先日のJB九州プロシリーズ第2戦を制した岸川プロよりレポートが届きました。

JB九州プロシリーズ第2戦 遠賀川 2008年6月1日
大会結果 優勝 (参加人数76人)
使用タックル①ハイパーFスカート(クリアグリンパール太)使用
オリジナルスモラバ+4インチキックリンガー
②スワンプマグナム+レインズタングステンネイル
シンカー3/64OZ (ネコリグ)
昨年不甲斐ない成績で終わったJB九州プロシリーズ。
王座奪還を目標にしている自分にとって、ホーム遠賀で開催されるこの試合は上位入賞が絶対条件であると確信していた。
それだけに暇があれば遠賀に浮き状況把握に努めた。
その甲斐もありプロ戦開催時にはかなり状況が掴めており、事実プロ戦前週に行われた福岡チャプターでは、サブパターンであるアフター定番フラットに点在する1m以浅のスポットにサスペンドしている個体をラッキークラフトUSA”RC0.5”で攻略。唯一の3kg台で優勝しプロ戦に向け大きな自信を得ることが出来た。
前日プラでは、1週間の状況変化と久しぶりに解禁となる下流域のスポット探索をテーマに展開。前週優勝パターンは水が入れ替わったことで魚が散り始めていたものの、先週禁じ手にしていたミドルパターンで新たなスポットを2箇所追加することに成功。これにより明日の作戦は、バンクから繋がるちょっとしたフラットの沖側上流部に位置する、流れが最も強く当たるであろう垂直に落ちるブレイク。その壁の3mラインにぴたりと張り付く回復待ちの個体を
キックリンガーと
スワンプマグナムのフォーリングで攻めるパターンを軸に、あとは状況変化に臨機応変に対応していくこととした。
ただミドルの魚は供給量も少なく食わせの難易度も高い。フォローのサブパターンが崩れ始めているのが気がかりだが…。
試合当日、スタート順は後ろから10番目くらい。朝一にどうしても入りたいスポットがあったので正直かなり痛い。スタート後ブルーな気持ちで下流に向かうと、狙いのスポットの少し上流に知り合いのOプロ意外誰もいない。”ラッキー”運も味方につけた。わずか1mほどしかないピンスポットへの1投目、最も信頼の置けるスモラバ+キックリンガー4インチに狙い通りの850g(上流にいたOプロに”サイズが落ちてるよ”と話しかけたら”贅沢言わない”って怒られちゃいました)。かなり落ち着くことが出来た。
その後950g、キーパーぎりぎりを追加しリミットメイク。粘り続けるもラインブレークでミスして以降、アタリが途絶えたので移動を決意。今日のミドルの魚が普段より浅いショルダー付近でバイトしていること、前日プラでシャローフラットの魚の食うレンジがばらついていることから、2日前に降った雨の影響で魚の居たい水深が2m付近に移動したかも…と仮説を立て軌道修正。”ここかも”と思ったエリアがビンゴ(前日うすうす気付いていたのでバイトだけは確認していた)。
マグナムに600g、1kgが立て続けに釣れ入れ替え成功。ウェイトは2800gまで伸びた。その後は一発だけを求めて湖上を走り回るも、さすがに先週のようにうまくは行かず終了。
結果、2870gで優勝。前週の優勝パターンとはまったく違うパターンで思いどうりの展開が出来たことに大変満足しています。
また、
”キックリンガー4インチ&スワンプマグナム”の遠賀最強食わせの二枚看板が、そのポテンシャルを遺憾なく発揮。あらためて他の追従を許さない決定力の高さにはただただ脱帽です。