Four Season Colors

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心のダービー、菊花賞(2023)

2023-10-23 | 雑文
長距離党(好き)にとっての心のダービーで
ある、菊花賞が開催された。

今年の菊花賞は、久方ぶりに皐月賞と日本ダ
ービーそれぞれの異なる勝者が参戦する、素
敵なレースとなった。

結果は、皐月賞の勝者が3着、日本ダービー
の勝者が2着となり、3冠初参戦のいわゆる
夏の上がり馬が2頭を押さえて見事勝者に。

しかし、上がり馬とはいえ、ラスト1冠を制
したドゥレッツァは人気も4番人気であり、
レースぶりも堂々、実力での勝利のよう。

もちろん、クラシック3冠は偉業であるし、
求めるべき目標の一つであるが、個人的には、
この3冠を分けあう年が好きだったりする。

しかも、どれかで一か八かのような、明らか
な穴馬が勝つのではなく、実力馬による分け
合いが、である。

2頭で分けあって、その後もライバル関係を
翌年に持ち越すような贅沢を超えて、それが
3頭ともなれば。

ソールオリエンスとタスティエーラとドゥレ
ッツァが、無事に2024年もどこかでレー
スで競ってくれれば。

絶対王者よりも群雄割拠、群像好きには、と
ても嬉しい年になるので、まずは、なにより
無事に、3頭でこれからも。

特にドゥレッツァは、中距離の一線級でも結
果を出さないと、長距離馬の過酷を背負うこ
とになる。

すでにG1馬なのだから、その他の大半の条
件馬の過酷さを超えているので、それは贅沢
とも言えるかもしれない。

しかし、我ら長距離党は、長距離党であるが
こそ、より強く、その勝者の過酷を望まない。

とはいえ、今できることは、祝福と感謝のみ
であるが、だからこそ、勝者の未来を信じて、
ドゥレッツァ、おめでとう。

願わくば、元気な姿で、春の菊花賞でお待ち
しています。