Four Season Colors

現代詩と映画、読書、ゲーム、スポーツなど雑文を掲載
詩集4冊(各110円)をAmazon「Kindleストア」で販売中

有史のカレンダー

2024-07-11 | 
今日は何の日かと

調べるまでもなく

出来事に埋もれた

日毎のカレンダー

大小にいましめと

めでたさを重ねる

祝祭と追悼の日は

有史のカレンダー

百英雄伝ークリア後の感想4ー

2024-07-08 | 雑文
(つづき)群像劇がコンセプトの百英雄伝で
ここまでキャラクターに縛りがかかれば、コ
ンセプトなどないに等しい。

次は、百英雄伝において幻想水滸伝と同じく
重要なコンテンツである、本拠地システムと
ミニゲームについて。

仲間にした人数だけではなく、素材を集めて
拡張していく本拠地だが、ほぼ勝手に集まる
素材は必要だったのだろうか。

また、これは完全に好みであるが、幻想水滸
伝の梁山泊的な、良い意味で寄せ集めの、仮
の砦感は薄く、悪く言えば没個性。

どこに何があり、誰がどこにいるかのワクワ
ク感も薄く、その他の町より規模が大きいと
いうだけで終わる。

一応は隠れ砦的に、敵さんは見つけらていな
い設定だが、なんとも白々しく空しい。

ミニゲームも工夫のないポチポチゲーの他、
歯ごたえのないカードゲームやら、育成し甲
斐のない、強制視聴のレースやら。

ベーゴマもそうだが、一つ一つがとても中途
半端で、ハマる要素のない作業ゲーになって
しまっている。

唯一、幻想水滸伝らしいのが料理勝負だが、
どんな強敵でも、評価は採点者ガチャの運次
第。

意図的に幻想水滸伝のダメなところだけを懐
かしさ採用したのなら、これは完全に外して
しまっている。

幻想水滸伝の経験者なら、懐かしさを笑い飛
ばせるが、百英雄伝からのユーザーはひどい
としか感じないだろう。

この辺りは、まあまあコンピュータ側のAI
のレベルの低さ、杜撰さが目立つ。

無論、幻想水滸伝の思い出補正がとてつもな
いから、相当に美化され、期待値はとんでも
なく高くてしまってはいた。

とはいえ、2024年に発売の、ミドルから
フルプライスの新作RPGとすれば、正統な
ファンゲームと言わざるを得ない。(つづく)

宇宙を見上げて書いた詩

2024-07-04 | 
まだ静かだった宇宙を

見上げて書いた詩詩を

乱雑に船船の飛び交う

夜のない航路でめくる

何処にもない静かさを

何処かにある静けさを

大銀河の奥奥に求めて

音に乗せて詩をうたう

まだ静かだった宇宙を

見上げて書いた詩詩を

ツキイチ映画館(2024年06月)

2024-07-01 | 雑文
月に一度は、映画館で新作を。2024年の
6月は、「クワイエット・プレイス:DAY
1」(アメリカ)。

2024年上半期最後の映画は、ハリウッド
系らしい、クリーチャー系スリラーの本作を
チョイス。

ストーリーは、音を出したら何かよくわから
ないクリーチャーに殺されるので、音を出さ
ないで頑張って生きるというもの。

2018年公開のノーマル?「クワイエット
・プレイス」の系統だが、いつも通り、予習
はナシで、感想のために鑑賞後に軽く検索。

面白かった映画は、端的に最初に言うように
しているので一言、本作は十分に面白かった。

ただ、ノーマル「クワイエット・プレイス」
は何かに襲われるホラー系の寄りだが、本作
は何かは明確で、ホラー要素は(少)ない。

だから、ノーマルが好きで、ノーマルのよう
な映画を期待する人は、期待外れというか、
評価が低くなるかもしれない。

ノーマルのキーワードが出産と聴覚であるな
らば、本作のキーワードは癌と猫である。

舞台設定がすべてのような映画なので、後は
緊張感のある2時間を楽しめるかどうかだが、
観終えてみれば、猫がとてもよい。

いなくても映画として、作品としてまったく
成り立つのに、いなければ余韻は半減くらい
したかもしれない。

ただただ、クリーチャー系ホラー(スリラー)
が観たいという方には、おススメできないが、
ホラーを求めなければ、おススメできる。

おセンチ・ヒューマンドラマ系で、クワイエ
ット・プレイスにそんなの求めてないという
意見は、もう致し方がない。

ちなみに、「クワイエット・プレイス」は続
編の「破られた沈黙」もあるが、1も2も観
ていなくても何ら問題がない。

そうは言ってもと思うかもしれないが、実際
に続編の方を観ていない自分も楽しめたから、
単品として十分におススメできる。