かたつむりのように

のんびり、ゆっくり、ゆっくり、・・・歩いていこう
時には アンテナをたてて・・・

「チュンコの飼育日記」 親鳥がやってきた!・・・NO 7

2015年05月15日 10時38分53秒 | 日記

5日目

[ 餌やり、保温 ]に注意をはらってきましたが

野生の世界にチュンコを送り出すには、外界に慣らさなければなりません。

巣箱をホットカーペットの上から 網戸のそばに持っていきました。

 

チュンコは庭に来る雀たちに チュンチュンと大声で答えています。

初めの頃 チッ チッと鳴いていた声も いつの間にかチュンチュンと聞こえます。

 

その時

一羽の丸々と太った雀が網戸にぶつかるように飛んできました。

網戸にしがみつき 盛んにチュンコに近づこうとします。

段ボールの中をのぞきこむように 上にいったり 下にいったり

その姿は必死でした。

 

親かもしれない 親だ!

あわてて巣箱をエアコンの室外機の上に置きました

 

すずめは 巣箱の中に出入りをくりかえしていましたが、しばらくして虫をつるさげて

飛んできました。チュンコに餌を運んできたのです。

感動でした

チュンコの様子はどんなだったでしょうか ・・・物陰からは見ることができませんでした。

 

親の愛は深く 今までどんなにチュンコを探していたかと思うとせつなく

私たちの助けたんだ・・・という思いは 実は間違った介入で思い上がりではなかったか・・・

胸が痛みました。

 

物陰で様子を見ていたとき 黒いものが動きました。

「わ~ 」・・・私の大声に、猫が跳び上がって 逃げていきました。

危うく襲われそうになったチュンコを あわてて家の中に抱えこみました。

 

チュンコと親の触れ合いは 猫によって中断されてしまいました