レイン プロスタッフブログ

REINプロスタッフによる釣行レポート、製品紹介など。

100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口 泰 氏~

2011-04-26 | フィールドレポート牛久沼
我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

 2011年4月10日(日)震災のため今期初釣行は牛久沼たまやボート主催のチャリティトーナメントであった。

釣りをしていていいのだろうか?というジレンマをかかえつつも「自分たちの生活を大事にする。釣りもする。
そして復興のための協力は惜しまない」という思いで52名が参加した。
最近のたまやトーナメントで50名以上になることはめったになく関心の高さが示された。



 今回はチャリティが目的なのでウェイインは1尾の重量、2名同船もOKとのことでまいどおなじみ副会長と同船し東谷田川を遡った。

上流右岸の蓮畑の手前にある広いワンド、通称まさるワンドから釣り開始、春の定番パラガマを得意のレインズスワンプジグヘッドワッキーで狙う。
水温は朝6時半で14℃、くもりの微風で良い感じだ。

キャストしてシェイクしているといきなりガアツン!スワンプが半分に食いちぎられていた。
時間は8時半、同じリグで粘るも当たりはそれっきり。
春とはいえまだまだ寒い、あたりもないまま茎崎橋を越え左岸キャノン下へ入った。
葦の壁の手前に倒れガマが重なりいい感じだ。
10:30副会長がクロ―ワームのテキサスリグで660gを獲った。



ということでさっそくリングクロ―に変えてトライ。
ガマの手前でプルルルという当たり!16lbラインにフリッピングロッドで豪快に合わせた・・・らリングクローだけお帰り。
まだまだ喰いが浅いのだろうか?時間は12時を回り残りわずか、さらに右岸に戻りレインズスワンプジグヘッドワッキーに全てをかける。
小さいワンド内の倒れガマの隙間にキャスト、シェイクするとググッと強い引き、そしてすぐにバスが反転した!スピニングでために入ったがストラクチャーの中で手も足も出ない。
残念ながらはずされてしまった・・・

 毎年4月はバスのスポーニングなので釣りはしたことがなかった。
多分大きいのが釣れるんだろうなぁと思っていたが・・・凄い!

優勝 小川選手 月間バ○―でアルミボート侍の連載を持っていたのをご記憶のかたも多いでしょう。
牛久沼はほとんど初めてだが本湖中之島をスピナーベイトで2140gのモンスターをはじめ3本獲った。



2位 有明選手 たまや常連で最近上り調子、優勝者と同じく本湖中之島のブッシュをミノーのトゥイッチで1960g獲った。



3位 高野選手は今年からたまやトーナメントに参加するとのことで幸先良いスタートとなった。
東谷田川ゴルフ場前のパラガマのポケットにクロ―ワームテキサスで1840gを獲った。



52名中21名ウェイインしたが、ナント13位までキロフィッシュ!今年の牛久はポテンシャル高そうです。

◆牛久沼での最適リグ◆

①レインズスワンプジグヘッドワッキー
フロロ6lb  ジグヘッド1/16oz 葦の中に撃ちこむ釣りなので収縮チューブをつけないとワームの消耗が激しくなります。

②リングクローテキサス
フロロ16lb以上 オフセットフック1/0 レインズカラーTGスリップシンカーの5gもしくは7g、私は断然グリーンパンプキンがお勧め!マットな感じが牛久にベストマッチです。



100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口 泰 氏~

2010-12-28 | フィールドレポート牛久沼
我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。
牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

湖面を流れる水蒸気に白くかすむ湖面、きりっと冷えた大気に体の細胞がひとつひとつ引き締まるのを感じる。

空は青い・・牛久沼たまやボート2010年最終戦「たまやボートオールスタークラシック」の開幕である。

12月12日、天候は晴れ微風、スタート時の水温9.6℃、昨年は8℃だったので条件的には良いか・・
しかし、毎年12月のクラシックはほとんど釣れない、1尾のみのウェイインが数名。
それでも多くの牛久トーナメンターがエントリーする伝統の戦いなのです。

1991年に始まったこのトーナメントも今年で20周年、私は1994年からこの大会に参加していますが当時は水温3℃なんて当たり前でした。
すっごく寒かった印象がありますが最近はそれほどでもありません。
そう言うとすぐに「地球温暖化」という言葉が浮かんできますが防寒着だって進化しているのです、あまりメディアに翻弄されないようにしましょう・・・って、この記事もメディアかしら?
とにもかくにも晴天無風の好条件下44名の出場者が朝7時スタートを切った。



ちょっと変わった選手ですがルアービルダー「痴虫」の松本さんです。
この1年間たまやトーナメントに出場、自社製品つまりトップウォーターで戦い続けていました。

さて、この時期はとにかく寒いわけですから作戦としては、一般的にはディープ狙いということになります。
しかし牛久沼は全体に浅く12月の渇水期では最深部でも2mチョットです。
主に西谷田川や本湖の浚渫などですが、すこしでも深くてストラクチャーがからむポイントというと東谷田川上流の蓮畑が有望です。
広大な蓮畑を囲むように竹杭が並び水深1.5~2mくらいです。



さっそくそのポイントへ向かいましたがこの時期の有望ポイントだけあって到着した時にはすでに5艇以上浮いていました。
そうなるとポイント争いがおきそうなものですがさすがに皆良くわかっていて、すれ違いつつシェアしあっています。
私は上流側の角に入りました。
リグは冬に強いラバージグ レインG.I.ジグ1/4ozとダウンショットで攻めます。
ダウンショット(DS)にはバブリングシェイカー4インチのベイトフィッシュSPカラー(ジャストわかさぎです!)、1/0オフセットフック、ラインは6lbフロロカーボン、ウェイトはレインTGダウンショットシンカーの7gと重めを使用。
これはロングスティ&マイクロシェイクを目的とした選択です。



釣り始めてすぐに右側で水音!
バスを釣りあげた選手がいます!
これは結果として5位入賞の吉田選手でストレートワームの猫リグだったそうです。
悔しい気持ちに焦る気持ちがゴチャ混ぜになりましたが、冷静に考えれば場所としては正解ということ、今日一日ここから移動しない決意を固めました。
まあしかし、全くあたりなし・・・わかっていたことですが忍耐の釣りです。
ロングステイが有効な気がしたのでバブリングシェイカーのDSにしぼり竹杭一本一本に落としてシェイクし続けます。

10時半ごろ竹杭が何の前触れもなく突然ガシャンと揺れました。
かなり大きい魚がぶつかったと思われます。
とその瞬間目の前で1m以上の魚がドッバーン!!とジャンプ、巨大な連魚でした。
牛久沼には大きな連魚が結構たくさんいて豪快なジャンプをよく目撃します。
副会長はボートに飛び込まれスピニングリールの脚を折られたことがあります。
なんにしても目の前でこんなに大騒ぎされたら釣れる訳ありません。
しかし移動する気もないので苦笑いしつつバブリングシェイカーDSをシェイクし続けました。
それから2,3投目だったでしょうか、いきなりガツン!そしてロッドが引き込まれました!とっさに脳裏をよぎったのはさっきの連魚、しかしそんな異常な引きではなく慣れ親しんだ感触がロッドに伝わってきます。
「バスだ!」そう思った時に水中で黒と緑のまだら模様が反転しました。
スピニングのドラッグを鳴らしながらロッドワークでかわしているとうまい具合にバスは沖に出てくれました。
一気に勝負!ネットですくい上げたバスは今期自己最大の900gでした。



14時帰着、出場44名中バスを持ち込んだのは5名。
私はワンバイトワンフィッシュのチャンスをものにし4位入賞しました。
今期は仕事が忙しく(有難いことですが)欠場も多かったので喜びもひとしおです。
優勝は小野選手、私とほとんど同じところにいました。
釣り方もストレートワームのDSですが、なんと2060gのビッグフィッシュでした。
こうなると優勝と4位の違いは腕なのか?運なのか?後者と信じたい私なのです。



準優勝宮川選手1320g東谷田川森の里団地の水門付近、水深1.4mの倒れ葦をクローワームのテキサスで釣りました。
3位遠藤選手は茎崎橋下流のオダ(ここも冬の定番です)を4インチストレートワームのノーシンカーで攻め1280gを獲りました。
そして私の目の前で釣った吉田選手が720gで5位でした。
結局全員東谷田川上流のストラクチャー、特に蓮畑の杭が5名中3名と大正解でした。



 牛久沼たまやボートでは3,5,6,7,8,9,10,11,12月の第二木曜日に平日トーナメント、第三日曜日に休日トーナメントを行っています(4月は産卵のため中止)。
自由参加のトーナメントでたまやのレンタルボートにエレキで競われ入門には最適です。
ポイント参加ももちろんOKですが、各試合ごとに順位ポイントが与えられ年末にはアングラーズオブザイヤーAOYが決定します。
今年は高宮選手でした。おめでとう! 
詳細はたまやのHPをご覧いただき興味のあるかたは是非参加してください。
一人でのんびり釣るのもよいですが、競技に出ることで確実に上達しますよ。



今年最後の一杯はギネスエクストラスタウト、ようするに黒ビールです。
1759年にアイルランドのアーサーギネス氏によって作られました。
通常のビールとは異なり麦芽ではなく大麦をそのまま焙煎して作っています。
最大の特徴は何と言っても泡。
生クリームのような滑らかさでカラメルを思わせる甘い香りが最高、さらに最近の軟弱ビールにはないどっしりとしたコクと苦みが魅力です。
ビンと缶が発売されていますが絶対にビンを飲んでください!
中身は同じはずなのに違うんです!
明らかに美味いんです!
何がちがうんだろう?同じポイントで釣っていながら2060gと900gの違いと同じくらいの謎です・・・・

100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口 泰 氏~

2010-11-09 | フィールドレポート牛久沼
我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。
牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

Vol.9
水温21℃、穏やかな秋風に薄曇りの空、どう考えても巻物でしょう!てな訳で10月17日(日)牛久沼たまやボート10月大会は最高の釣り日和のもとワクワクに開催されたのであった。

6時30分スタート、私と副会長は得意の西谷田川へ向かった。
しかし来るは来るは・・10艘以上のボートが同じ方法へ向かっている。
それもそのはずここ1週間のたまや情報では西谷田川が爆釣「クランクで50cm!」「40アップ4本!」なんて景気のいい話だらけなのである。
実際西谷田川は牛久沼の中では最も水深がありしかもはっきりしたブレークがあるためこの時期の巻物勝負には最適なのだ。

さっそくキャストしてはグリグリ巻く。
巻きながらここぞというポイントはデカクロススワンプの猫リグをキャストする。
足が4本あってアピール抜群・・・そのときハッと気づいた!4本もある足がくねくねと・・・これは猫リグではない!タコリグだ!!ということでクロススワンプの猫リグは今後タコリグとします。

さて実際の釣りですが天気の割にはあたりが少ない。
8時半にシャロークランクを抑え込むようなあたりがあり上がってきたのは20cmの巨大バスでした。

12時過ぎにもう一度あたりがあったがそれっきり、考えてみれば狭い西谷田川で多くのボートが行ったり来たり、どのボートも1尾釣ったか釣らないか・・・唯一今回8位に入賞した生江選手が私の目の前でテキサスでナイスフィッシュを釣りあげました。



本日の出場者は37名、そのうち1匹でも魚を釣って来たのは27名73%。
昨年は58%だったので今年の好調がうかがえます。

優勝は田口選手、彼も西谷田川を目指したうちの一人ですが上流の細見橋を越え、川幅が広くなった細見広場に入りました。
ここまで来るにはたまやボートから1時間弱かかります。
人が少ない細見広場左岸の枯れ蓮に、ナントこの時期バズ1本勝負!一日中バズを引き倒して8バイト6キャッチ、3本で3120gでした。



優勝の田口選手の勝ち方は奇跡に近いものでしたが、さらにすごいのが準優勝田中選手、東谷田川ゴルフ練習場付近でクランクやミノーを引き5本キャッチ。
しかしすべてが100gクラスの1年魚でした。
どうやってもサイズが伸びず半分あきらめ気味に東谷田川河口の島でクランクを引いていると、終了直前の12:40に51cmがバイト! 
トータル2500gで準優勝となりました。



全体としては3位遠藤選手もバズで大型をキャッチして、予想通りクランクをはじめとした巻物が活躍しました。
しかしバズベイトとは予想外、上位に入るには少し違った考え方と入念なプラが必要なのでしょう。
あれほど前評判の高かった西谷田川ですが上位10名中3名のみと低迷しました。
ちなみに私は100gで魚を釣った中では最下位、さらに副会長はボーズとさんざんな結果でした。

とにかく今、クランクとバズを持って牛久沼へ行きましょう!

さて今月のウィスキーは自由と独立の精神を象徴するスコッチ「ホワイトホース」です。



スコットランドのエディンバラに1742年創業の“ホワイトホースセラー(白馬亭)”という有名な老舗の宿屋がありました。
1890年、ブランドの創業者ピーター・マッキーは、自分の造るウイスキーを「ホワイトホース」と命名しました。
“ホワイトホースセラー”のように知名度と格式をそなえたブランドを造りたいという想いと、スコットランド人にとって自由と独立の精神を象徴する白馬に、自らのスコッチウイスキーにかける情熱と誇りを重ね合わせたのです。
キーモルトとして、深いコクとドライなピート風味を生み出すアイラモルト(ラガヴーリン)と、ソフトで豊かな香りが特徴のスペイサイドモルト(グレンエルギン)がブレンドされています。
赤みの強い濃い琥珀色が豊潤な時を演出してくれます。
しかしこのホワイトホース、1本1000円前後と予想外にお買い得・・・予想外に大収穫・・・今回のバズと同じだ・・・

牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)レポート~谷口 泰 氏~

2010-10-14 | フィールドレポート牛久沼
我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。
谷口会長が欠場ということで、副会長がレポートします。

Vol.7

例年にない猛暑からやっと解放され、減水して秋らしくなった牛久沼。
たまやサンデートーナメントは42名が参加して9月19日開催された。
秋らしく…とは言っても、今年はまだまだ水温が高い状態で推移している。
二週間前のベア大会最高水温32℃→大会当日が27℃、(昨年9月大会は23℃。)



私の作戦は秋の減水でアシから移動したサカナをソフトルアー&ハードルアーを交互に交えいつもの西谷田川で柳の木に絡んだポイントを狙う作戦だ!
ソフトルアーはレインフォーリンシュリンプのノーシンカー、レインムーヴァーのベイトネコ、レインリングクロー。
ハードルアーはクランクベイトをチョイス。

6時半スタートの合図とともに各選手思い思いの場所にバウを向けた。
西谷田方面に向かった選手は十数名!
河口近くから釣り始めると後続の選手が続々と入ってきた。

ルアーをローテーションしながら一時間半、細見橋近くのボイントでクランクに待望のアタリ!
水没した木の枝に巻かれないよう慎重にやりとりして上がってきたのは400~500グラムのバス。
いまがチャンスと同じようなポイントをレインムーヴァーのネコで撃っていくとロッドに違和感!?
すぐさまアワセを入れて上がってきたのはやはり400~500グラムクラス。



このレインムーヴァーは二週間前の谷口会長とのペア戦でも釣果があったワームで、アクション、針持ち抜群です。

さて、あと一本!時間はまだ8時半だッ!と気合いを入れてレインムーヴァーを中心に撃っていったもののタイムアップとなってしまった。

ウェイイン率69%と高かったもののリミットメイクの選手は少なく私は七位入賞となった。

上位入賞者の紹介。
優勝は吉田郁夫選手
私と同じく西谷田川で柳の木に絡んだポイントをノーシンカーで三本揃えてきた。



準優勝は森下選手
東谷田川上流蓮畑近くの縦ストラクチャーでテキサスを使って釣り上げてきた。



三位岡田選手
西谷田川全域でクランクを曳き倒しリミットメイク。



四位愛橋選手
一本ながら、牛久沼らしいサカナをテキサスで釣り上げビッグフィッシュ賞を獲得。
エリアは西谷田川。



今大会は水温が高めが影響してか中小型のサカナが多かった。
もう少しすれば水温も安定し、秋らしいビッグサイズからの好反応が増えてくるであろう!
ご期待ください。

100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口 泰 氏~

2010-10-06 | フィールドレポート牛久沼
我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。
牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

 2010年9月5日(日)牛久沼たまやボートが年に2回開催するペア大会である。

残暑厳しく朝6時半スタート時の水温は30.5℃!ぬるま湯である。
当然バスの活性はどん底。
しかし前日までと違って結構雲もありそこそこの南風も吹いている。
そこにわずかの望みを託し50名25組がスタートした。

私と副会長、合計年令100歳以上のチームレイン・ハンドレッズは本湖南西方向にある小さな家庭排水が流れ込む「ねごや川」へ入った。

先週行われたプロショップの大会で優勝者が入ったポイントだ。

ここの特徴は幅が非常に狭くたまやのレンタルボートでもUターンするのはギリギリ、水深は中央部で1mほどである。

ごみが結構浮いておりお世辞にもきれいとは言い難く、1艘しか入れない狭いポイントである。

しかし生活排水が入ってくるため水温が4℃くらい低く、当日本湖は30.5℃、ねごや川は26.9℃であった。

手分けしてショートピッチで釣り始めた。

しばらく上がった倒れ笹の下でストレートワームのノーシンカーを使い副会長が30cmをキャッチした。

トーナメント1尾目のゲットに100歳組抱き合って大喜びでした。
しかしその後はあたりがなく、一旦本湖に向かった。

葦や沈木を撃ったがあたりなくしかも暑い、当然水温>30℃。
時間は11時だが「もう一度ねごや川へ戻りましょう」ということになった。

さきほどは岸際を狙ったので今度は流芯のかけあがりをシャロ-クランクで探る。
これが見事に的中!ボートから3mほど先をクランクが通過したときロッドが絞り込まれた。
かなり大きく感じたがネットインしたのは先ほどと同じ30cmクラスだった。



しかしクランクで釣るとなんでこんなに気持ちいいんだろう?時間は11時、この1匹でバスではなく人間の活性が多いにに上がった。

その10分後、切り株の流芯側へ副会長がキャストした新製品レインズスワンプムーヴァーの猫リグがついにリミットメイクの3匹目をとらえた。


 
 かなり厳しいと予想された高水温の大会でリミットメイクはうれしかった。
成績は1380gで25組中5位に入賞した。
やはり風と雲が良かったようでウェイインは15組60%と高率であった。



優勝の田中・斉藤ペアはたまやトーナメントの常連チーム、東谷田川上流の蓮畑の柵で推定50アップをばらしてしまった。
その後もう一度入り直してラバージグで小型をキャッチ、これで本日は終わりかと思った終了10分前に桟橋の目の前のオダで大型を獲った。
2尾だが2020gであった。



準優勝の吉田・小野ペアも優勝常連である。
スタートしてすぐに1本キャッチし、その後優勝ペアと同じ柵でテキサスを使い大型をゲット、1700gであった。

上位10組を調べてみると、場所は東谷田川4組、西谷田川5組、ねごや川1組であったが上位3組は東谷田川上流であった。

リグはテキサスが最多で11匹、ラバージグ3匹、ノーシンカー3匹、ワッキー3匹、猫リグ、スピナベ、クランクが各1匹だった。



100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口 泰 氏~

2010-08-11 | フィールドレポート牛久沼
我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

Vol.5
昨日梅雨が開けました!夏です!バスフィッシングの季節です!年寄りには厳しい季節です・・・てなわけで早朝から強烈な日差しの中ヨロヨロしながらバッテリーを運びます。
だれか早く軽いバッテリー発明して・・・ソーラーでも原子力でもいいから!

 7月18日(日)牛久沼たまやボート休日大会、真夏の強烈なドピーカンだがかなり強い南東風が吹いている。
水温は6時半のスタート時で28.5℃水色はかなり濁りがありほぼ満水である。

作戦としては
①モーニングバイトで2匹ほしい。

たまや桟橋横の蓮畑の下流にあるガマと柳の複合ベジテーションですぐ釣り始める。

②その後はガマンの釣りを続け得意の昼飯バイトでキッカーを追加する。
(注)昼飯バイトとは、牛久沼では日が高く上り、気温も上昇してもうダメだと思う正午頃に急に釣れ出すタイミングがあり、その昼飯バイトにリングクローのテキサスが抜群に効くのだ!

 スタート!の5分後には釣り始めていた。
タックルは最近流行りのベイトフィネス、8lbのフロロで1/16ozネイルシンカーを入れたレインズスワンプの猫リグ。



ガマや葦を丁寧に撃ちつつ目的の柳に着いた。
込み入った枝だがベイトフィネスなので果敢に攻める。
その3投目、グンッグンッという小気味良いあたり。
ロッドを煽ると比較的楽に上がってきたのは25cmの小型バスだった。
まだ7時前、ヤッタ!小型でもトーナメントの1匹目はホントうれしいもんですわ。



こりゃヒョットしてー?なんて考えながらかなりウキウキでスワンプを投げ続ける。
しかし湖上はかなりの強風、ボートのスティが難しいほどだ。
1往復したがあたりがないので稲荷川へ行くことにした。
稲荷川は牛久沼流入河川のうち最も東側にあり河口から約100mの稲荷橋から上流はボート進入禁止であるためエリアとしては狭い。
西岸は葦で比較的はっきりしたブレークがある。
東岸は葦、ガマ、柳の複合ストラクチャーでシェードも多いため本日はここが目的だ。
さっそくスワンプ猫を撃ち始めたが、撃てば撃つほど絶望感が・・・シャローに打ち寄せる波で泥濁り泡付き・・・こりゃだめだ。
対岸もさして変わりはない、風裏になる住宅下(東谷田川河口の広大なシャロー)に移動することにした。

しかしここも結構な風、さらに9時を過ぎ真夏モード全開である。
がんばってスワンプ猫を撃つがあたりも取れないしまつ。

この時点で副会長は西谷田川でノーシンカーを使い小型2尾確保、私の弟は住宅下で大型をかけたもののガマに巻かれて痛恨のミスであった。
牛久沼は全体に流れがないので夏場は結構困る。
唯一はっきりした流れのある場所が東谷田川上流左岸にある農業用の水門とポンプでかなり大量の水が流れ出している。

さっそくここで粘ったがやはりあたりもなくトボトボと?川を渡った。
しかしここがまさかの優勝ポイントになっていようとは思いもしなかった。
そろそろ作戦②の昼飯バイトを狙い対岸の通称まさるワンドへ入った。



風は南西向きに変わったので多少は良いが結局ザバザバ、リングクローテキサス7gで頑張る。
この強風の中、我が弟は東谷田川河口の島でまさしく昼飯バイトをものにしていた。
ガマのシェードに打ち込んだリングクローをシェイクしているとゴンッ!というはっきりした当たり!起死回生の1240gをものにした。



結局私は小型1尾で終了、それでも全体に厳しく17位入賞し年間ポイント14点をゲットした。
副会長は13位、弟は7位と全員入賞とナカナカの成績であった。
全体としては44名中ウェイイン19名43%。

優勝は愛橋選手、東谷田川の水門に入りたかったがすでに先行者がいたため外でシャロークランクを投げながら空くのを待っていた。
そのシャロークランクに52cm2kgオーバーがヒットしてしまった!2尾で2260gダントツ勝利であった。



準優勝は小野選手、東谷田川上流右岸の蓮畑の柵に重めのテキサスを落としリアクションで食わした。
1尾ながら1860gのグッドフィッシュだった。



3位平岡選手は2尾で1720g、東谷田川上流のワンドでテキサスを使い、12時30分にみごと昼飯バイトをものにした。



朝のうちに2尾釣って、昼飯バイトでキッカーを獲る作戦は副会長と弟がみごとに達成し上手くいったようなそうでもないような微妙な夏の日であった。



さて今回紹介するのはいつものウィスキーではなくワインです。
フランス産ボルドーだのブルゴーニュだのではなくチリ産のサンライズというワインの赤です。
価格は販売店によって異なりますが900円~1200円とお手頃、安価の割には結構どっしりとした味でミディアムからフルボディの中間くらいでしょうか?
当然我が家のハウスワインになっています。
しかしなんでいつものウィスキーではなくワインなのでしょうか?
当然「今日の日差しとサンライズ」というオチですね。
輸入元がメルシャンなので近所のスーパーなんかで比較的簡単に手に入ります。
赤ワインですがキンキンに冷やして飲んでみてください。
私なんか氷入れちゃいますもん。
これは本当に美味しいです。
私のお勧めリングクローとサンライズでした。




100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口泰 氏~

2010-06-21 | フィールドレポート牛久沼
我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

Vol.4
牛久沼たまやボートでは毎月第二木曜日と第三日曜日にオープントーナメントを行っているが、さらに6月と9月にはペアトーナメントを開催しているのだ。普段のトーナメントでは黙々と釣り続けているだけだがペアだとあきても話ができるし釣った魚もすくってもらえる。



6月6日(日)天気は快晴、気持の良い朝だ。
私も副会長も仕事が忙しく、しかもプラに入れるような体力もないので過去の知識と経験で勝負、得意な西谷田川に向った。

牛久沼には稲荷川、東谷田川、西谷田川という3本の流入河川がある。
稲荷川は河口からすぐの橋から上流はボート侵入禁止なのでエリアが非常に狭い、東谷田川は最も広く葦、オダなどのストラクチャーが豊富、そして西谷田川は川幅は狭いが最も水深がある、という特徴があるのだ。

我々が目指した西谷田川は上流に向かい左岸はブレークがはっきりしており沈木や杭が多い、右岸はブレークは緩やかだが葦の岬とワンドの変化が豊富である。

さっそく水没した柳と葦の複合ストラクチャーを狙って行く。
レインズスワンプの新色ツートンカラー、グリパンチャートメロンのネコリグをキャスト。
柳の枝ギリギリに沈ませてチョンチョンと誘うとココッという小気味よいアタリ!半分ギルかなぁ?と思いつつロッドストロークで合わせる。
グンっと重さが乗ってヤッタ!と思ったら20cmのバスがすっ飛んできた。



まだ時間は8時前、小さいとは言えトーナメントの1匹は大きい。
後席では副会長が「今日は猫ですね!」かなんか言いながらリグっている「スイマセン、スワンプ借りますね」・・・「あっどうぞどうぞ、たくさん使っちゃってください」。
副会長はめったにスピニングを使わないのだが、本日はペア大会なので私の細かい釣りに合わせてくれるようだ。
パラガマにスワンプをキャストし細かいシェイクを続ける。
かなりスローな釣りだがそこここでガマがガサガサ動いており魚っ気抜群である。

下流に向い釣り下がっていくうち小さいガマのかたまりが動いた。
バスだ!よしっと思ったがラインがロッドにからんでしまった。
そこで副会長に声にならない声でソコッ!ソコッ!と伝える。
副会長がスワンプをキャスト、フォールでは食わない・・・スモールシェイク、シェイク・・来った!大きい!見事な連携プレーでキャッチしたのは1300gのキッカーフィッシュだった。



しばらく周囲を往復してねばる。
細かいアタリは結構ありスワンプ猫がはまっている印象は強い。
日は高くのぼり条件的にはきつそうだが気力は充分である。
副会長が上流を指差しながら「細見広場の右岸へ行きましょう」。
背後を行き来するトーナメントボートは多いが細見右岸へ入ったボートはないとのこと。
そっそうなのか!もちろんOK!すぐさま舳先を向けた。
細見広場は西谷田川細見橋の上流にある広大なシャローで水深は0.5~1mとかなり浅い。
左岸は葦や蓮、右岸はリップラップもありたまやボートから遠いぶんプレッシャーは少ない。

11時すぎから風が吹き出しなかなかいい感じになってきた。
風のあたる右岸のガマを攻める。
ハイライトだが今日は魚が手前に出ている感じがある。
細見広場中ほどのガマ岬から上流杭の間だけ当たりやガマの動きが多くそこを往復して攻めた。

11時半またしても副会長に25cmがヒット!二人乗りだとたいてい前に乗っている方が有利だが、スワンプ猫のように細かく撃っていく釣りではボートポジションも近くそれほど前後に差がないように感じられた。



さていよいよ終了時間ぎりぎり、スワンプ猫を撃ち続ける。
そしてついに私のスワンプにも大きいあたり!反射的に合わせロッドをために入った、水面を割ってバスのまさしくラージマウスが見えた!・・・とたんロッドテンションが消えた。
アァ反省!バスが見えたことで平常心を失いしっかりしたフッキングをしなかった。
バスの顎は非常に硬くかなり強いフッキングをしないと貫通しなことを先週琵琶湖ガイドの浅野大和氏に教わったばかりだった。
まさしく「たられば」だがもし獲れていれば800gフィッシュだったと思われる。



優勝は昨年のAOY吉田選手と小野選手3尾で3940gダントツの首位。
東谷田川上流蓮畑の柵で猫リグを使いひとながしで2尾キャッチ、その後キャノン前のオダに移動し1投目ノーシンカーで50cmを獲った。
さらにもう1尾追加し10時までにそろってしまった。
さすがAOY強し!



準優勝は幾志、坂本ペア3尾2680g、はじめから我々と同じ西谷田川に入りパラガマのテキサスで9時半から10時半の間に3尾連続で獲った。
その時間帯はまだ風も吹いておらず、何か我々には到底理解できない自然界の変化があったのだろうか?



3位は牛久沼たまやボート常連チーム、有明、越川ペア3尾2640g、茎崎橋をノーシンカーで攻め1尾キャッチ。
さらにキャノン前をクローワームのテキサスで攻め2尾獲った。



全体の結果としては31組中19組がウェイインした。
晴天だったが11時30分ころから強い南風が吹き始めた。
しかし本日は風と食いはあまり関係がなかったように感じた。
1日中ポツポツとあたりはあり、しかし小さくショートバイトでフックアップすることが難しかった。



今回はついに本場スコットランドのシングルモルト、マッカラン12年です。
このマッカランは非常にマイルドな飲み口、私も今回初めて飲みましたが当然アイレイモルトのようにピート香が強くウィスキー初心者には厳しいようなものを予想していました。
しかし飲んでみてビックリ!なんという完成度、まさにシングルモルトの優等生って感じでした。
このウィスキーはかの巨匠 開高 健氏のお気に入りでした。
彼は酒豪、食通として知られ、晩年「酒にも飽いた、食うのも疲れた。
後に残されたことは自殺ぐらいゃ」と言っていました。
しかしこのマッカランと出会い「知らなんだ。己の不明を恥じなアカン。
ノーブルャ、名品ャ」と言ったとのこと。
そのボトルは今でも銀座のバー「バーモス」に残っているそうです。
もっとも開高氏のマッカランは18年物、私のは12年ですから格がちがいますが・・・もし次に優勝することができたときには奮発しちゃおうかなぁ・・・

100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口 泰 氏~

2010-05-27 | フィールドレポート牛久沼
我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

Vol.2
牛久沼たまやボート5月休日大会、晴れ時々曇り、南からの結構強い風があり絶好の釣り日和と思われた。
出場者は41名、最近の牛久沼は好調で50cmが数多くキャッチされている。
本日も条件は良さそう!
6時30分、美しい新緑と澄んだ空気の中スタートとなった。
 とにかく条件は良いはずだ。
たまやの社長もウェイイン率は70%以上だと豪語していた。
確かにその言葉を疑う余地もないほどの心地よさ、活性は高そうに感じる。
ただし・・唯一気になるのは数日前からの水温の急激な低下・・・しかし迷っていてもしょうがない。
「活性は高いはず!ドンドン撃つべし!」作戦実行である。
スタートと同時にすぐにたまや対岸の葦にとりつく。
何度も言うが活性は高いはずなのでアピールの強いルアーを選択した。
新発売の8インチレインズリザードである。
私は10年以上前にはリザードのテキサスを愛用していた。
牛久沼にリザード(いもり)が多いかどうか良くわからないが4本の手足と長いテールがすべてカーリーになっており葦際のフォーリングで最高のアピールを示すのだ。
さっそく7gテキサスで葦を撃つ、リザードがバスのタマゴを狙うような感じでフォーリング後チョロチョロッと引いてみる。
ナンカいい感じだ!・・・があたりはない。
あたりはないのにお腹が痛くなってきた。
一端上陸してたまやで休憩。

しかしこうゆうアクシデントってなんか良い結果が出そうな気がしません?再出発して東谷田川を遡上し左岸にある通称「まさるワンド」に入り岬状になったガマの日陰側にリザードを沈めた。



シェイクしようと持ち上げたロッドにズン!という鈍重なあたり!反射的に合わせると強烈な引き、パラガマの中をものすごい勢いで走り回る!必死にロッドで制御するが・・・ナンチャッテ!実は比較的冷静。
なんたってラインは16ポンド、余裕である。
ネットに収めた魚は35cm840gとマアマア、あの泳ぎからするとずっと大きいかと思ったがそれぐらい元気な魚だったのだ。
最近特に感じるのは牛久沼バスのコンディションの良さである。



8インチリザードと聞くとかなり大きく感じるが8インチの大部分は細いカーリーティルなので実はそれほどでもないのだ。
感覚的には太めの4インチストレートワームに長いテールがついてるって感じ。
そこで会長スペシャルチューンリザードのご紹介!



リザードは頭を切る。
切った頭のかわりにレインズカラーTGスリップシンカーにゲル状の瞬間接着剤で目玉を着けてテキサスにする。
目玉のアピールが強くバランスもいいでしょ。
1日中使ったが目玉はとれなかった。
カラーシンカーの表面加工と相性がいいのかもしれない。
まさるワンドのいたるところで葦がガサガサ揺れておりバスかどうかは別にしても生命感ありありだったので移動することなしに何往復もした。
ハイライトなので葦のシェードを狙いショートバイトが1回あったが乗せられなかった。
日が高くなり活性も落ちてきた感じだ。
ふと沖の葦島のパラガマが気になりクロススワンプのアンダーショットを入れると1発でヒット!さきほどと同じ様に走り回られ・・・しかし今度はスピニングの6lb,寄せるまでもなくフックをはずされてしまった。
いまさら言ってもしかたないが、さっきよりかなり大きい感じだった。
ようするにスピニングでは獲れない魚だったということだろう。
この後終了の13:30まで粘ったがそこまで、1尾でウェイインとなった。



かなりの釣果が期待されたが水温の急激な低下が影響したようで出場41名中バスを持ち込んだのは16名40%、おかげで?私は9位に入賞できた。



優勝はミスター牛久沼こと青木選手、2007年2008年の連続AOYである。
バスはスポーニングからまだ回復していないので朝のうちに釣りたいと考え東谷田川河口の島のパラガマに高比重ノーシンカーをキャスト、朝7時までに2本キャッチし2120gの優勝であった。



準優勝は森田選手、東谷田川上流の蓮畑の上にあるワンドでパラガマの隙間を猫リグで引き2本で2080gであった。
ネコリグはフィネスだが、リグの最も下になる部分にネイルシンカーがあるので結構アシの隙間に入っていくのである。
それにしてもキロフィッシュをスピニングで獲るところはさすがである。



3位はたまやムードメーカーの越川選手、キャノン前のパラガマでストレートワームのノーシンカーを使い1620gのビッグフィッシュをキャッチした。



ルアービルダー痴虫の松本さんも今年からフル参戦している。
たまや桟橋左の矢板にプロトタイプのスイッシャーを投げ900gを獲って堂々の7位入賞であった。
今年1年自社製品、つまりTOPで戦うとのことで、牛久沼たまやトーナメントでそんなことした選手はこれまでもちろん一人もいない。
最終的にどんな成績を残すのか非常に興味深く経過を追いたいと思う。



今回のウイスキーは「キリン」の「富士山麓」。
キリンといえばビールですよね。
そのキリンが作ったブレンデッドウイスキー、その名のごとく富士山麓の清らかな水で仕込んだ澄んだ飲み口、甘い樽熟香、心地よい余韻が特徴とのこと。
飲んだ印象としては、清らかな水・・という柔らかな印象と異なり、結構しっかりしたピート香がガツンと来ました。
そりゃスコットランドのアイレイモルトと比べればマイルドですが、このクラスのウイスキーとしては芯が強く結構やるな・・って感じです。
しかも1本1000円チョット!ちなみに「ピート」とは?・・・ウイスキーを作るときには基本的にピートを燃やして麦に香を着けます。
そんでもってピートとは泥炭のことです。
ようするに昔の植物が枯れて堆積して泥状になったもの、つまり石になれば石炭、泥になれば泥炭です。
スコットランドの大地はピートがつもっているのです。
アイレイモルトはそのうち紹介したいと思います。
ピート香が強くはじめての人にはチョットきついかもしれませんがマニアにはたまらない魅力があるのです。
8インチリザード・・・8インチと聞くとナカナカ手がでませんがマニアにはたまらない魅力がある・・・ということですね。

100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~ 谷口 泰 氏~

2010-04-05 | フィールドレポート牛久沼

我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

Vol.1

牛久沼たまやボートトーナメント、2010年第1戦は3月21日に予定されていたが、日本中を襲った春の嵐のため延期となり翌週の28日に開催された。

しかしこの日も曇りで強い北東の風が吹き、三寒四温の寒の1日となった。
先日の雨で水位は満水、水温は9.5℃であった。
かなり厳しい状況が予想されたが毎年3月は釣れても数人なのでどうってことはない!いつもと一緒じゃ!などと妙に肝がすわった状態で朝7時スタートとなった。



牛久沼の3月は毎年スピナーベイトである。
色々試してはみたが必ずスピナベがよい成績を残してくれるので今年も迷わずスピナーベイト3/8ozである。
抑えとしてパラ葦の中はリングクロー1/4ozテキサス、シンカーは新発売のマットカラーシンカーである。

 西谷田川の河口部は毎年ディープから上がってくる魚が付きやすい。
さっそくスピナベを投げるが北東の風が強く岸際はザッパンザッパンいっている・・・さすがに無理かな?
川を登りながら水没した柳と葦がからむ好ポイントをランガンしていく。
だがあたりはなく細見橋をこえて広大なシャローの細見広場に出た。
ここも毎年この時期にスピナベが大当たりする場所だ。
すでに2~3艇入っている。
上流に向かって左岸が毎年良いのでそちらを撃ちたいが風表でボートスティも難しい状態。
しかたなく右岸を撃つ。
パラ葦、リップラップ、沈木とポイントは多彩、水深は満水でも70~100cmである。
風は強いが水温は川筋より高く10℃、右手がちぎれるほど投げ続けた。
細見広場をほとんど一周してしまったが、残念ながらあたりなし。
その後いつもの昼飯バイトに期待して西谷田川河口右岸をリングクローテキサスでそれこそ5cmきざみに探ったがそこまででタイムアップ、ある意味予想通りのノーバイトであった。
副会長は一緒に西谷田に入ったが10時にはたまやボート周辺に戻っていた。
やはりノーバイトでハンドレッズ完敗であった。



 本日の出場者は45名、この極寒の中8名がウェイインした、全員1尾。
それでも2009年は5名、2008年は3名だからナカナカである。

優勝は高宮選手、東谷田川上流のハス畑の対岸付近で風裏になっている枯れ葦の下のエグレをクローワーム(チャートリュース)5gテキサスで釣った。
1780gのビッグワンだった。



準優勝は瀬尾選手、9時に東谷田川上流右岸の通称「まさるワンド」の葦へラバージグ+ポークをキャスト、ゴンッ!で1620gを釣った。



3位の斉藤選手はやはり東谷田川上流右岸の壊れ桟橋(瀬尾選手の少し下流)付近の葦を3~4往復し、ついにクローワームテキサスで1500gを釣り上げた。

 興味深かったことは8人中5名は全員巻物であった。
定番のスピナベが4名、クランクが1名とやはりスピナベが多数を占めたが、どうゆう訳か上位3名がテキサス、ラバジであった。
場所としては東谷田川6名、西谷田川2名で住宅下、本湖、稲荷川はいなかった。



さて今年最初のウィスキーは「バランタイン・フィネスト」。バランタインはスコットランドのエディンバラというところで1937年にジョージ・バランタインが作り出したブレンデッドウィスキーの最高峰、王室御用達です。
フィネストはバランタインシリーズの中で最もおてごろ価格(量販店なら1000円チョットで買えます)。
さすがに同社の12年17年に比べれば荒い印象はいなめませんが琥珀色のミディアムボディ澄み切ったなめらかな香りはさすが王室って感じです。
おてごろ価格で高性能・・レインズスワンプに通じるものがありますね。

100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口泰 氏~

2009-12-28 | フィールドレポート牛久沼
我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

Vol.12
牛久沼たまやボート今期最終戦は12月13日(日)に開催された。
たまやでは毎月1回、日曜日に休日大会、木曜日に平日大会を行っており、ポイント制で12月には年間チャンピオンが決定するのだ。(詳細はたまやHP参照)http://www.tamayaboat.com/ 

11月時点で私は9位、今回の成績如何ではチャンピオンは無理だが第2位はありうる。
副会長にいたっては現在3位で年間チャンピオンの可能性ありありである!
我がたまやハンドレッズで1位、2位を奪取し若者どもに高齢者の恐ろしさを見せつけてやるべくももひきとカイロ10枚とともに最終戦に臨んだハンドレッズなのであった。

しかしそんなに簡単に逆転できるわけないと思うでしょ?ところが可能性ありなのです。
なぜなら・・・釣れないから!牛久沼は水深が浅いためディープがほとんどなく毎年12月はかなり難しいのです。
最終戦なので毎年30~40名の参加しますがウェイインされるバスは、2006年0尾!2007年3尾、2008年2尾という状態。
つまり、万が一・・・万が一1匹釣れれば大逆転となるわけです。

7時のスタートとともに選手の集中するポイントは概ね2カ所。
ひとつは今年絶好調!東谷田川上流の蓮畑周囲にある竹柵。
ここは東谷田川には珍しく1.5~2mと比較的水深がある巨大な縦ストなのだ。
先月ここで2080gのモンスターが釣られている。
もうひとつは我々ハンドレッズ得意の西谷田川。
最も小さい流入河川だが2m前後と水深がありブレークがはっきりしているため冬の定番である。



天候は晴れで弱い北東の風、スタート時の水温は9.1℃だったが昼には10℃を超えた。
数日前の雨のおかげで例年に比べて水位は高く条件的にはけっして悪くない。

さっそくサスペンドシャッドでブレークを横切るように引く。
上流に向かって左岸の方がはっきりしたブレークがありお勧めだ。
コツッ!という感触があったが、何か別の魚がラインに触れた感じ?それっきりで次は葦と水没した柳の複合ポイントを今年一番お世話になったレインズスワンプJrの猫リグで攻める。
フィネスだがカバーの魚を獲るためラインはフロロの7lb、しかもできるだけ高価なラインを買うのがコツだ。
若者と違い多少フトコロには余裕がある「必殺!高いラインは強い作戦」である!マァしかしいくらラインが高くても魚の食いが違うわけじゃない・・・あたりなし。
副会長もあの手この手で西谷田川を行ったり来たりしているがまっるきりノーバイト、やっぱり12月大会は厳しいのだ。
天気は良くてそれほど寒くない。
日中にはダウンを脱ぐほどでした。
気持ちの良い水と空と1年間楽しかったなぁ・・てな感じで終了の2時を迎えてしまいました。

さて全体の結果としては出場33名中ウェイインは6名、全員1尾でしたがこの時期としてはピカイチの結果でした。



優勝は斉藤選手、有力ポイントの蓮畑の柵で1700gを釣り上げました。
はじめは前回大会のリリースフィッシュを狙ってたまや付近を釣っていましたがあたりがないため水温が上昇した10時ごろに柵に入りました。
中央付近で1/4ozのラバージグをフォールさせトントンと誘ったところに食ってきたそうです。
フリッピングロッドに20lbラインで強引に抜きあげ最終戦をものにしました。
まさしくワンバイトワンフィッシュの優勝でした。



準優勝は田口選手840g、ほとんど毎週プラに入り、東谷田川河口の広大なシャロー通称「住宅下」で必ず魚が付いている葦島を見つけていました。
まさしくそこで1尾!練習のたまものです。
ルアーは得意のストレートワームのテキサスでした。



3位の山岸選手も斉藤選手同様蓮畑の柵を狙いました。
ただし使ったのは猫リグ、しかもラインは3lb!この柵は枝やロープが交錯しておりかなりのヘビーカバーなのです。
友人から高級なスピニングリールを譲ってもらったとのことで・・・それにしても3lb?!当たりは2回あり、そのうち1回は枝に巻かれてばらしたそうです。
それでももう1尾はキャッチし800gで3位となりました。



そしてボーズであった我々の代わりにやってくれたのが青木大選手!
前回私がプレゼントしたリングクローテキサスで西谷田川の葦を攻め740gで5位入賞!
時間は12時半、みごとに「昼飯バイト」をものにしました。
ちなみに昼飯バイトとは、牛久沼ではモーニングバイトが終わって日も高く昇りあたりもなくなってだれてきたころ11時半過ぎあたりから風などのチョットした変化で急に食いが立つ時間帯があるのです。
30分から1時間ほどで終わってしまいますがそこを真剣に釣ることで私は何回も入賞をはたしています。
その昼飯バイトにはどうゆうわけかリングクローが非常に良く効くのです。
私も12時頃にリングクローを使っていましたが残念ながらノーバイト。
しかし青木選手が釣ってくれたのでなんだか自分のことのように嬉しかったです。



長かった2009年のトレイルも終わり、幸いにして年間順位は副会長4位、私は8位に入賞することができました。
二人そろってのベストテンですから最高の1年でした。
来年はさらに上位を目指しますが、そのために今年以上にプラを増やすとなると仕事や家庭そして腰痛、肩痛、痔に冷え性がじゃましてなかなかハードルは高そうだなぁ・・1年間がんばった自分には最高のウィスキー!当然サントリー山崎です。しっかりしたコクと甘い果実やナッツのような香りが1年間の思い出を走馬燈のように浮かび上がらせてくれます。
つまみは当然、最もお世話になった猫スワンプとリングクロー。
ちなみに山崎には、写真の10年のほかに12年、18年、25年、35年そして50年があります。ナント50年は定価100万円!!それでも即日完売。
私の飲んでいる10年で定価4000円、なかなか高価です。しかし今日くらいはいいじゃないですか。
私がはじめて牛久沼で優勝したのが2000年、来年で10年目です。山崎にあやかってもう一度優勝したいものです。