山梨の七夕人形。その後は・・?(その1)

2021-07-03 08:52:19 | 紹介
梅雨本番で昨夜甲府も大雨でしたが、皆様のお住いの地域は大丈夫でしたでしょうか?
7月です。夏至が過ぎ、夏越の祓が終わり、そして七夕☆彡がもう目の前。
夏越の祓。茅の輪くぐりしましたか?
写真はもちろん、武田神社です。

七夕のお飾りと言えば、どのようなものを思い浮かべますか。
天の川、提灯、貝飾り、輪飾りなどいろいろ。
こうした定番ものもある一方で、各地に伝わる郷土のお飾りもあるかと思います。

ここ山梨で言えば、長方形の色紙で切り抜く、織姫彦星の七夕人形。
茅の輪の人形代(ひとかたしろ)を思わせる人形に、
天の川を連想させるような、ひらひら飾りがついています。
右のそれが、山梨の七夕人形☆彡

信玄ミュージアムでも、昨日から七夕飾りを出しました!


七夕飾りは、穢れ祓いの意味からも、川や海に流されるものだと思っていましたが、
山梨では、七夕が終わると、飾った笹竹を畑の入口に立てて、一年間の泥棒よけにしたり、
人形を包んで、蔵や玄関の入口に釘で固定したり、長押に入れておいたりしたといいます。
お役目が変わるこの時点で、七夕人形は「オルスイさん」と改名。

どうして、そんな華麗なる(!?)転身が可能だったのでしょう。

本当のところはよくわかりません💦
でも、元・七夕人形の「オルスイさん」が、あるモノ、ある神さまにちょっと似ていることがわかりました。

まず、あるモノとは、「陰陽の幣」(ぬさ)。
織姫・彦星のような対の人形代をかたどった御幣、神さまへの捧げ物。
御幣(↑のイラストご参照)とは、神道の祭祀で用いられる、
捧げ物と2本の紙垂(しで)を幣挿木(へいはさむき)に挿んだもの。
確かに、七夕人形の部分が捧げ物で、ひらひら部分が紙垂にあたらなくもありません。

それじゃあ、「オルスイさん」似の神さまって?

ちょっと長くなりましたので、本日はこの辺で(;´▽`A``
つづきもぜひお付き合いください🙇

当館では、今年も七夕飾りを入口に飾っています。
期間は、7月8日(木)まで。
ご来館いただき、星空に願いごとを託しませんか。

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