つは、日本人でも女性を買わない男がいることを満天下に!示すこととなった。
カトマンズでも
「ブッディストガールはどうだった?」
「知らんがな」
「嘘を付け。日本人はストロングだと聞いている」
「イエス。確かに日本人はストロングだが(そうなのかどうか知らないが、一応日本人のために言っておきました)、俺はしない」
と言い切ってきてやったのであった。
というわけで、こういうことを言うと、風俗に行かないことが誇りになりますかという突込みが必ず入るのだが、そうです、わたくし個人にとっては、数少ない誇りです。
あああ、機長の格好をしてコスチュームプレイに興じる人とは、それは人生観違うよね。
たまにはブレイクと言うことで、恥ずかしい思い出を書いちゃいました。
ですので、ご面倒とは思いますが、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
うちの父も、風俗自慢をする同僚や、職場で女子社員にセクハラをする上司と戦っていたそうです。
堅物なので友達は少なかったようですが、母が一番の親友だったようで、お金は無いけれど、子供が安心出来る家庭でした。
それが当り前に思っていましたが、世の中そんな男性が少ないのですね。
益々堅物男性が魅力的に思えてきました。
風俗に行かない男だっているんです。
私は友人から「据え膳食わぬは男の恥」と
何度も言われたことがありますが、
そのたびに「『武士は食わねど高楊枝』って知ってる?」
と言い返していました。
風俗店とはちょっとニュアンスが違いますが・・・
いい気にならないシトでいてくださることを望みます☆
Rayさんのブログもお人柄も(きっと)ステキなんだと思います。
でもこの件だけは、特に褒めるようなものではありませんね。
行くことを自慢する人は、自分の価値を下げている(別に偉そうに言う必要の無いことを言っているので)だけですので、無視すればいいのです。
しかし、行かないことを自慢する人や、それを尊敬する人は、自分でも気付いていないうちに、風俗で働いている女性を軽蔑していることに、気付いて下さい。
別に酒を飲まなくても、ギャンブルをしなくても、それが尊敬に値することではありません。各人の趣味嗜好の問題です。
風俗で働く女性は、自分の意思で働いているのだから、別にかわいそうだと自分の固定観念で決め付ける人の方が、女性蔑視だと思います。
わざわざ持ち出す話ではありません。
味噌もくそも一緒にしたらダメです。
皆が皆自由意志で風俗業に就いているのでしょうか?そのようにお考えなら、相当なお花畑な方ですね。
「貧しさ故に売られた女性」も相当数いる現状で、人身売買に加担しないと意思表示することは、私は大事なことだと思います。
日本は、人身売買にも性犯罪にも甘すぎます。その根底には、貧困な人権感覚があるとおもいます。
どんな人も、モノ扱いされてはいけないのです。
私はゼロだと思います。
諸外国においては、まだいるでしょうが、これは別の問題で、世界中でかんがえていかなければならない話でしょう。
ブログ主様へ、橋下市長のの弁護士時代の、女性問題をあなたがとやかく言う必要は全くありません。
市長の奥様以外に、怒る資格も権利もないのです。法にふれてませんので。
冗談でもこのことにふれると、どんなに良いことを主張しても、全部うそっぽくみえます。こちらも不愉快です。注意したほうがいいと思います。
(皆が皆自由意志で風俗業に就いているのでしょうか?)
全員とは言いませんが大部分は自由意志でしょう。
(貧しさ故に売られた女性」も相当数いる現状で)
誰が売るんですか?
親ですか?兄弟ですか?
是非教えてください。
自己選択という名の、強制性を伴ってコントロールされた中で働いていると思います。
自由意志の方がいないとは言いませんが、それでも暴力や健康破壊、金銭的搾取などのリスクを感じながらという場合が多いのではないでしょうか?
貧困の形態もおそらく様々で、経済的困窮はもちろんのこと障害や疾病で働けないとか生きづらさとか、それこそ性被害に遭ってなおそのような場所で働かざるを得ない状況に、水路付けられてしまうという社会の縮図と現実があると思います。
だから、たしかに男性側の「買春しない、風俗に行かない」という強い意識そのものは肯定的にとらえています。そういう構造を容認しないということにもつながるかもしれませんから。風俗に行くことを自慢する男性など論外ではありますが、行ったからといって周囲から非難されることも少ない日本の土壌の中では、行かないほうがまだ常識的なのかもしれません。
ただ一方で、本来はそんなことは自慢するようなことではなく、当たり前なんです。
それほどに、女性の人権がないがしろにされている。
そのこともセットで考えたら、ことさら買春しないことを表明されたからといって、すごいねと言う気にはならないなとあたしは思いますし、少なくとも面白おかしく語ることでもないはずです。(可笑しく言わないとやってられない場合もあるかもしれませんが、時と場合によりけりです。)
特に、人権の分野で活躍され鋭く的確な記事を日々更新されているブログ主さんだからこそ、表明したからには周囲(特に女性)から厳しい評価になってしまうことも、きっと自覚されてると思います。
周りの男性知人や友人に、風俗に行くなと説教して回るのもキリがない。かといってプライバシーに触れるからと、ひるむのはもっと嫌だから、機会を見計らって身近な所から話題を切り出してゆくことは必要なのでしょうね。
あと、こうゆう話をすると必ず、性産業(といっても広いが)に従事する人々の現状がどっか置き去りになってしまうことも、非常にアンバランスで問題だと思います。
性産業・風俗の是非や利用する・しないの違いも大きいでしょうが、まず劣悪な環境(暴力・だまし・衛生面など)をなんとかできないものかと、現状を聞くにつけ考えてばかりで何もできません。
性の問題こそ、人格にかかわる最後の人権のひとつなので、それが日々脅かされている女性が数多くいることを忘れてはならないしなんとかしないといけないと思います。
性産業のすべてをひと括りにすることも網羅することも、誰かを代弁することもできないので、真に、現場で大幅な搾取も暴力の恐怖も病気のリスクもなく誇りを持ってたのしく働けている方がいるのなら、それは良いことなのかもしれません。
そんなに遠くなんてないですよ。
お隣さんかもしれないくらい近いこともありますよ。