稲敷資料館日々抄

稲敷市立歴史民俗資料館の活動を広く周知し、文化財保護や資料館活動への理解を深めてもらうことを目的にしています。

県立歴史館が資料借用に来ました!

2014年01月23日 | 日記
平成26年1月23日(木)。

この日の夜、当館にお客様がご来館致しました。

第二展示室に常設展示中の永長市左衛門画、
「追呼追呼(ほいほい)地蔵」の借用に、
水戸の県立歴史館の方が、運送会社のトラック
と共にやってきたのです。

当館のお仕事の一つに、所蔵資料・作品の他館へ
の貸出がありますので、今回少しご紹介いたします。



第二展示室の常設展示ケースです。資料を運び出して、
ケース内は空になったところです。
画像でもお分かりのように、結構大きな絵です。

ケースから出した後に、貸出館と借入館の担当者
が立会いの上、検品し作品のキズ・傷み等の現状を
確認し、記録に残します。


梱包作業の写真は割愛で、館のプラットホームから
トラックに向かって運搬中です。


トラックの荷室では、壁際に立て掛けてベルト
で固定します。


角当りの無いように、養生して積みこみ作業は
終了です。

貸出館の担当者としては、ここまでがお仕事の範囲
です。ここから先は、借入館の担当者に引き継ぎです。


今回、貸し出しいたしました
「追呼追呼(ほいほい)地蔵」の図、
このブログでは画像は公開致しませんでしたが、
3月21日(金)まで茨城県立歴史館にて開催の
「常陸南北朝史-そして、動乱の中世-」
に展示されていますので、是非この機会に
そちらでご覧ください。



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柴崎小学校3年生が社会科学習で来館いたしました!

2014年01月23日 | 日記
平成26年1月23日(木)。

この日は、市内の柴崎小学校3年生のみなさんが、
資料館にお勉強にきてくださいました



社会科の昔のくらしと昔の道具ということで、
ちょっと体験をしてもらいました!


これは「しょっかた」という背負いハシゴで、
荷物をくくりつけて運搬する道具です。


こちらは昔の消防団の防火ヘルメット。


これは蓑を着ているところ。


これは火打ちと火打石で火花を出しているところ。
なかなか難しいようです。


これは昔、役場税務課で使っていた手回し式計算機。
…現在、ハンドルがスムーズに回らない、
足し算しかできないなど、故障中ですが
それでもがんばっています!


児童の真ん中に在あるのは、箱型の蓄音器です。
音が小さいので、みなさんが静かに聞いてくれています。


さて、色々な道具を実際に触っていただき、「体験」
を通して学んで頂いていますが、資料が消耗していく
ということもありますが、見学に来られた皆さんには、
「この展示室の資料は、19年前のみなさんの先輩
も勉強に使った資料です。みなさんが大事に扱って
くれると、20年先、それよりももっと先の小学生も
この資料を使って勉強することができます!」

と、説明させて頂いております。

また、色々な道具の体験は一度に全員が出来ませんから、
みんなで順番を守って、譲り合って使ってください、
ともお願いしています。

楽しい資料館見学にするためには、みなさんの
ご協力が必要なのです。

でも、みなさん、きちんと「シェア」する心を持って、
資料を大事に扱ってくれているようです。

これらの資料が、ちょっとでも長持ちすると、
いいですね。






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