Red-flower 2023-10-19 | 詩 穢れを知らぬ秋の日に赤々と咲いた彼岸花が過去のない今日に現れ待つ人に数輪を摘めば畔からの説法が聞こえ不意つかれ手を放した後ろめたさから足早に祓うように手を叩いて物言わず道に横たわる名前を知らぬ花を思い物言わず背抱きしめる