レイン プロスタッフブログ

REINプロスタッフによる釣行レポート、製品紹介など。

100‘s(ハンドレッズ)の牛久沼トーナメントレポート~谷口 泰氏~

2009-06-27 | フィールドレポート牛久沼
我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。

Vol.5
牛久沼たまやボート休日大会、6月21日(日)、梅雨の最中の当日は、朝から雨、雨、雨!少しの雨ならむしろ釣りには好ましい。しかし今日は豪雨、濡れないようにレインコートのポケットにしまった携帯・・・桟橋帰着時にはポケットにたっぷり水が溜まり水没していました。てな訳で現在携帯未所持のハンドレッズ会長がお届けするトーナメントレポートです。イヤァさすがゴアテックス!1滴も外に漏らさずみごとに溜まっておりました。アッそうか!次回からライブウェルなしでポケットにバス入れればいいや!!
 朝6時に雨の中をスタート。出場者37名、東風がけっこう吹いており水温23℃。2週間前のペアトーナメントでは副会長とペアを組みハンドレッズで準優勝した。その日は西谷田川を攻めたが全体的に東谷田川の方が魚が大きくアタリも多いようだったので本日は東狙いとした。少し上流の対岸にゴルフ練習場があり葦のワンドのシャローになった好ポイントがある、通称「ゴルフ前」。ローライトで雨も降っておりバスは葦から出ていると考えシャロークランクで流していく。アタリがないので風表はリングクロー5gテキサス、風裏はフォーリングシュリンプノーシンカーで葦際を探るがやはりアタリが無い?この時から「もしかして活性低いの?」と思い始めた。あまりにも強い雨による急激な変化をバスは嫌ったのかもしれない。右岸の「まさるワンド」へ移動しリングシュリンプのアンダーショットまで導入しスローに狙った。しかしそれでもダメ。大きく移動を考えたまや桟橋まで戻ってきた。前回のリリースフィッシュ狙いで桟橋周辺の葦をレインズシュワンプジグヘッドワッキーで探るがアタリなし。そのまま本湖方面へ葦を撃ちながら移動するが風はかなり強くテキサス以外は通用しなくなってきた。本湖手前付近に葦、がま、沈木で構成される複雑な好ポイントがある。背後に葦があり手前にがまが倒れこんでいるポイントへリングクローをキャスト、底まで沈めてラインを張りスティでアタリを聞く。するとコココッ、コココッという小さいが明確なあたり。時間は11時、本日初めてのアタリに渾身のフッキングを食らわせた!わずかの抵抗の後、上がってきたのは20cmの1年魚だった。それでもOK!トーナメントの1尾目は何年やっても嬉しい。

周辺を攻めたがアタリはなく、本湖を左折し稲荷川へ向かう。ここは本湖から1本目の橋までの約200mがトーナメントエリアでそれより上流はボート進入禁止である。上流に向かって左岸は1mほどのブレークもあり小場所だけにプレッシャーは少なくあたれば良く釣れるが水質が悪化することも多い。今日は上手い具合に風裏で釣りやすく水質もまずまずのようだ。まずはシャロークランクで1時間ほどブレーク付近を攻めたがアタリなくリングクローテキサスに切り替えた。先ほどと同様色々な要素の混在する複合ポイントへキャスト。すると全く同じコココッ!がっちり合わせて同じような20cmが釣れた。この12時前後の時間帯は必ず食いが立つ。トーナメントでは早朝のバイトタイムを過ぎて食いが落ち、そろそろ終了時間に近いためやる気のなくなるところだがここ一発集中力を高めて欲しい時間帯なのだ。我々は「昼飯バイト」と呼んでシークレットとしているのだ。いいですか!シークレットですよ!!と言うわけで2尾目をライブウェルにおさめ上手くいけばポイント獲れるかなー?等と考えつつ1時半の終了時間を迎えた。たまやトーナメントでは順位によりポイントがもらえ、年末にAOY(アングラーズオブザイヤー)が決まるのだ。

全体の結果は出場37名中ウェイイン25名68%とかなり高率だった。しかしウェイトは伸びず、優勝の森下選手でも2400gだった。森下選手はナント初参加で優勝!東谷田川上流の塚本ボート対岸をゲーリーヤマセンコーのジグヘッドで獲った。

準優勝の高橋選手は2260gだが49.5cmの最大魚を釣り上げての入賞である。西谷田川でテキサスでの釣果であった。

ちなみに副会長は東谷田川上流をテキサス、ノーシンカー主体に攻め1080gで14位入賞、着実にポイントゲットした。私は500gで23位、残念ながらポイントは逃した。

全体としては数は釣れたが大きい魚が少なかったためウェイトが伸び悩んだ印象である。東谷田川、西谷田川のどちらでも良くテキサス、ノーシンカーの葦狙いが正解だろう。天気が悪ければ外側で食うが、晴れたら葦奥狙いである。1年生の小さいバスが多いのでワームは2、3インチなどの小さいものが良いと思うが、リングクローはそのまま5gテキサスをチビバス達ががっちりくわえていたのには驚かされた。込み入ったポイントに入れられてしかもチビ達でもしっかり食うので1gを争うトーナメントには持って来いだと思いました。