レイン プロスタッフブログ

REINプロスタッフによる釣行レポート、製品紹介など。

100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口泰氏~

2009-11-13 | フィールドレポート牛久沼
我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

Vol.11
牛久沼たまやボート11月休日大会は8日(日)薄曇りで北東の弱い風が吹く最高の釣り日和。http://www.tamayaboat.com/ 

しかし数日前の寒波により水温は大幅に低下しておりスタート時13.5℃、前日から気温が上がっているので何とかなるか・・・?という我々ハンドレッズの淡い希望に釣りの女神は微笑むのか?!

牛久沼は最深部でも3m程度の非常に浅い沼である。しかも本日は秋の減水で先月よりさらに水位が落ちていた。
こうなると水深のある西谷田川や、東谷田川上流の塚本の柵が有望となる。
西谷田川は細い流入河川だが岸沿いにはっきりとしたブレークがあり冬場の定番スポットである。
塚本の柵はかなり巨大な縦ストで最近大型の実績が高く先月の優勝ポイントでもある。
我々は当然得意の西谷田川へ向かう。
特に有望なのは水辺の柳などの沈木と葦のからむ複合ポイントである。



まずはモーニングバイトの大物狙いでスピナベを引く、「ドンッ!」と来れば大物のはずだ・・・が来ない・・・。
そこで早々にレインズスワンプJrの猫リグにチェンジした。
沈んだ木の根にタイトにキャストして軽くステイ、シェイクするつもりでロッドをあおるも動かない感じ、ウン?魚か根掛かりか?・・・さ!か!な!ダァ!!!そこからは毎度おなじみの高齢者とは思えない大慌て劇場、ヒーヒー言いながらネットに取り込んだ。
すぐそばで森田選手(実は本日4位)が見ていたので自慢自慢、わざわざ持ち上げて見せたわりには32cmとそこそこのサイズでした。
しかし時間はまだ7時半、今日一日スワンプを投げ続けると心に誓った会長なのであった。



信念にしたがいスワンプ撃ち続け、たまに奥に入れたいときはリングクローテキサスなんかに浮気しながらできるだけプレッシャーの少ないところを選んで釣って行く。
ここで私の猫リグを紹介しておく、シンカー1/32ozガード付きフック#1、ナイロンガードを針先にひっかけるタイプがフッキングも良く気に入っているが、このタイプはしばらく使っているとナイロンが柔らかくなってきてガードがにぶくなり針先のするどさが生きていても変えなければならない。
まぁそれでも1日2-3本なのでOKですが・・・。ロッドはスピニングによるフリッピングスタイルになるので7フィート前後と長めの堅め、そしてラインはカバー撃ちなので猫では太めのフロロ5lbか6lb、この前7lbを使ってみましたがさすがに太いようでスプールからシュルシュル出てしまいました。
そして何より重要なのは高価なラインを買うこと!これは先月優勝の横井選手に教えてもらったのですが、高いものはやはり良いのです。
ロッドやルアーをがまんしてラインを買うべきだと思います。

で、そうこうしているうちに日も高く登りアタリもなくなって来た。
こうなれば得意の「昼飯バイト」(なにかのきっかけで正午頃に急に食いが立つタイミングがあるのだ、詳しくは9月レポート参照)を待つのみ。
それでも結構真剣にスワンプを撃ち続けていると、昼飯バイトには多少早い11時過ぎに風が吹き始め、対岸のボートがスピナベで釣るのが見えた(ちなみに本日5位の瀬尾選手でした)。この日中に巻物でHIT!よし!昼飯バイトがやってきた!すぐにスピナベに持ち替えた。
上流に向かって右岸をしばらく釣り上がるとボートが係留されているパイプのストラクチャーがあった。
そこにめがけてキャストし引いてくるとストラクチャーから2mほど沖合でロッドが引き込まれた。
ヨシッ!昼飯バイト成功!25cmと小型だがこの時間帯の1尾は大きい!



ちなみに副会長は朝一で良型をばらしてしまいリズムをくずしたが、そこは年寄りの知恵と経験で乗り越え、細見広場でノーシンカーを使い連続2尾ゲットしていた。



我々ハンドレッズは副会長1120gで8位、私は800gで10位と昼飯バイトをものにして同時入賞した。

全体の成績としては出場35名中ウェイイン16名46%と11月としてはかなりの好成績、昨年は23%だった。

やはり天候に助けられた感が強いが上位10名のうち西谷田川8名、塚本の柵1名、たまやオダ1名と当初の予想どおりとなった。
魚は500gの2年魚が多数ウェイインされたのが特徴的だった(牛久沼はベイトが豊富なので成長が早い・・来年楽しみ)。



塚本の柵でただひとり釣った田中選手の1尾はまさにモンスター!52cm 2080gであった。
昼頃までまったくあたりもなかったが12時に風が吹きそのタイミングでクランクを投げたところ1発でHITした。まさに昼飯バイト!



準優勝は田口選手3本で1700g、これもビックリ!11月にバズで釣ってきた。
やはり風が出たタイミングに合わせて西谷田川上流の細見広場にある蓮畑でバズを引き、5バイト2フィッシュである・・・何回も言うが11月にバズ!



3位高沢選手はクランクベイトで3本そろえ1640g、やはり西谷田川であった。
上位10名が持ち込んだ魚は全部で18匹、この内クランクが6本と最多でスピナベ3本、バズ2本と巻物が好調だった。
その他ノーシンカー3本、テキサス2本、ヘビダン1本で、猫リグはなんと6本!そのうち私と4位の森田選手がレインズスワンプで4本獲っている。



さてハンドレッズ二人そろって入賞し気分上々の晩酌ウィスキーはサントリー角です。
エーッいまさらーって感じかもしれませんが、大会に出ると運動量が多いのですごくお腹がすきます。
だから晩酌もしたいけどご飯も食べたいでしょ?普通ウィスキーというと軽いつまみでお酒を楽しむことが多いですが、この「角」は端麗辛口、くせがなく水割りにすると食事にピッタリなのです。
それでいてロックにすると充分すぎるパンチもあり二通りに飲み分けられるウィスキーなのです。
トーナメントの夜はバクバク食べながら角の水割りがお勧めです

牛久沼たまやボート10月休日大会~谷口泰氏~

2009-10-26 | フィールドレポート牛久沼
10月18日(日)牛久沼たまやボート10月休日大会www.tamayaboat.com
水温は18.5℃、天候は快晴。水位は秋の減水で先月よりさらに低くなっていた。前夜に降雨があり、水色は濁り気味。
毎年10月は結構厳しくライトリグを駆使してチョコチョコと子バスを3匹ウェイインすると上位入賞となる事が多い。

昨年私はまるっきりのオデコであり、しかも快晴で無風に近い厳しいコンデションの中、43名という多数の出場者のもと6時半スタートとなった。



牛久沼のバスはここ数年の漁協のわかさぎ放流事業で飛躍的に型も数も良くなった。
優勝するためにはキロフィッシュ3本ばっちりそろえてライバルの鼻を開かしてやりたいところだが・・・当然そんな度胸も技術もない。
子バス3匹作戦を前頭葉に掲げ、私と副会長の仲良し高齢者コンビはイソイソと西谷田川を目指すのであった。
さらに今回は仕事で数年間アメリカ在住していた私の弟も復帰した。
我々兄弟は2002年まで「週間ルアー&フライニュース」という釣り新聞に「谷口兄弟の牛久沼トーナメントレポート」を連載していました・・・知ってる人いますか? 



チョット話はずれましたが、全体に浅い牛久沼は最深部でも3m以下、最大流入河川の東谷田川ではブレークもチョコチョコッとしかない。
その点西谷田川は最も深くブレークもあるため水位の低い時期は第一選択となるのだ。
ちなみに弟は稲荷川を選択、ここも浅いなりにブレークが存在し、しかも先月の大会で私がリングクローテキサスで準優勝しているポイントなのだ。
弟は読みがバッチリ決まり、スタート30分後にはノーシンカーで1匹目をゲットしていた。
私はモーニングバイトを狙ってダブルウィローリーフのスピナベを沈木にからませながらランガンしていく。
ダブルウィローは当然わかさぎを想定している。
これで良型が1本獲れればゆうことはないのだがなかなかそうはいかない。



10月は厳しいという先入観にがんじがらめなのでいつもより早めにスピナベタイム終了、手にしたのはレインプロスタッフ人気No.1(?)のレインズスワンプJrの猫リグである。
カラーはウォーターメロンシード、ネイルシンカー1/32ozにガード付きフック、ラインはフロロの6Lbと猫使いとしては少し太めである。
牛久沼は魚がデカイくしかも葦だらけのヘビーカバーだからラインはワンランク太めがよろしいでしょう。
今日は快晴ハイライトなので猫スワンプを葦の隙間や沈木の陰にストンストンと入れていく。わずかな風にゆっくり流されつつかなり細かく入れていきました。
小さいあたりは結構あり、こりゃいいかも・・・と思ったやさき、葦とガマの境にある倒れガマののポイントでロッドが押さえ込まれた!ヨッシャ!元気に泳ぎ回るのを巧みなロッドワーク?でかわしボート際まで寄せた。
30cmくらいの小型だったのでラインをつかんで引き上げようとした瞬間!クルっと空中回転したバスはご自宅へとお帰りになったのだった。うかつでした・・・ネットを使っていれば確実に獲れたものを・・・。
こうなると気持ちがあせってしまいリズムが狂うところですが、そこは長老、豊富な経験とマインドコントロールですぐ立ち直ります。
マァそれだけたくさん失敗してるってことですよね。
でもあたりは結構あったので、これならすぐ挽回できると思ってたから落ち着けたんだと思います。
実は私、猫リグ使うの今回がはじめてだったのですが・・・ウーム、スワンプJrわるくない、イヤむしろ良い!って感じです。



さらに細かく撃ちながら上流をめざす。
細見橋のすぐ近くまで上がり水面まで垂れ下がった木とがまのからむポイントへキャスト、すぐにグググッと引き込むあたり!やっと来た!すっぽ抜けた!アァまたか!しかしばれたと言うよりバスの口からスワンプが抜けてしまったような印象があったので(上手く説明できん!)もう一度同じところへ入れると・・・ナント予感的中またあたりだ!しかもこんどはしっかりフッキングした!結構引きずり回され正真正銘の大あわてでこんどこそネットインに成功した。
33cm700gの元気なバス獲ったど~~です!
時間は9時、朝イチのタイミング的にはギリギリセーフ、スワンプまる飲みでした。



これで自信を深め30cmおきにスワンプJrを入れ続けた。
しかしだんだん日は昇り気温は25℃、結構暑く風もなし。さすがに厳しい感じがしたのでサイズダウン、スワンプミニに変更した。でもやることは同じ延々猫スワンプし続ける。それほどこの日はスワンプにコンフィデンスがあったのだ。
9時半にがまの中で小さいあたり、合わせると15cmのバスが飛んできた。スワンプミニでミニバスゲットである。
たかだか100gだが結果的にこの1尾が私の成績を15位から11位に押し上げることになる。



さすがにこの後はあたりもなく13時半終了、全体の成績としては出場43名中ウェイイン25名58%とこの時期としてはかなり好成績であった。

優勝は上位常連の横井選手、東谷田川上流つかもとの柵を1/2ozのラバージグで攻めた。大きめのクローワームをトレーラーに付けかなり大きめのシルエットである。柵に沿ってバーチカルにフォールし着底後誘いをかけて食わせたとのこと。
3尾で4140gと2位に倍以上の差をつけてダントツ勝利であった。



準優勝の生井選手は我々と同じ西谷田川をクローワームのテキサスで攻め、9時から10時半の間に3本1340g獲った。



今回の特徴としはつかもとの柵が好調だった。
このポイントは東谷田川で最も水深のある巨大な縦ストで優勝の横井選手をはじめ3位、5位、10位の選手も同じポイントだった。
今回は水深がキーポイントだったようだ。



私としては年間ポイントもゲットし、はじめて使った猫スワンプで上々の成績を出し、気持ちよく晩酌にありついた。
今回のウィスキーはスコットランドのスカッチ、USQUAEBACH(ウシュクベ)である。比較的甘口でこくのある味わい。
つまみはほとんどいらずウィスキーの味を堪能したい1本なのでつまみがわりに本日大活躍のスワンプ姉妹を添えてみた。
このウシュクベという言葉は現代の「ウイスキー」の語源であると言われています。
値段は3000円台後半とリーズナブル、会長一押しのウィスキーなのである。
レインズシュワンプとの相性はバッチリである・・・?

100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口泰氏~

2009-09-29 | フィールドレポート牛久沼
我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

Vol.9
牛久沼に通い始めておよそ15年になるが、最近はっきりと確信できたパターンがある。どこの釣り場でも朝一は良く釣れる。
牛久沼ではさらに正午前後にもう一度食いが立つタイミングがあり、我々はそれを「昼飯バイト」と呼んでいる。
詳しく述べると、もちろん朝一から8時過ぎまでは最大のチャンス、9時を過ぎると食いが悪くなり10時になるとさすがにパッタリと止まる。
日が昇り気温が上がって集中力も失せたいていこのあたりであきらめてしまうが、だいたい11時半あたりから昼飯バイトが始まる。
持続時間はおよそ30分から1時間以内。始まりはその日によって異なり、例えば風が吹き出したり、周囲でポンッと釣れた人がいたりといったタイミングを見極め、一気に集中力をあげることが重要である。
我々はこの昼飯バイトで成績を伸ばすことに成功しているが、この昼飯バイトに不可欠なのがリングクローである。1/0オフセットフックのテキサスリグでシンカーは基本が5g、晴れたハイライトの日には葦奥のシェードに確実に入れる必要があるため7gもしくはそれ以上でも良いかもしれない。
ピッチングでシェードに入れたら、ラインを張ってしばらくスティ、軽く2-3回シェイクしてあたりがなければピックアップする。
あたりはとにかくはっきりと出る。クンックンッと引いたり、大物になる程ドンッ!と明確なあたりになる。リングクローを何の疑いもなくしっかり食っておりフックはたいてい上顎の真芯に入っている。
今回のトーナメントもこの昼飯バイトとリングクローで好成績を収めることができた。

9月20日(日)牛久沼たまやボート9月休日大会。
台風の接近で開催が危ぶまれたが、水温21℃、快晴、強い北東の風の中43名と多数の出場者で6時半にスタートとなった。



私は本日のポイントに稲荷川を選択した。牛久沼には3本の流入河川があり、たまやボートがある東谷田川は最も大きく水深は浅いが葦意外にオダなどのストラクチャーも豊富だ。
西谷田川は川幅は狭いが水深がありブレークもはっきりしている。そして稲荷川は沼の東側に位置し、左岸はブレーク、右岸は葦や柳などの複合ストラクチャーが豊富な良いポイントなのだが河口から100m程の稲荷橋から上流はボート侵入禁止なため非常に小規模な釣り場というリスクがある。
本日稲荷川を選択した理由は今月はじめのペア大会(前回レポート参照)よりさらに水位が下がっており水深のある西谷田川、稲荷川のどちらかが良いと考えた。
ところが本日は西谷田川で他の団体のトーナメントが開催されているとのことでプレッシャーが高くなるのは間違いない。
そこでまず稲荷川に入り、ターンオーバーなどで水が悪かったり、釣り人が多ければしかたなく西谷田川へ移動する作戦とした。

朝一はまず主に左岸のブレークを狙ってシャロークランクで広く探る。まさに昨年の9月大会で準優勝したパターンだ。多少気になるのは水色がかなり茶色く濁っている、ターンオーバーはないようだが・・。
1時間以上投げ続けたがあたりがなく西谷田川への移動が脳裏をかすめた時アルミボートがクランクで1匹釣り上げるのが見えた。これで魚がいることはわかった。どうせ移動してもそれほどあてがあるわけでもなく、このまま稲荷川と心中することに決めた。
クランクとテキサスをローテーションして攻め続けるが全くあたりがない。それでも風が強いのでかならず食うと信じて釣り続けた。

11時半を回ったころ私と同じようにずっと稲荷川に入っていた弟が葦際で1本ばらした。狭い範囲なのですぐわかるのである。今まで二人とも全くあたりがなかったのに11時半になりポンッとあたりがでた。これがまさしく昼飯バイトのタイミングと直感しリングクローテキサスのみにしぼって、葦、がま、沈木と、とにかく日は高く上っているのでわずかでもシェードになっているところを細かく撃っていく。
葦の壁の奥に水面が見えしかも上手い具合に葦のシェードになっているポイントがあった。そこにリングクローを入れるためには葦の上を跳び越して着水させる、すなわちウェッピングである。
最近そんなワイルドな釣りはとんとご無沙汰であったが、以前は牛久沼夏の風物詩であった。シャイクしようとしたロッドがドンッ!と押さえ込まれた。強烈なあたりとともにロッドが絞り込まれ葦のむこうでドバババッと水しぶきがあがっている。こちらとしてはとにかくロッドを高く保持してラインテンションを保ちバスが落ち着くのを待つしかない。
ヒヤヒヤしたが口元のフックは真芯にガッチリ入っているのが見えた。それで少し冷静になりバスを引き出そうとするが葦が邪魔になりどうしても出せない。しかたなく右手でロッドを高くささえたまま葦の根元から無理やりネットを差し込んでランディングに成功した。
まさしく昼飯バイト!腹のでた38cmの良型だった。



さらにその30分後、こんどは倒れ葦の根元のシェードにリングクローを入れた。ここでも何の迷いもないドンッという強烈なあたり。
この魚はいきなりすごい勢いでボートの周囲を走り回りやはりやっとの思いでランディングした。



このまっ昼間に恐るべしリングクロー!である。
ちょうどこの頃副会長も西谷田川の柳と葦の複合ストラクチャーで本日の最大魚となる47cm、1560gを釣り上げていた。この30分で昼飯バイトは終わったようだ。

終了の1時半まで執拗にリングクローを撃ち続けたがあたりはなかった。我々ハンドレッズは昼飯バイトのタイミングをみごとにとらえ、私は1660gで準優勝、副会長は4位でビッグフィッシュ賞も獲得した。



全体の成績は、出場43名中ウェイインは22名51%、副会長の1650gをはじめとしキロフィッシュは8本持ち込まれた。
優勝の斉藤選手は東谷田川たまや対岸からゴルフ場付近の葦を攻め1/4ozのラバージグで2本1960gを獲った。彼は我々とは逆に朝一のチャンスをものにし開始約1時間で2本そろえていた。



今回は我々の秘密の「昼飯バイト」とリングクローについて詳しく説明しました。ぜひ参考にしてください。

ところでバスフィッシングから帰って、特に今回のように成績が良かった日の晩酌は美味しいですよね。私もご他聞に漏れずかなり好きな方でして、お勧めの1本をご紹介したいと思います。
 「トリスウイスキーBLACK」、なんだトリスか?と思われるかたもいるでしょう、我々の父親達が愛飲したいにしえのウイスキーです。味はマイルド、ウイスキーなのにブドウのような果実の香りがします。アイレイモルトなんかがお好きなかたには物足りないかと思いますが、爽やかな軽い飲み口なのでロックで何杯でもいけます。
つまみはたまやボート自家製ゴーヤの塩もみと、楽しかった今日の回想でしょうか・・・。




牛久沼たまやボートペア大会~谷口 泰氏~

2009-09-17 | フィールドレポート牛久沼
9月6日(日)本日は牛久沼たまやボート年に2回のペアトーナメント、私と副会長の最高齢ペア「ハンドレッズ・チームレイン」ももちろん出場である。
実は我々はペア大会は結構強く、前回準優勝、前々回優勝とナカナカのものなのである!
ふたり合わせて102才を乗せたたまやの赤いジョンボートは6時半のスタートとともに船首を西谷田川へ向けたのだった。


8月大会優勝の絶好調副会長プラ情報によるとクランクとテキサスどちらでもそこそこ釣れるが型は小さいとのこと。
この時期はバスも高水温による夏バテから回復しておらず毎年結構厳しい。
大型はあまり釣れず300~400gを3尾そろえれば上位に入れるのだ。
できればキッカーになる大型を1本獲りたいが狙って獲れるような技術も知識もない。

まずはモーニングバイト狙いでシャロークランクを引きまくった。
水没した柳の際にキャストしリトリーブし始めてすぐにロッドが引き込まれた!「キタッ!」必要以上の大声で叫びながらハンドルを回す。比較的あっさり副会長のネットにおさまったバスは予想通りの400gだった。
しかしまだ7時、ナンカ行けそうな感じ・・・トーナメントの1尾めは何年(何十年?)やっても最高に嬉しいものであることだなぁ。ということでその後はクランクを引き続けたが・・ウームそれっきりあたりがない??
他のボートはわりと釣れているみたいで歓声が聞こえて来る。老眼は遠くは良く見えるという特徴をフルに利用すると、どうやら葦撃ちのようだ。てなわけでそそくさとテキサスに変更、当然リングクローの出番である。副会長はアックスクローを使っている。



西谷田川上流の細見橋を越えて細見広場と呼ばれるシャローに入った。コッコッという小さなあたりで合わせたがスッポ抜けてワームが丸まって帰ってきた。
やはり魚が小さいようで微妙なあたりは何回かあるがなかなか乗ってこない。水温は24℃、晴れたり曇ったりで結構強い南東の風、条件は悪くないので釣れるはずだと思い込み集中力を切らさないマインドコントロール作戦である。

西谷田川を下りながら葦撃ちを続けているとついに副会長にヒット!やった、結構良い型?・・・確認できぬままバスは水中へとお帰りになった・・・。
残念だが葦撃ちで良いことはわかった、さらに集中力を上げていく。時間はすでに12時だがここからが勝負、長年の経験から牛久沼のバスは昼ごはんを食べるらしくこの時間にまた喰いが立つことはわかっている(これを昼飯バイトと呼び秘密にしている我々なのであった)。
柳と葦の複合ポイントにリングクローをキャスト、ステイにはいったとたんクンックンッというあたり、すかさず電撃フッキングにドンッ重さがのった!き~もちいい~!!釣れた魚はやはり400g、ネットも使わずランディングしたがそれでいいのである気持ちいいのである。


さらにその30分後、葦のポケットで同じように1匹追加!なんと12時過ぎてから3尾のリミット達成してしまった。副会長とがっちり握手して岐路へついた。
しかし風の中一日中走り回ったのでバッテリーが風前のともし火、しかたなくオールを1本づつ持ちカヌーのようにこぎ始めた、体力ギリギリ帰着時間ギリギリで桟橋にたどり着いた。ヨカッタ・・・

結果は小さいとは言えさすがにリミット達成1120gで6位入賞し最高齢チームの面目躍如であった。


ちなみに全体の成績としてはやはり400g平均のバスがほとんどであったがウェイインは27組中16組と例年より良好であった。
優勝は鎌田兄弟、東谷田川上流の百本杭でテキサスとラバージグを使い2尾だが大型を獲って来た。


秋の減水にて、水深のある西谷田川が良かったようだ。テキサスの葦撃ちで結構あたりはありそこそこ楽しめた。
それにしてもリングクローは強い!私はノーシンカーを使うことが多くテキサスはあまり得意ではないのだが、リングクローを使うようになってからまっ昼間の釣れない時間帯に何匹も獲っている。
我が牛久沼にはリングクローテキサスがジャストフィットなのである。

100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口泰氏~

2009-08-27 | フィールドレポート牛久沼
我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

Vol.7

8月23日(日)朝から曇りで弱い北東の風、牛久沼たまやボート8月休日大会は33名の参加で朝6時スタートをきった。
私は全くプラに入れずぶっつけ本番だが、副会長はこのところ頻繁にプラを行っており先週の平日大会でも準優勝と絶好調である。
彼は現在のたまやメンバー最高齢でたまや歴7年、新年大会と昨年のペア大会には優勝しているが普段の月例大会では優勝経験なしであった。
その副会長がついに優勝!しかもたまやトーナメント史上最高齢優勝を果たしたのである。

8月は例年の傾向からすると、やはり釣れない。昨年は27人参加でウェイインは7名のみ、全員1尾という状況だった。ここ数日は葦についたバスをテキサスやノーシンカーで狙うが、魚は小さく300gくらいで大型はめったに顔を出さない。
副会長は数日前のプラでクランクを使い1500gを獲ったとのことだがはたしてパターンと言えるか?しかも昨夜に大雨が降り水位は一気に上昇、水温も27℃に低下していた。
 
スタートとともに私は稲荷川へ向かった。昨年に比べて気温が低いのでブレークのクランクパターンが成立するかもしれないと考えたからだ。副会長はたまや対岸の葦をテキサスやノーシンカーで探っている。しかし二人ともあたりはなく、本命の西谷田川へ向かった。
 私が到着する直前に副会長は400gを1本獲っていた。増水により水没した枝に付いているバスをクランク(ブルーバックチャート)で獲ったとのこと。秋のクランクパターンが存在するのか!と思い直しクランクを投げながら上流を目指した。カラーや形、大きさを色々変えながら粘るが全く反応がない。やはりかなり渋いようだ。増水にて葦の奥に入ってしまったのだろうか?しかし天気は曇り、ローライトで沖に出ている可能性も?パターンがつかめず、さらに喰いも激渋、クランクを引きながら良さそうな複合ポイントを見つけるとテキサスを撃つ作戦にした。テキサスには4インチリングシュリンプとバブリングシェイカーを使った。



どちらかと言えばアンダーショットやジグヘッドに向きそうだが、これがナカナカ細身ですり抜けが良く、リブに溜まった空気がテイルやはさみを艶かしく動かしてバスを誘ってくれる。

10時すぎだろうか、いくらか風が出てきた。上流から折り返してきた私は右岸の倒れ葦をバブリングシェイカーのテキサスで撃っていた。突然大きな水音がして振り返ると対岸に副会長がいた。ロッドを振り回し今まさしくバスと格闘中!しかもかなり大きそうだ。ようやく左手にネットを掴んだがバスは激しく抵抗を続けており2度3度とネットが空振りするのが見える・・・「バレるな!」声を出さずに応援する。ついにネットインしたバスは遠目にも大きい!やった!回りのボートから歓声や祝福の声がかかる。彼の人柄が偲ばれる思いだ。副会長がこちらに向かって手を振っている。この魚は1300gで1尾目と同様に水没した枝についているのをフラットサイドタイプのクランクで獲ったそうだ。この難しい時期、2尾あれば上位入賞は間違いないであろう。ヨカッタ・・・とひとごとながら喜んだのも束の間、またすぐに大型を取り込んでいるではないか!今度はナント1500g!?
木と土手の間の狭い所へねじ込んだノーシンカーに食いついた。 嬉しそうにこちらに近寄ってきて「3尾そろっちゃいました」・・「とにかくデッドフィッシュ出さないように注意して、早く検量しちゃって下さい・・・」優勝は間違いないであろう。



かくゆう私は時間ギリギリまで粘ったが全くノーバイトノーフィッシュであった。
優勝はもちろん中西副会長、3尾で3120gとこの時期では驚異的なスコアであった。
出場33名中ウェイイン13名、持ち込まれたバスは19匹。最大魚は準優勝吉田選手の45cm、東谷田川上流キャノン前のオダをテキサスで攻めた釣果だ。



3位の平岡選手はキャノン対岸の浮きごみをノーシンカーで攻め1尾ながら1080gの良型を獲った。



☆使用されたリグ☆

テキサスリグ 11尾
ノーシンカーリグ 5尾
クランクベイト 4尾
スピナーベイト 1尾
バズベイト 1尾

ポイントはキャノン前と細身広場が3尾と最も多く、東谷田川上流、下流と西谷田川がそれぞれ2尾、稲荷川が1尾であった。やはりなかなかにキビしい結果ではあったが例年に比べれば良く釣れた一日だった。

9月の月例会は平日大会が10日(木)、休日大会が20日(日)、さらに毎年恒例のペア大会が6日(日)に開催されます。オープントーナメントなので誰でも参加OKです。
詳しくは牛久沼たまやボートHPをご覧ください。
練習がいかに大切か身にしみた大会でありました。



100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口 泰氏~

2009-08-05 | フィールドレポート牛久沼
 我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

Vol.6
梅雨明け直後の牛久沼たまやトーナメント。7月19日(日)は一日中曇りで南西の風が強いが最高気温は31℃と釣りには良さそうだが釣り人には厳しい一日となった。 朝6時半スタート、なんと近年まれに見る44名の参加者!7月はスポーン明けで水温も高く毎年あまり釣れないので参加者は少なく昨年は26名であった。やはり牛久沼漁協のわかさぎ放流事業が功を称しバスが大型化したことと、SPテレビT辺プロのおかげか?とにかく大盛況は嬉しいのでニコニコしながら準備にいそしむ私なのであった。

まずは平日大会のリリースフィッシュを狙い桟橋左の葦がまの複合ポイントへ。最近の副会長情報ではノーシンカーが好調とのことでレインフォーリンシュリンプに3/0のオフセットフック、ネイルシンカーとグラスラトラーを挿入したスーパーノーシンカーで狙う。ネイルシンカーが入っているから真のノーシンカーではないがシンカーを入れる位置を調整することで水平を保ったまま沈下してゆく。そうするとワームの腹全体が水の抵抗を受けるため、キャストは楽だが沈下はゆっくりというスーパーノーシンカーに変貌するのである。このフォーリンシュリンプは残念ながら現在生産されておらず私もデッドストックを使っている状況だ。大きめの芋グラブにヒゲと手足がついており牛久沼にはバッチリなので速やかなる再生産を望むところである。

残念ながらここではあたりなし。水が濁っているため河口の島へ渡った。同様に攻めるもやはりあたりがなく西谷田川を目指す。先に入った副会長はノーシンカーで小型ながらすでに1尾釣っていた。葦と沈木のからむポイントを重点的にスーパーノーシンカーで攻めるが結構たくさんのボートが入っておりプレッシャーが高そうだ。そこでさらに上流の細見広場へ向かった。

ここは細見橋上流のかなり広いシャローで水深1m以下、西谷田川のようにブレークはないがたまやボートから遠いためプレッシャーは少ない。風の当たるパラガマをスピナーベイトで流してゆく。

スピナベががまの先端を通過した途端ロッドに重みが乗った。フッキングしつつ一気に巻き上げると小型のバスがすっ飛んできた。ボートに入った途端フックがはずれ、ドッタンバッタン大騒ぎ!ここで逃がしてたまるかと必死で捕まえ貴重な1尾をライブウェルへ入れた。時間は8時半まだまだこれからだ。ここから上流に向かいスピナベとスーパーノーシンカーをローテーションしてゆく。しばらくあがると葦とガマの境目で葦の根元がえぐれているポイントにさらに風が当たっているという最高のシチュエーション!ここは絶対いるはずだという確信を持ってフォーリンシュリンプをキャスト、沈んでゆくラインが急に速くなった。よしっアタリッ!!預言者のような展開にガッチリフッキングし先程より一回り大きなバスを追加した。このころ副会長は小型ながらノーシンカーで3尾のリミットを達成していた。二人ともあと1尾キッカーを、てな感じでギリギリまでノーシンカーを撃ち続けたが反応なく13時にタイムアップとなった。

結果は副会長は6位入賞!私も17位でポイントを獲得しまあまあ満足の一日であった。
全体としては出場44名中ウェイインは26名60%とかなり高率、しかも5位まで全員48cm以上の大型を持ち込んだ。

優勝は吉田選手、2尾で2480gのダントツ優勝。東谷田川上流のキャノン前のオダをノーシンカーやテキサスで狙った。

準優勝の伊藤選手は東谷田川上流の蓮畑のさらに上の葦を狙い9時ごろ1700gの大型をキャッチした。

3位の石崎選手は私と同じ細見広場のスピナベで大型を獲った。同じポイント同じルアーで明暗を分けた。運なのか技術なのか・・・

今回のビッグフィッシュは遠藤選手。キャノンオダをノーシンカーで狙い49.5cmを獲った。実はキロフィッシュの死魚を出してしまい本来なら優勝だったか?この時期さかなを死なせないことも釣りの技術のひとつと言えるであろう。

5位の松田選手も我々と同じ西谷田川にいた。水没した柳のポイントで大型を獲った。

次回は8月23日の第四日曜日に開催される。いつもは第三日曜日だが8月はお盆を避けるため第四なのだ。間違えないように注意です。
ここで死魚を出さない裏技を教えます。ようするに水温上昇を防げばいいのです。水温は直射日光で上がるのでライブウェルの蓋が特に熱くなります。そこで私はビシャビシャに濡らしたタオルを蓋全体に広げておきます。こうすればタオルが直射日光をカバーし気化熱で温度上昇が防げます。タオルが乾いてきたらまた水をかけるだけ、絶対おすすめです。

今回使用したレインワーム達、左からフォーリンシュリンプ、テキサス用のリングクロー、4インチと5インチのリングシュリンプ、新発売アックスクロウ、定番レインズスワンプ、上位入賞はできなかったけれどいい仕事してくれました。

美しい蓮の花が咲き乱れる水生植物の宝庫、牛久沼でバス釣りましょうよ!

100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口 泰氏~

2009-06-27 | フィールドレポート牛久沼
我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

Vol.5
牛久沼たまやボート休日大会、6月21日(日)、梅雨の最中の当日は、朝から雨、雨、雨!少しの雨ならむしろ釣りには好ましい。しかし今日は豪雨、濡れないようにレインコートのポケットにしまった携帯・・・桟橋帰着時にはポケットにたっぷり水が溜まり水没していました。てな訳で現在携帯未所持のハンドレッズ会長がお届けするトーナメントレポートです。イヤァさすがゴアテックス!1滴も外に漏らさずみごとに溜まっておりました。アッそうか!次回からライブウェルなしでポケットにバス入れればいいや!!
 朝6時に雨の中をスタート。出場者37名、東風がけっこう吹いており水温23℃。2週間前のペアトーナメントでは副会長とペアを組みハンドレッズで準優勝した。その日は西谷田川を攻めたが全体的に東谷田川の方が魚が大きくアタリも多いようだったので本日は東狙いとした。少し上流の対岸にゴルフ練習場があり葦のワンドのシャローになった好ポイントがある、通称「ゴルフ前」。ローライトで雨も降っておりバスは葦から出ていると考えシャロークランクで流していく。アタリがないので風表はリングクロー5gテキサス、風裏はフォーリングシュリンプノーシンカーで葦際を探るがやはりアタリが無い?この時から「もしかして活性低いの?」と思い始めた。あまりにも強い雨による急激な変化をバスは嫌ったのかもしれない。右岸の「まさるワンド」へ移動しリングシュリンプのアンダーショットまで導入しスローに狙った。しかしそれでもダメ。大きく移動を考えたまや桟橋まで戻ってきた。前回のリリースフィッシュ狙いで桟橋周辺の葦をレインズシュワンプジグヘッドワッキーで探るがアタリなし。そのまま本湖方面へ葦を撃ちながら移動するが風はかなり強くテキサス以外は通用しなくなってきた。本湖手前付近に葦、がま、沈木で構成される複雑な好ポイントがある。背後に葦があり手前にがまが倒れこんでいるポイントへリングクローをキャスト、底まで沈めてラインを張りスティでアタリを聞く。するとコココッ、コココッという小さいが明確なあたり。時間は11時、本日初めてのアタリに渾身のフッキングを食らわせた!わずかの抵抗の後、上がってきたのは20cmの1年魚だった。それでもOK!トーナメントの1尾目は何年やっても嬉しい。

周辺を攻めたがアタリはなく、本湖を左折し稲荷川へ向かう。ここは本湖から1本目の橋までの約200mがトーナメントエリアでそれより上流はボート進入禁止である。上流に向かって左岸は1mほどのブレークもあり小場所だけにプレッシャーは少なくあたれば良く釣れるが水質が悪化することも多い。今日は上手い具合に風裏で釣りやすく水質もまずまずのようだ。まずはシャロークランクで1時間ほどブレーク付近を攻めたがアタリなくリングクローテキサスに切り替えた。先ほどと同様色々な要素の混在する複合ポイントへキャスト。すると全く同じコココッ!がっちり合わせて同じような20cmが釣れた。この12時前後の時間帯は必ず食いが立つ。トーナメントでは早朝のバイトタイムを過ぎて食いが落ち、そろそろ終了時間に近いためやる気のなくなるところだがここ一発集中力を高めて欲しい時間帯なのだ。我々は「昼飯バイト」と呼んでシークレットとしているのだ。いいですか!シークレットですよ!!と言うわけで2尾目をライブウェルにおさめ上手くいけばポイント獲れるかなー?等と考えつつ1時半の終了時間を迎えた。たまやトーナメントでは順位によりポイントがもらえ、年末にAOY(アングラーズオブザイヤー)が決まるのだ。

全体の結果は出場37名中ウェイイン25名68%とかなり高率だった。しかしウェイトは伸びず、優勝の森下選手でも2400gだった。森下選手はナント初参加で優勝!東谷田川上流の塚本ボート対岸をゲーリーヤマセンコーのジグヘッドで獲った。

準優勝の高橋選手は2260gだが49.5cmの最大魚を釣り上げての入賞である。西谷田川でテキサスでの釣果であった。

ちなみに副会長は東谷田川上流をテキサス、ノーシンカー主体に攻め1080gで14位入賞、着実にポイントゲットした。私は500gで23位、残念ながらポイントは逃した。

全体としては数は釣れたが大きい魚が少なかったためウェイトが伸び悩んだ印象である。東谷田川、西谷田川のどちらでも良くテキサス、ノーシンカーの葦狙いが正解だろう。天気が悪ければ外側で食うが、晴れたら葦奥狙いである。1年生の小さいバスが多いのでワームは2、3インチなどの小さいものが良いと思うが、リングクローはそのまま5gテキサスをチビバス達ががっちりくわえていたのには驚かされた。込み入ったポイントに入れられてしかもチビ達でもしっかり食うので1gを争うトーナメントには持って来いだと思いました。

100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口秦氏~

2009-06-11 | フィールドレポート牛久沼
我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

Vol.4
朝3時半、目覚ましが鳴る少し前に目が覚めた。楽しい日はいつもそう、子供のときから変わらない。隣に寝ている次女の足をどけて起こさぬようにそっと布団を抜け出し、すぐに着替えて車へ。首都高速も空いている。常磐道をひた走りもうすぐ谷田部というところで朝焼けが見えた。
6月7日(日)今日は牛久沼たまやボート、年に2回のペアトーナメントである。

牛久沼たまやボートに到着するとすぐに副会長もやって来た。当然本日のペアであり、すなわちハンドレッズ(チームレイン)で出場である。実は我々は前回優勝者、ディフェンディングチャンピオンなのである。当然今回も優勝狙い、体力のなさは知恵と経験でカバーじゃ!てな感じで年寄りの冷や水振りまきながら6時のスタートを迎えた。前日まで数日間雨が続き結構良い釣りができた。本日は晴れ時々曇り早朝と昼過ぎには結構強い東風が吹いたが、ほぼ一日ピーカンの夏日となった。

これがハンドレッズ号! たまやボートでは色々なタイプのボートを用意してあるが本日は二人乗りなので最も大きいジョンタイプをレンタル。私自慢?の82lbエレキで準備万端である。出場は25組、すなわち50名!結構な大所帯に多少びびりつつハンドレッズ得意の西谷田川へ向かった。ハイライトなのでシェード狙いと思いながらも朝一番はクランクベイト。得意のヘドンクラップシューターはテイルにブレードの付いたシャロークランクで深度は1mくらいである・・・と言っても思いつかない人がほとんどでしょうか?特に話題になることもない古いルアーだが牛久沼ではかなり昔から知る人ぞ知るのである。(最後の写真見てください)
西谷田川右岸水門の上流、マコモの生えているポイントを流してゆく。まだ早朝なので太陽は低く木立の影が水面に長く伸びている。マコモの際にキャストし木の影の中を通してくるとボート際まで引いて来たクラップがいきなり引ったくられロッドが引きこまれた「きた!」大声で叫ぶ。ボート際なので魚はすぐ見えた。デカイ!しかしラインは16lb・・・大丈夫だ。副会長が構えるネットに強引に誘導した。時間はまだ7時前、やせてはいるが46cm 1200gの堂々たるキッカーだった。

かなり気を良くしつつ釣りあがる。当然クラップシューター全開である。何の気なしに後を振り向くと、副会長はテキサスを投げていた。当然クランクと思っていたので、ナゼ?という顔をすると、一言「チームですから分業で・・・」。重い!重すぎるぞ君の言葉は!ということで仏陀の教えにしたがい分業で釣っていくがアタリがない、仏滅なのか?やはり晴天はきついのか?上流で折り返して左岸を下ってくる。ハイライトなのでバスは奥に入ったと考え、水没した柳の奥の込み入った枝の中にキャスト。ルアーはレインのフォーリンシュリンプ。活性が低いのでゆっくり落したいがさすがにノーシンカーでは込み入った枝の中には落ちてくれない。そこでスーパーチューン!フォーリンシュリンプの後ろ2/3の腹側にカットを入れフッキングを良くした上でカットの中から頭側に向かってネイルシンカーとラトラーを差し込む。これで水平フォール、チャラチャラ音、しかもカバー突破である。私はスーパーノーシンカーと勝手に呼んでいるが、沈んでいくラインを見ているとスッスッと沈むスピードが変わった。固いフリッピングロッドで強烈にフッキング!がっちりかかった・・数秒後に20cmのバスがすっ飛んで来た。小さくともトーナメントである以上2尾目は大きい。ヨッシャー!てな感じである。しかし奇跡は起こった!?この30秒後同じように枝の中に打ち込んだ副会長のロッドが弧を描いた!時間は9時、ココに来ての1尾は大きい!30cmほどの中型ではあったがリミット達成である。ふたり同時に五十肩の重さが抜けていった・・・。


ここからはフォーリンシュリンプ、クラップシューター、リングシュリンプと手を変え品を変え投入するがあたりもなし。クランクにギルちゃんが1尾釣れたのみだった。水没した柳を中心に狙ってゆくが、ふと上を見るとナント巨大な蛇が昼寝。牛久沼は大自然に恵まれているのです・・・がその後柳狙いは控え気味になりました。

1時半終了、検量してみると1700g、ナント暫定首位である・・・前回に引き続き2連覇か!??・・マァ結局は2位でした。優勝常連の青木、石川チーム、東谷田川上流の葦をテキサスとノーシンカーで撃って3280gのダントツ勝利でした。それほど奥を狙わなくとも葦際で食ってきたとのことで、考えてみれば昨日までは曇り雨で今日もそこそこ風はあるしバスの活性はそんなに悪くなかったのかもしれません。

結局出場25組中17組ウェイインというまずまずの結果。ペアということで女性の参加も数名あり楽しい大会となりました。たまやボートでは毎月月例会として休日大会と平日大会を行っていますが、それ以外に6月と9月に今回のようなペア大会を開催しています。奥さん彼女や釣りに興味のあるお子さんのトーナメントデビューなどに良いかと思います。ちなみに私のペアはいつまでたっても副会長ですけどね・・・


これが今回活躍したルアー達です。


100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口 秦氏~

2009-05-19 | フィールドレポート牛久沼

我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

Vol.3
牛久沼たまやトーナメント本年度第2回大会は暴風雨の中開催された。暴風雨にトーナメントを行ったとあってはたまやの常識が疑われる。今回は開始時風速8m以上の場合は中止との事前連絡があった。試合当日、東京在住の私は朝4時起床。コーヒーを沸かしながらNHKデータ放送を見る。とりあえず警報は出ていないようなのでエンジンをスタートさせた。雨は結構降っている。首都高速を抜けそろそろ常磐道というところでメールが鳴った・・・やはり中止か・・・料金所の脇に車を停めメールを確認する。ところが予想に反し「本日開催します」とのこと。これで迷いはなくなった。ハンドルは一路牛久沼へ。
2009年5月17日(日)スタート時の水温19℃、南の風強し。6時半スタート。

この半月ほどの様子ではポストスポーンの元気のないバスは葦につきテキサス、ノーシンカーで攻めるのが定番で今のところ引き物はイマイチか?しかし本日は「釣りには」まずまずの天候だしローライトでバスは広く散っているかも、風が強くなりそうだからとりあえずはスピナーベイトか?などと考えつつまずは得意の稲荷川河口へ・・・ところが南風が強くなると危険とのことで禁止エリアとなってしまった。いっきなりの作戦変更である。こんな時頼りになる副会長が昨日のプラで通称まさるワンドが水色が良かったと教えてくれた。なんの根拠もないが、副会長の言うことは私にとってブッダの教えも同様、なんの迷いもなく船首を向けた。まさるワンドは東谷田川上流右岸の広大なワンドで上流側にブレークを持つ有名ポイントである。到着すると雨は強いが風は弱い。レインズ フォーリンシュリンプのノーシンカーで葦を撃つ。天候から考えてバスは葦の先に出ていると思われ、あえて奥を狙わずテンポ良く撃って行く・・・ゴゴゴッというアタリ!あわせるもすっぽ抜けてフォーリンシュリンプがダンゴになっていた。残念だが幸先は良い、本日はここがキーポイントになりそうな気がする。しばらく粘ったがそれっきりあたりはなくポイントを休ませるために移動。上流塚本ボート付近の葦を攻めるが、このころには風がかなり強くなってきた。レインズリングクローテキサスとスピナーベイトをローテーションさせながら下流方向へ向かう。上流左岸百本杭付近の葦と水門を攻めるも無反応。まさるワンドへ入りたいがいつ見ても4~5隻のボートが見える。時間はすでに11時、かなり迷ったがラストをまさるワンドに賭けようと考えた。風向きのためか幾分風は弱い。フォーリンシュリンプノーシンカーで葦を撃つ。しかしいくら風が弱いといっても午前中とは比べ物にならない。そこでフォーリンシュリンプの中心付近にネイルシンカーを挿入し重量を増し釣りやすくした。しかし水平フォールは保たれ、私に言わせればシンカー入りノーシンカー・・スーパーノーシンカーである。それにしてもどんどん風は強くなり倒れた葦で撃つべき水面が極端に減ってしまった。さすがの牛久常連たちもボチボチ引き上げを始めた。まさるワンドに最後まで残ったのは私だった。たいていのポイントはテキサスやノーシンカーで撃ちつくされている。最後の手段としてこの強風のなか手にしたのはアンダーショット。レインズ4インチリングシュリンプにシンカーは重めの7gタングステン。パラ葦の間に落としてシェイクーステイのSS作戦である。

たまや桟橋方向へ向かいながら強風に苦労しつつ葦を撃つ。まさるワンド下流側のパラ葦にリングシュリンプを入れた。風で葦が激しく動くため3-4回に1回入れば良いほうである。

軽くシェイクしピックアップしようとしたらロッドが動かない。また葦か・・・その直後ラインが動き出した。バスだ!!ラインは6lb、葦の中を走り回られハラハラである。上手い具合に風がボートを沖へと導く。バスも徐々に葦から離れた。やった!これならこっちのもんだ。ネットを構えランディングしようとした時初めてみたバスの大きさにビビッた。オタオタしながらすくったバスは43cm, 1420gの良型だった。

釣れたのは11時半、この後さらに風が強くなり1時間早く中止となった。トーナメントは成立したためこの魚のおかげで私は6位に入賞できた。困ったときのリングシュリンプということか。

全体の成績としては出場38名中ウェイインは11名。天候的には良いはずだがさすがに風雨が強すぎたということだろう。しかし魚は本当に良い!優勝の田中選手は東谷田川上流吉野家ボート対岸の広いワンドの奥のシャローをノーシンカーで攻め、ナント!ナント!!3匹で3260gのダントツ優勝であった。

ビッグフィッシュは吉田選手の48cm!しかし、47.5cmが2匹も軽量されていたのだ。

総括としては、ポストスポーンの低活性バスが徐々に改善している状態。天候しだいでは活性も良くなる。テキサスやノーシンカーで葦を狙っていくが、天気が曇り、雨、なら引き物も有効かもしれない。最も重要なことは釣れればデカイです。ちなみに私はライン16lbを基本としています。
次回牛久沼たまやトーナメントは6月18日(木)の平日大会。21日(日)の休日大会。さらに今月は6月7日のペア大会も行われます(たまやボートHP参照)。運が良ければ会長副会長の超高齢ペア「ハンドレッズ」にも会えるかも・・・(運が良いことになるのか?)・・・そこは微妙だが我々はペア大会のディフェンディングチャンピオンなのだ!経験と知識と腰痛では負けません!

3/15(日)100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口泰~

2009-03-19 | フィールドレポート牛久沼
我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

Vol.2
2009年3月15日(日)
 牛久沼たまやトーナメント今期初戦は、晴天だが西からの強風の中開催された。前日は低気圧の通過により日本中が台風のような天気であった。当日は回復傾向にあるもののまだ風は強く体感温度は低い。水温7.2℃、水位は増水し桟橋ぎりぎり、たまや周辺の水はかなり濁っていた。
 そんな厳しい状態だが初戦ということもあり45名が出場、6時30分スタートとなった。

3日前に行われた平日大会(たまやトーナメントには毎月、平日大会と休日大会があります)では、優勝者はたまや下流の住宅下というポイントでテキサスのロングスティで3本で5000gという驚異的なスコアーをたたき出した!ということでかなり迷いつつ、私は得意の西谷田川へ向かった。3ヶ月ぶりの牛久沼は水の香りが嬉しく、たくさんの水鳥も元気そうだ。

西谷田川は牛久沼に3本ある河川のうち最も細いが最も水深があり河口部は毎年スポーニングに上がってくる魚の付き場になる。まずは春の定番スピナーベイトを岸に向かって投げながら上流へ向かう。さらに晴天なのでシェードを探るため水没した木などの好ポイントでは4インチリングシュリンプを5gテキサスにして撃って行った。4インチリングシュリンプはジグヘッドやアンダーショットのイメージが強いがテキサスにすると細身で葦中でもすり抜けが良く腹のリブにエアーがたまるため5gくらいだと早すぎず遅すぎず調度良いフォールスピードとなる。

今年の初釣行にウキウキしながら釣り上がっていく、マァしかしまだまだ半分冬のこの時期そう簡単にはいかないことは重々承知している・・・というよりも結局私と副会長、すなわちハンドレッズ二人そろってボーズ、1回もあたりなしでした。
全体の成績としては出場45名中5名がウェイイン、全部で7匹のバスが釣れました。少ないと感じるでしょ?そう思います。しかし去年の3月大会は3匹だけ、しかも今年のバスはデカイ!!


優勝の遠藤選手は冬の王者です。私が入った西谷田川のさらに上流の細見広場をテキサスとスピナーベイトで攻めただ一人リミットメイクの4540g!最大魚は48cmながら体高と横幅が同じくらいの丸太ん棒のような2250gでした。

準優勝の横井選手は上位常連の実力者、東谷田川上流の葦島の尖端をスピナーベイトで狙い10時半ごろ1580gを獲りました。
以下、5位まで全員1匹ですが、5位でさえ920g、すなわち釣れればまず間違えなくキロアップです。たまやボートの社長は牛久沼漁協の組合長でもあり、数年前からわかさぎの放流に積極的に取り組んでいます。今年のわかさぎの自然産卵は2月13~19日に終了しており、今は人工孵化を行っています。そのおかげでこの数年わかさぎが非常に増えており、ということはバスも増え、しかもかなり大型化しています。今年の牛久沼はかなり期待できそうです。次回のたまやトーナメントは4月はスポーニングのためお休み(一般営業はしています)。5月に第2戦が行われますので牛久沼たまやボートのHPで確認してください。初めてのかたもぜひ参加してください。楽しいですよ。