光免疫療法治験を開始。国内初頭頸部がん患者。
国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)は14日、近赤外光を使ったがん治療「光免疫療法」の治験を開始すると発表した。この治療法の国内での治験は初めて。
対象は、他に治療法がない頭頸(とうけい)部がん患者数人。
まず治療薬の安全性を確認し、国内承認を目指す。
米製薬ベンチャー「アスピリアン・セラピューティクス社」が同病院に実施を依頼した。
光免疫療法は、米国立衛生研究所(NIH)の小林久隆主任研究員が開発した。
がん細胞表面のたんぱく質に結びつく「抗体」に、近赤外光に反応する化学物質を取り付けた薬剤を患者に注射。
続いて患部に近赤外光を当てると、化学物質が反応してがん細胞の細胞膜が傷つき、破裂する。
従来のがん治療よりもがん細胞をピンポイントで攻撃できるため、副作用が少ないと期待されている。
治験に参加できるのは18歳以上で、身の回りのことが自分でできる体調。
臓器の機能が保たれているなどの条件がある。
米国では2015年から治験が始まり、これまでに頭頸部がん患者15人のうち7人のがんがなくなり、
残る7人のがんが縮小する効果が確認された。
国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)は14日、近赤外光を使ったがん治療「光免疫療法」の治験を開始すると発表した。この治療法の国内での治験は初めて。
対象は、他に治療法がない頭頸(とうけい)部がん患者数人。
まず治療薬の安全性を確認し、国内承認を目指す。
米製薬ベンチャー「アスピリアン・セラピューティクス社」が同病院に実施を依頼した。
光免疫療法は、米国立衛生研究所(NIH)の小林久隆主任研究員が開発した。
がん細胞表面のたんぱく質に結びつく「抗体」に、近赤外光に反応する化学物質を取り付けた薬剤を患者に注射。
続いて患部に近赤外光を当てると、化学物質が反応してがん細胞の細胞膜が傷つき、破裂する。
従来のがん治療よりもがん細胞をピンポイントで攻撃できるため、副作用が少ないと期待されている。
治験に参加できるのは18歳以上で、身の回りのことが自分でできる体調。
臓器の機能が保たれているなどの条件がある。
米国では2015年から治験が始まり、これまでに頭頸部がん患者15人のうち7人のがんがなくなり、
残る7人のがんが縮小する効果が確認された。