Four Season Colors

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百英雄伝ークリア後の感想5ー

2024-07-15 | 雑文
(つづき)幻想水滸伝と同じく、百英雄伝の
サウンドだけはとてもよかったが、これもあ
くまでも最終盤以前までのこと。

中終盤がテキスト省略ではなく、しっかりゲ
ームとしてあれば、ついにいよいよのシーン
に感情も入っただろう。

しかし、反攻の過程が戦略もなにもない戦争
パートとテキストであれよあれよとご都合主
義に進んでしまえば。

いくらバックグラウンドでそれっぽい歌唱付
きサウンドが流れようと、とても気持ちは盛
り上がれない。

幻想水滸伝において、あれほど重要かつ、感
情を高めるギミックとして存在した一騎打ち
にしても。

戦略や読み合いなどというものはどこにもな
く、せっかくのブレイクシステムは明らかに
足枷で、要はつまらない。

正直なところ、幻想水滸伝があったから、幻
想を追えたから、何とかクリアまでこられた。

どうやら、そのうち追加シナリオも来るよう
だが、(感動とは逆の気持ちで)今はとても
やろうという気にはなれない。

英雄たちのバックグラウンドも思わせぶりな
ものが多く、世界観にも謎が多く、明らかに
続編の余地を残している。

面白ければそれでよかったが、やはりイチユ
ーザーとしては、色気など見せず、全力で一
本を完成させてほしかった。

追加シナリオでさえなのだから、2などの続
編が発表されても、もちろん予約などという
選択肢は今は考えられない。

発売を見届けられなかったプロジェクトリー
ダーへのリスペクトは、溢れんばかりにある。

幻想水滸伝I&Ⅱを生み出したことへの尊敬
と経緯も、溢れんばかりにある。

だからこそ、期待を込めて予約購入した一人
のユーザーとして、率直な感想を、酷評でも
書くことが礼儀だと信じている。(おわり)